庄和地区公民館ブログ

2019年2月の記事一覧

宝珠花小学校にて「学校開放講座」を開催しました

平成31220()、学校開放講座「歌唱力アップ!楽しく歌って元気モリモリ!」を宝珠花小学校にて開催しました。

この講座は、日本レクリエーション協会公認指導員の山森 澄子先生を講師に迎え、地域の方に関心の高い「ボイストレーニング」と歌唱力をアップする「表現法」を主に学び、簡単なストレッチや脳トレで楽しく健康増進もできる内容としました。

はじめに、ラジオ体操で体を温め、声の響かせ方や腹式呼吸を意識した「声出し運動」を行いました。

続いて、歌に必要な体力を向上するために、足腰を鍛える運動を行いました。
歌に合わせて運動することで、動作はゆっくりとしていますが、より効果的に鍛えることができるよう工夫されています。

発声練習や簡単な運動で、ウォーミングアップをした後は、皆さんに馴染みのある歌謡曲を歌いました。

まずは、歌で一番大切な「詩」を理解します。
聴いている人に、詞を伝えるためには、どのように抑揚をつけたらよいか、マイクの持ち方・使い方もあわせて、先生から表現方法についてアドバイスがありました。

参加者からは、「歌唱力だけでなく腹式呼吸や詩を大事にすることを教えてもらいました。」「楽しい時間を過ごせました。」などの感想がありました。


市民大学「修了発表」

21日(金)、「修了発表・修了式」を行いました。

本日は、今年度最後の講座です。事前に与えられたテーマについて、学生と卒業生の前で一人ずつ発表を行いました。

                            

冒頭の講義では、野島正也名誉教授より「話したいことがある自分と、聞く構えを持った相手がいる関係の中で、まとまった話をするという経験は、とても貴重で、市民大学だからこそできる経験である」とお話がありました。

発表時間は3分半~4分です。

 

4分が近づくにつれ、終了の合図であるベルの鳴る回数が増え、まだ話したいことがあるという思いと、次の発表者や聴衆への配慮に多少の危機感を感じつつ、時間を意識した発表となります。

 

17期生(2年生)はテーマの設定はなく、自由な内容を発表しました。去年の経験があるので、みんな堂々としたものです。

 

1 市民大学に感謝 (古井さん)

           これを機に人生を楽しく過ごしたいと思う!

2 再びコミュニケーションについて (早坂さん)

           省略せずに丁寧な説明に心掛けよう!!

3 名前をめぐるエピソード (関さん)

           男女共用の名前を持った男の悲喜劇

4 ひとり言   (小粥さん)

           長い老後、いかに楽しく過ごすかのひとり言

5 言葉の話し (金子さん)

           文字、言葉の使い方・言い方

6 犬アレルギー (三澤さん)

           飼った以上は最後まで付き合う

7 人生100年時代をボランティア活動でいきがいを (梅川さん)

           人生を満足して終わりたい

8 渡良瀬遊水地におもう (世利さん)

           国策により住いを破られた先人の苦労をしのぶ

 

18期生は「こんなこと、何かの参考になりますか?」の共通テーマのもと、各々の体験や見聞を語りました。人生のヒントに溢れた内容ばかりでした。

 

9 年をとったら外で遊べ (根本さん)

           円満な家庭は、お互いに健康で明るく過ごす

10 日記のすすめ (三原さん)

           毎日書かなくていい、思った事を書かず、あった事を書きましょう

11 ひとり坐禅について (中嶋さん)

           気持ちすっきり、楽しい、生き生き人生の「ひとり坐禅」

12 人生100年時代に思うこと (市川さん)

           残りの人生 健康ウォーキング1日8,000歩以上目標

13 わたしの青春 (平山さん)

           私の人生の始まりがここです

14 私の健康ストレッチ (大出さん)

           私はストレッチで50肩と膝の痛みが消えました

15 きままな街歩き (飯野さん)

           現実よりもっと新鮮な雰囲気を求めて

16 音読のすすめ (高田さん)

           声を出すと心と体がすっきりし、認知症予防になります

17 私の日頃の体験 (前野さん)

        前野さんは当日お休みのため、発表はありませんでした

発表を終え、野島先生の講評がありました。

「どの学生も、発表時間内に話をまとめられていて、とても良かった。内容も発表した方の生活や人生が反映されていて面白かった。話すことは、内容だけでなく、話し方や間の取り方、ていねいに話すことや、みんなが知っていることは飛ばして話すことなども大切。今回の発表だけでなく、人生100年、これから先、良い話し方を生かしてください。」とまとめられました。

 

最後の講座を終え、市民大学学長よりあいさつと卒業者への卒業証書授与が行われました。

最後に、学生で記念写真を撮影しました。当日残念ながら欠席された方もいましたが、晴れやかな雰囲気の中、修了発表・修了式を終えました。

17期生・18期生の皆さん

 

卒業された17期生の皆さん

 

17期生の皆さん、2年間ありがとうございました。

18期生の皆さん、また、来年度もよろしくお願いいたします。


市民大学「自由課題発表」

1月25日の講座は「自由課題発表」です。自由課題とは各班が自由にテーマを設定し、班のメンバーが協力し合い、約半年間かけて調査・研究するものです。各班のテーマと発表内容の概要は次のとおりです。この日は2班、1班、3班の順に発表を行いました。

 

2班のテーマ 「生き生きとしたシニア生活のために」

2
班のテーマは「いきいきしたシニア生活のために」です。これは授業でも学び、私たちの共通の課題でもあります。近年の高齢者をめぐる状況はなかなか厳しいものがあります。その中で私たちがいきいきと主体的に生きていくには何が大切か、また日常生活で気を付けることを調べることにしました。

まずは現状を知ることから始めようと、市役所の高齢者支援課に相談しました。私たちの要請に応じて、講師を担当された方は豊富な資料をもとに老人問題の現状と取り組みなど熱心に説明されました。この話をもとに班で役割を分担し市内のいろいろな方や集まりを取材しました。

運動を担当した人は早朝からの体操に参加し話を聞いてくる。本で読んだことを実際に自分の体を動かして確かめる。食事の担当はお年寄りを対象にした食事会に参加し、その感想をレポートにまとめる。別の人は認知症の検診を受けその時に医者や看護師から受けた指導記録に取りまとめる。聞いたこと読んだことを自分の体験を通して検証するようにしました。

また今回の研究では学友会を中心に市民からのアンケートを実施しました。このアンケートには私たちの友人約50(学友会外)の協力も得ることが出来ました。これは、市民大学の知名度を上げることに多少の貢献ができたのではないかと考えています。最期にアンケートからも私たちが得た知識が裏付けられたように思います。

 

     体を動かすことについて       
   
    地域での活動について(複数回答)

 


 

1班のテーマ 「南桜井村をスイスのように」

 
今から75年ほど前、先の戦争の末期に南桜井周辺には広大な軍需工場がありました。工場の敷地は15万坪、35棟の工場、3,000人の従業員宿舎という規模です。工場で作られていたのは、時計の技術を生かした信管と呼ばれる、高射砲に取り付ける時限装置でした。しかし工場完成後わずか1年半で終戦を迎え、工場は米軍により閉鎖されます。

 戦後の混乱期、賀川豊彦という人物が登場します。彼は「永世中立の国スイスをモデルにして、精密工業を農村に導入することで農村の経済を豊かにし、平和な日本の基盤を作る」という壮大な夢を描きました。そしてその夢の実現場所として、南桜井の軍需工場跡に白羽の矢を立てたのです。

 1班は南桜井村に軍需工場が疎開してきたいきさつ、工場の規模、終戦後に工場跡地がどのように活用され、変遷してきたのか。そして今の町がどのように発展してきたかを振り返ります。また工場の施設が現在の町のどの地域にあったのかを足を使って探索しました。


 

3班のテーマ 「安心して暮らせる春日部に」

 

3班の発表は、「安心して暮らせる春日部に」と題し前半は、『日常の暮らしの中で困った事・疑問に感じた事・何か不安?について答えを見つけよう』を春日部市市政情報課の方からお聞きした内容を整理しました。後半は、『春日部市災害ハザードマップを読み理解を深めよう』の思いで発表しました。

前半では、暮らしの中で起きる困りごと一覧表を作成し市役所の担当者にお話をお聞きしまとめました。また、近年増加傾向にある「振り込め詐欺」「架空請求」に対する対応では春日部市として固定電話用の録音装置無償貸与とか、対応策を示すことが出来たのではと思います。後半では、「災害ハザードマップ」の内容を解説し疑問点を春日部市防災対策課の専門家にお伺いし分かり易く説明したつもりです。しかし現在のハザードマップは非常に詳しく説明されているため、疑問点を解消するつもりで質問を重ねるとより専門的な話となりそれを分かり易く説明するには大変苦労しました。

今回の私たちの発表が「安心して暮らせる春日部に」の実現に一助となれば幸いです。