学校の様子

2024年9月の記事一覧

「自分ごと」として考える、生徒会役員選挙

現在、世の中でも様々な選挙のニュースが流れています。総裁選、政党の代表を決める選挙や、アメリカ大統領選挙など、国や政治を導くリーダーを決めるため、自分の考えや政策を主張したり、候補者同士で議論したりする様子を、テレビやインターネットのニュースなどで見たことがあるのではないでしょうか。

 

実は、おおぐろの森中学校でも、生徒会を引っ張っていくリーダーを決める選挙が進められてきました。それが、「生徒会役員選挙」です。

9月の始めに告示が行われ、生徒会役員選挙がスタート。立候補者も続々現れ、全部で12名が立候補しました。

投票日に向け、朝の選挙運動や政見放送(動画での演説)など、様々な形で自分の考えや目指したい学校像などを訴えていました。

 

そして迎えた立会演説会&投票!

立候補者と推薦責任者が、体育館の全校生徒の前で、堂々と演説を行っていました。それぞれ考え方や取り組み方は違っても、全校生徒みんなで「自律」を目指し、いい学校をつくっていきたいという想いは同じ。どの立候補者の演説からも、生徒会のリーダーとして、頑張っていきたい!という熱意が伝わってきました。聴く側の生徒も、メモを取りながら、演説に真剣に耳を傾けていました。立候補者や推薦者だけでなく、全校生徒が、この先どんな学校を目指したいか?について、「自分ごと」として捉えて考えることができました。

  

  

                        

立会演説会が終わったら、投票です。投票用紙に記入する記載台や、投票箱は、流山市選挙管理員会よりお借りした実際の選挙にも使われているものです!本物を使うと、選挙の雰囲気もぐっと引き締まりますね!特に1年生は、初めて見る投票箱に興味深々なようでした。道具だけでなく、初めに投票する生徒に中が空であることを確認してもらうなど、実際の投票の手続きを一部ふまえながら、投票を行いました。3年生は、3年後には実際に選挙権を持ち、国や県・市の政治に選挙という形で参加することができるようになります。今回の生徒会役員選挙を通して、世の中の選挙にも興味をもってくれたらいいな……と思っています。

 

  

  

  

  

生徒会役員7名を選ぶことができました。

これからも生徒全員でおおぐろの森中学校をさらに発展させていけるよう、がんばっていきましょう。

Yes To Life , No To Drugs

 9月18日(水)、学校薬剤師の石黒先生をお招きし、2年生対象の薬物乱用防止教室を実施しました。

昨年度から2年目の開催になります。

 

 

 

覚せい剤や大麻といった違法な薬物についてはもちろん、薬剤師という立場から、私たちの身近にある市販薬の正しい使い方についてもお話をいただきました。

正しく使えば有効な薬も、使い方を間違えると命にかかわることがあるそうです。

 

  

 

エナジードリンクの大量摂取により、命を落とした例もあると知り、驚きましたね。

身近にあるものだからこそ、どう使えばいいのか、自分に本当に必要なものなのか、知る必要があります。

 

  

 

講演後の質疑応答では、薬剤師という職業へ興味がある人も多く、仕事のやりがい等の質問が多く出ました。

石黒先生には、すべての質問に丁寧に答えていただきました。ありがとうございました。

 

 

 

 「Yes To Life , No To Drugs」は、

薬物の乱用を拒否し、愛する自分を大切にしようという世界共通のメッセージです。

薬物乱用という問題を他人ごとにせず、自分にも起こりうる問題として考えていきましょう。

 

石黒先生、お忙しい中ありがとうございました。

 

研究授業社会科編 ~江戸時代の都市の発展のわけは?~

校内研究授業 社会科編です。

2年3組で曲師先生による授業研究が行われました。

 

今回のテーマは、『江戸時代の都市の発展 都市の発展の要因はどんなことだろう?』でした。

戦国の世を平定し、庶民にも文化が広がり、約260年間続いた江戸時代…。

2年生の社会科では、これまで江戸時代の成立と統治の仕組みを学習してきました。今回の授業は、『江戸時代の発展と改革について学習』を進めていく、スタートの1時間でした。 

社会科で大切な資質能力の一つに、『資料を読み取る力』があります。

教科書や資料集など、様々な資料から「都市の発展」に関する事柄を見つけていきます。

生徒たちは、「農業の発展」「商品作物」「水産業」「将軍のおひざもと」「五街道」など『発展』をキーワードに、教科書や資料集などから読み取ったことを、ノートやタブレットに記録していきました。

 

 今回活用した、ツールは「オクリンクプラス」というツールです。

集めた情報を個々が編集して、班で共有することのできるツール。

共通点を繋げたり、色や場所で分類したりすることで、視覚的にもわかりやすくなっています。

 

以前(タブレット端末が導入されていなかった頃)は、付箋に書き出したり小さなホワイトボードを使っていたりしましたが、書き込む時間や消す時間が短縮され、「考える時間」が大幅に増えています。

 

また、協働してまとめていくため、コミュニケーションを取り合う必然性が生まれています。

授業の中では、「○○ってどういう意味?」「それはね…○○ってこと。」「△△と同じじゃないの?」といった会話がうまれ、一人ひとりの学びが小グループへ広がっていました。

 

今回の授業は、小グループの意見をまとめるところで終わりましたが、次回以降はこの活動を学級全体へ広げていきます。自分が獲得した知識を、他者の考えと比較・検討し、見識へと成長させていきます。

 

 

社会科の授業では、近年「単元や内容のまとまりをもった授業」が大切なことのひとつとして考えられています。一つ一つの暗記ではなく、それぞれの出来事がどのように関わっているかを考えていくことが大切になっています。

 

週3回(3年生は週4回)の授業ですので、活動に時間が空いてしまい授業と授業がうまく繋がらない場合がありました。タブレットの活用が日常となり、前回の授業と今回の授業が繋がったり、活動に時間をかけたりすることがよりできるようになりました。

 

授業を参観していただいた、桐生指導主事からは「ICT活用によって、考えることの時間が確保されている。学ぶ楽しさや社会科の楽しさについても、日頃から先生方が意識していることが授業からわかりました。」とお話いただきました。

 

答えのない教室!!

 本日、9月17日(火)おおぐろの森中学校に4名のお客様がいらっしゃいました!!

今日をスタートとし、今後もおおぐろの森中学校とコラボレーションしていただける方々です。

 株式会社 新評論 

   代表取締役 武市 一幸 様

 Denmark株式会社 

    代表取締役 Denmark Inc CEO 有澤 和歌子 様

 株式会社内田洋行 

    ICTリサーチ&デベロップメント ディビジョン

 学びのコンテンツ&プロダクト企画部 部長 青木 栄太 様

 NPO未来をつかむスタディーズ「みらスタ」真っ直ぐな遠回り道を生きている 

    理事長 河内 智之 様

 

 参観いただいた授業は、1学年担当の池田教諭が実施している数学の授業、「答えのない教室」です!!池田教諭が、おおぐろの森中学校のみなさんに、「考えながら、楽しく数学を学んでほしい!!」という熱い想いから実践している授業です。

 この授業の基になっているのが、本日、授業を参観していただいた、有澤 和歌子 様が執筆されたこの本!!「『答えのない教室』3人で「考える」算数・数学の授業」です。

 

 

 

 場所はアクティブラーニングルームを使用し、毎授業、出された課題に対して、3人1組で取り組みます。

 

 

 

 みなさん、突然ですが、「答えを見つけること」=「数学の楽しさ」というイメージがありませんか??

もちろん、それも1つの数学の楽しさではありますが、池田先生を始め、おおぐろの森中学校の数学科の先生方は数学の楽しさを次のように定義しています。

 

「考えること」=「数学の楽しさ」です!!!

 

 この「答えのない教室」では、答えを出すことを授業のゴールとしていません。どのように考えたのか、なぜ、そのような答えになったのか、「考えること」「考え続けること」を大切にしています。

 

 全員が50分の授業を、設置されているホワイトボードを活用しながら、3人1組のグループで、話し合いを行い、トライ&エラーを繰り返しながら、課題に取り組んでいきます。

 じ・つ・は、みなさんがアクティブラーニングルームで活用しているホワイトボードは、本日の授業を参観いただいた、株式会社内田洋行 様のものです!!!

 

    

  

 

 生徒たちは、「何か規則性があるのではないか」「もっと簡単に解決できる方法はないのか」「これまで学習してきた内容を活用することができるのではないか」と、

50分間、必死に考えている様子がありました。

 

   

   

 

その表情は毎授業とても真剣で、

考えることを楽しんでいる生徒の様子があります!!

 

 また、「答えのない教室」だけでなく、通常の教科書の内容を取り扱う授業でも、ホワイトボードや、グループ学習を積極的に取り組み、「考える」を大切に授業を実践しています。

「答えだけでなく、根拠が大切!!」がキーワードです!!

   

 

 ご紹介させていただいた、真剣に考えることを楽しむ生徒の表情や、課題を解決しようと試行錯誤しながら取り組む姿勢をたくさん引き出せる授業を、おおぐろの森中学校では全ての授業で実践していけるよう、日々、授業改善に取り組んでいます。

 

 おおぐろの森中学校で学ぶ全ての生徒が、

「学ぶことが楽しい!!」と思えるようになる日を目指して、これからも生徒たちと一緒に授業を作り上げていきたいと思います。

 

本日はたくさんの保護者の方にご来校いただきました!ありがとうございました!

 今日は2学期最初のオープンスクールと部活動見学が行われました。

本日は、301名の方に御来校いただきました。ありがとうございました。

お家の人に授業と部活を見てもらうことに、生徒の皆さんはドキドキしたりソワソワしたり……。

「来なくてもいいのに~」なんて言いながらも嬉しそうな表情もありました。

部活動においても暑い中、たくさんの保護者の方にご参観いただきました。

ありがとうございました。

来週末には、多くの部活動で新人戦が始まります。引き続き熱い声援、よろしくお願いいたします!

桃屋さん、貴重なご講演と給食をありがとうございました!

本日は、私たちの食卓を豊かにしてくれる、あの「ごはんですよ!」で有名な桃屋さんが来校されました。

貴重なお時間を本当にありがとうございました。

 

4時間目に行われた講演会では、創業104年の株式会社 桃屋の取締役 笠原勝彦様が商品へのこだわりやお客様への思いを熱くお話ししてくださいました。

「良品質主義」 「広告宣伝主義」

の2つが桃屋さんで重要視している考え方で、

「良品質主義」とは、材料から現地に伺ってこだわっており、製造過程でも人の繊細な手で処理していくなど消費者の手に届くまで努力を惜しまないという考え方です。

「広告宣伝主義」とは、こだわった商品をあらゆる方法を駆使して、消費者に商品の情報を伝えるという考え方です。例えば、SNSやCMで消費者の年齢層や時間帯などを考慮しながら情報を発信しているそうです。

 

また、桃屋さんは「かんたんレシピ」をホームページや本で紹介しており、誰でも簡単に美味しく作ることができるレシピ情報を手に入れることができます。本日は、生徒全員に「桃屋のかんたんレシピ」本をいただきました。

桃屋の商品を消費者に使い切っていただくための戦略であり、SDGsにも繋がります。

 

 

そして、この日は桃屋の

「ごはんですよ!」「キムチの素」「きざみしょうが」「味付ザーサイ」

を使用した給食でした!

メニューの詳細は、ホームページ上の「R6年度 献立紹介」をご覧ください!

大変、美味しい給食で、私がお気に入りだった献立は「しょうがとおかかのご飯」でした!

きざみしょうがの存在が十分に感じられ、おかかとの相性が抜群でした!

 

生徒も美味しそうに食べており、完食したクラスがほとんどでした!

講演後、桃屋取締役 笠原様の強い希望により、3年5組で生徒と一緒に給食を召し上がっていただきました。談笑しながら笠原様も生徒達も楽しそうでした!

 

 

また、保護者の方々にも桃屋給食の試食会を開かせていただきました!

17名の保護者の方々がお越し下さり、「美味しかったです!家庭でも作ろうと思います!」というお言葉を頂きました!

 

桃屋さんから全生徒に「かんたんレシピ」を頂きましたので、保護者の皆様、お子様と是非一緒に作ってみてください!

 

さらにこの日は、ニッポン放送のラジオで前川校長先生が出演をしました!

おおぐろの森中学校の特色と桃屋給食についてお話をされました!

聞き逃された方は、radikoで確認ください!

 

この日の一日は生徒にとって、社会に目を向けることができた貴重な時間になったと思います。

職業観や、仕事に対する熱い思いなどたくさん学ぶことができました。

これからもおおぐろの森中学校「プロフェッショナルに学ぶ」にご期待ください。

 

人と人の関わり方

「自分は遊びで、そんなつもりはなかった...」

「ただのいじりだよ。ノリ悪いな。」

「自分のしてきたことだから自業自得だね。」

「正当防衛だ!やられたからやり返しただけだ。」

「やられたらやり返す。倍返しだ!!」

 

 みなさんは、このように感じたこと、考えたことはありますか?これらは「いじめ」でしょうか?

 

 本日、1年生を対象とした、流山市のスクールロイヤーからいじめ防止講演会がありました。7月のスタンドバイの方々のいじめ防止授業に続き、本日も大変貴重な経験をすることができました。

 

 はたして、いじめとはどのようなものでしょうか?何がいじめに該当するのか?どのように判断すればよいのでしょうか?

 本日の講演会では、いじめの事例をもとに、クイズ形式で中学1年生にもわかりやすく教えていただきました。

 

 いじめは、いじめ防止対策推進法で「された人が心身の苦痛をかんじているものがいじめである」と定義されています。

 

 つまり...

 自分は「遊びのつもりだった...」「いじりのつもりだった...」「相手が〇〇だから...」「相手にされたから...」ではなく、

されたほうが「つらい」と感じたものがいじめになります。

 

 いじめは、学校生活だけでなく、SNSでも起こることが予想されます。相手を見ていないから行き違いが生じ、誤解が生まれやすいです。また、SNS上の発言はすぐに拡散され、永遠に残ります。本日の講演を通し、いじめについて考えるきっかけになればと思います。ぜひ、ご家庭でも本日の講演について話題にしていただければ幸いです。

 

いじめをされたり、見た場合は誰かに相談しましょう。いつでも相談お待ちしています。また、周りに困っている人がいたとき、ぜひ助けてあげてください。

いじめ防止研修(教職員)

本日、流山市教育委員会 小園スクールロイヤー、高梨指導主事を招聘し、教職員対象にいじめ防止研修を実施しました。

先日、文部科学省はいじめの重大事態の調査に関するガイドラインの改定を公表しました。その改訂のポイントや事例研修等、グループワークを交えながら御指導いただきました。

小園先生、高梨先生、ありがとうございました。

良い製品を作り上げるには・・・

 

もう夏休みも終わりましたね・・・。

皆さんはこの夏購入した電子製品はありますか?

 

私はドライヤーがなかなか髪を乾かしてくれなくなったので、新しく買い換えました。

かれこれ7年以上使用していたので、よく頑張ったと思います。

 

後はスマートフォンも新しくしました。

皆さんも新しい電子製品を購入した時はワクワクしますよね!?

私も購入初日はずっと設定を行い、新しい機能を堪能しました!

 

そこでふと思いました、最近の製品は機能も増えて、スペックも上がっているのに、故障なんてめったにないなと。

そもそも、初期不良なんてであったことないな・・・と。

 

多くの工場ではどのようにして初期不良を防いでいるのか・・・

 

今回の技術科の授業研修では「D 情報の技術」の単元を行いました。

プログラミングの学習を通して、完全な製品を製作しました!

 

生徒たちは「コロックル」という教材を用いて、「自作した音源を決められた時刻に再生させる。」プログラムの製作を行いました。

いわゆる「アラーム」の製作です。

いつも何気なく使用していたり、スマートフォンにも機能として備わっています。

 

アラーム機能を製作して、実際に作動させたときに「あれ、なんか違う!」「思った通りに動かない!」という気持ちが出てきたと思います。今回はその気持ちを大切にしてほしいと思います。

 

そのときの気持ちから、今回の学習課題である「そのようにすれば不具合のない製品を製作することができるのか」を解決できればと考えています。

 

他の学級がまだ行っていないので、答えは控えておきます。

皆さんは何が大切だと思います?

 

 

研究授業ダイジェスト

本日5校時、6教科(国語、数学、英語、社会、保健体育、技術)一斉に授業研究を実施しました。

研究主題は「ICTを活用した教育の探求 〜1人1台端末の活用で楽しく学び、まなびをさらに豊かに〜」です。

取り急ぎ、授業の様子を全教科ダイジェスト版でお届けします。

後ほど、教科ごとに詳しく掲載します。お楽しみに!