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オンラインミーティング体験講座(参加者)

10月3日(火)・4日(水)の2日間、春日部市視聴覚センターのメディア研修室において、『市民パソコンセミナー オンラインミーティング体験講座』を開催しました。

本講座は、近年、需要がますます高まっているオンラインミーティングを体験していただく講座です。今回の講座では、Zoomを用いたオンラインミーティングを『参加者側』として体験していただき、会議への入り方や会議中の基本操作を学んでいただきました。

講座の始めにオンラインミーティングやZoomについて基本的なことを学んでいただきました。ミーティングの入り方として、Zoomのインストールや、主催者が作成した会議室のミーティングID・ミーティングパスコードの入力が必要であることなどを体験しながら学んでいただきました。

 

今回は、17型のディスクトップパソコンにウェブカメラを接続して実施したので、画面が明るく大きく、左側のモニターには先生の画面が投影されていたので、とても分かりやすく楽しく学べたとの声を、多くお聞きすることができました。

会議に参加した後は、実際にオンラインミーティング機能を利用しながら講座を進めました。マイクのON・OFFの切り替えや、Zoomに用意されているチャットやリアクションなどの機能に触れていただき、会議中に必要となる基本操作を学んでいただきました。リアクション機能を使う際に「スマホと同じ機能ね」と親近感を感じながら体験されている方もいらしたようです。

ひととおりの講義が終わった後、講師の力を借りずに会議に参加できるか挑戦していただきました。Zoomの立ち上げから始めてもらいましたが、無事、全員の方が会議に参加することができました。参加した後は、参加者の方とオンラインミーティング上で、「マイブーム」をテーマにお話をしていただきました。

マイクをOFFにしておいても、話す時にスペースキーを押したままにしておけば、その時だけマイクがONになる機能があり、さっそくスペースキーを押しながらご自身のマイブームについて発表していただきました。

「とても分かりやすい講座で、楽しく学ぶことができました」「これで友達に招待されても、まごつかないで対応できると思うのでうれしい」「今度は、主催者として体験したい。講座は、いつですか」と、オンラインミーティングの楽しさや便利さを実感するとともに、さらなる学習意欲をかきたててくれたようです。

今回は、参加者としての体験講座でしたが、11月には講師を招き、主催者向けの講座を実施する予定です。詳しい内容や申込受付開始日等は、広報かすかべ11月号に掲載されますので、ご確認のうえご参加ください。

聴覚障がい者対象PC入門講座

9月9日(土)13:30~「聴覚障がい者対象PC入門講座」を実施しました。

春日部市社会福祉協議会から手話通訳の方にもご協力いただき、パワーポイントを使ったプレゼンテーション作成やテレビ会議システムを使った手話交流を体験していただきました。

 

講座の前半では、パワーポイントの基礎を学んでいただき、実際に自己紹介のプレゼンテーションを作っていただきました。

文字を打ったり、写真を貼ったり、画面切り替えやアニメーション効果を入れながら、4枚前後のスライドを作成し、実際にスライドショーを体験していただきました。画面がクリック1つでかわっていくのを興味深そうにご覧になっていました。

 

このような講座では、最後に作ったものを発表しますが、今回は、Zoomを使って発表を行いました。パソコンの画面にプレゼンテーション画面とご本人の画面を同時に投影し、手話で解説をしていただきながら、スライドショーを進めていきました。

講座終了後に、聴覚障がい者対象のテレビ会議システム体験講座やカレンダー作成講座等のご提案をいただきました。今後の講座企画の参考にさせていただこうと思います。

親子で楽しむプログラミング入門講座

9月2日(土)9:30~、および13:30~視聴覚センター内のメディア研修室において、市民パソコンセミナー『親子で楽しむプログラミング入門講座』を開催しました。

市民講師の吉田理子さんをお招きし、親子で楽しくプログラミングを学べる講座を実施していただきました。

はじめに、「プログラムって?」「プログラミングって?」「プログラミング的思考」などについてお話いただきました。運動会のプログラム、〇〇式の式次第もプログラム。つまり、プログラムは、やるべきことの手順を順序よく書いたもの。コンピュータを使うときは、コンピュータに分かる言葉で、コンピュータがするべき仕事の手順や内容をかいたものがプログラム。そのプログラムを作ることがプログラミング。今日は、そのプログラミングをしてロボット(今日は、保護者の方がロボット役)を動かしてみよう!ということで、早速、体験活動に入りました。

本日の目標は、ロボットに命令を出し「モフモフしたマスコットを机の左端から右端に移動させる」です。

人間であれば、「マスコットを机の右端まで運んで!」と言えば、やってくれそうな動作ですが、ロボットは思い通りに動いてくれません。「1歩前へ」「右腕を10度上げる」「手のひらをひらく」「つかむ」など、細かな指示を出してあげないときちんと動いてくれないのです。

子どもたちは、自分でマスコットを掴んだり運んだりする動作を細かく確認し、与えられた命令カードを順番に並べていきました。そして、ある程度のプログラムができたら、実際にロボットに動いてもらい、足りない命令があったり、命令を与える順番が違っていたりすると、修正し、より良いプログラムを作り上げていきました。親子で話し合いながらプログラミングするご家庭もありました。

マスコットを無事に運ばせることができたところで、考えたプログラムの発表を行いました。お題は同じはずなのに、それぞれのプログラムが少しずつ違っていました。ここで、子どもたちは、他の参加者の考えに触れ、自分のプログラムと比べながら、「あのやり方のほうが簡単だ!」、「こっちの方が正確にマスコットをつかめるかも!」などと考えを膨らませることができたように感じます。

コンピュータを使わないプログラミングの活動を通して、プログラミングの考え方を学んだところで、今度は、「Blockly Games」と「Scratch」というプログラミングツールを使って、ブロック型プログラミングを体験しました。

「Blockly Games」では、命令ブロックを組み合わせて、スタートからゴールまでたどり着くためのプログラムを作りながら、ブロックの組み立て方に慣れてもらいました。

「Scratch」では、「キャラクターに面白い動きをさせよう!」というテーマでプログラムをつくっていきました。

「瞬間移動する」、「色が変化しながら動く」、「壁にぶつかったら跳ね返る」といったプログラムを考えていました。親子で話し合いながら、納得のいく動作になるまで何度もプログラムを修正する姿が見られました。

講師の吉田さんから、小学校で学ぶプログラミング教育の目的や、家庭でもできるプログラミングなどのお話もいただきました。参加者の感想をみると、とても充実したプログラミング講座だったことが感じられました。

今回扱った「Blockly Games」や「Scratch」は、ご家庭のPCでもインターネット環境があれば、無料でご利用いただけます。ぜひ、今後も触れていただき、プログラミングについての興味を深めていただければ幸いです。

夏休み自由研究応援プログラム 「走らせよう!プログラミングミニカー講座」

7月22日(土)、春日部市視聴覚センターのメディア研修室において、小学校1~3年生対象「夏休み自由研究応援プログラム 走らせよう!プログラミングミニカー講座」を実施しました。

 

本講座は、プログラミング用教育ロボットである「オゾボット」を用いて体験しながらプログラミングについて知っていただく講座となっています。オゾボットは、紙に記した黒い線の上を走る小さなプログラミングカーで、黒い線の間に赤・緑・青の組み合わせで成り立つ命令を与えると左右に曲げたり、スピードを変化させたりすることができます。

 

講座の始めには、プログラミングやプログラムについて知っていただき、身近にはプログラミングされたものがたくさんあること、コンピューターで動くものには、必ずプログラムが使われていることなどを確認しました。

実際にオゾボットに電源を入れ、線の上を走る様子を見て、児童皆さんも保護者の方も驚いた様子でした。その後、交差点(線の分岐点)で曲がってほしい方向を、オゾコードというプログラムで指示することで、オゾボットを思い通りに走らせることが出来ることを確認しました。

 

講座の後半には、保護者の方にミッションを考えていただき、児童の皆さんには、ゴールを目指すためのプログラムを考えてもらいました。

 

小学校プログラミング教育では、問題を解決するために、どのような動きが必要であるか考え、それら1つ1つの動きをどのように組み合わせていけば良いか筋道を立て、論理的に考えていく力(プログラミング的思考)を身に付けていくことが求められています。

講座を通して、トライ&エラーを粘り強く繰り返し、ゴールを目指す子供たちの姿や、できた喜びを笑顔で表現する子供たちの姿をたくさん見ることができました。また、講座の後も粘り強く取り組んでいる児童の姿も印象的でした。

保護者の方からも「子供の集中する姿と笑顔が見られてうれしかった」「子供が自分で考えてコードを直したり、うまく走らせるにはどうしたらよいかと悩んだり、とても貴重な体験となりました。」と、うれしい感想もいただけました。

プログラミング的思考を働かせる楽しさや、自分の考えで解決できる喜びを味わってもらえたのではないでしょうか。

市民PCセミナー タブレットPC入門編

7月11日(火)・12日(水)に春日部市視聴覚センターのメディア研修室において、「市民PCセミナー タブレットPC入門編」が開催されました。

本講座では、Windowsタブレットの基礎的な使い方や、生活に生かせるような活用法を、タブレットを操作しながら、学んでいただくことを目的としています。

 

講座の始めには、タブレットPCとノートパソコンの違いを知り、それぞれの良さがあること、タブレットPCは大きく分けて3種類のOSがあり特性が異なることなどを確認しました。

その後、視聴覚センターにあるWindowsタブレットを使って、実際に操作の体験をしていただきました。

タブレットの電源の起動・終了の仕方から始まり、タッチキーボードの操作、文書編集ソフトを使った文字の入力、カメラアプリでの写真や動画の撮影、カレンダーアプリの利用、インターネットを使った電車の乗換案内や電子書籍の利用、動画視聴の方法などを紹介しながら、体験していただきました。

講座の終盤には、今話題のAIチャットについて紹介した後、実際にAIチャットを体験していただきました。AIチャットとは、AIが入力した内容を認識し、質問に答えたり、会話をしたりすることができるロボットのようなものです。AIチャットの活用法と併せて、「個人情報や機密情報を入力しない」「出力された回答(情報)は、必ずしも正しいとは限らない」などの注意点も確認しました。

タブレットPCなどの情報端末は、気軽にインターネットにアクセス出来て便利な反面、危険と隣り合わせであり、インターネット利用上のルールやマナーを身に付ける必要性があります。

ルールやマナーを守り、正しく情報端末を活用していただき、生活をより豊かにしていただければ幸いです。

受講生の皆様、ご参加いただきありがとうございました。