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新型コロナウィルス感染拡大防止のため、徹底した感染症対策を行った上で開館しております。なお体験コーナーは一部利用できません。
<来館時のお願い>
- 発熱などの風邪症状のある人は入館できません
- 入館時の手指の消毒にご協力をお願いします
- 会話を控えるとともに、他の来館者との十分な距離をとってください
- 「文字の大きさ」については、画面右上のボタンから「大・中・小」が選択できますので、お好みのものをご利用ください。「背景色」、「行間」も調整可能です。
- 古文書解読勉強会の成果はこちらです
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 その10 その11 その12 その13 その14 - 日光道中粕壁宿「歩いてみよう道しるべ」ホームページ版解説を掲載しています
- 収蔵資料・館蔵の古写真を紹介しています
【小学校の先生へ】小学校地域学習「昔の道具」(学習リーフレット)をご活用ください - 春日部市郷土資料館利用のご案内
【休館日】(年末年始、毎週月曜日、祝日、月曜日が祝日の場合はその翌日、施設点検日等)
<令和5年ーこのほか施設点検日等が休館になりますのでご注意ください>
- 3月の休館日 6日(月)、13日(月)、20日(月)、21日(火・祝)、27日(月)
- 4月の休館日 3日(月)、8日(土)午後、9日(日)埼玉県議会議員選挙のため、10日(月)、17日(月)、24日(月)、29日(土・祝)
- 5月の休館日 1日(月)、3日(水)~5日(金・祝)、8日(月)、15日(月)、22日(月)、29日(月)
- 6月の休館日 5日(月)、12日(月)、19日(月)、26日(月)
- 7月の休館日 3日(月)、10日(月)、17日(月・祝)、18日(火・祝日の翌日)、24日(月)、31日(月)
- 8月の休館日 7日(月)、11日(金・祝)、14日(月)、21日(月)、28日(月)
- 9月の休館日 4日(月)、11日(月)、16日(土)~19日(火・燻蒸作業予定)、23日(土・祝)、25日(月)
- 10月の休館日 2日(月)、9日(月・祝)、10日(火・祝日の翌日)、16日(月)、23日(月)、30日(月)
- 11月の休館日 3日(金・祝)、6日(月)、13日(月)、20日(月)、23日(木・祝)、27日(月)
- 12月の休館日 4日(月)、11日(月)、18日(月)、25日(月)、28日(木)~1月3日(水)
- 神明貝塚の発掘調査の成果を紹介しています(2018.03.28)
ほごログ
【休館のお知らせ】4月8日(土)午後、9日(日)
令和5年4月9日(日)は教育センターが埼玉県議会議員一般選挙の投票所として利用されます。そのため、準備を含め下記の日程で郷土資料館は休館となります。ご迷惑をおかけしますが、ご来館の際はご注意ください。
〈休館日〉
令和5年4月8日(土)午後
令和5年4月9日(日)終日
#桜咲くかすかべ #葉桜 だって楽しもう
#春日部市 内の #桜 は #満開 です。見ごろですが、天気が悪しく雨で花が散りつつあり、葉が芽吹いてきている木もあります。まちなみ公園の桜も葉桜になりつつあります。 #かすかべプラスワン
桜の花見というと、気象庁の開花予報や桜前線とかいう情報を週末の休みと重ね合わせながら、「今年は開花が早いから葉桜かなー」とか「屋台が出る前に桜散っちゃうなぁー」とか、毎年ヤキモキしている方も多いのではないでしょうか。
郷土資料館では、現在「春の花*春日部」展を開催しています。その準備で展示担当者も初めて知りましたが、現在の桜の開花予報や桜前線は、ソメイヨシノという品種を基準に情報発信をしているそうです。ソメイヨシノが普及する以前、江戸時代末期よりも昔の人たちは、様々な品種の桜が次々に咲き、散っていくのを長いスパンで楽しんだそうです。なかには、葉桜になる季節まで花見を楽しむ人もいて、長ければ開花から一か月くらいは桜の花見をしたそうです。
昔の人たちの精神性に倣い、雨で桜の花が散って、葉桜になっていても、桜の花見を楽しんでみる、というのはいかがでしょうか。 「春の花*春日部」展では、先人たちの春の花の楽しみ方を学び、私たちの花見のあり方を考えるきっかけになれば、と企画したものです。ご期待ください。参考文献:佐藤俊樹『桜が創った「日本」』(岩波新書、2005年)
さて、ついでに桜の植わるまちなみ公園の話をしましょう。
まちなみ公園は、かつて粕壁町役場が建っていたところ。役場の庁舎は、大正14年(1925)に建設され、春日部町、春日部市の時代にも使用されました。市役所が現在の庁舎に移転する昭和45年(1970)末まで、春日部市役所の庁舎として使用されていました。下は昭和11年(1936)ごろの粕壁町役場です。
昭和46年(1971)6月からは、市立図書館として転用され、昭和58年(1983)5月まで使用されました。その後、公園として利用されるに至っています。下は昭和46年(1971)市立図書館時代の様子です。
まちなみ公園という名称は、江戸時代以来の宿場町の通り沿いの字名(あざな)「字町並」に由来しているのでしょう。実は厳密にいえば、旧町役場の旧地番は粕壁町4392番で「字内出」になるので、なぜ「まちなみ」と名付けられたのかは謎です。
古写真をみると、何となく面影が残っていますね。かつては役場や図書館として賑わっていたことを桜の木は知っているのでしょうか。まちなみ公園に桜の木がいつから植えられたのかは、残念ながら不明です。一本一本の木や、木のある場所の歴史や背景を楽しむのも、また郷土資料館的な桜・花見の楽しみ方の一つとなりましょうか。
春の花*春日部展みゅーじあむとーく
3月19日(日)「春の花*春日部」展のみゅーじあむとーくを開催しました。 #かすかべプラスワン #春の花総選挙
午前中は少人数、午後はたくさんの方にお集まりいただきました。
花をテーマにした展示とあって、女性のみなさんが多かった印象です。
桜のみならず、藤、桃、牡丹の花で春日部の歴史が文字通り彩られてきたことを解説しました。
特に評判だったのが、床面に貼り付けている市域の60年前の航空写真。ここに、明治前期の迅速図から読み取った桃林の分布を表示しています。みなさんが普段過ごしている身近な場所が桃林だったことに、驚かれた模様です。担当者も市域の桃林が意外に広かったことに少し驚きました。
展示期間中、展示のテーマとなった4つの花の人気投票を実施しています。題して「春の花*春日部総選挙」。現在、藤が優勢です。ぜひイチオシの花に投票してみてくださいね。
次回のみゅーじあむとーくは、4月22日(土)10時30分~、15時~を予定しています。展示は5月2日(火)までです。
凧作り教室を開催しました
3月18日(土)、春日部市「庄和大凧文化保存会」の方々を講師にお招きし、今年度2回目の凧作り教室を開催しました。当日は、小学生を中心に15名に参加いただきました。
第1回目の様子はこちらをご覧ください。
5月3日と5日に行われる大凧あげまつりでは、5日の午前中に、会場で自分で作った凧をあげることができるそうです。11月に作った人も、今回作った人も、ぜひ5月5日の午前中に大凧あげ祭りの会場で凧をあげてみてください。
今回は、先日、資料館を見学した粕壁小学校の子どもたちにも多く参加していただきました。
凧は和紙と骨(竹ひご)を使った約60㎝の本格的な角凧で、あらかじめ家で凧紙に絵や文字を描いてきてもらい、紙に骨を貼り付けるところから始めます。
骨には、あらかじめ両面テープが貼ってあり、また紙にも骨を貼る位置に鉛筆で線が引いてありますので、簡単に貼ることができます・・・ですが、意外と骨が長いので、お父さんやお母さんに手伝ってもらった子も多かったようです。
凧は、このあと糸目をつけて、上げ糸をつけて完成になります。
今回は見本用に資料館でも、うめわかくんの凧を製作しました。
さっそく資料館に展示しましたので、ご来館の際はご覧ください。
凧作り教室は、また来年度も開催します。どうぞご参加ください。
#桜咲くかすかべ 郷土資料館にも #桜 咲きます
3月18日(土)より、春日部ハルのキカクテン「春の花*春日部」展が始まります。本展は春の花咲く春日部で春のお花をもっと楽しむための企画展示です。 #かすかべプラスワン
春日部のゆかりの春の花は、藤だけじゃない。春日部の歴史にとって、桃、藤、牡丹、そして桜は、縁の深い花です。今年も微力ながら「桜咲くかすかべ」を盛り上げんがため(むしろ便乗して)、「春の花*春日部」展から、桜の話題を一つ。
でばりぃ資料館や小学校の団体見学で、市内の小学校の児童たちと触れ合うなかで、彼らの身に着ける名札や黄色い帽子に桜、藤があることに気づきました。なんと、桜や藤は、市内の学校の校章のモチーフに取り入れられていたのです。学校要覧や各校のブログ・学校だよりなどを手掛かりに桜と藤の校章をピックアップしたのが下の図です。
桜をモチーフとする校章は新旧合わせて6校、藤は3校見出しました(もしかすると武里南小は桔梗かもしれない説が浮上しています。要検討)。
桜の校章は、まず校名(地名)に「桜」がはいる学校、南桜井小・桜川小にありました。「南桜井村」は明治22年(1889)に成立します。桜川小は昭和50年(1975)に開校する新設校。校名は南桜井と川辺から「桜川」と名付けられました。他方、「桜」の校名ではないですが、粕壁小・幸松小・富多小(江戸川小中学校に統合)にも「桜」をモチーフとした校章が採用されています。3校はいずれも明治時代に開校した伝統校です。卒業・入学の時期に「桜」は学校のはじまりとおわりを象徴する花でもあり、校章にも取り入れやすい花だったということなのでしょうか。また、明治時代半ばに「桜」は「日本らしさ」をイメージするものとして普及しました。そうした時代のなかで桜の校章が創られた可能性もあります。いずれにしても、桜の校章が生まれるのは、古くても明治時代以降のことでしょう。
手元の資料では、校章制定の年次や理由・背景はわからないのですが、粕壁小については、昭和14年(1939)築の旧木造校舎(下の写真)に掲げられていた校章を郷土資料館で保管しています。これと現在の校章を比較すると若干デザインが異なっています。もしかすると、粕壁小の現在の校章は、実は比較的新しい(もしかすると戦後に制定された?)のかもしれません。
藤をモチーフとする学校は、牛島小(昭和50年開校)、藤塚小(昭和54年開校)、春日部南中(令和元年開校)で、いずれも新設校です。藤が校章に取り入れられたのは、おそらく市の花が藤(フジ)だからでしょう。市の花の制定は昭和48年のことです。学区内に牛島のフジがあること、藤のつく地名であること、また市の花が藤であることが制定の理由だと思われます。
校章にみる春の花は、古ければ明治時代までさかのぼれますが、もしかすると意外に新しいものなのかもしれません。校章の成り立ちや制定までの過程は、今後追跡調査したいと思っています。校章からみれば、桜と藤は春日部にとってゆかりのある春の花であるといえるでしょうか。
写真は解体前の粕壁小木造校舎。町のシンボル的な建物だったので、懐かしい方も多いのでは?
「春の花*春日部」展では、屋根付近の建物正面に掲げられている校章(実物)を展示して、郷土資料館に桜を咲かせます。ぜひお楽しみに。
3月19日(日)には、みゅーじあむとーくも開催しますので、ぜひ資料館の桜もお楽しみ下さい。10:30〜、15:00〜(30分程度)