庄和地区公民館ブログ

庄和地区公民館

庄和地区市民大学「春日部のあけぼの」

 5月20日、正風館2階にて市民大学講座の「春日部のあけぼの」という講座を春日部市教育委員会文化財保護課の学芸員である長谷川清一氏をお招きして実施しました。

受講に際し春日部市出前講座のかたより、新型コロナ対策を徹底して行うようにとのお話があり、学生、運営委員を含む関係者全員の予防策を講じて受講しました。

 

 

 

昨年は春日部の歴史が中心でしたが、今回は特に庄和地区の原始、中世についてお話していただきました。

内容も分かりやすく、庄和の原始が多少なりともわかり、遺跡が西金野井地区に多く存在している事に興味を持って聴くことができた。

学生からの感想として、

・原始、古代の春日部が海であったことに驚愕した。また、現代で104ヶ所の遺跡があり、もっと深堀して考えてみたい。

・庄和地区の古代の地形や成り立ちや、自然堤防上の遺跡の存在などを学ぶことにより、地元に対する理解が深まった。また地形と昔ばなしとの密接なつながりを知る手掛かりとなった。

・庄和の原始が少しであるが理解できました。

 

庄和地区には、数多く国、県、市、指定有形、無形文化財に登録されている事も知ることが出来ました。

ほんの一部を紹介します。

  • 国指定   神明貝塚       (史跡)
  • 国選択   関東の大凧揚げ習俗  (選択無形民俗文化財)
  • 国登録   新井家住宅主屋    (登録有形文化財)
  • 県指定   蓮華院のムク     (天然記念物)

         花蔵院の四脚門    (有形文化財・建造物)

  • 市指定   西金野井香取神社領朱印状 付 香取神社領替地のつき覚書

         一通、黒漆塗り葵紋入り文箱一点(古文書)

         宝珠花神社篇額    (歴史資料) 

         倉常の神楽ばやし   (無形民俗)       その他多数

 

機会がありましたら是非見学してみて下さい

 

文章作成:市民大学運営委員

 

しょうわ塾「バルーンアートで人気者になろう!」を実施しました

4月27日(水)正風館2階視聴覚室で、しょうわ塾「バルーンアートで人気者になろう!」を実施し、16名の方に参加いただきました。

 

 

講師には「しょうわチャレンジ隊」の皆さまをお招きして、「剣」や「犬」、「スワン」を作りました。

参加者は、最初風船を捻るのを怖がっていましたが、後半は自分から風船を取りに行って、何回も練習したり、周りの方と教えあいをしたりなどして、どんどん上達していきました。

 

 

参加者からは「子供にもどったようでした」や「ぜひ、周りの方に披露したい」、「またこのような講座を実施してほしい」など、大変好評でした。

                           

                           ※バルーンアートは不二ラテックス株式会社の商標です。

井戸端サロン 再開しました

 4月11日(火)、2年振りに井戸端サロンを開催しました。 

 この事業は、井戸端サロンふれあい隊の協力をもとに、地域の高齢者への学習機会の場を提供するとともに、参加者同士の交流を図る事業です。

  この日は、正風館に集合した後、天気が良かったので、庄和総合公園へ花を見に行きました。

   

  公園内を散策しています。              

 

 

 チューリップも咲いていました。

 

  

  散り際ですが、桜も咲いていました。

 

 公民館に戻った後、解散となりましたが、参加者の中には、次回も参加したいという声もありました。

 参加者の皆様、井戸端サロンふれあい隊の皆様、お疲れ様でした。

 次回以降の参加、お待ちしております。

 (次回は4/25です。申込順となります。) 

公民館成果発表会(ステージ映像発表)を開催しました

令和4年3月19日(土)、20日(日)、「公民館成果発表会(ステージ映像発表)」を開催しました。

公民館成果発表会は、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となった「2021庄和地区公民館まつり」の参加団体が、生涯学習の成果を発表するため、事前に撮影した発表の様子を正風館の大ホールにて上映するものです。

1日目は、紫藤太鼓(和太鼓演奏)、mada TAMAGO(フォルクローレ)、庄和ソーラン輝(よさこいソーラン)に出演していただきました。

2日目は、庄和南導引養生功(導引養生功)、CHIBIX(子どもダンス)、The Spirit of Love Singers(ゴスペル)に出演していただきました。

参加団体からは「こういう形でもステージで発表できたことが良かった」との感想をいただきました。

 

 

2日間合計で、39人にご観覧いただきました。

発表を観覧した方からは、「最近はコロナでこうした機会に参加できなかったけど、久々に発表が観られて嬉しい」などの声が寄せられました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

子育てサロン「親子でいちご狩りへ出かけよう!」

令和4年3月17日(木)、子育てサロン「親子でいちご狩りへ出かけよう!」を開催しました。

今回は、新型コロナウイルス感染症の影響で、外出の機会が減ってしまった子育て中の皆さんに、リフレッシュしていただけるようにと、いちご狩りを企画しました。

当日は14組の親子にご参加いただき、正風館からバスで会場のホルティ貝塚へ向かいました。

会場に到着すると、代表の貝塚さんから、いちごの取り方などの説明を受け、30分食べ放題のいちご狩りを楽しみました。

天候にも恵まれ、暖かい日差しの中、真っ赤に輝くイチゴをいただく事ができました。 

 

参加された方からは、「バス移動、いちご狩りどれも特別な体験で楽しかったです。」「美味しいいちごを沢山いただきました。とても楽しい時間でした。子どもも初めてのいちご狩りが出来てうれしそうでした。」などの感想をいただきました。

今回をもちまして、令和3年度に予定していた子育てサロンは終了しました。

令和4年度は、これまでより1回、回数を増やして開催する予定です。

次回の参加者募集は、公民館だより4月号(令和4年4月1日発行)で行います。皆さんのご参加をお待ちしています。

 

公民館成果発表会「ステージ映像発表」延期後の日程につきまして

「ステージ映像発表」について延期後の日程及び参加団体が確定しましたのでお知らせします。

すでに整理券をお持ちの方は、申し訳ありませんが、再度、ご希望の発表日の整理券をお受け取り下さい。

 

<日程>

【1日目】

  令和4年3月19日(土)14:00~15:10 (開場13:45)

  出演団体:紫藤太鼓、mada TAMAGO、庄和ソーラン輝

 

【2日目】

  令和4年3月20日(日)14:00~15:10 (開場13:45)

  出演団体:庄和南導引養生功、CHIBIX、The Spirit of Love Singers 


<整理券配布>

令和4年2月14日(月)8:30から正風館窓口にて各発表日230枚ずつ配布します

(先着順、なくなり次第終了)

 

市民大学「修了発表・修了式」

令和4年1月21日(金)正風館3階 講義室にて令和3年度庄和地区市民大学の最後の講座「修了発表・修了式」を実施しました。

講師には、当大学の指導教授を務めていただいています文教大学学園 野島理事長をお迎えし、学生全員が4分前後のスピーチを行いました。

皆さん、市民大学に入学して変わったことや趣味の話など思い思いのスピーチを披露しました。

 

修了発表後は修了式に移ります。

今回は卒業生が5名います。

学長あいさつ後、修了証書をお渡しし、学生全員で写真撮影を行いました。

 

また、野島先生は本講座をもって市民大学の指導教授を退任されます。

最後は学生全員でお送りしました。市民大学を長くにわたり支えてくださりありがとうございました。

 

令和3年度は、新型コロナウイルスの中で実施をしましたが、無事に修了式を迎えることができ、学生の皆さま及び講師・運営委員、その他関係者の皆様へ感謝申し上げます。

 

市民大学は令和4年度(21期)も実施予定です。2月12日(土)10時30分より定員に達するまで学生募集を行います。詳細は下記リンクからご覧ください。皆さまのお申込みをお待ちしています。

春日部市ホームページ

 

 

 

 

 

子育てサロン「癒しのわらべうたベビーマッサージ」

令和4年1月20日(木)、子育てサロン「癒しのわらべうたベビーマッサージ」を開催し、親子11組にご参加いただきました。

 

講師は、わらべうたベビーマッサージ講師の萩原幸子さんです。

前半は、歌を歌いながらベビーマッサージを行いました。

「ベビーマッサージは、お子さんと顔を合わせてコミュニケーションをとりながら行うことがポイントです」と講師からお話がありました。

アキレス腱の近くには「お子さんが眠くなるツボ」があるそうで、そこを押すと眠ってしまうお子さんもいました。

 

 

後半は、本の読み聞かせとミニコンサートを行いました。

ミニコンサートでは、講師がピアノで演奏する「きらきらぼし」「かえるのうた」などの曲に合わせて、それぞれ持ち寄った楽器で音を鳴らして楽しみました。

 参加された方からは「雰囲気も良く子どももリラックスして楽しめた」「大好きな音楽に合わせて子どもたちと触れ合えて楽しかったです」などの感想がありました。

 

次回は、3月17日(木)10時~12時「親子でいちご狩りへ出かけよう!」を行います。

詳細は、公民館だよりしょうわ2月号(2月1日発行)をご確認ください。

 

市民大学「自由課題発表」

 各班が自らテーマを決め、約半年にわたり調査・研究した成果を発表する講座です。1月14日、30数名のOBが見守る中で行われました。

 

■1班のテーマ:龍Q館と地下神殿の謎

 テーマの謎解きをしますと、タイトルに隠されたキーワードは首都圏外郭放水路で、愛称は「彩龍の川」です。龍Q館は首都圏外郭放水路の広報拠点で、巨大地下神殿はその施設の調圧水槽です。

 首都圏外郭放水路は春日部市等埼玉県東部地域の水害対策で大きな役割を果たしていますが、そのことはあまり認識されていない様です。

 最近は地球温暖化によりまして、日本は勿論のこと世界各国で気候変動による異常気象や大水害等が発生していまして、我々春日部市に住んでいる者にとりましても他人事ではなくなり今そこにある危機になりつつあります。

 そこで今回第1班は首都圏外郭放水路の概要や能力、水害対策上の効果、限界等を調べるとともに何故春日部市に水害が多いのか、春日部市の水害の歴史、令和元年10月台風19号の状況、水害対策を調べることにしました。さらに、龍Q館等の観光効果も調べました。


      桜川小学校校庭(雨水貯留施設として整備(段差1メートル))

 

  丁度今年度は日本人の真鍋淑郎さんが地球温暖化に直接関わる研究でノーベル物理学賞を受賞しました。日本も地球温暖化対策に本格的に取り組み始め、社会や生活が大きく変わろうとしていますので、治水の観点から気候変動の影響にも触れました。

 

■2班のテーマ:西宝珠花の歴史と伝説

 「ふるさと庄和の魅力とは」と考えたとき、江戸時代から明治にかけて、西宝珠花地区の繁栄がどのようにして、作られたのかを調査したら面白いのではないかと考え取り組む。

 春日部は川と水の街で、江戸川は自然河川ではなく、江戸時代初期に人力により開削された人工河川で、文禄3年(1593)から承応3年(1654)までの約60年にかけての大事業で、小島庄右衛門正重が関東代官、伊奈忠次、伊奈忠治のもと、利根川を東京湾から銚子へ動かし、洪水地帯を農耕地にした。この小島正成のおこした西宝珠花小流寺を訪問。

宝珠花にまつわる伝説

爪掻き不動:一人旅のお坊さんが、子供たちがおもちゃにしている石を譲ってもらう。

爪で梵字を彫りつけ、板碑を造る。このお坊さんは弘法大師だったとか。

朝日御前の松:800年以上前、京の都に朝日御前という美しい女性がおり、若い武士と恋に落ちたが、武士は壇ノ浦で戦死。女性は尼になり、日本全国のお寺をお参りをしたが、西宝珠花で亡くなる。朝日の持っていた杖が墓標として立てられたが、この杖が根づき、朝日御前の松と呼ばれた。阿弥陀様の像と掛け軸は宝蔵寺、今は合併して大王寺に宝物として保管され、みんなで訪問し説明を受ける。

火伏せの竜:200年以上前の天明年間、西宝珠花の米問屋の家の戸を叩く音がして、

戸を開けると旅のお坊さんが立っていて、家に上げ、夕飯も振る舞う。翌朝、お礼にお札に「竜」という字を書いて渡す。しばらくたって、庄助さんの村で火事が起き、逃げ出し、焼け跡に戻ると、庄助さんのお店だけ残り、お札が真っ黒に焼けて残っていた。

「火伏せの竜の札」といって、火事が起こると身代わりになって防いでくれるものだった。

この龍をとって、龍Q館ができた。

大凧の由来と大凧あげ祭り:江戸時代後期、小流寺に浄信という僧がやってて、床につき、看病してくれた人々に、繭が高く売れるか占う方法を教えると、息を引き取る。

教えてくれた占いは凧をあげるという方法で、凧が「舞い上がる」と「繭が上がる」をかけたもので、凧が高くあがるほど繭の値段も上がるということ。

 これらのことを調べ、自由研究の発表となった。

 

 

                 写真は大王寺にて

 

■3班のテーマ:宮内庁ご用達 まぼろしのゴボウ???

 昔、春日部に宮内庁ご用達の特産品がありました。みなさんはご存知でしょうか? 

 今回ご紹介しますのは、江戸から昭和初期迄、逸品・幻の味として高い評価を得ていた春日部産の梅田ゴボウです。古利根川と古隅田川に挟まれた水はけの良い、砂混じりの耕地がごぼうの栽培に適していたのです。 

 昭和20年以降、宅地化が進み、耕作地が減少、ごぼうを扱う農家も減少し、その姿は春日部から消えてしまいました。 

 しかしながら、その特産品は復活を遂げ、2009年“まぼろしの春日部太ゴボウ”として、県園芸協会会長賞を受賞するまでに至りました。 

 今回私たちはこの“まぼろしのゴボウ”の栄枯盛衰、復活に至った経過、現在の状況などを調べてみました。 

《梅田ゴボウの昔と今》 

 梅田ゴボウは太い品種のごぼうで、江戸時代には主に岩槻・幸手宿に出荷されていました。粕壁宿には安値の為あまり出荷されず、幸手宿に多く出荷され、そこから江戸川を経由して江戸の町に広められました。 

 昭和20年以降、食糧不足からコメの生産に変わり、その後近代化の波に押され、その姿を消してしまいましたが、これを復活させようと、NPOと地元の農家さんが立ち上がりました。種は、大浦太ごぼうという太い品種を使用しました。 

 今現在、「梅田ゴボウ」は、2種類の春日部ごぼうとして、それぞれの名で生産・販売されています。 

★「梅田うまみ牛蒡」:NPO法人まちづくり協議会・元気塾 で生産・販売 

 元気塾代表の清水さんのご自宅にお邪魔してお話を伺ってきました。 

 平成25年に元気塾で復活し、生産開始しました。 

 当時50kg程度だった生産量が、今では2000kgにまで伸びています。  

 また、地域の子供たちに梅田ゴボウを知ってもらいたいと、毎年、市内の小中学校に寄贈していま す。給食の献立として、きんぴらやかき揚げが出されました。  

★「春日部太ごぼう」:生産者 斎藤さん、他5名 

 JA春日部農産物直売所はくれんにお邪魔して、斎藤さんに話を伺ってきました。 

 斎藤さんは13年ほど前から、ご自分の畑で春日部太ごぼうを作っていますが、ごぼうは連作が出来ないので4年毎に元の畑に戻るよう工夫しているそうです。また市内の幼稚園・保育園の子供達にごぼうの収穫体験を行っています。 

 春日部産ごぼう、梅田ゴボウの物語いかがだったでしょうか? 

 宮内庁ご用達の春日部産ごぼうは実在していました。そして、いったん途絶えた生産も農家の方達のご努力で、現在も梅田地区で、かつての味を復活させようと取り組まれています。 

 生産者の方々の伝統、歴史を守り、夢とロマンを求める情熱に敬意を表します。 

 将来、春日部市の特産品として再びその名をとどろかせる事もあるかもしれません。 

  

 

■4班のテーマ:春日部の魅力発見-春日部の古い建物・美しい風景を訪ねて

 4班のテーマは「春日部の魅力発見」です。“春日部の古い建物” “美しい風景”を訪ねて発表致しました。

 活動テーマ決定までの経緯として、老人ホーム調査、麦わら帽子の歴史学が提案されましたが “古い建物” “美しい風景”に決まりました。

 順調に活動をスタートしましたが、全体ストーリーの中で、“古い建物”と“風景”をどの様に組み合わせるか?が意見が分かれ、なかなか結論が出ずに苦戦! 取りあえず2部構成にして活動致しました。

○古い建物の紹介

 建物も色々調べて、下記の2か所に絞り込みました。本殿の建物内部の関係者の方にご協力頂き案内して戴きました。

・立野天満宮本殿の建物の内部

・西金野井香取神社建物の内部

○風 景

 風景も 時間とともに刻々と変わって行く中で、撮影も日々自然との闘いで大変でした。

・春日部の早朝の風景

・四季折々の花々

 下の写真は、夕暮れの江戸川で生まれた一首です。

 春日部には、沢山の魅力があることを今回発見致しました。