学校の様子
学校生活を支える委員会活動!
2学期最初の全校委員会が行われました。
9月の生徒会目標は「自己管理」です。
各委員会でも生徒会目標を達成するために、どのような活動ができるか、協議されました。
どのような話し合いがされているのか、いくつかの委員会を覗いてみましょう!
自律委員会を覗いてみると……
生徒会目標を受けて、自律委員として「自己管理」をどのように促していくことができるかを話し合っていました。
「どうしたら、みんなやってくれるかな?」
「視覚的に見えるようにしたらいいんじゃない?」
「でも、1学期やったけどあんまりだったからな~」
「ポイントとか付けたらいいんじゃない!?」
さて、この後どのような活動を考えたのでしょうか。今後の自律委員の活動に注目していきたいですね!
美化委員会では、1学期に「見える化」活動を行っていました。放課後の教室の様子をteamsで共有し、客観的に見ることによって、整理整頓への意識を高めました。
2学期も「見える化 第2段」と題して、活動を行うようです。
今度は、清掃活動にフォーカスして、各清掃場所をteamsで共有する活動を行うとのことです。より自主的な清掃活動を促す活動になりそうですね!
皆の手で「キレイなおおぐろの森中学校」を保って行きましょう!
図書委員会では、生徒会目標を受けて、「返却期限を守ってもらおう!」という目標を考えていました。
夏休みの貸し出し図書の返却期限は明日(6日)までになっています。図書委員も声掛けをしてくれるようですが、ぜひ「自己管理」をお願いします!
また、10月11月にはR1・OGグランプリが開催されます。R1・OGグランプリに向けて、皆に本に興味を持ってもらえるような企画を考えているようです。楽しみですね!
今日ご紹介したのは、おおぐろの森中学校の委員会活動のほんの一部です。他にも様々な委員会が工夫した活動を行っています。
生徒会、委員会を中心に、「自律」の達成に向け、委員会活動を盛り上げ、自分たちの手で作り上げていきましょう。
実力テストが行われました!
2学期がスタートして3日目!!
昨日は、通常通りの授業が行われ、学校にも活気が戻ってきました
そして本日は、全学年で実力テストが行われました。
1、2年生は、今年度初めての実力テストでした。
特に1年生は、初めての実力テストでしたね!
きっと、本日のテストのために、日頃の成果を発揮しようと夏休みからたっぷりと勉強をし、
今日のテストを迎え、全力を尽くしてくれたと思います。
どうしてもテストが終わってしまうと、それで終わってしまう生徒が多いですが、
テストは、終わってからが大切です!!
テスト終了後、間違った問題を解き直しをしたり、解説を読んでできようにしたりすることです!
明日からまた授業が始まりますが、時間を見つけてしっかりと復習ができると良いですね!
(もしかしたら、同じような問題が次のテストに出るかも!?!?)
1、2年生にとって、次の実力テストは冬ですが、あと1か月とちょっとで、2学期の中間テストが行われます。
私たちも楽しい、わかりやすい授業が展開できるように、努力していきます!
また一緒に頑張っていきましょう
信濃町の”めぐみ”~とうもろこしを味わう~
今日は3年生が、1時間目に長野県信濃町産のとうもろこしの皮むきをしました。台風の被害も心配される中、昨日わざわざ信濃町からとれたてのとうもろこしをお届けいただけたからです。信濃町と流山市とは姉妹都市で、そのつながりからいただいたものです。
今日の朝、SHRをしているとき、クラス別に6つの大きな紙袋に入ったとうもろこしが3年生のラウンジに運ばれました。その一袋がとても重たく、一本一本の身がぎっしりつまっていることが自然と思い浮かびました。給食委員を中心に苦労してそれぞれの教室まで運び込み、作業が始まります。
まず、宮本栄養教諭から信濃町のとうもろこしの特色について教えていただきました。信濃町は、町域の約75%が森林であるなど、自然に恵まれた土地で、標高の高い豊かな自然の中で作られています。糖度18度で、フルーツと同じくらいの甘さです。とうもろこしは、ひげの本数とつぶの数が一緒だそうです。
とうもろこしの皮むきが始まったとたんに、教室中にその甘い匂いが広がります。本当にとれたばかりの新鮮な品質だということを実感しました。色鮮やかな黄色で、光沢のある美しい粒が目に入りました。
元信濃町商工会事務局長 伊藤 均 様、信濃町議会議員 小川 孝史 様、信濃町商工会理事 中村 賢治 様、シースピリット 専務取締役 石田 満仁 様も来てくださいました。皮むきの時間に3年生の様子を見たり、交流させていただきました。本当にありがとうございます。
順調に作業は進み、無事にすべてむき終わりました。このとうもろこしが、この後調理員さんの手に渡り、今日の給食の献立として調理されます。
そして4時間目が終わり・・・いよいよ給食です。“めぐみ”入り「海藻サラダ」と「ゆでとうもろこし」です。
中村 様からは、給食の時間にチームスを通して全校にお話をいただきました。今回のとうもろこしは、「めぐみ」という品種で、8月中旬ごろが1番美味しく、生でも食べられるぐらい甘くみずみずしいです。この甘さは、標高の高い場所ならではのもので、昼の太陽をいっぱい浴びて美味しさを蓄えた“もろこし”が、夜の寒さでその美味しさを逃がさないように、しっかり守ってくれているということです。一番おいしい時期に届けてくださいました。
子どもたちからは、「皮をむく作業が面白かった。」「甘い」・「みずみずしい」「風味がよく、粒が大きい!」
「普段あまり食べないけど、とてもおいしく、しゃきしゃきとした食感でおいしく食べられた。」
などの声があり、とてもおいしくいただきました。
改めて、ご来校くださった伊藤様、小川様、中村様、石田様、貴重なお時間とお話をいただき、本当にありがとうございました。そして、とうもろこしを送ってくださった信濃町の皆様、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
とうもろこしの美味しさを味わいつつも、直接生産されている現地の方々との触れ合いの中で、食べ物をいただいていることへの感謝の気持ちをいつも心の中に持っていたいと思います。そして、1時間目に作業したとうもろこしをすぐに調理していただいた、毎日の給食を作ってくださる調理員さんに支えられていることへの感謝も忘れずにいたいです。皆が支え合い、この社会は成り立っています。そして、こうした人のつながりをこれからも長く大事につなぎ、めぐみを分かち合い、豊かな社会を築く一員になっていきましょう。
能登町からのメッセージ
1月1日に起きた大地震で能登半島は大きな被害が出ました。
流山市と能登町は姉妹都市を締結しています。
流山市の中学生が学校や駅などで募金活動を行い、義援金と応援メッセージを能登町小中学校へ送りました。
能登町の小中学生からたくさんの感謝の気持ちを書いてくれたメッセージが先日届きました。
メッセージの一部を紹介します。
『地震から半年が経ち、心境は落ち着いていますが、当時は手紙を読むと元気が出ました。』
『地震が起きた時はとても不安で、親友が遠くに引っ越し、この先どうすればよいかわからなくなりました。メッセージを読み元気をもらいました。』
『地震が起きてから半年経ち、水は届きますが、今でも地割れや建物が崩れていて環境が整っていません。その中でもみんなでご飯を食べたり、楽しくスポーツができるようになりました。お互い頑張っていきましょう!』
ぜひ、2、3年生昇降口近くにメッセージを掲示しましたので目と心で感じてほしいと思います。
おおぐろの森中学校、生徒会執行部の橋本さんは『大変な中、お礼をいただいて嬉しいです。これからも流山市から応援しています。』
同じく生徒会執行部の佐々木さんは『これからも貢献できるように頑張りたいと思います。復興に向けて大変だと思いますが、応援しています。』
と話していました。
困っている時はお互い助け合って生活できると嬉しいですね。
おおぐろの森中学校、シーズン2の始まりです!!
9月2日(月)
長いようで短かった夏休みが明け、おおぐろの森中学校の2学期が始まりました!!
始業式では、教員を含め、全員にそれぞれの夏休みがあったこと、いろいろな経験や体験ができたのではないかと振り返り、2学期に向けて生徒の皆さんに目指してほしい姿や、これから始まっていく行事に向けて生徒の皆さんに向けてお話をしました。
校長先生からは、夏休み期間中に80冊を目標に読書を進めたこと、目標を立てることの大切さや失敗したとしてもそれは無駄にはならないこと、失敗も勉強と、成功よりも成長ととらえることの大切さについてお話がありました。
この話を聴いて生徒の皆さんも何か感じたことがあるのではないでしょうか。
また、流山市の小中学校では、姉妹都市である能登町の小中学校にメッセージと義援金を送りました。その能登町4校の中学生から感謝のメッセージを頂き、始業式後に紹介されました。
能登町の中学生からのメッセージは、1F昇降口前に掲示しています。
始業式の最後には、音楽科の岩井先生・石井先生が「ホール・ニュー・ワールド」をピアノとクラリネットで演奏してくださいました。豊かな音が体育館に響き渡りました。
始業式で背筋が伸び、硬くなった心や身体も軽く、やわらかくなった素晴らしい演奏でした。
2学期が待ち遠しかったと、早くから昇降口で待っていた生徒や、教室に入ってすぐにお互いの夏休みの思い出を話しだす姿を見せてくれる生徒。「もう少し、夏休みが欲しかったな…。」と少し疲れが見える生徒や悩みを抱えながらも登校した生徒…それぞれの感情があったと思います。悩み、考えることは大切なことです。しかし、その悩みを一人で抱え込むのではなく、表現したり、仲間と共有してその解決方法を見出すことの楽しさを実感したりして、学校目標である「自律」に向かって、チャレンジしていく、2学期にしていきましょう。
2学期もどうぞよろしくお願いします。
卓球部、入賞続々!!
27日(火)に松戸市総合運動公園体育館にて、「松戸市中学校オープン卓球大会」が開催されました。
結果は、
男子団体戦 決勝トーナメント進出
女子団体戦 第5位
男子予選ブロック
vs 常盤平中 3-0 勝利!
vs 松戸二中 3-1 勝利!
vs 新松戸南中 1-3 惜敗!
vs 松葉中 1-3 惜敗!
男子決勝トーナメント
vs 酒井根中 0-3 惜敗!
女子予選ブロック
vs 松戸六中 3-0 勝利!
vs 松戸五中 3-2 勝利!
vs 小金中 3-1 勝利!
vs 公津の杜中 1-3 惜敗!
女子決勝トーナメント
vs 柏五中 3-2 勝利!
vs 松戸四中 1-3 惜敗!
28日(水)にキッコーマンアリーナにて、「流山市技術講習会」が開催されました。団体戦、個人戦を行い、その後、練習試合や技術指導が行われました。
結果は、
男子団体戦 優 勝
女子団体戦 準優勝
男子個人戦 優 勝 吉藤さん
第4位 木村さん
第5位 北川さん
第8位 佐藤さん
女子個人戦 優 勝 三浦千さん
第8位 冨田さん
個人戦で入賞した選手たちは、11月2日、4日に行われる新人戦のシード権を獲得しました!!
応援に来てくださった保護者の皆様、3年生、ありがとうございました。
ハイキュー!!
夏休み最後の記事は、、、。バレーボール部についてです!
夏休みに入る前、7月13日・14日に、3年生の集大成、葛北支部中学校バレーボール大会(葛北総体)に出場し、ベスト8という結果をおさめました。
それまでの道のりを少々紹介します。
5月25日に流山市内大会が行われました。本気で優勝を目指して練習しました。
決勝戦まで勝ち進み、対戦校は、予選では勝利をおさめた学校でした。しかし決勝戦では惜しくも敗れ、結果は準優勝で大会を終えました。試合後は、涙をこらえきれない選手ばかりでした。
その後、3年生にとって最後の大会となる葛北総体に向け、もう一段上達できるよう練習に励みました。
モチベーション動画を視聴したり、バレー部ホワイトボードを更新して意識を再確認したり、やり残すことのないように努めました。
大会前には練習試合の連続です。最後の調整の様子の写真です。
そしていよいよ迎えた葛北総体当日。
まずは3チームリーグで勝ち残らなければなりませんが、2試合ともにセットカウント2-0のストレート勝ちで、リーグ1位通過で決勝トーナメントに進みました。ここからは負けたら敗退の戦いでしたが、緊張と疲労を乗り越えストレート勝ち。初日の3戦を無事に勝利で終えました。
2日目。対戦相手は野田市の強豪チーム。
1セット目に弱いおおぐろチームなので、不安を抱えての1セット目でした。しかし、これまでの練習試合や公式戦と比べ、間違いなくベストプレーが続く戦いになり、1セット目を先取しました。
2セット目も序盤から中盤にかけてリードする展開でしたが、途中、連続失点を防げずセットを奪われ、勢いそのままに1-2で惜敗となりました。
応援に駆けつけてくださった保護者の皆様、先生、在校生、卒業生、ありがとうございました。
3年生は5人のため、2年生選手にも助けられたチームでした。チーム編成やフォーメーションは、何度も何度も変更と改善の繰り返し。各選手は伸び悩む時期もありました。練習試合では全く勝てない日もあったり、公式戦ではあと一歩で勝てなかったりもしました。それでも、最後の最後の大会で、素晴らしいパフォーマンスを発揮できたチームでした。
大会後の3年生の表情、チームに伝えた言葉から、大きな成長を感じます。部活動を通じて、勝つ喜びもそうですが、他では経験できない様々なことを学べたのではないでしょうか。
「おおぐろプライド ~厳しいだけでは上手くならない 楽しいだけでは試合に勝てない~」をチームスローガンに活動をしています。この夏休みは新チームが始動し、新人大会・1年生大会に向け練習に取り組んでいます。
話を変えて、パリ五輪に出場したバレーボール日本代表チームが日本を盛り上げましたが、夜中の試合を観戦しましたか?
代表選手の活躍とマンガ「ハイキュー」の影響からか、嬉しいことに日本のバレーブームはまだまだ続きそうです。
おおぐろ図書館にも、図書館司書の和田先生のご協力でバレー本が追加されました。興味があればぜひ読んでみてください。
それでは生徒のみなさん。充実した土日を過ごし、9月2日、元気な姿で会えることを楽しみにしています。
新たな挑戦へのスタートと未来への期待
葛北大会やコンクールが終わって、約1ヶ月が経ちました。
1、2年生が中心となって活動するようになり、新しいチームにもだんだん慣れてきた頃だと思います。
吹奏楽部は、けやき祭やコンクールに向けて、3年生もまだ一生懸命に活動しています。
特設駅伝部も、葛北駅伝大会や東葛駅伝大会に向けて、毎日練習に励んでいます。
それぞれが最後まで全力を尽くしてくれることを期待しています。
夏休み中には、葛北大会を終えた3年生や卒業生した先輩方が、部活動に参加する姿も見られました。
成長した卒業生の姿を見ることは、職員も嬉しく、在校生にとっても大きな刺激となります。
先日、全国高校野球選手権大会が終わり、京都国際高校が優勝しました。
今年はパリオリンピックも開催されて、多くの日本人選手が活躍しました。
夜更かししてその活躍を見た人も多いのではないでしょうか。
しかし、これらの大会の裏で、中学生も頑張っていました。
そう、全国中学校体育大会です。
市内の中学生の中にも、全国大会に出場して活躍した選手がいます。
大会は終わりましたが、種目によってはYouTubeでその様子を見ることができます。
トップレベルで活躍する中学生の姿から、学べることが多くあるのではないかと思います。
水泳の葛北新人大会は終わりましたが、多くの部活動が今後も続きます。
新しいチームとなったおおぐろの森中学校の活躍を楽しみにしています!
金魚すくいの極意!~2024年ver~
今年もいくつかのお祭りに参加してきました。みなさんはこの夏、金魚すくいにチャレンジしましたか!?本日のホームページは、自称金魚すくい名人こと景山が、今年の釣果と金魚すくいの極意について書き込みます。さあ、私より多くの金魚をGETできるかな!?!?
【金魚すくいの極意】
その1:ポイは裏側を使うべし!
ポイには裏と表があり、裏を使うのをおすすめです!なぜなら裏側はふちが出っ張っていて、金魚が引っ掛かりやすいからです。左がポイの表側、右は裏側の写真となります。少し分かりにくいですが・・・。ちなみに「小赤」を狙うならポイ、「琉金」を狙うなら最中を選ぶことをおすすめします。
その2:ポイははじめに全て濡らすべし!
ポイが濡れてしまうと破れやすくなるイメージがありますが、実際そうでもありません。そして濡れている部分と乾いている部分があると、逆に穴が開きやすくなってしまいます。はじめに写真のように全てを濡らすことで、長時間穴が開かない状態をキープできるのです!
その3:ポイを水平にしたまま金魚を追うべし!
ポイに対する水の抵抗が大きいほど紙は破れやすくなります。つまり、水底に対して垂直な状態で逃げる金魚を追ってはいけません。逆に、ポイを水平にした状態だと、いくら早く動かしても破れません。ターゲットの下へ持ってきたあとすぐに垂直に引き上げようとしがちですが、ここは我慢です。”ほぼ水平な軌道”で金魚を水面まで追いかけましょう。このとき、ポイの真ん中に金魚をとどめたまま追いかけます。
これらを肝に銘じて実践した結果・・・今年度の記録:32匹!
※写真は途中経過のものです。本当はもう少し増えます。
序盤で破れてしまい、自己記録には及びませんでした・・・。
実は紙が破れてからも、数匹はGETできます!ぜひ次のお祭りでお試しあれ!
流山の神社やお寺と伝説
流山には由緒ある寺社が多くあります。どれぐらい昔かというと、1200以上前・奈良や平安時代からです。そこには、その地なりの伝説も伝わっています。今日は、それを少し紹介していきたいと思います。
①赤城神社 流山南高校のそばにあります。創建された時代はよくわかっていません。鳥居に「大しめ縄」が飾られていて、毎年地域の方によって作られています。
ここには、流山の地名の由来となった伝説があります。むかし上州(群馬県)にある名峰「赤城山」の山体の一部が、洪水の際にこの地に流れ着いたといわれました。そのことからここを赤城神社とし、「流れてきた山」ということから、「流山市」となったいいます。
たしかに30mぐらいの小山ですね。お札が流れてきたともいわれます。
②茂侶神社 おおぐろの森中から都市軸道路に出て、右に曲がりしばらく進むと右手に見えてきます。この神社は、奈良・平安時代初期からあったという記録があり、少なくとも1200年ぐらいは経っている神社といえます。中世のころには、かなり広い神社の領域を持っていたとされ、江戸川によりそのエリアが別れたといわれたり、南流山の方に水路用上陸地跡があるようです。
③諏訪神社 東武アーバンパークライン、豊四季駅の近く、駒木にあります。この神社は、交通安全・健康などの様々な祈祷を受けたり、8月も夏季大祭が行われたりしています。建てられた時代は、807年といわれ、今から1200年前ごろです。長野県諏訪大社から神様を分けてお祀りしました。この神社には、「鞍掛の松」という言い伝えがあり、源頼朝の祖先、源義家が奥州の内乱を治めに向かう時、戦勝祈願をして、馬と馬具をこの神社に奉納し、そばの松の木にかけたといいます。
このように、流山に鎮座する3つの神社は、とても古い歴史を持っています。自分の身近な場所に、1200年以上前からこの地に根付いてきた場所があると言えます。不思議ですが、神社に入ると独特の空気を感じるような気がします。少し気温の低いような、落ち着かせてくれるような温度です。
④最後に東福寺です。
このお寺もやはりとても歴史深く、創建は814年で、歴史の教科書でも学んだ弘法大使(空海)により建てられたといわれています。そのいわれ自体も伝説ですが、他にも伝説があります。
とくに面白いと思うのが「目つぶしの鴨」という伝説です。
『昔、夜になり人々が家路につくと田畑を荒らすものが頻繁にあった。村人は困りはてていた。ある朝、中門の柱や鴨居の上の鴨の彫刻の足も泥で汚れていた。これは田んぼの鴨の仕業に違いないと彫刻の鴨の目に釘を打ち込んだ。以後、鴨は田畑におりて来なくなったので鴨居の鴨が「目つぶしの鴨」と呼ばれるようになった』といいます。
この門の鳥の彫刻が、目つぶしの鴨の彫刻です。目はどうなっているでしょうか。
各地の「伝説」というのは、色々な背景があって言い伝えられるものだと思います。それはおそらく多くの人に来てほしいから作ったり、その土地の名前にちなんで作ったり、次の子どもたちに伝えたい気持ちだったりします。
この「目つぶしの鴨」はどうでしょう。
伝説の中身を違った視点で考えることで、一つの仮説を考えることができます。
1つ目に、夜に鴨が食い荒らすということで、「夜に活動的になる」のは、どういうことなのかということです。これは、実は鳥の鴨ではなくて、夜に活動するある人々を言い換えたものなのではないかと考えることができます。
2つ目に、「目をつぶした」ということはどういうことかということです。むかし、中世~近世まで、目が片方つぶれてしまう傾向がある仕事があります。それは製鉄・鍛冶の職人です。鉄の色でその温度をみるのに片目をつぶっていたことから、または片目を失明する鍛冶の職業病があったことからとされています。
この1つ目と2つ目の内容を嚙合わせると、製鉄・鍛冶を行っていた人々が、この流山地域に存在していたのではないかと思います。製鉄の色・光を見るのは、昼間ではない方がこの時代はよかったと思います。そして、製鉄・鍛冶の技術は当時、この地を治めるリーダーにとっては、武力や実力を持つためになくてはならない存在で、その背景から今とは違い門外不出の秘伝という扱いだったようです。
そのことから、この伝説の背景には、製鉄・鍛冶の技術集団と農作物を作る農耕民とのできごとを記録したものの名残だったかもしれないと思います。
さらに関連付けると面白いことが見つかります。
「日本書記」に出てくる神の一人に「天目一箇神(あめのまひとつのかみ)」がいて、この神は「製鉄・鍛冶」の神です。“あめのまひとつ”というのは、目が一つであるという意味だと考えられ、一つ目小僧など、日本の妖怪にも似ているものがあります。
さらに、流山には鉄器を作った人々の痕跡が、東深井にあります。これを「東深井古墳」といい、ここからたくさんの鉄のくずがでてきました。この鉄を作った溶鉱炉の形は、「たたら」というもので、周辺の住居のあとから奈良時代(725年ごろ)に作られたのではないかとされ、流山でも製鉄をしていたことがわかっています。
これらのことから、東福寺の伝説の背景に、当時の人々の生き方を掬い取ることができるように感じます。そして、人が生きていくために形成される社会では、なくてはならない経済・産業があり、一方できってもきれないような人の絆や愛、人としての良心もあり、その中で生きているかのように歴史が動いてきたのだと思います。
地元にある何気なく見ている神社やお寺、伝説。強引に結び付けているのかもしれませんが、もう一度そこに伝わってきた素朴なものをじっくり眺め直すのも面白いと思います。
そして、色々知ることや考えることを、思い込みでもいいので面白がること、これは学びのとても大切なことと思います。
おおぐろの森中のそばには天神社がありますね。
そこには、何か隠れているのでしょうか。
そして、みなさん一人一人が、ここで100年後、1000年後に伝わるものを創っていきましょう。