校長先生から今日のお話

校長先生から今日のお話

7月23日(水)三者面談を実施しています

三者面談を実施しています

 現在、大沼中では、担任、生徒・保護者との三者面談を実施しています。面談の内容は、主に1学期がんばったことや、夏休みの過ごし方、そして2学期の見通しなどについてです。3年生は進路について、現在の考えや将来についての話になります。各担任に対しては、保護者の皆様はご多用のところ、万障繰り合わせの上、学校にお越しになられるわけですから、冗談やお世辞に終始したり、きつねとタヌキの化かし合いで終わらないよう、良かったことや今後努力してほしい課題、そしてご家庭内での悩みなどお互いに腹を割って、話し合える実のある時間にするよう指導してあります。どうぞよろしくお願いいたします。

7月22日(火)初日

初日

昨日までの過去は
ウォーミングアップだったよ
今日から本番!  安積得也

 夏休みのスタート3日間は土日祝でしたね。家族とゆっくり過ごしたり、友達と遊んだりしたのでしょうか…。夏休みにしかできないことをすることは良いことです。
 さて、上の詩は、安積得也さんという政治家・文化人の詩です。夏休み4日目です。1学期の疲れは取れたことでしょうから、今日から本番!という気持ちで勉強や部活動をがんばってください。校長先生はいま、熊谷スポーツ文化公園に男子バドミントン部の試合の応援に来ていて、観客席でこのブログをタブレットで作っています。今日は男子バドミントン部、女子バレー部、そして先日1回戦を突破したソフトボール部の2回戦が県内各地で行われます。がんばれ大沼中!熱く燃え、勝利を勝ち取れ!

7月18日(金)保護者、地域の皆様へ

保護者、地域の皆様へ

 保護者、地域の皆様のご理解とご協力を多分に賜りまして、1学期を無事に終了することができました。本校の生徒たちは屈託のない笑顔で毎日楽しそうに過ごしていました。日々の授業ではどの学年、どの教科も生徒たちは目を輝かせて、真剣に、楽しく学ぶ姿が見られました。また、学校行事や部活動では、教師の指導のもと、生徒たちの自主性を伸ばす活動を展開し、大きな成果を残すことができました。明日から夏季休業日ですが、健康に留意し、学習や部活動に打ち込ませてください。生徒たちには、「学校の授業は休みでも、頭と体と心の成長は休んではくれない、しっかり過ごしなさい。」と指導しています。
 また、1学期の教育活動から認識した課題を踏まえ、2学期以降の教育活動の重点として、まず多様性を認められる人間の育成に重点を置きます。生徒の人格は段々と大人に近づきます。当然気のあう者、あわない者が出てきます。しかし、それはそれとして、周りに気を遣い、誰とでも上手に人間関係をつくることが出来る人間を育成したいと考えます。次に柳の木の枝のようにしなやかな人間の育成。これから先、生徒たちの人生では、悲しいこと、辛いことなどたくさんの壁にぶつかります。しかしその時にくじけることなく、事実をプラス思考でとらえ、力強く生きていける人間に育てたいと考えます。以上のような目標を掲げ、2学期以降も生徒の指導にあたりたいと考えています。保護者、地域の皆様、今後も大沼中学校の教育活動にご理解とご協力のほどお願いいたします。

 

令和7年度1学期終業式 校長式辞

 

数年ぶりの体育館での終業式

各学年の代表生徒から「1学期を振り返って」

校長式辞

表彰

各学年、学活の様子

789組

1学年

2学年

3学年

3年生 和田先生とのお別れ会

 

7月17日(木)風呂の理論

風呂の理論

 “勉強をがんばって成績を上げよう!”と思って数日がんばってみても、なかなか目に見える結果にはつながらないでしょう…。これはね、お風呂の理論と校長先生が勝手に名付けた考え方で解決できます。お風呂を洗い、栓をしてお湯を入れ、ずっと見ていてもなかなかお湯は溜まりませんよね。ところが、居間でテレビでも見ているとあっという間にお湯は溜まる。つまり、まだかな、まだかな…と思って勉強しているうちはダメ。勉強が生活の一部となり、習慣となっていくうちに、いつの間にかに分かる問題も増え、成績も上がり実力も伸びるものなのです。ところが、私も経験がありますが、風呂の栓をしっかりとしないとお湯は流れてしまって溜まりません。これは勉強に置き換えて考えると、復習をしっかりとしないと、学んだことをどんどん忘れてしまうということなのです。もうすぐ夏休みですね。学校の授業は休みでも土、日とは違います。41日間ダラダラとゲームやYouTubeなどを見て過ごしますか…、それともしっかりと計画を立てて学習や部活動に取り組みますか…。41日後、この夏がんばったことを誇りに思い、きらりと輝く瞳の君に会いたいです。(校長)

2年生 美術作品

2年1組

2年2組

2年3組

2年4組

2年5組

2年6組

3年生 美術作品

3年1組

3年2組

3年3組

3年4組

3年5組

1年生 学年集会

2年生 学年集会

国語科の授業で行った短歌発表会の投票結果発表

1学期の思い出スライドショー

3年生 学年集会 学級委員企画 ミニ体育祭

この企画のために新クラスを編成しました

集団!だるまさんがころんだ

あー、楽しかったぁ!
1学期最後にまた1つ楽しい思い出ができました

7月16日(水)アホ

アホ

 もう20年くらい前ですが、年末のテレビの対談番組で、作家で出家をした故 瀬戸内寂聴さんと弁護士の故 中坊公平氏、世界的に有名な建築家の安藤忠雄氏の会談を観て、今でも色あせずに心に焼き付いている話があります。あるミルク会社の粉ミルクの中に何らかの原因でヒ素(毒物の一種)が混入してしまい、それを飲んだ多くの赤ちゃんが障がいを持ってしまうという事件がありました。その裁判の被害者の弁護をした弁護士の中坊公平氏の話です。そのヒ素入りの粉ミルクを飲み、障がいを持ってしまったある少年は、17年間という短い人生しか生きられなかったのですが、その人生の中で3つの言葉を覚えることが出来ました。1つは“おっかー”(お母さんのこと)2つ目は“まんま”(お腹が空いたときに言う、食べ物がほしいという意味)、そして3つ目は“アホ”だったそうです。なぜ“アホ”なのかというと、まわりの子供たちに言われ続けた言葉なのだそうです。公園で遊んでいても、「あいつはアホや」などと言われ、石などを投げられたこともあったそうです。しかし、彼は決して人前で泣くことはなかった。必ず家に帰ってきて、母親の前で泣いたのだそうです。しかし、なかには「あいつは泣くことも忘れたアホや」と心ないことを言う人達もいたといいます。
 弁護士の中坊公平氏は、損害賠償請求のため、彼の母親をはじめ、たくさんの被害者の母親と話す機会を持ったのですが、どの親も決まってこう言ったのだそうだ。「別にお金を欲しいとは思わないし、会社に謝罪して欲しいとも思いません。まわりの人達に対しても誰を責める訳でもありません。ただ、私が悪いのです。私が人並みに乳を出せる母親だったら…」と。
 この話、君達はどう思いますか?校長先生は当時テレビを観ながら胸が熱くなるのを感じました。親が子を思う深い愛情、それは君達がやがて親にならなければ深くは分からないかもしれませんが、君達の保護者だってきっと君達を深い愛情で見守っているはずです。その思いを少しでも感じるのなら、今君達はどう生きるべきなのか…?
 もうすぐ夏休みですが、浮かれてはいませんか…?夏休みに向けてのをしっかり立て、熱い心で過ごしてほしい。(校長)

3年生 国語 百人一首

3年生 社会 公民

3年生 英語

3年生 理科 物体の運動

1年生 数学 1学期のまとめ

1年生 英語

1年生 理科 1学期のまとめ

3年生 美術

2年生 合唱祭 学年合唱練習 「種」

789組 学活

 

7月15日(火)ひまわり賞

ひまわり賞

 大沼中学校では、学校や地域で良い行いをした生徒に対して、ひまわり賞という名の善行賞を授与しています。1学期は5名の生徒の推薦があり、昨日校長室にて授与式を行いましたので紹介します。

〇2年生 羽原翔太さん 
〇2年生 五十嵐大河さん 
※朝の登校中に財布を拾い、春日部警察署に届けました。落とし主も見つかり大変感謝されていました。

〇3年生 武田桃花さん
〇3年生 野田桃叶さん
※部活の大会の会場へ行く途中、自転車で転倒した地域の方を助けました。

〇3年生 石田優心さん
※地域の保育所の清掃ボランティアをしてくれました。保育所から感謝状が届きました。

 5名の生徒のみなさん、地域の方々に感謝される良い行いをしたこと、校長としてとても嬉しくそして誇りに思います。また、5名の生徒以外にも大沼中学校には優しい心の持ち主の生徒がたくさんいて、「ありがとう」の言葉と気持ちで満ちています。さらにいいなぁ!と思ったことは、給食の時間にこのたびの良い行いを鈴丸先生が放送で紹介してくださっていた時、私はいつものように教室や廊下をふらふらと回っていたのですが、紹介された3年生の生徒のいる教室からワーっと拍手が起こったのです。仲間の良い行いが表彰されることに対し、拍手で讃えることのできる級友、いいクラスだ!と思いました。大沼中学校、本当に良い学校ですね。

 

 

7月14日(月)職業に就くということ

職業に就くということ

 先日の授業参観で1年生は職業調べの発表会をしていました。世の中には様々な職業があるということが分かりましたね。皆さんも将来、何らかの職業に就くわけですが、職業に就くということはどういうことなのでしょうか…。私は職業に就き働くということには次の3つの要素があると考えます。1つ目は賃金を得るということ。家の手伝いをしてお駄賃をもらったことのある生徒も多いでしょうね。これは労働の対価と言います。つまり働くということは、生活をしていくためのお金を稼ぐという大切な意味合いがあります。食料を買ったり、衣類を買ったり、水道、電気、ガスなども料金が発生し、毎月払わなければなりません。そのためのお金を働くことで得るということ。2つめは自己実現ということ。人は寝ている時間を除けば、人生の大部分を職業人として過ごします。一日の生活を思い浮かべてください。朝起きて家にいる時間は1時間くらいでしょうか…。一日仕事をして夜家に帰ってきて寝るまでに数時間。それ以外の時間はすべて働いているのです。学校を卒業して社会に出たら、年をとり引退するまで多くの人は働くのです。人生の大部分を職業人として過ごすわけですが、なりたい職業に就いたり、やりがいがあって楽しく充実しているという人と、嫌々働き、終了時間が待ち遠しい人ではどちらが幸せな人生ですか…。自分の目指す職業に就き、幸福な人生を送ることを自己実現すると言います。最後3つ目は、社会貢献です。すべての職業は社会に貢献しています。いろいろな職業を思い浮かべ、それぞれどんな社会貢献をしているか考えてみましょう。家を建てる大工さん、おいしい食事を作る調理師さん、消防士、警察官、役所の職員、そして学校の先生などすべての職業は、社会にとって必要で、必ず貢献しているのです。以上、職業に就き、働くということには3つの要素があります。皆さんも夢や希望を叶え、自分の得意なことを活かし、どんなことで社会に貢献するのか、保護者や先生方と一緒に考えていきましょう。

789組メッセージカードの作成

1年生 保健体育 プール

3年生 社会 公民

3年生 理科 物体の運動

3年生 数学 二次方程式

3年生 数学 平方根

2年生 英語

2年生 理科 植物

2年生 英語

1年生 数学 文字式

1年生 理科 再結晶

2年生 美術

2年生 美術

1年生 音楽 合唱パート練習

1年生 家庭科 和装

3年生 保健体育 体操

7月12日(土)学校はにぎやか

 午前中ちょっと仕事をしに学校に行くと、校庭では野球部、ソフトボール部、男女テニス部、体育館では男子バスケ部、男子バレー部が活動していました。また職員室では何人かの先生方が成績をつけるために仕事に来ていました。

男子テニス部は武里中と練習試合を行っていました

 

7月11日(金)保護者の皆様へ

 保護者の皆様、本日はご多用のところ、1、2年生の授業参観3年生の進路説明会にご来校いただきありがとうございました。お子様の授業を受ける様子はいかがだったでしょうか…。手前味噌ではございますが、本校教職員は日々、学習指導や学級・学年活動、そして部活動の指導に労を惜しまず生徒たちのために尽力しています。校長として本当に頭の下がる思いをすることが多々ある自慢の教職員集団です。今日の授業もICTを使った場面が多かったと思いますが、教員はそのための準備を事前にしているということです。生徒たちが生き生きと目を輝かせ、「分かった」、「できた」、「もっとやりたい」と思うような授業を今後も実践してまいります。ご家庭におかれましても先日のアウトメディアチャレンジweekの取り組みをはじめ、お子様の家庭における学習習慣や読書習慣及び家族との団らんの時間の創出を再考していただきますようお願いいたします。また、3年生の保護者の皆様、これからお子様と共にお子様の将来への第一歩を考えていくことになります。保護者と中学3年生の子との関係は、乳児との関係(肌を離さず)でも、幼児との関係(手を離さず)でも、小学生の子との関係(目を離さず)とも違い、「心を離さない」ことが大切です。そのためには一緒に考え、一緒に悩み、そして子供が下した決断を何があっても全面的に応援する姿勢が大切です。さらに2月、3月に良い結果が出たら共に喜び、良い結果に終わらなかった時も一緒に悲しむとともに励まし、子供が新たな道を歩むことへの支えになる存在でいられるよう親も努力しなければならないのです。進路とはそういったすべてを家族全員で経験し、を深めていくことなのです。学校も担任を窓口に、全職員の知恵や経験を総動員してお子様の進路の指導にあたります。がんばっていきましょう!

3年生 美術 団扇づくり

3年生 理科 運動の観察

1年生 理科 再結晶

3年生 保健体育 水泳

3年生 保健体育 水泳

3年生 道徳

2年生 数学 一次関数

2年生 社会

2年生 社会

2年生 国語 短歌発表会

1年生 英語

1年生 国語 1分間スピーチ

789組 作業

1年生 家庭科 和装

3年生進路説明会

1、2年生授業参観

 

 

 

7月10日(木)あなたがいい!

“で”と“が”では大違い

 もし人に、「あなたいい」と言われるのと「あなたいい」と言われるのではどちらがいいですか…?どちらの言われ方が、気持ちが前向きになり、言った人と良く向き合えますか…?「あなたいい」というのは、「誰でもいいんだけど、あなたでいいや」っていう感じですよね。一方、「あなたいい」というのは、「他の人ではなく、あなたがいいのです」ということ。日本語って難しいですよね。でも逆に言えば、それだけ相手に対しての気持ちや心遣いを言葉にのせることができる言語だということです。英語のThank youに対して、日本語で感謝の気持ちを伝える言葉はとてもたくさんありますよね。みなさんはまだ中学生ですね。将来素敵な言葉をたくさん知っている魅力的な大人になるために、日々国語をはじめ様々な教科を勉強したり、本を読んだり、映画やドラマを見たりして、言葉をたくさん学んでください。そして自分に似合う服を選び着るように、素敵な言葉を選び使ってください。「あなたでいい」ではなく「あなたがいい」と言える人になってください。また「あなたがいい」と言われる人になってください。

3年生 美術 団扇づくり 明日の授業参観で実物を見に来てください

1年生 保健体育 プール学習

3年生 音楽 合唱パート練習

2年生 美術 印鑑づくり

3年生 英語

2年生 理科 消化器官

2年生 国語

1年生 国語 百人一首

1年生 社会

1年生 家庭科 和装

雷雨予報のため帰りの会終了後に下校

7月9日(水)プラス思考

事実は変わらない、でも受け止め方はいくらでも変えられる

 君は今、大事な試験を受けているとします。時計を見ると、残り時間はあと3分…。さて君はこの状況にどう思うのか…。「あー、もうあと3分しかない。もうダメだ、あきらめよう…」ですか、それとも「まだ3分もある。最後まであきらめないぞ。カップ麺にお湯を注いで出来上がるまでの3分はあんなに長いんだ」でしょうか…。
 今日校長先生が諸君にお話ししたいことは、「事実は変わらない」でも「その事実をどう受け止めるかは、その人次第」ということです。勉強でも、スポーツでも、仕事や恋愛関係だって、不利や逆境と思える状況にすぐにあきらめてしまう人もいれば、最後の最後まであきらめずにがんばり、奇跡を起こしたり、その後の人生の糧にする人もいます。ものごとは、受け止め方や考え方次第でいくらでもその人をプラスに導いてくれるものなのです。さあ、今日もプラス思考で元気出していきましょう!

今日も暑くなりそうですね!

今日は二人の先生方の研究授業、先輩方も見守っています!

2年生  英語  未来表現

789組(3年生)社会科 室町時代

ご指導をいただきました、春日部市教育委員会の先生方お世話になりました。

789組   英語

2年生  社会

2年生 英語

2年生 数学 連立方程式

2年生 理科  細胞

1年生 美術

3年生 音楽

3年生 英語

3年生 社会

3年生 国語

1年生 国語 1分間スピーチ

789組

1年生 道徳

3年生 家庭科

 1年生 保健体育 水泳

7月8日(火)勉強の目的

勉強の目的

 人は何のために勉強するのだろうか…。それは、一言でいえば、人生を楽しむためです。ですから自分の人生を豊かで楽しいものしたければ勉強することです。「勉強をしないと親や先生に叱られるから」とか「進級、進学できないから」という狭く小さな考えではなく、これから生きていく中で、勉強をすることで、たくさんのことを知り考える力が身に付きます。すると、様々な事に敏感に反応し、たくさんの情報からより良い判断をくだせるようになります。同じニュースを見ても、同じ本を読んでも、同じ映画を見ても、勉強をたくさんした者とそうでない者とでは、感じ方理解の深さ、そして面白さが違うのです。
 “これからの自分の人生を豊かで楽しいものにするために学ぶ”という姿勢が大切です。勉強は時に苦しいこともありますが、それだけでなく、学ぶ喜びや知る喜びもあり楽しいものでもあるのです!
(今日は校長先生一日不在です。熱中症、けがなどがないように過ごしましょう)

7月7日(月)七夕 ~君は何をお願いする…?~

七夕 ~君は何をお願いする…?~

 本校の1階と2階の廊下に七夕の笹と短冊を書くテーブルが用意されています。大沼中の生徒たちは、どんなお願いをするのかな…と思い、1枚1枚よく読んでみました。“志望校に合格できますように”、“恋が実りますように”、“第2音楽室にエアコンが入りますように”、“全中に行けますように”など人それぞれの思い願いが短冊に込められていました。よく神社などにその様なことを書いた絵馬がたくさん飾ってあるのを見ますが、“神にもすがりたい”という心境なのでしょうね。その気持ちは、精一杯がんばっている人だからこそ心からそう思うものなのです。達成することが簡単なものなら、そういう気持ちにはなりませんからね。
 人事を尽くして、天命を待つという言葉があります。自分でやれるだけのことは全てやり、あとは神様の判断を待つ、という意味です。するべき努力もしないで神様にお願いしても、神様は願いを聞いてはくれないのではないでしょうか…。だから目標に向けて最大限の努力をしよう。さらに、校長先生が日頃から言っている気遣い、心遣いができる人ならば、君を応援してくれたり、力になってくれる人もたくさんいるはず。そういう力も実は大変ありがたいし、大きなものなのだということを大沼中学校での3年間の生活を通して学んでもらいたい。

生徒たちの思いや願いは様々

1年生 保健体育 プール学習

What did you do this weekend?

3年生 数学 二次方程式

3年生理科 天球儀

 3年生社会 よく手が上がります

2年生英語 一問一答

2年生社会 日本のエネルギー

2年生数学 連立方程式の利用

1年生国語 1分間スピーチ原稿づくり

1年生数学 文字式

789組 学校ファーム

2年生 美術

1年生 音楽 合唱祭に向けてパート練習

 

7月4日(金)正しい答えと優しい答え

正しい答えと優しい答え

 「10÷4」はいくつですか…中学生には簡単ですかね?答えは「2.5」、小学生なら「2余り2」ですね。先日市内の小学校の校長先生と出張先で話をしていると、こんな話をしていました。「「10÷4はいくつになりますか?たとえば10個のお菓子を4人で分けたらどうなりますか?」と投げかけたら、「僕の家では、お父さんとお母さんが2個ずつ、僕と妹で3個ずつ分けるから余りはでません」っていう子がいて…、小学生はかわいいんですよ」と。私はこの話を聞いて、その日1日この話を思い出して、なんだか心がほんわかして顔がニヤニヤしていたと思います。たしかに算数や数学での「正しい答え」は「2余り2」や「2.5」です。でもこの子が言った「余りはでません」は間違った答えなのでしょうか…。私はこの子の言った答えは「優しい答え」と言いたいです。人が社会で生きていくときには、算数・数学的な正しい答えでは解決できないこともたくさんあります。人に優しく接したり、意見を上手に調整したり…、生徒諸君には、正しい答えとともに優しい答えも学んでほしいです。

表彰朝会 

 

生徒の美術作品 11日の授業参観日にぜひご覧ください! 

特別支援学級南地区交流会
(武里中、大増中、春日部南中、大沼中)

 

 

 

7月3日(木)熱意 ~はしごを作り出すには~

熱意 ~はしごを作り出すには~
 何かを生み出すために、何かを成し遂げるために大事なのは、なんと言っても熱意ではないでしょうか?もちろん、知恵や才能はあるに越したことはありません。しかし、最後は熱意のあるなしがカギになってくると思います。例えば「何としてでも高いところに上がりたい」という熱意があれば、はしごというものを考えつくのです。ただ何となく「上がってみたいなあ」と思うぐらいでははしごを思いつかない。「どうしても、何としても上がりたい。自分の唯一の目的はあそこに上がることだ!」というくらいの熱意があった人が、はしごを考えついたのだと思います。熱意のあるところ、人は必ず新しい道を拓きます。常識では考えられないことまでやってのけるのです。運命を切り拓いたり、新しい発明、発見をしたり、独自の思想を展開したり、いわばそれまでの常識を破るのです。熱意の発するところには、次々と新しい発想が生まれ、必然的に常識が破られていくのです。自動車王といわれたヘンリー・フォードは、ベルトコンベアシステムをはじめ数々の新しいアイデアを経営の中に取り入れました。彼は「優秀な技術者ほど、できないという理論を知っている」と言ったそうです。多くの知識を身につけている優秀な技術者はともすれば常識の枠から出られないということですね。常識というものは、いわば先人の知識の積み重ねですから、もちろん大事です。けれども、新しいものを生み出すためには、1度常識から自分を解放しなければなりません。そのためには熱意が強く必要とされるのです。
 最近は人に迷惑をかけなければ何をしてもよいという考えがはびこっているが、そうではない。人に迷惑をかけてもよいから、自分が正しいと信じたことを命を懸けてでも精一杯やってみなさい!たとえそれが常識外れなことでも…。
 部活で勝ちたい、志望校に合格したい…その様な熱意があれば、顔つきが変わり、行動が変わります。変わらないのは本当は大してそう思っていないからです。

百人一首

 

 

7月2日(水)ノミの天井

ノミの天井

 ノミを知っていますか?犬や猫の毛の中に住み、血を吸って栄養として生きるとても小さな虫です。ノミは自分の体の150倍もの高さまでジャンプすることができるのだそうです。人間なら200m以上もジャンプすることができることになります。ノミをふた付きのガラス瓶に入れておくと、はじめは高くジャンプしてふたにぶつかるのですが、そのうちガラス瓶のふたの高さ以上に飛び上がらなくなるそうです。そのノミを再度広いところに放してもガラス瓶の高さ以上に飛び上がろうとしなくなるそうです。これはノミが自分で限界を決めてしまっているからなんだろうと思います。
 さて…、鋭い人は校長先生が何を言おうとしているか分かるでしょう。今日から期末テストが返却されます。よくがんばって結果に満足する者もいるでしょう。一方、残念な結果に対し、「自分の力はこんなもんだ」とか「もう無理だ」とか限界を自分で決めてしまう人がいないことを願います。それは自分の思い込みに過ぎないからです。勉強でも部活でも限界を感じたら、今日のノミの天井の話を思い出し、「自分はやればできるんだ」「あきらめずにがんばればきっと伸びる」と思い、新たな決意で挑戦してほしいと思います。

今日からプール学習が始まりました。安全第一で行います。

合唱コンクールに向けてパート練習が始まりました

テスト返却の様子 一人一人に成果と課題を伝えます

七夕の短冊には願いごとがたくさん書いてありますね

 

 

 

7月1日(火)保護者の皆様へ 人に好かれる子に育てる

人に好かれる子に育てる

 子育てについて考えるとき、最近「あれ?」と思うことがあります。“人に好かれる子”に育てていないことです。いくら能力があっても、学歴があっても、人間関係がうまく行かなければ世の中は渡ってはいけません。人に好かれたり可愛がられたりする、感じのいい子に育てることが、その子の将来の幸せにつながると思うのですが…。感じがいいとは、よく気が利き愛嬌のある子と言ってもいいでしょう。愛嬌というのは、自分の欠点を認めてさらけ出すことができる態度のことです。人間関係の中で好感を持たれるのはカッコ良い人よりも、愛嬌のある人です。なぜお笑い芸人がモテるのか…?彼らは自分の欠点を丸出しにしているのです。それこそが愛嬌の本質でしょう。「人間はいっぱい欠点があるんだよ、失敗もするんだよ」ということを親が進んで見せた方がいいと思うのです。大人がいいところばかりを見せようとしていると、子どもは失敗を恐れてしまう。「人は欠点があっちゃいけないんだ」と思い込んでしまいます。そうなると今度は他人の欠点にも厳しい人になってしまいます。
 失敗や欠点があってもいいんだと子どもに分からせるには、失敗したときのほめ方が大切だと思います。「失敗してもくじけなかった」「失敗したけど態度は素晴らしかった」と評価してやるのです。逆に成功したときにも態度によっては叱った方がいい時もあります。例えば何かの勝負で自分の子が勝って、敗者に対して勝ち誇ったような態度を見せたら、「敗者の気持ちを考える」「調子に乗らずに益々真摯にがんばる」ということをきちんと教えるべきでしょう。親は「成功か失敗か」「勝ちか負けか」だけを評価の対象とせず、成功や失敗をどう自分で受けとめるべきかを教えることが大切です。
よく気が利き、愛嬌のある、誰からも好かれ、かわいがられる人に育てられるよう努めましょう。

 

非行防止教室(埼玉県警)

学校運営協議会委員の皆様にもご参観いただきました

 

6月30日(月)試験はやり直しが命!

試験はやり直しが命!

 校長先生が小、中、高、大を終え、そして教員として、社会人として働きながら感じ、一貫して主張することは、“勉強とは自分でするもの”ということです。学校での授業を基本に、自分で課題を見つけて学習をする(予習をしたり、復習をしたり、より高いレベルの問題を解いてみるなど)ことが本当の勉強であると思うのです。内容はもちろん人それぞれです。例えば校長先生は数学の教員なんですが、得意な人、不得意な人様々です。得意な人は予習をどんどんしたり、より高いレベルの問題集を本屋さんで探してやってみる。また、不得意な人は、授業の復習をして、もう1度教科書の問題を解いたり、ワークをやって補充したりします。また、“数学は全然ダメ”という人は、“自分がどこで解らなくなったのか”を考えてみて、地道にそこから復習することが、時間はかかるが確実かつ唯一の方法です。恥ずかしくも何ともありません!地道に復習して下さい。また、得意な人も不得意な人も必ず解らない問題に出くわします。ですから使う問題集は、解答だけが載っている不親切なものではなく、授業で配ったワークのように、答えに至るまでの途中の考え方が詳しく載っているものを選ぶようにしましょう。それでも解らなかったらどうするか?塾に行く?いえいえ、友達に聴けばよいのです、家族に聴けばよいのです、学校の先生に聴けばよいのです!!そういったことを積み重ねていくことが、先生のいう“勉強は自分でするもの”ということなのです。
 今日から1学期の期末テストです。試験を受ける、試験が返ってくる、「やったー、目標の~点取れた!」、「もっと真面目にやればよかったなあ」、「ライバルのあいつに勝った!」などと一喜一憂してそれで終わってしまっては、試験を受けた意味がないのです。どんな点数でもいい。試験はそれまでの取り組みを省みて、自分が身に付いていない教科や分野を発見し、それを補う為にやるものだということを忘れずにいて下さい。そしてしっかりとやり直しをすれば、試験で満点を取った人にさえ、試験後に追いつけるのです!だから…試験はやり直しが命なのです!試験勉強とは、試験の前よりも試験後の方が大切なのですよ!

 

 

 

6月27日(金)北風と太陽の話

北風と太陽の話

 イソップ物語の中に、「北風と太陽」という話があります。ある日、北風と太陽が力比べをすることになりました。そこへたまたま、コートを着た1人の旅人が通りかかりました。そこで北風と太陽は、「あの旅人のコートを脱がせた方が勝ち」ということに決め、さっそく力比べをはじめました。最初に北風が冷たい風を激しく旅人に吹きかけました。しかし旅人はコートのえりを立て、しっかりとコートの前を合わせて、吹き飛ばされまいとします。北風が懸命になって力を入れれば入れるほど、旅人はコートをしっかりとおさえつけて、はなしません。とうとう力つきた北風は太陽と交代しました。
 太陽は、暖かい日差しを優しく旅人にあてます。どんな強風にもコートを離さないでいた旅人でしたが、ポカポカと暖かい太陽の光を浴びて身も心も温まり、ついにコートを脱いでしまいました。
 この北風と太陽の話はたとえ話です。一般的な解釈は、北風は冷たく厳しい非難や押しつけをあらわし、太陽の光は、温かい思いやりや賞賛をあらわしているということです。
 以前こんな人がいました。とっても要領がいいのか、先生の前ではいい子ぶる、掃除は見ていなければ怠ける。部活では人のミスをきつく言う。そうこうしているうちに、お決まりのように周囲が、「なんだあいつ、言うことだけ言ってやらないじゃないか。無視しようぜ…」と。
 この時、ある先生が上の話を持ち出し、「人を変えようと思ったとき、北風のようにピューピュー吹いたってダメ。また逆に暑くてもコートを脱がないような人じゃダメ。人間関係をより温かく、素敵なものにするには、批判される方は素直に反省すべきだし、批判する方は思いやりのある、自分がされて嫌だなと思う手段は絶対にとるべきじゃない!」ということを言っていたんだなぁ…。
 さて、校長先生は毎朝学校に出勤すると校舎内を一周し見て回ります。すると…、廊下や教室の窓が開き、朝の涼しく新鮮な風が入り、教室が爽やかな空気に満ちています。また、担任の先生が黒板に朝のメッセージを書いてくれています。“今日一日がんばろう!”という気持ちになりますよね。また、クラスによっては、学級通信が生徒全員の机に置かれているクラスもあります。私はこれも、北風と太陽の話の太陽的な担任の先生方の君たちへの愛情の1つだと思います。

 

 

6月26日(木)君と一緒に誰かの悪口を言う者は、君の悪口も言うだろう

君と一緒に誰かの悪口を言う者は、君の悪口も言うだろう
 陰口とは、その場にいない誰かのことをあれこれ言うことですね。だから誰かと一緒に陰口を言えば、その相手と親密な関係で結ばれたような気がするものです。誰かの陰口を一緒に言い合うことで、その人と今まで以上に親しくなれたような気がするのです。しかし相手が変われば、「あの人はあなたのことをこう言っていたよ」となるのが世の常です。
 “自分の行為に恥じるところはない”と正々堂々、自信を持って言える人は、他人の行為を良い方に解釈できます。
「~さんって、ものすごくケチなのよ」と誰かが言ったとしても、「ケチじゃなくて物を大切にする人なんだよ」というふうに切り返して陰口をうのみにしないように出来るものです。自分に似合う服を選ぶように、言葉も選んで使ってください。

 

6月25日(水)いじめをなくせ ~心の傷は見えない~

いじめをなくせ ~心の傷は見えない~

 アメリカで「サンタクロースへの手紙コンクール」が行われたときの話である。最優秀賞に選ばれたのは、ある脳性小児麻痺の女の子からの手紙だった。彼女はたったひとこと「サンタさん、どうかたった1日でもいいから、友達にいじめられない日をプレゼントして下さい」という切なる願いを手紙に書いたのだ。この手紙が全米のラジオで放送された。それを偶然にもその女の子のクラスメイトが聴いていて、自分達がいかに彼女の心を傷つけていたかを知り、絶対にいじめたりしないというパーティを開き、全米の感動を呼んだそうである。
 サンタクロースに頼むものと言ったら、ゲームであったり、可愛らしい小物であったりするものだろう。ところが…「いじめられない日をたった1日だけ…」この悲痛な叫びにも似た彼女の思いをみんなはどう受け止める…?
 さて生徒諸君、君や君の周りを見渡してくれ。本人がそのつもりがなくても、心ない一言が友達を傷つけたりしていることはないだろうか…?何気ない行為で人を傷つけたりすることがないだろうか…?転んでケガをすると、「あれ、どうしたのそのケガ?」とすぐに周りが気づく。血も出るし、ばんそうこうを貼ってあるかもしれないからすぐに分かる。でも言葉や態度によって受けた心の中の傷は、本人が訴えなければ分からない。それには薬も付けられないので治りにくい…。今後は教室のドアを開けて入ったときに、フッと心が軽くなるような温かな雰囲気のクラスにしよう。
 もう一度見渡してくれ。小さな事でも、何気ない一言や行為で心に傷を受けている人がいないかどうかを!人の心の痛みの感じられない鈍感な人になってはいけない!10年、20年たっても、また会いたいと思える、懐かしいクラス作りのためにみんなで人の心を傷つける発言はしないと誓いを立てよう。そして、もし今後そのような心無い発言をしている者がいた時には、周りの人間がそれを許すな!みんなが大好きな大沼中、そしてその仲間の誰かが嫌な思いをするような行動をとる者を許すな。自分たちの力が及ばないならすぐに先生に助けを求めるようにしよう。大沼中からいじめをなくそう!

6月25日(水)保護者の皆様へ 我が子を人をいじめる人間にしないために

 保護者の皆様へ ~我が子を人をいじめる人間にしないために~

 先日このホームページで、父母の恩は山よりも高く海よりも深しという内容を載せました。親が子を思いやるのは当たり前と思われていますが、今日はその当たり前を改めて考えてみましょう。子への思いやりとは、子のことをよく知るということです。よく耳を傾け、子供にとっての世界がどんなものなのかを理解しようとし、たとえ親の思う通りでなくてもその子の世界を受け入れることも大切です。また、子の存在に感謝をし、尊敬の念を持ち、愛情を深めていくことによって、親子の関係は進歩していきます。思いやりの心を持って接すれば、話をするのが安心で楽しくなり、いじめなどの悩みも自然に親に打ち明けられるようになるはずです。
 さて、そのいじめですが、いじめは力の弱い子や、真面目に努力しようとする子、まわりに安易に流されないために異質とみなされる子などを標的にする卑劣な行為です。悪いのは、いじめる側の子供です。「いじめられる側にもそれなりの理由がある」などということは全くの間違いです!
 いくら軽い遊びや悪ふざけ、ジョークのつもりでも、いじめられる側の苦しみや痛みは深刻であることを理解させ、いじめることは、人間として決して許されない卑劣な行為であり、いじめをはやし立てたり、傍観したりすることも同じである、ということを家庭の中できちんと話す場を設けてください。そして、自分の子供がいじめをしているとわかったら、必ず直ちにやめさせて下さい。また、いじめる子の中には、親から暴力や強いプレッシャーを受けるなど、家庭でも学校でも居場所がない子が多いと言われています。家庭が子供にとって安心できる安全な居場所であり、心が満たされるように配慮するなど、いじめをしない心の環境づくりもしていきましょう。

6月24日(火)保護者の皆様へ アウトメディアチャレンジweek

 【 保護者の皆様へ アウトメディアチャレンジweek

いい本に出会うことは、いい人に出会うことに似ている

 私は今年度、相談室保健室に来る生徒たちのために、 “ちょっと手に取って気軽に読める”を意識して、中学生が読んで心が元気になったり、心が温かくなったりする絵本を選び、毎月1冊ずつ寄贈しています。
 読書は、想像力考える習慣を身につけ、豊かな感性情操、思いやりのを育むことができます。ゲームやYouTube等が好きな子にも、本を読む時間を持つように家庭で習慣づけたいものです。そのためにも、「食事の時間」のように「読書の時間」を設けたり、親子で本屋さんや図書館に行ったり、親も一緒に本を読むなど工夫し、子供が読書の楽しさと出会えるきっかけを作りましょう。また、読書を通じて子供が感じたり考えたりしたことに耳を傾け話し合うなど、親子の会話を増やし深める機会として読書を活用することも大切です。
 明日から一週間、“アウトメディアチャレンジweek”を設定しました。期末テスト前でもありますので、この期間は、テレビ、インターネット、SNSなどをオフにして、本を読んだり、勉強に集中したり、家族で話をする時間を意識的に持ってください。きっと新たな気づきがあることだと思います。

 

6月23日(月)麻中の蓬

麻中の蓬(まちゅうのよもぎ)

 中学生である生徒諸君は、一人一人、自分の中に多くの可能性を持っていると言われますよね。まさにダイヤモンドの原石なんです。でもダイヤモンドって元々指輪などの宝石のように光り輝いてはいないんです。原石を非情に硬い材質の道具で磨き、カットしないと光を放たない。これをダイヤモンドの原石である君達中学生に当てはめると、自分より素晴らしいものを持っている仲間と競い合ったり、歴史上の偉人について学んだり、自分で高い目標を決めて努力をしたりすることが磨くということになります。さて、今日のタイトルである麻中の蓬とはどんなことわざかというと、人は誰でも良い環境の中で育ち、良い教育を受け、良い人と出会えば、まっすぐ正しく成長するというたとえです。麻(あさ)は植物の麻、曲がりやすい蓬(よもぎ)もまっすぐ生え育つ麻の中で育てばまっすぐに育つといいます。みなさんも互いに高め合える仲間を大切にしましょう。また、歴史上の人物や身近な人生の先輩などからもたくさんのことを学び、ダイヤモンドのように光り輝ける人に成長できるよう努力していきましょう。楽しみにしています。

 

 

 

6月20日(金)進路について学んでいこう⑥(保護者向け)

進路について学んでいこう⑥(保護者向け)

やる気と学力

 誰でもやる気は出ます。出るには出ますが、遅すぎる場合が多いものです。子供のやる気はいつ出るか分からないし、出て欲しい時になかなか出てくれないものなんですよねぇ…。また、一瞬出たかと思うと消えてしまったり、本番直前だったりと「やる気になっている時」は実に短く、実にタイミングが悪いことが多いものです。ですから高校生や大学生とは違い、「やる気が出たら…」を期待して見守るだけでよい年齢だとは私は思いません。また、環境が整っていないと、せっかくやる気が出ても効率が悪かったり、空回りして、なかなか結果につながらず、成果が出る前に諦めてしまうこともあります。ですから、今後なるべく早く高校見学や説明会などに親子で足を運び、1日でも早くやる気を喚起させることが大切です。 つづく

 

6月19日(木)進路について学んでいこう⑤

進路について学んでいこう⑤

 私はこれまでの自分の人生の経験から、人生や進路というものは、なかなか自分の思い通りに事は進まないと考えています。スポーツでも勉強でも自分の持っている才能には限りがあることは誰にも否定できないことだと思うし、経済的な問題も今後君達が進路を考えるときには、決して無視できないことだとも思います。人には人それぞれ与えられた環境条件というものがあります。その限られた条件の中で最善を尽くすことが最も大切なことなのではないかと思います。自分に与えられた条件や環境の中で精一杯がんばり、自分だけの目標や充実感、楽しみを見つけてがんばってほしい。進路について悩んでいる人がいたら、ぜひ参考にしてほしいと思います。

 

6月18日(水)見える学力、見えない学力

見える学力、見えない学力

 be動詞の使い分けができる、因数分解ができるようになる、バレーボールでトスが上手に上げられる、…これらはすべて見える学力。今、授業でやっていること。テストで確かめてみられることです。授業で学ぶことですからとても大事な学力ですね。一方、手のひらの裏側には手の甲があるように、見える学力の裏側には見えない学力というものがあります。「ありがとう」「ごめんなさい」って素直に言える。ゴミが落ちていたら拾う。朝、友達に「おはよう」って元気に声がかけられる。「わー、花がきれい」って感動できる…、これらは見えない学力。優しさや思いやり、自己犠牲の心、美しいものに感動する心、心のたくましさ…こういったものは机の上ではなかなか身に付かない、見えない学力です。
 机の上の勉強も大切。でも、その土台となる人間の芯の力である見えない学力も大切である。生徒諸君の見えない学力はいかほどかな…。

 

6月17日(火)父母の恩は山よりも高く、海よりも深し

 先週までの学校総合体育大会地区予選会では、大沼中の生徒たちの精一杯のがんばりがどの部からも伝わってきて心打たれました。また一方で私は、生徒諸君を応援する保護者の皆様をも見ていて、君たちを思う保護者の気持ちの大きさにも改めて心打たれました。父母の恩は山よりも高く、海よりも深しという言葉があります。これは、親の恩の高く深いことを言っています。また、親思う心にまさる親心という言葉もあります。子どもが親を思う心、その心以上に親は子を思うものだということです。これは、吉田松陰が安政の大獄で処刑される前に詠んで、故郷の両親に送ったとされる歌「親思う心にまさる親心、今日の訪れ何と聞くらん」の前半部分です。皆さんの中には、もしかしたら、親にそれほどの愛情を感じるようなことをしてもらった覚えはないと考える人もいるかもしれません。人それぞれ、環境も考え方も違いますから、全員が同じ思いというわけにはいかないかもしれませんね。でもね、いま皆さんがここにいるということだけでも、大きな恩を感じてもいいのではないかと私は思います(いずれ分かればそれでよし)。私たちは、いつも誰かの愛情の中で生活をしているものなのです。普段は気がつかないかもしれませんが、何かのできごとをきっかけに、その大きな愛情に気がつくでしょう。そして、皆さんに最も大きな愛情をかけてくださる人が、家族なのではないかと思います。周りの人からの愛情に気づき、がんばって生きることで、その愛情に応えていきたいものですね。
 今日は校長先生一日不在です(出先でこのブログをアップしています)。熱中症に気をつけてくださいね!

6月16日(月)私はリンゴの木を植える

明日地球が滅びるとも、今日私はリンゴの木を植える

 この言葉を見聞きしたことのある生徒もいるかもしれませんね…。この言葉は、ドイツで宗教改革を行ったマルチン・ルターの言葉です。まず、どんな意味が込められているのか各自で考えてみましょう…。

 リンゴの木は、種や苗を植えてから何年もたたなければ実がつきませんよね。もし、明日地球が滅びるとしたら、リンゴの木を植えたって意味ないじゃん…。たしかにそういう考えもありますよね。でも、ものごとに絶対というものはありません。希望を捨てず、今日、自分にできることを精一杯やって生きる、これこそが人間として生きることの意味だとルターは伝えたかったのではないでしょうか…。地球が滅びるというのは、あまりにも大袈裟なたとえですが、みなさんは毎日の学校生活家庭生活において、どういった心持ちで過ごしているのか振り返ってみましょう。近い将来や遠い自分の人生に対して、目標を持ち、努力をしていますか…。努力をせず、簡単に自分の限界を決めてあきらめている人はいませんか…。「期末テストに向けて」「部活動の大会に向けて」「高校入試に向けて」「将来なりたい職業に向けて」など夢や希望を抱き、努力することが大切なのです。今週は暑い日が続く予報が出ています。健康に気をつけて元気出して過ごしましょう!(校長)

 

 

6月13日(金)進路について学んでいこう④

進路について学んで行こう④

 生きるということは、刻一刻と流れ、先の見えない時のなかを、何らかの決断を繰り返しながら過ごすということです。例えば、最初の就職先に定年まで勤めるという人もいれば、方向転換をし、違う職業に就く人もいます。年老いた両親の面倒を見るために故郷に帰るという決断をする人もいます。要は「後悔しない人生を選べばいい」と最後には決断をするものです。さて、先を見るということは大切なことで、将来自分はどういうふうになりたいのか?というイメージを持っている人は、そのためには、今自分はどうしたらよいのかという判断がつきやすい。将来のイメージがないと、今すぐの損得で決断するから後で後悔をしやすいのです。将来のイメージがあると、今は損でも将来のためになるという判断がつくから、辛い努力や苦境に耐えることができるものなのです。簡単には絶望しないし、愚痴ることもない。今のことしか考えない者や、簡単に自分の限界を決め、苦労から逃げる者は「~はしたくない」、「~の方が楽だ」となりやすい。楽なこと、好きなことしかしない人は、自分が広がっていかない。後悔しないための決断には、心の支えがあると最高の助けとなります。それが家族だけではなく、先生、先輩、友達、後輩などに囲まれたら益々不安なしに全力を尽くせるよね。良い人間関係を作り保てる人になるための勉強を今学校で学んでいます。これからも教室に入ると「ほっとするクラス」をみんなで作っていきましょう。こんな力もよくいう「生きる力」の1つだと思います。   つづく

6月12日(木)進路について学んでいこう③

進路について学んでいこう③

 今日は大沼中を卒業後、人生の第一歩をどうするかについて話します。3年生はあと約10ヶ月で義務教育を終えて広い社会に出ることになります。広い社会の中に高校や大学があります。高校や大学は義務教育ではないので、やめたくなればいつでもやめられますし、出席日数やテストの点数が悪ければ進級や卒業ができません。ですから進学先を慎重に選ぶことが求められます。
 さて、人は人生のほとんどを職業人として生きることになります。大学院まで進んだとしてもわずか18年~20年間の学校生活であり、その後はずっと社会人なのです。今現在、将来の職業をきちんと考えている者は少ないですよね。「自分の長所や適性は何なのか?」「どんな仕事に就けばいいのか?」という漠然とした不安や悩みをこの時期は抱えるものです。一方、自分が将来何になるのか心が決まっている者は話がはやい!その職に就くための最も効率の良い最短距離をひたすらに進めばよい。なりたい職業に就くために大学を出る必要があるのなら進学率の高い高校へ進めばいいし、「日本一の料理人になりたい」のならば、調理師の専門学校や料理人の修業ができるところへ一直線だ。問題なのは自分の適性や将来が見えていない大多数の生徒たちです。自分が何者なのか…校長先生は中学時代には何も見えませんでした。でもね、青春時代とはそういうものなのです。自分を見つめる、でも自分はどの道を歩んで行ったらよいのか…分からない、見えない。その不安や悩みと戦い続けるのが青春時代なのです。結論なんてそう簡単には出ない。でも大切なことは自分を見つめることから逃げてはいけないということ。「自分探しのために高校へ行く」というのもいいだろう。でもね、高校に行っても、勉強や部活や友達と楽しく過ごすことで自分を見つめることを忘れてはいけない。悩み、もがき、転がり続けてようやく1つ何かをつかむことができるかもしれないのだから。卒業後の人生の第一歩をどうするのか?保護者や先生方は君たちの力になります。しかし、人生最後は自分で決断をするのです。 つづく

6月11日(水)進路について学んでいこう②

進路について学んでいこう②

 今日は絶対に忘れてはならないことを話します。

★一人ぼっちにならないことみんなで励まし合っていくこと
 人は苦しいとき、つい「自分だけが…」と思いがちですが、中学3年生はみんな同じように辛いのです。その苦しさを共有し、お互いに励まし合いながら乗り切ろう。苦しいときに芽生え育った友情はとても強く美しいものです。
★君は1人じゃない。応援してくれる人がいっぱいいる
 家族、先生方、その他の大人の人達、たくさんの人が君のために力になろうと思っています。君が内心「うるさいなぁ」と思うようなことをガンガン言うのもそのためなんだよ。気持ちを落ち着けて「ありがたいなぁ」と思えば、気持ちがスーッとして「がんばろう!」という気持ちが自然に生まれてくるはずです。
★最後にクラスのことも忘れないで
 良いクラス、良い仲間を作ることは結局、自分自身に返ってくることなのです。これまでスキー教室、修学旅行、体育祭、合唱祭など色々な行事がありました。一人一人が一生懸命取り組みました。それが集結してクラスの力になりましたね。クラスの力は一人一人の力を大きく羽ばたかせてくれるものです。今年は3年生として、クラスに限らず1、2年生のときの同級生や部活動の仲間など本当にたくさんの仲間が君の周りにはいるはずです。3年間の様々な活動を通してかけがえのない友情を育み、それが人生の財産であることを知るでしょう。そしてどんな時も君の味方になってくれる家族という存在の大きさも知ることになるでしょう。共に支え合い、喜び合える仲間づくりを残りの日々でしっかりやっていこう。 つづく

6月10日(火)進路について学んでいこう①

進路について学んで行こう ①

 いよいよ今日、梅雨入りの発表がありました。雨でじめじめとしたり、合間には晴れて暑くなる日があったりと不快指数の高い日が続きますね。そんな日々だからこそ仲間同士では、さわやかな笑顔で朝のあいさつをしよう。さて、3年生諸君にとっての夏、それは進路を考え、目標に向かって精一杯の努力をする夏となります。これまでは、小学校も中学校も義務教育ということで同じ地域の仲間と同じ学校で勉強や運動に励み、楽しい時間を過ごし、喜びや悲しみ、苦しみをも共にしてきました。そんな仲間とも中学校を卒業すると、それぞれ違う道を歩き始めるのです。その道の方向を決めるのが「進路」です。今日の東部地区学力テストは、君たちが進路を考える時に使う資料の1つとなるものです。
 これから君達は、卒業後の人生をどの方向に進むのかを本人、保護者、先生、まわりの大人達と考え、自己実現に向けて努力をしていかなければなりません。初めて経験する、人生の別れ道に差しかかっているのです。色々と不安なこと、苦しいこと、悩むことなどが自分に降りかかってくるときでもあります。君達の今までの人生の中で1番大変な時がこれから来るのです。でもだからこそ私は言いたい。苦しかったり、悩んだりするから人間として成長できるのです。苦しみや不安、悩みなどにつぶれてしまったり、逃げて楽な方に進んでしまったりしていては、自分の人生を切り拓くことにはなりません。挑戦し、壁にぶち当たりながらも必死で努力しなければなりません。傷ついたり、しんどかったりするだろうけど、へこたれないで乗り越えてほしいと校長先生は思っています。なにも成績が上がったり、希望する高校に合格することだけを言っているのではありません。それは単なる結果であって、大切なことは、苦しさに立ち向かい、それを乗り越えようとがんばること。その経験が人としての厚みや深みを増していくのです。これからの人生の中には、もっともっと大変なことはたくさんあります。その時、楽な方へ逃げてしまったり、つぶれてしまったりしないような、たくましく、しなやかで強い人間性をこの進路活動においても身に付けていくのです。 つづく

 

6月10日(火)自分

きたえるのも自分、なまけるのも自分
がんばるのも自分、いねむりしているのも自分
自分自分でなくなりはしない
終わったことは変えられない
他人を変えることも難しい
でも、これからのことや自分のことは
自分でがんばろうとすれば
今すぐ自分で変えられる
未来の扉のカギはみんな自分が握っている

 多くの部活動で学校総合体育大会が終わりました。昨日はなんだか気が抜けたような雰囲気が3年生のフロアに漂っていました。3年生にとって部活動の集大成の大会が終わったのですから、それも仕方のないことだな…と思いました。無理にがんばれとは言わないし、たまには少しゆっくり今後のことを考えてみることも大切です。でもね、校長先生のような年寄りとは違い、みなさんは弾けるような若さとエネルギーを持っている中学生です!なるべく早く次への志を立てて新たな一歩を踏み出そう!

6月9日(月)負ける練習

負ける練習

柔道の基本は受け身
受け身とは投げ飛ばされる練習
人前でたたきつけられる練習
人前でころぶ練習
人前で負ける練習です

つまり人前で失敗をしたり
恥をさらす練習です
自分のカッコの悪さを
多くの人前で
ぶざまにさらけ出す練習
それが受け身です

長い人生には
カッコ良く勝つことよりも
ぶざまに負けたり
だらしなく恥を
さらすことの方が
はるかに多いのです

そして
負け方や受け身の
本当に身についた人間が
苦しみに耐えて
他人の心の痛みを
心の底から理解できる
優しく暖かい、そして強い人間になれるんです

相田みつを(一部抜粋)

 カッコよく見られたい。カッコ悪いことはしたくない…。ちょうどみんなはそういう年頃ですよね。とってもよく分かります。でも、カッコ悪く投げ飛ばされることだってあるわけです。何をやってもね。柔道でいえば、その時に受け身ができないと大きなケガをしてしまいますよね。
 たまには派手に投げ飛ばされて負けたっていいんです。その事が必ず役に立つのだから。投げられまい、投げられまいとするよりも、投げられたときに受け身をとり、すぐに体勢を立て直す。そんな人になりたいですね。
 学校総合体育大会の地区予選の多くが終わりました。勝った部活、上位の大会に出場が決まった部活は、益々気を引きしめてがんばりなさい。一方、負けてしまった部活の生徒諸君、当然だがまだ人生の結果が出たわけじゃない。気持ちを鎮めてこれまでを振り返り、次への心の準備をしよう。決意をすることは大切なことだ。人の生き方を決めるのは魂だからだ。元気だしていきましょう!(校長)

6月6日(金)神様からのメッセージ

 学総集中日もいよいよ最終日ですね(陸上やバドミントンは別日)。さて、私は教員時代、陸上競技部の顧問をしていました。そこでよく当時の生徒たちに指導していたことは、「陸上の神様が君に教えようとしていたことは何だったんだろう…?」ということでした。陸上競技には相手はいません。誰にも邪魔されずに決められたレーンを走り、与えられた場で幅跳びや高跳びなどを試技する。これまでの自分と向き合い、自己新記録を目指す。そんな競技です。思うような結果が出なかったときは、陸上の神様はきっと、自分に人間として何かを伝え、教えてくれているのではないかと思うのです。さて生徒諸君、野球の神様、バスケットの神様、テニスの神様、…etc、それぞれの競技の神様は、君たちにどんなことを教えてくれましたか…。「よくがんばったね」「まだまだ取り組みが甘いぞ」「この経験をこれからの人生で生かしなさい」…。~の神様と表現しましたが、それは生徒諸君ののことなのです。どう受け止めるかは人それぞれです。
さぁ、今日一日を精一杯がんばろう!

6月4日(水)もっと熱くなれ!

 学校総合体育大会が始まりました。初日の昨日、市内の各会場を回りましたが、どの部にも感じたことを言いますと、沼中生諸君!君たちは、はっきり言ってお行儀良すぎます!スポーツの目的は勝つことではないけれど、目標は勝つことでしょ…。ならば、もっと声を出せ!もっとラケットやバットを魂込めて思い切り振れ!もっと強くボールを叩け!もっと走れ!男子バレー部のTシャツの背中にはこう書いてある!「勝ちたいならば声を出せ!」と。3年生、最後の大会だろ!もっと熱くなれ沼中生!見ていてたいそう歯がゆい。(校長)

6月2日(月)仲間との誓い

仲間との誓い

 いよいよ明日から学校総合体育大会が始まります。普段同じ教室で勉強し、同じ学年の仲間として過ごしているわけですが、選んだ部活動は人それぞれですね。明日からの大会では、競技は違ってもお互いに大沼中学校の仲間として全力を尽くしてがんばろう!仲間との誓いを胸に、力の限り精一杯のプレーをし、声を出し仲間を応援しよう!

 

5月30日(金)生徒朝会(部活動壮行会)

【校長先生からのお話(一部抜粋)】

 生徒のみなさん、おはようございます。

 いま、各部の代表の生徒から、来週から始まる学校総合体育大会への意気込みを聞きました。どの部の代表からも3年生にとっての最後の大会にかける意気込みが伝わってきました。3年生の生徒諸君に言いたいことは、やり切れ!ということです。今月君達は、修学旅行体育祭という2つの大きな行事を通してたくさん得るものがあったと思います。そして成長することができました。しかしそれらは、きちんと事前の準備をしたり、練習をしたりしたことと、当日、心を一つにしてやり切ったからです。来週から始まる大会も、できる準備や練習を最後の最後までやり、試合当日も悔いの残らないプレーや仲間への応援をしてほしいと思います。

 1、2年生の生徒諸君もお世話になった3年生の先輩の部活にかける姿勢を学んでください。そして来年、再来年、先輩方を越えていくことが先輩への恩返しになるということを胸に刻んでください。校長先生も可能な限り、時間を見つけて試合会場を回り、がんばってプレーをする君たちの姿を心と写真に焼きつけに行きます。健闘を祈ります。がんばってください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月29日(木)教育実習生、よくがんばりました!

 いま大沼中学校には、本校を卒業し、将来学校の先生になろうと大学で学んでいる教育実習生が3名来ています。3名とも同じ学年で、校長室で当時の卒業アルバムを見て懐かしい話で盛り上がっていました。先日の体育祭でも生徒と共に一緒に練習したり、応援したりしてくれました。教員チームのリレーにも出場しました。そんな教育実習も今週で終わりになります。今週は3人とも実習のまとめの研究授業を行いました。日頃お世話になっている大学の先生も参観にお見えになりました。将来の学校の先生の卵ですので、大いに期待しています。明日はさみしいお別れの日となります。実習生のみなさん、大沼中はいかがでしたか…。残りの学生生活を楽しんでくださいね。そして近い将来、ご縁があれば、一緒にお仕事をするかもしれません。その時はどうぞよろしくお願いします。お疲れさまでした。

 

5月28日(水)基礎・基本を大切に

 大相撲や日米両プロ野球選手たちが連日カッコ良い、素晴らしいプレーを披露していますね。今日は、「基礎・基本を大切に」という話をします。どんなジャンルでもそうなのですが、プロと呼ばれる人たちは基礎的な練習を非常に大切にしています。野球選手で言えばキャッチボールや素振り、サッカー選手で言えばパスやトラップなど基礎的な練習を本当に大切にし、繰り返し繰り返し練習しているそうです。では、君達中学生にとっての“基礎・基本”とは何でしょうか?一言でいえば、“基本的な生活習慣”の確立です。具体的には、①時間を守る、②あいさつや返事がしっかりできる、③健康管理ができる、④授業や家庭学習にしっかり取り組むなどです。これらのことがしっかり出来れば、勉強も部活動も自然と目に見える結果となって表れてきます。基礎・基本を大切にして、中学生として大輪の花を咲かせてほしいものです。

 

5月27日(火)目標と目的

 今日は体育祭の表彰朝会を行いました。体育祭を通して、「机の上では学べないこと」をたくさん学んだことだと思います。優勝という「目標」は各学年1クラスしか達成できません。でもね、そんなことよりずっとずっと大切なことが体育祭の「目的」にはあるのです。それは、体育祭を通して、仲間と心を1つに活動することの喜びを感じ、これまで以上に仲の良いクラスになることです。今後君達の人生でも「目標」に届かないことはたくさんあります。しかし「目標」だけに捕らわれることなく、「目的」を見つめ考えてほしいと思います。今年の体育祭が本当の意味で成功したと言えるのは、今後の君たちの生活が向上し、今まで以上に良い仲間になったと誰もが思えたときなのです。

5月24日(土)体育祭 ~優しさと強さ、そして賢さをありがとう~

 最高の天候とグランドコンディションの中で行われた第49回体育祭。どの学年もどのクラスもこれまで連日練習を重ねてきましたね。今日は保護者・地域の皆様やご来賓の皆様がたくさんお越しになられました。それだけ大沼中の生徒諸君への関心や期待が高いということです。競技の様子を見ていると、学年が上がるにつれて、より速く、より力強くなり、成長を感じました。1、2年生は来年度は今年の先輩を超える気概をもってほしいと思います。それは体育祭に限ったことではなく、日々の学校生活をいかに充実させるかにかかっているのです。また、体育祭で“いいなぁ”って思ったことを2つ。1つ目はみんなで精一杯の声で応援していたこと。はやく終わった者が、クラスにかかわらず競技中の選手に「がんばれー」と声をかけ応援していたこと。また学年を越えて先輩や後輩を応援していたこと。私は大沼中学校の生徒たちのこういった気質が一番嬉しい。そうです、みんな大沼中の仲間なんだということ。2つ目は、朝礼台に上がり発言した生徒たちが先生方顔負けの素晴らしい発言内容であったこと。このことは今の大沼中の文化の高さを表しています。審判をしてくれた生徒のみなさんもよくやってくれました。放送委員の放送もよかった。図書委員の早く正確な得点集計も見事でした。開会式で校長先生が、保護者・地域の皆様、ご来賓の皆様方に対し、「今日は本校の自慢の生徒たちがさわやかな笑顔、輝く汗、もしかしたら美しい涙も見せます」と言ったことを覚えていますか…。そうです、君たち沼中の生徒たちを自慢に、そして誇りに思います。今日の体育祭を通しその思いは益々強まりました。今日は沼中生の優しさ強さ、そして賢さをありがとう。

 

5月23日(金)保護者の皆様へ

 これまでの経験常識では通用しない問題が増えています

 子育ての不安、友人関係のトラブル、いじめや不登校などで悩みを抱えたときに、配偶者や親・兄弟・友人などに相談することが基本的にはよいのですが、それだけでは解決できないこともあります。社会の急速な変化家庭環境の多様化から、これまでの経験だけでは適切な助言が難しい問題も多くなってきているからです。そんな時には、迷わず専門家専門機関に相談しましょう。学校の教員、スクールカウンセラー、市役所こども相談課、市や県の教育センター、警察の生活安全課や青少年相談窓口、児童相談所、民生・児童委員など様々な相談機関があります。それぞれの特色を知り、相談内容にふさわしい機関を選び、勇気を出して相談してみましょう。

     保護者の生き方が、子供への最高の教育になる

 これまでは、勤勉で従順な人が社会から求められましたが、これからは問題を解決するために自分で考え、工夫し、新しい発想で行動する、勇気ある社会人が求められます。

 自分にかかる損得だけでなく、地域そして社会全体にまで目を配り、積極的に社会やその問題に関われる人に育てるために、まず親自身が新たな社会に順応し、新たな価値観のもとで、子供の前で手本となり、堂々と胸を張り行動できるよう努力や挑戦をすることが大切です。

5月22日(木)道

 道 

 道はいつもひらかれている
 道はすべての人の前にひらかれている
 学び、知ろうとする意欲
 考えようとする意欲
 向上し、がんばろうとする意欲
 少し意欲を持ちさえすれば
 自分の歩く道が少しずつ見えてくる 
 道はいつもひらかれている

 今日は生徒諸君に「道」という詩を送ります。先日の修学旅行で3年5組が茶道体験をしたときの先生の言葉にも通じるものがあります。不平不満、愚痴や弱音もたまにはいいだろう。でもね、どんなに辛くても、少しずつ、一歩ずつでも進まなければ、“なりたい自分になる”というゴールにはたどり着けない。自分でしっかりと考え、行動することしかないのである。大沼中の生徒たちのがんばりに期待します。

 

5月21日(水)楽しいイベントには支えてくれている裏方がいる

 今日は午前中、体育祭の予行を行いました。最後の講評でも述べましたが、体育祭の競技はまだまだこれから数日間で伸びます。みんなで知恵を出し、声を出し、汗をかけばレベルアップします。

 また、体育祭や修学旅行など楽しいイベントには、そのでみんなを支えてくれている人達がいることを忘れてはいけません。体育祭でいえば、観察係、決勝審判、そして放送を担当する放送委員会、得点を集計する図書委員会、その他様々な役割を担う担当者がいます。イベントを支える、なくてはならな役割を持った人達です。そういった役割を担った人は、誇りを持って役割を全うしてください。そして周りのみんなは、そういった役割の人の存在に気付き、感謝する気持ちを持ちましょうね。当日もよろしくお願いします。

5月20日(火)自立と自律

 君達の学校生活の最終的なゴールは、“自立”できる人になることです。自立とは何かというと、自分の力で責任を持って生きて行くということです。では、どうすれば自分の力で生きて行くことができるのでしょうか?それには“自律”した人間になることが必要です。自律とは何かというと、字のごとく自分を律するということです。簡単に言えば、自分をコントロールすることができるということです。例えば、君達の年齢を考えると、保護者のひと言ひと言をうるさく感じたりしませんか…。親から「はやく勉強しなさい!」と言われて、「うるさいなぁ」と思うことはある意味正常です。しかしそう思った後、よく考えもせず「うるさいなぁ!分かってるよ!」と言ってしまうのは、自分をコントロールすることができていない人です。親の言うことに「うるさいなぁ」と思っても、「でも確かに親の言っていることは正しいことだ。それに自分の事を大切に思い、心配して言ってくれているからこそなんだ」と考えられる人は、自分をコントロールできる人であり、そういう人を“自律している人”といいます。

 中学生として、やるべきことを誘惑に負けずに自分を律して実践している人って素晴らしいですよね!校長先生も人間ですから弱い面もずるい面も、また自分が嫌になるような醜い面もあります。でも人としてより良く生きようという思いもあります。人が与えられた条件や環境の中で、より良く生きるためには、よく考えることが必要です。哲学者・科学者であるパスカルは「人間は考える葦(あし)である」という名言を残しています。考えることこそが人間の人間らしいところなのです。生徒諸君!中学生としてよく考えて生きよう!

5月19日(月)君はどのタイプ…?②

 先週、このタイトル“君はどのタイプ…?①”で、ドラえもんのキャラクター、のび太、ジャイアン、スネ夫に登場してもらい、人はみな違う、みんな違っていいんだ。それぞれの個性を認め合い、力を合わせて良いクラス、良い人間関係を作っていこう!という話をしました。今日は再びドラえもんのキャラクターに登場してもらい、違う話をします。今回登場するキャラクターは、のび太、ジャイアン、しずかちゃんです。

 皆さんは、「アサーション」という言葉を知っていますか?分かりやすい言葉で簡単に言うと、「自分も相手も大切にする爽やかな自己表現」です。そのような態度をとれる人を「アサーティブな人」と言います。そこで今日は、ドラえもんのキャラクター3人に登場してもらい、アサーティブな人になれるように勉強しましょう。

ジャイアン…自分の感情をすぐに爆発させてしまい、言葉や暴力で相手の心や体を攻撃してしまう。

のび太…自分の本当の気持ちをなかなか主張できない。嫌なことを言われたり、やられたりしても「いやだ」「やめて」と言えなかったり、人に何かを頼むことも苦手。

しずかちゃん…自分の考えを相手に伝えることが上手。何かを頼んだり、断ったり。でもその時に相手を攻撃して傷つけることはしない

 自分の思いや考えを相手にきちんと伝えることは自分を大切にすること。そして、上手な伝え方で相手のことも大切にしてあげられることも大切なこと。今日の話、「アサーティブな人」はまさに、このしずかちゃんタイプの人ですね。みなさんも、このしずかちゃんタイプのアサーティブな人になれるように意識していきましょう。意識をして、失敗も重ねながら成長していけば、必ずアサーティブな人になれますよ。まずは身近な人で誰がアサーティブな人かを考えてみましょう。そして、その人の良さをまねてみることから始めましょう。

 

 

5月16日(金)茶道体験で学んだこと

 修学旅行から戻ってきました。大きなけがや病気になる者が出ず、参加192名全員が楽しく学ぶことの多い3日間になりました。保護者の皆様をはじめ、修学旅行に携わっていただいたすべての方々に感謝申し上げます。さて、私は3日目のクラス別行動で、5組と行動を共にしました(その様子はログインして学校行事のページをご覧ください)。宇治の平等院鳳凰堂の拝観と茶道体験でした。その茶道体験でお世話になった17代店主の方のお話がとても素晴らしく、自分の心にも響き、刻まれたので、ぜひ5組以外の生徒、そして1・2年生諸君にも紹介します(本来、「話」というものは、話す人と直接対峙して、その人の持つ全身のオーラなどすべてを受け止めなければ本当のことは伝わらないものですが)。

人生は自分の「心」次第で花が咲く

 12歳を過ぎればもう自分の人生は自分で考え、努力し責任を負うこと。勉強のできる人、スポーツで一流の選手になる人、そして社会人として認められ成功する人は、人の話をよく聴き、すぐに生かすことができる人。お茶のいれ方を説明しても言われたことをすぐに実行できる人とそうでない人がいる。よく集中し、目と耳と心でしっかりと受け止めるようにすること。「ありがとうございます」「いただきます」と頭を下げて言える人になろう

 いま、君たちは親や先生に叱られることが多いと思う。叱られて反抗心を持つことは悪いことではない。しかし、その反抗心を、自分を変え、至らなさを改めることで、見返せれば人として成長できる。他人が悪い、社会が悪いと言っているうちは、決して立派な人にはなれない。幸せな人生を送れるかどうかはすべて自分の考え、努力、そして心次第である。茶道というのは心のあり方、人としてのあり方を学ぶことである。

 いま、この文書を書いていて、情けないほど伝える力が不足していると反省しています。茶道の先生を見習い、校長先生ももっともっと努力しなければと思っています。1、2年生も修学旅行で貴重な体験をしてほしいです。

 

 

 

 

 

 

 

5月12日(月)君はどのタイプ…?①

 人はみなそれぞれ違うものです。顔も体格も、得意な教科も、好きな本や音楽もみんなそれぞれ。当たり前とも言えますが…。よく考えてみてください。みんな同じ見た目や性格だったらどうですか?ちっとも面白くありませんよね。みんな違ってみんないいんですよね。みなさんはドラえもんのキャラクター、のび太、ジャイアン、スネ夫、この3人のキャラクターを知っていますか。この3人は全然違う性格で、けんかばかりしていて仲良しという感じはしませんね。でも校長先生はこの3人は本当はものすごく仲が良くて支え合っているのではないかと思っています。だから、いざという場面やピンチの場面では3人が力を合わせて困難なことを解決したり、敵に立ち向かったりすることができるのだと思います。性格も考え方も体つきもまったく違うけれど、「困ったときには力を合わせたり、助け合える」そんな良い関係なんだと思います。皆さんのクラスにも色々な友達がいますよね。みんなで協力して助け合える、そんな良い仲間づくりをしてほしいと思います。 つづく