森の美術館で美術の授業を行いました
昨日の卒業証書授与式。心に残る温かい式でした。三年生の皆さん、進学先でも自分らしく頑張ってください!
さて、1・2年生は今日も通常の時間割。卒業生に追いつけるよう、学びに励みましょう。
ということで・・・いつもお世話になっております『森の美術館』へ
少し前から、美術館の庭に顔出しパネルが設置されていることに気付きましたか?
どうしても気になった杉本と飯塚は森の美術館に行ってみました。
現在開催されているのは、
原 太一 展 A Scrapbook of Journeys ~ギアス氏と相棒の旅~
「え・・・物語に入り込んだみたい!!」
「これは、おおぐろ中の生徒にも紹介したい!」
いたく感動して、森館長にお願いしてみたところ、「生徒のみなさんのためなら是非!お越しください。」
と快諾いただき、今回、1年生の美術の授業を美術館で行う運びとなりました。
しかも、東京でもご活躍されているアートコミュニケーターの清水さん(「しーちゃん」と呼ばせていただきました)をお呼びくださり、当日はとても贅沢な鑑賞の時間となりました。
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「今日、一緒に鑑賞してくださる清水さんこと、しーちゃんです!宜しくお願いします!」
「ここにウサギのパネルがあるよね?ウサギってローマ字で書いて、逆から読むと?」
USAGI → GIASU
「そう、ギ・ア・ス。だからこのウサギはギアスという名前だそうです。ギアス氏と愛犬ジョンの旅なのよ。」
「へー!そうなんだ!」
美術館のルールやマナーを確認し、まずは個人でじっくり作品を見る時間です。
「お気に入り、印象に残った作品を1つ決めて来てね。」
じっくり、じっくり。静かな時間が流れます・・・。
「お気に入りの作品を決められた人は戻って来てね。次はみんなで鑑賞しましょう。」
対話鑑賞の時間が始まります。
「この作品がいいなと思った人、前に出て来てください。どうしていいなと思ったのか、伝えてくれる?」
一人ひとり、自分の気持ちや印象を堂々と語ってくれました。
「いろんな色が複雑に使われていて水面にも写っている様子が綺麗で印象に残りました。」
「光の当たり方の表現が凄いと思った。晴れではなくて曇りの空気感のこっちの作品が好き。」
「これはあの作品とつながっていて、連作だけどこっちが後だと思う。」
「これはギアス氏の小さい頃で、秘密の何かを隠しているところだと思う。」
「どの作品にもギアス氏とジョンがいました。ここにいます!」「本当だ!!」
仲間の発見に感動したり、大きくうなずいたり、目をキラキラ輝かせて対話を楽しみました。
最後にタブレットで写真を撮り、記録します。
何でも、本物から学ぶことって大切です。
教科書ではできない体験をさせていただきました。
見学を終えた生徒からは、
「人生で初めて美術館に行きました!すごく良かったです!!」
「教科書では分からないような緻密な表現を知ることができました。」
「絵の具の厚みや筆遣いを観ることができて迫力を感じました。」
等々、本物から何かを感じ取ってくれたようです。
明日は総合文化部美術コースでもお邪魔させていただきます。
そして!!ご本人が美術コースの皆さんのために美術館にいらっしゃる予定です。
森美術館の館長をはじめ、スタッフの皆様、清水さん、本当にお世話になりました。
「原太一展」は3月30日(日)まで開催されています。
ご家族皆様で、ギアス氏とジョンの旅を一緒に楽しんでみてはいかがですか?