学校の様子

2025年3月の記事一覧

学校保健委員会を開催しました

 

令和6年度学校保健委員会を開催しました。

学校保健委員会は、学校・地域・家庭が連携して、児童生徒の健康と安全に関する諸問題を研究協議する目的で設置されます。

学校医の熊谷先生(内分泌・糖尿病 から桃内科)、学校歯科医の武田先生(ファミリー歯科医院)にも、診察の合間にご参加いただきました。

お忙しい中、いつもありがとうございます。

 

 

学校保健委員会では、令和6年度の学校保健、学校給食、体力向上についての報告と新年度の学校保健計画について協議を行いました。

 

昨年度の学校保健委員会で、【歯科検診断後の受診率の低さ】が挙げられていました。

よって今年度は、スキットメールでの保護者の方への連絡、検診結果のお知らせの再配付を実施し、受診率の向上に努めました。

その結果、昨年の歯科受診率41.6%から今年度 60.2% に向上しました!

ご協力ありがとうございました。来年度は、さらなる向上を目指したいと思います。

 

最後に学校医の先生方よりご助言をいただきました。

 

学校医 熊谷先生より

よりよい生活習慣を子どものうちから身に付けることが大切。バランスの良い食事を3食楽しく食べてください。

学校歯科医 武田先生より

歯科受診率向上への取り組みありがとうございます。歯は早めの治療がとても大切です。引き続き、受診率向上への取り組みをお願いします。

 

他にも先生方からは、生活習慣や歯の健康に関する専門的なアドバイスもいただきました。

学校保健委員会に参加していた教員も、参考になることばかりでした。

保健だよりなどでご紹介できたらと思います。

 

学校保健委員会を通して、おおぐろの森中学校の保健課題を共通理解することができました。

来年度も、学校・地域・家庭と一丸となって、おおぐろの森中生の健康を守っていきたいと思います。

 

  

 

今年度最後のオープンスクール!

 本日、今年度最後のオープンスクールと保護者会が行われました。多くの保護者の皆様にご来校いただき、生徒たちの普段の授業の様子を見ていただく貴重な機会となりました。

 各教室では、国語や数学など各教科で、さまざまな授業が行われました。生徒たちは、楽しみながらも真剣な表情で発表やグループ活動に積極的に取り組んでいました。

 1年生国語の授業では、恋の相聞歌を作ろうというテーマのもと、一人ひとりが短歌づくりに挑戦しました。

「相聞」とは、男女、または親子、兄弟、友人などの間の恋慕あるいは親愛の情をのべた歌のことです。

―生徒たちが作った短歌―

おはようが いえる日までは 想わせて 減りゆく数字 募る恋心

夕暮れの 下校帰りに 君と会い 笑顔隠せず 恥ずかしくなる

水無月の 雨が降る日に 傘を出し 君に向かって 歩みを寄せる

 

 2年生国語の授業では、書道を行いました。お手本を見ながら、丁寧に取り組んでいる姿を見ることができます。生徒たちからは、「1枚目が1番うまくできた!」といった声や、「バランスがうまくとれなくて難しい・・・」といった声を聞くことができました。一人ひとりが最後まで真剣に取り組む姿を見ることができました。

 

 1年生女子の体育では、長距離走のまとめとして、駅伝を行いました。チームで協力しながらタスキをつないでいく姿を見ることができました。終わった後には、疲労感も見えましたが、チームで応援しながら最後まで走り切ったことへの達成感が感じられる表情をしていました。

 

 1年4,6組、2年5組の数学では、「答えのない教室」という、生徒たちの「なぜそうなるのか?」を大切にする授業を行いました。タックスコレクターという生徒の思考力を高める授業を展開したので、ぜひお子様とお話してみてください!!

 

このほかにもいつもとはまた違う生徒たちの姿を見ることができました。

本日もお忙しい中、オープンスクール・保護者会にお越しいただきありがとうございました。

本校では、今後も生徒たちの学びを大切にし、保護者の皆様とも連携しながら、より良い教育活動を推進してまいります。ぜひ、来年度のオープンスクールにもお越しください。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

ギアス氏と相棒の旅へ

昨日に引き続き、本日は総合文化部美術コースが森の美術館にお世話になります。

    原 太一 展

A  Scrapbook  of  Journeys

 ~ギアス氏と相棒の旅~

原先生が会場にお越しくださるということで、部員はワクワクしながらまずは外にある顔出しパネルへ・・・

   

原先生、本日はよろしくお願いします!!

まずはじっくり作品と向き合います。昨日お世話になったアートコミュニケーターの清水さんも駆けつけてくださいました。

   

   

次に、原先生が作品についてコンセプトから丁寧に説明してくださいました。

ギアス氏が誕生した頃、僕も描き方を模索しているところでね。

ギアス氏は元々、肖像画の中にいたんだけど、外の世界に飛び出していったらどうなるんだろう?

色々な世界を旅して知らないことが沢山あって・・・自分を重ねて一緒に旅をする、そんなコンセプトで描き始めました。

   

実は、この絵を描いている時にウクライナで戦争が起こったんだ。

だからこの部分を付け加えた。

このミサイルに見える物は攻撃するものかもしれないし、脱出計画のためのものかもしれない。

見る人の想像に任せますので自由に観てくださいね。

皆さん!作家さんご本人が目の前で作品の解説をしてくださるなんて機会はめったにないことなのです!!

とっても貴重な経験です。

   

   

生徒一人ひとりの質問にも丁寧に耳を傾けてくださり、分かり易く解説してくださました。

「一番時間がかかった作品はどれですか?」

「思い入れのある作品はどれですか?」

思わず、私も質問。「作品のタイトルはいつ、どのタイミングでつけることが多いですか?」

「それは色々で・・・ダジャレを思いついてそれを絵にすることもありますし、ストレートに思いをぶつけることもあります。時にはひねったものを、ということもあれば、すごく考えてしまって、時間がかかることもありますね。」

なるほど。生徒は解説の一言一言に大きくうなずきながら聞き入りました。

そして、記念撮影!!

最後に卒業生と部長から、感想を伝えます。

「解説を聴くことができて楽しかったです。貴重なお時間ありがとうございました。」

「ストーリーがあって、世界に入り込めて面白かったです。進学先でも絵を学んでいきたいです。」

 

1・2年生からも、「家族とまた来ます!」

「違う展覧会にも行ってみたいです。」

「原先生のように油絵にも挑戦してみます!」様々な感想があがりました。

おおぐろ中の生徒のために来てくださった原太一先生、実現してくださった森の美術館の館長始めスタッフの皆様、本当に本当にありがとうございました。

 忘れられない思い出になりました。

最後に、画集にサインをいただきました!

美術室に飾りたいと思います。

これでいつでもギアス氏とジョンのワクワクした旅に入り込めますね。

 

原先生の最新作が観られる『第101回白日会展』が、3/31(月)まで国立新美術館で開催中です。

また、11月には銀座の日動画廊で個展を開催予定とのことです。

是非、足を運んでみてください!!

 

プチ情報-----顔出しパネル、ギアス氏とジョンの等身大パネルだそうですよ。

森の美術館で美術の授業を行いました

昨日の卒業証書授与式。心に残る温かい式でした。三年生の皆さん、進学先でも自分らしく頑張ってください!

 

さて、1・2年生は今日も通常の時間割。卒業生に追いつけるよう、学びに励みましょう。

ということで・・・いつもお世話になっております『森の美術館』

少し前から、美術館の庭に顔出しパネルが設置されていることに気付きましたか?

どうしても気になった杉本と飯塚は森の美術館に行ってみました。

現在開催されているのは、

原 太一 展 A Scrapbook of Journeys ~ギアス氏と相棒の旅~

「え・・・物語に入り込んだみたい!!」

「これは、おおぐろ中の生徒にも紹介したい!」

いたく感動して、森館長にお願いしてみたところ、「生徒のみなさんのためなら是非!お越しください。」

と快諾いただき、今回、1年生の美術の授業を美術館で行う運びとなりました。

しかも、東京でもご活躍されているアートコミュニケーターの清水さん(「しーちゃん」と呼ばせていただきました)をお呼びくださり、当日はとても贅沢な鑑賞の時間となりました。

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「今日、一緒に鑑賞してくださる清水さんこと、しーちゃんです!宜しくお願いします!」

「ここにウサギのパネルがあるよね?ウサギってローマ字で書いて、逆から読むと?」

USAGI → GIASU 

「そう、ギ・ア・ス。だからこのウサギはギアスという名前だそうです。ギアス氏と愛犬ジョンの旅なのよ。」

「へー!そうなんだ!」

 

美術館のルールやマナーを確認し、まずは個人でじっくり作品を見る時間です。

「お気に入り、印象に残った作品を1つ決めて来てね。」

じっくり、じっくり。静かな時間が流れます・・・。

  

  

「お気に入りの作品を決められた人は戻って来てね。次はみんなで鑑賞しましょう。」

対話鑑賞の時間が始まります。

「この作品がいいなと思った人、前に出て来てください。どうしていいなと思ったのか、伝えてくれる?」

     

    

一人ひとり、自分の気持ちや印象を堂々と語ってくれました。

「いろんな色が複雑に使われていて水面にも写っている様子が綺麗で印象に残りました。」

「光の当たり方の表現が凄いと思った。晴れではなくて曇りの空気感のこっちの作品が好き。」

「これはあの作品とつながっていて、連作だけどこっちが後だと思う。」

「これはギアス氏の小さい頃で、秘密の何かを隠しているところだと思う。」

「どの作品にもギアス氏とジョンがいました。ここにいます!」「本当だ!!」

仲間の発見に感動したり、大きくうなずいたり、目をキラキラ輝かせて対話を楽しみました。

最後にタブレットで写真を撮り、記録します。

  

  

何でも、本物から学ぶことって大切です。

教科書ではできない体験をさせていただきました。

見学を終えた生徒からは、

「人生で初めて美術館に行きました!すごく良かったです!!」

「教科書では分からないような緻密な表現を知ることができました。」

「絵の具の厚みや筆遣いを観ることができて迫力を感じました。」

等々、本物から何かを感じ取ってくれたようです。

 

明日は総合文化部美術コースでもお邪魔させていただきます。

そして!!ご本人が美術コースの皆さんのために美術館にいらっしゃる予定です。

森美術館の館長をはじめ、スタッフの皆様、清水さん、本当にお世話になりました。

「原太一展」は3月30日(日)まで開催されています。

ご家族皆様で、ギアス氏とジョンの旅を一緒に楽しんでみてはいかがですか?

 

卒業式から1日経ち・・・・

 昨日は3年生の皆さんの卒業式、温かい天候のもと、無事に行われました。

1・2年生からもyoutube配信やTeams配信をみました。と言った声を多く耳にし、それぞれ色々な思いを胸に3年生の最後の姿を目に焼き付けたことと思います。

 

昨日の夜、山林火災で被害を受けた岩手県大船渡市の中学校でも13日に卒業式が行われたというニュースを目にしました。被害を受けた地区の中学校は、避難を余儀なくされ、学校は臨時休校になりました。卒業を間近に控えているのにも関わらず、仲間と会えない日々。。。授業を再開する10日まで別の中学校で過ごしていたそうです。

卒業生代表の言葉に、「どんな時でも物事を前向きに捉え、感謝の気持ちを忘れずに頑張ります」という言葉がありました。皆さんもこの先、様々なことが待っていると思いますが、校長先生の式辞にもあったように、前向きに、前を向いて進んでほしいと思います。

 

改めまして、ご卒業おめでとうございます。

 

朝の登校支援、外に出て登校の様子を見守りました。あぁ、3年生もこうやって友達と仲良く話をしながら登校していたのかな?自転車を漕いで安全に登校していたのかな?教室までダッシュして頑張ってたどり着いていたのかな?など、思いを巡らせていました。

 

 

    
8時25分を過ぎましたが、誰もいないですね、、、。

3年生フロアを歩いていると2階のフロアを通って移動教室に行く生徒たちが、「あっもう3年生居ないんだ・・」とつぶやいて歩いていく姿が少し寂しそうな、、、そんな朝を迎えています。3年生のフロアは静かですが、それぞれの1・2年生は元気よく授業に取り組んでおり、日常と変わりなく過ごしています!

   

 

  

 

 

そんな別れの日から1日経った教員たちはというと・・・

   

 

 

 
教室環境を整理している先生、片付け作業を行っている先生、授業を行っている先生、そして1年間過ごした教室で思い出に浸っている先生、、、、

皆さんと教室で食べていた給食も、3学年の教員は職員室で食べています。

 

まだまだ慣れない生活で寂しいですが、私たちも前を向いて進んでいきたいと思います。3年生の皆さんも、新たな道に向かっていく準備も進めながら、良い時間を過ごしてほしいと思います。

 

1・2年生の皆さんは、このクラスで過ごす時間はあと2週間ほどしかなく、本当にあっという間です。クラスで過ごす時間、仲間や先生方と過ごす時間を大切にしてください。

24日の修了式まで、活動を全力でサポートしていきたいと思います。

 

さて、本日は小学校の卒業式です!

来年の新1年生、どんな仲間がこのおおぐろの森中学校に入学してくるのか、とても楽しみです。

別れと出会いのこの季節、別れを惜しみつつ次なる出会いを楽しみに、頑張って行きましょう!

   
3年生を送る会で貼りだした3年生のみなさんの夢は、いまでも3年生フロアに貼ったままです。オープンスクールでお越し頂いた際には、ぜひお読みください。

 

第3章を牽引した生徒たちの旅立ち

本日は、「令和6年度 第3回 卒業証書授与式」が執り行われました。

前日の雨模様とは打って変わって、気温も高く素敵な晴れ模様となりました。

卒業生の晴れ姿が一層際立つ素敵な天候です。

 

 

昨日は最後の学年集会が行われ、3年間の思い出をスライドショーで振り返ったり、生徒同士が言葉で紡いだりと暖かな雰囲気に包まれていました。先生方から生徒たちへのメッセージがあり、返すように生徒たちから先生方へサプライズのメッセージがあり、それぞれの言葉の端々に思いが詰まっていました。

数多くの場面で、自分の思いを表現してきた3年生たちですから、笑いあり涙ありの素敵なメッセージが送られました。

 

そんな素敵な3年生たちは、おおぐろの森中で3年間を過ごした初めての卒業生です。

3年間、「自律」を胸に「考えて、選択して、行動してきた」日々を過ごしてきました。

授業や生徒会活動、学校行事など多くの場面で「自律」を体現し、開校当初からおおぐろブランドを磨き上げてきました。

 

【登校後の朝のHR】

晴れ晴れした表情の生徒もいれば、式を前にすこし緊張した表情の生徒も。楽しいひと時がずっと続いたらな…と名残惜しい表情をした生徒もいました。

放送委員の朝の放送では、いつも通りの放送かと思いきや、各委員から担任の先生方へサプライズメッセージが送られました。

 

【卒業式本番】

それぞれが、それぞれの思いを胸に式に臨みました。

 

 卒業生答辞の中に、学年合唱の「群青」が披露されました。

「響け この歌声 響け 遠くまでも あの空の彼方へも 大切な 全てに届け」 

参加したすべての人の心に3年生の歌声が響き、感動が体育館いっぱいに広がりました。

 3年間歌い続けた、校歌「二十四番風」も最後です。

 【卒業式後 最後のHR】

一緒に過ごした仲間や先生との最後の別れ。互いに言葉をかけあい、かけがえのないひと時を過ごしました。いつも言っていた「さようなら」も今日はひと味違う「さようなら」。

 

 3年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます! 本当にすてきな卒業式でした!3年間最後の最後まで頑張りましたね!

 

保護者の皆様に置かれましても、お子様のご卒業おめでとうございます。学校での様々な活動には、保護者の方の支えが欠かせません。本当にありがとうございました。

 

「思い」を「形」に。

 

 いよいよ明日は、おおぐろの森中学校第3回卒業証書授与式です。

3年生のみなさんは、おおぐろの森中学校の開校と共に入学し、おおぐろの森中学校で初めて3年間を過ごした卒業生ですね。

義務教育9年間を明日で終える3年生のみなさんは、どんな思いで、今、この時を過ごしていますか。

 

 先週行われた3年生を送る会では、1年生も2年生も、各学年の工夫をこらした発表や、一体感のある素晴らしい合唱を通して、お世話になった3年生に感謝の気持ちを伝えることができました。

 

 明日の卒業式、1、2年生は直接お祝いの言葉を伝えることはできませんが、今日の午後、明日の卒業式に向けた準備をし、お世話になった3年生に対する感謝や祝福の思いを「形」で示しました。

 

  3年生のみなさん、明日の舞台は整いました。心に残る卒業式 最高の姿を期待しています。

卒業式 ✖ 3.11を忘れない

 

 ああ あの街で生まれて君と出会い たくさんの想い抱いて 一緒に時を過ごしたね 

 今旅立つ日 見える景色は違っても 遠い場所で 君も同じ空 きっと見上げてるはず 

 「またね」と手を振るけど 明日も会えるのかな 遠ざかる 君の笑顔今でも忘れない 

                              合唱曲「群青」より

 これは、14年前の東日本大震災を経験した、中学生と音楽の先生が、震災での悲しみや、離ればなれになった仲間を思いやって作った曲です。

 この歌を、明後日の卒業式で合唱する3年生。

 今日は、卒業式の予行練習。

 そして、14年前に東日本大震災が起こった日。

 津波で大きな被害を受けた気仙沼市立階上中学校を含む地域は、「階上中学校といえば、『防災教育』といわれ、内外から高く評価され、十分な訓練もしていた……。」のように、毎年津波に備えた訓練を行っていました。

なぜか?

1960年5月23日。チリ南部でマグニチュード9.5という観測史上最大の巨大地震が発生しました。これによって生じた大きな津波は、約23時間後に東北地方に到達しました。残念ながら、当時、多くの方が犠牲になりました。

このことから、南三陸町や気仙沼市では、毎年語り部によって、地震の、津波の恐ろしさを伝えること。町全体で訓練をすること。これを続けてきました。

しかし、東日本大震災の津波は、すべてを飲み込みました。

チリ地震で到達した津波に耐えていた建物の上を、東日本大震災で起こった津波は覆いかぶさりました。

先ほどの、階上中学校は2011年3月12日に卒業式の予定でしたが、前日に被災。

学校の体育館は貴重な避難場所となりました。

もちろん、卒業式どころではありませんでした。

 しかし、10日後に避難所として使われている体育館で卒業式ができたのです。

一緒に参加することができなかった3名の仲間と共に。

 

答辞を読んだ梶原さんは、震災後の10日間で読もうとしていた原稿の全てを考えなおし、書き直したといいます。

1学年で行ってきた震災学習の最後の授業として、HRに梶原さんの様子を映像で観ました。

おおぐろの森中学校でも14時46分に、黙祷を捧げました。

人の気持ちを全て理解することはできないけれど、寄り添ったり想像したりはできます。

知っていくこと、忘れないこと、思い出すこと、前に進むこと。

それが、大切なのだと毎年思います。

 

文部科学省 東日本大震災への対応より抜粋(以下URL)

https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&ved=2ahUKEwiJpr3n4IGMAxWOhq8BHSspAVAQFnoECCgQAQ&url=https%3A%2F%2Fwww.mext.go.jp%2Fb_menu%2Fhakusho%2Fhtml%2Fhpab201001%2F1311678_003.pdf&usg=AOvVaw22lpft7RAKYpKf4n7lLWzj&opi=89978449

3年間の給食に感謝

 本日は、3年生にとって中学校生活、義務教育最後の給食になりました。

最後の給食は、人気ナンバーワンメニューである”カレーライス”に加えて、3年生がリクエストした”シューアイス(バニラ)”をいただきました。

献立の詳細は、給食室からの『献立紹介』をご覧ください。

 

 

 

 

どのクラスも美味しそうに完食しており、笑顔が印象的でした。

 

 最後の給食を食べた後は、栄養教諭の宮本先生をはじめ、調理員のみなさんへ、感謝の会を催させていただきました。

各学級の給食委員が3年間の想いがこもった感謝の言葉を伝えました。

 

1組 公田さん

給食のおかげで、身長を伸ばすことができました。大好きなワカメご飯の日は特に、たくさんおかわりしました。

2組 遠田さん

給食を食べられなくなることは悲しく、食べられることは当たり前ではないと実感しました。毎日、朝早くから私たちのためにバランスの良い美味しい給食を作ってくださり、ありがとうございました。

3組 萩原さん

手作りシリーズのメニューの際は、学級で取り合いになっていました。また、学校の隣にある中村農園さんでの枝豆の収穫体験も印象的でした。高校生になっても、バランスの良い食事を心がけたいです。

4組 中屋さん

 学級ではいつもじゃんけん大会が行われ、盛り上がっていました。3年間ありがとうございました。

5組 半田さん

学校に行く理由の一つは、美味しい給食を食べられることです。どの学級よりもたくさん食べるということもあり、他の学級よりも多くおかわりを用意してくださり、ありがとうございました。

6組 勝又さん

 季節の食材を使ったバランスの良い献立を考えて給食を作ってくださり、ありがとうございました。

 

 

 

給食委員の言葉にもあったように、学校に行くモチベーションが”給食”である生徒はたくさんいます。

このような気持ちにできる力がおおぐろの森中学校の給食にはあり、自慢できる一つです。

毎日、栄養のバランスが考えられた美味しい給食を食べることができる生徒は幸せ者だと思います。

 

 宮本先生をはじめ、調理員の皆様、本当にありがとうございました。

今年度も残り僅かですが、引き続きよろしくお願いいたします。

3年生と2年生 対話の会 ~一人一人の思いを引き継ごう~

3月7日(金)・3月10日(月)のHRの時間に3年生が2年生に、学校生活や進路開拓について、自分の経験したことを伝える対話会を実施しました。

 

各クラス1名ずつ実行委員を中心に2日間で30分の流れを進めます。

2日間とも、2年生の各班に3年生が2人ずつ入り、2年生とたくさん対話を行いました。

和やかな雰囲気の中で、3年生が語ったり2年生が質問をしたり、会話の弾んでいる様子が多くありました。

 

つい先日、千葉県公立高校の発表が終わったばかりで、3年生にとってホットな話題の進路開拓について、自分の思いや後悔したことも踏まえながら、学習のこと、休息の取り方など様々な話題が取り上げられていました。

また、学校生活についても、学校行事を大事にしたほうがよいこと、あっという間の1年間を最後まで楽しんで過ごしてほしいことなど、来年度の過ごし方のアドバイスが多くありました。

 

この日を迎えるまでに、どのような内容を話すのか、事前にたくさんメモして準備している様子が今日の姿から感じられました。下級生に対して責任を持って向き合っていたと思います。

また、2年生もタブレット等を活用して、3年生の話をたくさんメモに残していたり、たくさん質問したりする姿がありました。来年度いかに過ごすとよいのか、目前に迫った3学年への進級に向けて、真剣に耳を傾けることができていました。いよいよ最上級生となる緊張感が出てきていると感じます。

 

今日のラスト5分では、シェアリングを行い、各班の一人ひとりが6つのグループに散らばり、グループを組み直して元の班で3年生から聞いた内容を共有していました。2年生が自分の聞いた内容を伝え合っている様子を見ながら、その会話が広がるように3年生が2年生の会話をつなぐ役割を果たしていました。

 

3月も中盤に差し掛かり、いよいよ3日後には先輩方は卒業し校舎からその空気や匂いが空っぽになります。そうしたらいよいよ最上級生は今の2年生です。先日の送る会とはまた違った、先輩方の雰囲気を直接味わい、今日の対話を基に、一つでも明日からの生活に活かして頑張ってほしいと思います。

3年生は、直接話をしながら自分の思いを伝えられたでしょうか。その思いが長く長く次世代に浸透しながら、おおぐろの森中学校の文化・伝統・ブランドが進化していくことと思います。また、自分の経験や思いを次世代にわかりやすく、興味深く伝えることの難しさや奥深さを味わってもらえたでしょうか。後輩たちの意見を引き出す投げかけ、問いかけも考えてくれたのではないかと思います。自分の意図が、相手に伝わることは、とても嬉しいことです。これは、教員のやりがいや面白さと似ているものだと思います。人に伝え、納得したり、よい表情になってくれたときの嬉しさを分かち合ってもらい、いつかともに働ける日がくることを想像するのも楽しみに思います。

 

さて、下級生との関わりも明日の卒業式予行練習の場をともにすることで、いよいよ締めくくりとなります。ともに時間と場所を共有した後輩と、喜びも寂しさも分かち合って、お互いをリスペクトしお別れに結び付けましょう。