校長ブログNo168-1 旅立ち
七十二候「玄鳥去 (つばめさる)」(9月17日~9月21日ごろ)
子育てを終えたツバメは、季節の移り変わりとともに暖かい南の地域へと旅立っていきます。
学校近くで子供たちを毎日楽しませてくれたツバメたちも...きっと立派に成長したことでしょうね。当然ですが、この巣を最近見に行ったら巣だけがそのままでした。ツバメたちの姿は見かけません。まだ学校周辺を飛び交っているツバメがここから巣立った同じツバメでこれからの長旅に備えてトレーニングを積んでいるのか、すでに南方へ向けて飛び立っていったのか...ツバメに聞いてみなければ謎です(笑)
撮影場所は異なりますが、夏休みの時期から飛行訓練を続けてきたツバメのファミリーが仲良く並んで羽を休めている光景をたくさん目にしてきました。旅立つ日をファミリーで相談しているかのようです。
これから猛暑がおさまり、秋を迎え涼しくなる日本から、越冬先である数千キロ先の東南アジアやオーストラリアまで。1日300km以上移動しながら目的地をめざします。来春の再会まで少しさみしくなりますが、道中の無事を祈って...
燕はや かへりて山河 音もなし 加藤楸邨(1905~1993)