本物に触れる!プロの演奏家が音楽の授業に
国(文化庁)の補助金事業として、全国の小中学校に音楽・美術等のプロフェツショナルを派遣し、講演や演奏会を行っていただく「芸術家派遣事業」というのがあるのですが、9日(月)、本校にプロの演奏家5名をお招きし、音楽の授業で生徒の前で生の演奏を披露していただく機会を得ることができました。
演奏家のみなさんは「風の五重奏団」という木管五重奏のグループで活動し、各自のオーケストラでの演奏を含め、全国各地を飛び回っている方々です。3年生の授業で1クラスずつ3時間、音楽室で、生徒たちの目の前で開かれたミニコンサートは本当に圧巻でした。時間の経過を忘れる素晴らしさで、私もついつい3時間すべてのクラスにお邪魔して聴かせていただきました。生徒たちも音の美しさを感じとることができたのか、集中して1時間、真剣な表情で聴き入っていました。また、演奏の途中で楽器の紹介であるとか、音の出る仕組みについて説明をしてくれましたが、生徒の記憶にも強く残ったのではないかと思います。授業の最後には、東日本大震災の復興支援歌である「花は咲く」を演奏していただき、生徒たちが歌うという貴重な体験もすることができました。
まさに本物に触れ、本物を感じて、生徒たちの心も澄み渡ったのではないかと思います。音楽に限らず、このような有意義な取り組みをもっともっと学校教育に取り入れていけたら…と考えた1日でした。