校長先生から今日のお話

6月17日(火)父母の恩は山よりも高く、海よりも深し

 先週までの学校総合体育大会地区予選会では、大沼中の生徒たちの精一杯のがんばりがどの部からも伝わってきて心打たれました。また一方で私は、生徒諸君を応援する保護者の皆様をも見ていて、君たちを思う保護者の気持ちの大きさにも改めて心打たれました。父母の恩は山よりも高く、海よりも深しという言葉があります。これは、親の恩の高く深いことを言っています。また、親思う心にまさる親心という言葉もあります。子どもが親を思う心、その心以上に親は子を思うものだということです。これは、吉田松陰が安政の大獄で処刑される前に詠んで、故郷の両親に送ったとされる歌「親思う心にまさる親心、今日の訪れ何と聞くらん」の前半部分です。皆さんの中には、もしかしたら、親にそれほどの愛情を感じるようなことをしてもらった覚えはないと考える人もいるかもしれません。人それぞれ、環境も考え方も違いますから、全員が同じ思いというわけにはいかないかもしれませんね。でもね、いま皆さんがここにいるということだけでも、大きな恩を感じてもいいのではないかと私は思います(いずれ分かればそれでよし)。私たちは、いつも誰かの愛情の中で生活をしているものなのです。普段は気がつかないかもしれませんが、何かのできごとをきっかけに、その大きな愛情に気がつくでしょう。そして、皆さんに最も大きな愛情をかけてくださる人が、家族なのではないかと思います。周りの人からの愛情に気づき、がんばって生きることで、その愛情に応えていきたいものですね。
 今日は校長先生一日不在です(出先でこのブログをアップしています)。熱中症に気をつけてくださいね!