日誌

2024年1月の記事一覧

今年初めての読み聞かせ(読み聞かせ8)

先週、今年2024(令和6)年初めての読み聞かせがありました。今年度通算では8回目です。

どの教室でも、読んでくださる方のお話を、子どもたちが夢中になって聴いています。おもしろいところ、怖いところ、不思議なところ、驚くところなど、お話の中にはいろいろな場面が出てきます。場面の様子が子どもたちの表情にもあらわれます。

 

 

 

 

 

 

読み聞かせのボランティアの皆様、今年も、子どもたちのために引き続きよろしくお願いいたします。

給食今昔物語(「学校給食週間」にちなんで 1)

本日1月24日から30日までの1週間は「全国学校給食週間」です。これは、戦争などによって中断されていた学校給食が再開されたことに伴い、学校給食による教育効果を促進する観点から、この1週間が「学校給食週間」となったそうです。この期間は、子どもたちが、給食についてあらためて関心をもつとともに、毎日の食事に対して、また作ってくださる方に対しての感謝の気持ちがもてるとよいと思っています。

 

先日、ランチルームに「給食アンケート」が掲示してありました。これは、給食委員会の子どもたちが給食のことや家庭での食生活についてアンケートをとって集計したものです。セレクトデザートにほしいものは何?」「揚げパンは何味が好き?」「毎日、朝ご飯を食べている?」など、興味深い内容です。

それを見ていて、「そういえば…」と思い出しました。今月の学校便り第14号(1月12日付け…ホームページの「各種たより」→「学校だより」からも見られます)でもご紹介しましたように、校長室に、昔のPTA広報紙「まつのみ」があるのですが、その第56号(昭和45年12月25日発行(…なんと、今から50年以上前!))に、給食アンケートの記事がありました。アンケート項目は「好きな献立」「嫌いな献立」の2つです。結果を見てみると、見出しにもあるとおり、その当時の押小の子どもたちは「麺類が好き」だったようです。

(結果から)
好きな献立 1位やきそば 2位スパゲティミートソース 3位かぼちゃ甘煮 4位みそラーメン 5位ワンタンスープ
嫌いな献立 1位鶏肉と野菜のうま煮 2位豚汁 3位豆腐と野菜の炒め煮 4位肉とひじきの炒め煮 5位炒り豆腐

文章にもありますが、特別目立った好き嫌いの傾向は見られないものの、当時の押小の子は比較的麺類を好み、肉や豆腐を使った料理は苦手だったようです。今の子どもたちはどうでしょう。当時の献立で、今は提供していないものもありますが、ちょっと知りたい気もします。
そして、「やきそば」は、昔も他を寄せ付けない好きな献立第1位でした。今の子どもたちも、焼きそばが好きという声がよく聞こえてきます。実は、私も、給食ではやきそばが一番好き。今も昔も変わらない、不動の人気メニューなんですね。

給食週間での一コマでした。

昔の暮らし(3年社会科)

3年生が社会科校外学習で、さくら市ミュージアムを訪れました。


「くらしのうつりかわり」という単元で、昔の暮らしの様子、道具類を調べるとともに、時代とともに生活がどう変わっていったかを学んでいきます。

この見学では、ミュージアムの敷地内にある長屋門などに保管してある昔の道具について、学芸員の方からお話しいただきました。100年前、70年ぐらい前の生活の様子や道具類を紹介してもらいました。

 

 

  

100年前では、電気や水道がなく、道具も、自然にあるものを使い、壊れても捨てずに直しながら使っていたこと、上手に使えば何十年も使えたので、当時の人たちはものをとても大切に使っていたことを教えていただきました。

 
囲炉裏やかまどのようす、羽釜やおひつ、炭を使ったアイロン、陶器の湯たんぽに子どもたちは目を丸くしていました。

場所を変え、もう少し時代が経ったころの道具を紹介していただきました。私には、なんとなくなつかしさを感じます…

 

 

 

この頃になると、電気や水道が通り、生活が便利になって時間が生まれ、テレビなどの娯楽のための道具も出てきたことも教わりました。氷を使った冷蔵庫、電気釜、電気掃除機(こういう形のありました)、テレビ(ダイヤル式でブラウン管)、また黒電話など、ちょっと私にもなじみのある道具の数々が。

 

最後は、道具体験ということで、天秤棒と背負いかごを実際に一人一人体験しました。体験では、中には何も入っていませんが実際には水や野菜類などが入って重かったそうです。これらは子どもたちの仕事だったことも教わった子どもたちは「えー!」と驚いていました。

今回の見学と体験をもとに、これから詳しく調べてまとめていく予定です。昔の暮らし、私も興味がわいています。

 

書写指導(書き初め)「正月」(3年生)

先週16日(火)今年初めての書写指導(3年生)でした。

今回は、書き初めで「正月」を書きます。地域の書道の先生からしっかりと指導をいただきました。

「少し右上がりで」「『月』が、太くならないように、一画目の場所が大切だよ」など、ポイントを教えていただきました。半紙の中に漢字を2文字入れるのは初めてです。「正」と「月」のバランスが難しいですが、子どもたちは真剣に半紙に向かい合っていました。

 

 

書いた後は先生に「どうですか?」と見せて、先生のコメントをいただきます。「お!バランスがとれていいんじゃないか」「『月』がもう少し細くなるともっといいね」などと評価いただき、子どもたちはさらにやる気を出して書いていました。

 

 

次回、2月で今年度の書写指導が終了となる予定です。先生、あと少しですが引き続きよろしくお願いいたします。

 

「どうなったかな?」(4年理科・もののあたたまり方)・・・その後

「校長先生!あの実験の結果なんですけど…」

1月16日のホームページ記事に掲載した理科の実験(予想を考えていた授業について)ですが、4年生の子が実験結果を教えに来てくれました。

私は、出張で実験を見に行けなかったので、何人かの4年生に「校長先生も予想したけれど、実験している授業を見に行けないから結果を教えてね。校長先生も気になるから。」とお願いしていました。

「校長先生!あの実験の結果なんですけど、実験したら、(金属の)板は端からぶわーっと広がりながら順々に温まっていきました。校長先生の『ぐるぐる』みたくはなりませんでした。」と教えてくれました。(私は「ぐるぐると円を描く様に温まっていく」という予想を子どもたちに伝えていました。)

「そうだったんだ~残念だな~」と話すと、その子は「校長先生の予想は、水を温めたときの温まり方だと思います。水を下から温めると、熱さが上に行って、そのあとぐるぐると…」とお話ししてくれました。私も、そのように水の温まり方と関係づけて考えていなかったので、とても驚いたとともに、とても感心しました。学習したことが身に付いて、しかもちがうことに関連付けて考えられる(そうじゃないかと考える)こと、なかなかできるものではありません。しかも、私が(予想が間違えて)残念な気持ちにならないような心遣いも感じ、うれしくもなりました。

子どもの力と可能性を感じ、うれしさを感じる一コマでした。(文章だけでうまく表現できずに申し訳ありません…)