校長室

ホールいっぱいに響いた感動の歌声・合唱祭を終えて

   11月21日()、印西市文化ホールにて平成26年度合唱祭
が地域・保護者のみなさ
んや小学校の先生にも足を運んでいただ
き開催されました。

私自身、3年ぶりに聴く学級合唱の発表でしたが、本当に1日があっという間に過ぎていったという思いです。生徒たちの素晴らしい歌声がホールいっぱいに響き渡り、それに聴き入っていたら時間がとても短く感じました。

閉会式では、学年ごとに次のような話をしました。まず3年生、「歌声は全員で取り組むもの」というのは当たり前だけど、実はとても難しい。でもそれを乗り越えて見事に各学級の思いが伝えられていました。どの学級にも歌で表現することが苦手な人が何人かはいるはずですが、そんな人たちを取り込んで心を一つにして一生懸命表現していたと思います。そのメッセージが伝わったからこそ、聴く側の人たちも真剣な眼差しでステージの3年生の発表に魅せられていたと思います。

続いて2年生、これも素晴らしい発表でした。1学期の交歓会よりもはるかに向上しました。しかし、ここまで到達するために多くの困難を乗り越えてきたとも聞いています。「一つのことに取り組もう」ということがうまくいかない現実の中で、自分たちの課題が何なのかもはっきりと見えた行事であったかもしれません。逆に言えば、今、これだけできる2年生が、これからどこまで伸びていけるかがとても楽しみです。2年生のもつ可能性にさらに期待しています。

そして1年生、やはり1学期の交歓会よりもかなりレベルアップしたことに加え、名実ともに中学生らしい歌声になったことを感じました。また、先輩たちの発表を真剣な表情で見つめていたのが印象的でした。上級生の完成度の高さを肌で感じることができた勉強の1日となったと思います。これからきっと布佐中の一員として、先輩たちの伝統を引き継いでさらなる「感動の歌声」を表現してくれることと期待しています。

  2人の審査員の先生からも、それぞれの学級のよさや布佐中全体が年々レベルアップしていること、合唱曲では、その詩のもつ意味をしっかりと理解し、聴く側にどう伝えていくかが大切であり、多くの学級でそういったことを意識した取り組みがされていたというようなお話をいただきました。

次は、学級を越えて3年生を送る会や卒業式での歌声、つまり学年や全校でのまとまりが問われることとなります。合唱祭の経験を活かして、さらに聴く人の心に感動を与える歌声を自分たちの手でつくりあげていってほしいと願っています。

 会場を訪れて、生徒たちに温かい応援と拍手を送っていただいたすべてのみなさんに感謝いたします。ありがとうございました。