校長室から

校長室から

地域の農園にて!ひばり学級の貴重な体験

 9日(金)と16日(金)、ひばり学級の生徒たちと地域の「おはよう農園」を訪問し、様々なことを学ぶとともに体験をさせていただきました。「おはよう農園」の恒川様には、1学期にも休校明けにひばり学級の畑を手伝っていただき、野菜のことをいろいろと教えてもらっている生徒たちです。
 9日は雨の降る肌寒い日でしたが、農園の畑やビニールハウスを案内していただきながら、改めて育てている野菜の特徴や苦労、ご自身の思いなどを話されるとともに、生徒からの質問にも一つひとつ丁寧に答えてくださいました。帰る際には、収穫したばかりのベビーキャロットを大量にいただきました(ありがとうございました)。
 16日は幸運に雨こそ降らなかったものの、やや肌寒さを感じる中、「おはよう農園」が経営するスタートしたばかりの鶏舎に放し飼いのひよこを見に行きました。米や野菜作りは他の学校でも行っていますが、養鶏に関わる学習ができることはほとんどないので、本校でも初めての大変に貴重な体験になったと思います。生徒たちはひよこのかわいらしさに目を奪われながら、恒川様の苦労話や今後の見通し、ひよこの話に耳を傾けて聴き入っていました。
 このように貴重な体験を通して得る学びや体験は、必ずや生徒の成長のエネルギーとなっていきます。学校だけでは絶対に叶わない貴重な場と有意義な時間を提供してくださった地域の「おはよう農園」に感謝申し上げるとともに、このホームページをご覧のみなさんにも、地域の大切な宝である本校の生徒たちの育成に、さらなるご支援・ご協力を賜りますようお願いする次第です。

次代の湖北中を託す!リモート開催の生徒会立会演説会・選挙

 16日(金)、生徒会役員立会演説会・投票が行われました。いよいよ湖北中のリーダー学年が2年生へと引き継がれ、1年生がそれをサポートしていく新体制がスタートします。今回は、コロナウイルスの影響で体育館に全校生徒を一斉に集めることが叶わないため、初めてIパッド(ズーム)を使用して会議室から全学級にテレビ中継という手法を試行しました。
 生徒会の新総務には、意欲に満ちた9名の生徒が立候補しましたが、どの生徒も大変にすばらしい演説内容でした。中学校の立会演説会だと、ややもすれば立候補の意欲とやる気を前面に出しただけの話であったり、取りあえずは「こんな学校にしたい」という目標を言って終わることがほとんどです。しかし、本校の立候補者の演説は、一人ひとりがそれぞれの視点で学校を向上させていくためのビジョンをもち、そのために「こんなことに取り組んでいく」といった具体的な提言が為されていました。校長としても大いに感心しました。
 生徒の演説を聞き、湖北中学校のこれからを託す新生徒会総務中心に、全校一丸となって「学校力」向上と生徒個々の成長をめざし、「地域に愛され、地域に貢献できる学校」にしていきたいと改めて考えさせられた次第です。
 また、生徒会長と副会長については競争選挙となったため、2人の候補が落選してしまうことになりますが、当選者も含め、「学校をよくしたい」と立ち上がってくれた勇気ある行動を讃えるとともに、その意欲を学年で、学級で、委員会で、それぞれに発揮して頑張ることで学校はもちろん、さらなる個々の成長も期待できると思っています。
 投票については、我孫子市選挙管理委員会より国政や自治体の選挙で使用する記載台・投票箱をお借りして、選管理委員長が選挙の仕方や選挙の大切さを指導し、国政選挙さながらの緊張感をもって実施しました。新しく決定した生徒会総務については、26日(月)の任命式終了後、新委員会委員長とともに生徒会活動のページでお知らせします。

生徒会役員選挙に向けて!ひばり学級から応援の襷を寄贈

 秋、2学期は学校の屋台骨となるリーダー学年が3年生から2年生に引き継がれます。コロナ禍で多くの生徒会・学校行事が中止や延期に追い込まれた今年度も例外ではなく、今月、16日(金)には新しい生徒会役員を選出するための立会演説会と投票が予定されています。
 立会演説会については後日、報告させていただくとして、この後、役員立候補者が選挙運動に使用するための襷を、応援の気持ちを込めてひばり学級の生徒が製作、寄贈してくれました。昨年度まで、候補者は急ごしらえの紙の襷をかけて運動をしていましたが、途中で紙が破れたりくしゃくしゃになったりと見栄えもあまり良くなかったのが一掃されそうです。
 今年度の立候補者の顔ぶれを見ると、どの生徒も生徒会役員にふさわしいしっかりとした人物ですが、いくつかの役職で複数の立候補者による競争選挙になることが決まっています。立候補した生徒たちは、きっとひばり学級から寄贈された襷をかけ、堂々とした選挙運動、演説を繰り広げてくれることと期待しています。
 ひばり学級のみなさん、ありがとうございました。

地域の協力を得て!社会を学ぶ就職体験

 今、2年生の総合学習の時間に「就職体験学習」に取り組んでいます。この学習は「職場体験」ではなく、「就職体験」です。つまり、ほとんどの学校は生徒を機械的に振り分けた事業所で体験活動をさせるのに対し、本校では、まず各事業所に「こんな生徒に来てもらいたい」という求人票を作成していただき、それを校内に掲示。それを見て、生徒は自分が希望する事業所に就職体験するためのエントリーシートを作成。校内ハローワークで審査し、それに合格した生徒から就職面接を行い、それを通過して初めて自分の希望する事業所で就職体験できるという、まさに社会の仕組みを学び、就職が叶うまでの苦労をそのまま体験するという目的で実施している営みであり、これを通過して希望の体験場所で働く生徒たちは、間違いなく真剣で一生懸命に有意義な体験をすることができます。
 そして今回、その面接に実際の体験場所である農園の責任者の方や地域、学校評議員の方にお手伝いいただき、よりリアルに、生徒にとってもより緊張感をもった状況での就職面接を実施することができました。生徒たちは、面接中はもちろん、廊下で待機しているときから真っ直ぐに背筋を伸ばして椅子に座り、手も小刻みに震え、あらかじめ考えていた想定問答を一生懸命に頭の中で確認している様子が伺えました。学年職員からも「臨場感をもって良い経験をさせることができた」「今日だけでなくもっと多くの生徒に体験させたい」等々、感謝の声があがっていました。 
 この就職体験だけでなく、学校・家庭・地域総ぐるみで地域の宝である子どもたちを育てる「みんなで創る地域の学校」を掲げている本校です。今回、改めて子どもたちを育てるためには、学校だけでなく多くの大人が関わることの大切さ、効果を実感することができました。
 協力いただいた関係者のみなさんに深く感謝申し上げるとともに、これからも同様の取り組みを推進していく本校へのご協力を保護者・地域のみなさんに改めてお願いしていきたいと思います。よろしくお願いします。

疾走!葛南駅伝→女子チーム県大会出場

 10月の声を聞いたばかりの1日(木)、柏の葉公園で葛南駅伝大会が行われました。コロナ禍で例年とは違い駅伝の部は1チームに限っての出場、ロードレースの部は駅伝に出場しない3年生と控え選手のエントリーとなりました。
結果は男子チームが8位、女子チームは準優勝で女子は11月7日(土)に開催される県大会への出場権を勝ち取りました。ロードレースの部でも精一杯の走りを見せ4位入賞を果した選手もいます。私はコースの途中で生徒たちの応援をしていましたが、どの生徒も全力を尽くして必死の形相で目の前を駆け抜けていきました。
 チーム全体の団結で成し遂げた今回の結果と女子の県大会出場。今年度は残念ながら東葛駅伝大会が中止ということで、生徒たちのモチベーションに若干の心配がありましたが、それを吹き飛ばす見事な走りであったと思います。関係職員の間では、葛南の代表チームが常に県のトップを走っている、それに恥じないレベルの高い大会であったという話もあり、この県下屈指の激戦区での今回の成績は(選手たちは満足していない表情でしたが)本当に立派だったと思います。毎年行っていた夏の合宿もできなかった今年度、ここまでの練習メニューを考え、本番に向けて調整していくのは例年以上に大変だったと思います。
 1ヶ月後、女子チームが出場する県大会では、目標としている関東大会出場が果たせるよう、さらに応援していきたいと思います。勝負ですから勝つこともあれば負けることもあるかもしれません。でも、本気で努力した者にしか味わえない「目標を達成したときの喜び、達成できなかったときの涙」を駅伝部の生徒たちは味わうにふさわしい努力をここまでしてきました。そんな生徒たちのさらなる成長を信じて楽しみに大会当日を待ちたいと思います。
 保護者・地域のみなさまも応援、よろしくお願い致します。

※上記以外の葛南駅伝大会の様子(写真)は、「生徒活動の様子」にアップしています。 

生徒の生徒による生徒のための生徒総会

 9月25日(金)、午後から生徒総会が実施されました。コロナ禍のため、本来なら1学期早々に行うべき大切な生徒会行事、さらに感染拡大防止のために体育館で一堂に会することを避けて放送での実施となりました。というような状況であるとはいえ、生徒会役員の努力もあり、長時間にわたる会を生徒たちはよく集中し、活発な意見も飛び交った素晴らしい生徒総会でした。
 初めての放送による会ということで不安や心配も多々ありましたが、本部を放送室の隣にあるコンピューター室におき、各階・各学年との連絡にトランシーバーを使用するなど、よく考え、工夫された運営でした。そして、何よりも提案者の説明や質問に対する答弁を集中して聴いていた生徒全員の落ち着いた雰囲気がよかったです。特に、1年生は小学校では経験したことのない生徒主導の総会、先輩たちの見事な進行ぶりにとても驚いている様子でした。
 リンカーン大統領ではありませんが、まさに、「生徒の、生徒による、生徒のための総会」であったとお世辞抜きで褒められる大人顔負けの総会でした。総会の後半では活動方針や予算案の承認に続き、生徒からの議題として「気持ちのよい挨拶をするための活動」について3つの学級から提案され、1つは残念ながら否決、もう2つは可決をされました。時間さえ許せば、否決されてしまった提案も修正意見を加えながら再検討するとさらに深まった総会になったと思います。
 今日の総会の承認・決定事項の実現に向けて、生徒全員で一丸となった「チーム湖北中」がますます学校で、そして地域でも活躍し、生徒一人ひとりもさらに成長していくことを願っています。
 臨機応変の対応で会を成功に導いた生徒会役員、議長等を務めた関係生徒全員に感謝したいと思います。

進路実現に向けて!3年生補習に頑張る

 コロナ禍による授業進度の遅れを取り戻すために、本校では1学期中は40分の7時間授業を実施し、体育祭を始めとして中止が決定している行事の、本来であれば練習や準備の時間も授業に充てながら回復に努めています。ただ、一貫して強調しているのは、遅れを取り戻すことだけに意識が集中し、子ども不在の授業を創らないこと。教員が一方的に喋るだけで何の工夫もしなければ、瞬く間に教科書は進んでいくけれど、それによって子どもたちが「授業がつまらない」と思ってしまったら本末転倒。学ぶことが嫌いな子どもを育ててしまったら学校の存在価値はなくなり、将来にわたって学び続ける人材の育成は不可能です。
 ただ、そうは言っても、例年と比較すれば授業が相対的に早足で進んでいたのは事実で、その補充のために、以前ホームページでも紹介したような夏休みの学習会(補習)を実施してきました。そして2学期がスタートし、特に受験を控えて待ったなしの3年生を対象に週に2日、数学に重点をおいて放課後の学習会(補習)を実施しています。希望者は全員が参加できますが、数学に苦手意識が強い生徒などには教員からも声をかけて参加を促しており、数学の教員はもちろん、ボランティアで教えに来てくれている先生も子どもたちのために頑張ってくれています。まだ始まったばかりで参加者も多くはないようですので、この機会を積極的に利用して学力の向上に役立て、進路実現にも繋げてほしいと願っています。3年生の保護者のみなさんからも、お子さんの背中を押していただけると幸いです。よろしくお願い致します。
 また、生徒たちの授業支援のため、新たに学習サポーターとして、将来教職を志している以下の3名(学生)が、実質学校職員の役割を担い、授業のTTや補習における個別支援を行っていますので、ご承知おきください。
 津田 萌花(社会、特別支援・吹奏楽部)  金曜日勤務
 森  千夏(保健体育・陸上部)      火、木、金曜日勤務
 福田 開斗(数学・ソフトテニス部)    木曜日勤務

学校生活向上を願って!朝の挨拶運動

 今月、25日(金)に延期されていた生徒総会をようやく開催する運びとなり、今、生徒会役員を中心にその準備を着々と進めているところです。
 その議題の一つに「気持ちの良い挨拶をするために…」というのがあるのですが、それが議題にあがったきっかけの一つとして、7月から生徒会総務が主体的に取り組んだ正門での朝の挨拶運動があるようです。ご承知のように、現在、部活動の朝練習はできない状態が続いていますので、ほとんどの生徒は7時45分を過ぎる頃から正門を通過し始めます。その時間帯、暑い日も雨の日も活動を継続していく中で、自分から挨拶をしない、声が小さい、相手の目をしっかりと見ていないなどの課題に危機感をもったようです。
 私も正門に立って生徒を迎えると、ほとんどの生徒はしっかりと挨拶を返してくれると感じているのですが、生徒会のリーダーたちの方が、より厳しい目でさらなる学校の向上を考えているということも言えるかもしれません。いずれにせよ、挨拶運動は現在も継続中で、運動を展開しながら、挨拶の仕方について詳細なデータも集めています。
 来月には生徒会役員の改選が行われ、学校の屋台骨は3年生から2年生へと引き継がれます。特に3年生には、この生徒総会を最後の大仕事として大成功に終わらせ、結果、挨拶を筆頭に学校生活が向上した実感をもって下級生にバトンが渡されることを願っています。「ガンバレ!生徒会総務」

学校運営協議会委員の訪問「みんなで創る地域の学校」に向けて!

 既に保護者会や学校だより、ホームページを通してお知らせしているところですが、学校・家庭・地域が三者総ぐるみで湖北の未来を担う大切な子どもたちを育てていく「みんなで創る地域の学校」を実現するための取り組み、数年後のコミュニティ・スクールの土台を築くための第一歩を本校は踏み出しています。
 そのために学校運営協議会委員(仮)のみなさんには、コロナ禍の中ですが、感染防止に十分な注意を払っていただいたうえで、日常の学校・生徒のそのままの姿、現状を参観してもらえるようにお願いをしているところです。
 そして、9日(水)には賛同していただいた委員の方が、2時間かけて全学級の授業を参観してくださいました。終わってから校長室でいろいろと感想やご意見を頂戴し、先生方が一生懸命に指導している、生徒が落ち着いているといったお褒めの言葉とともに、先生が喋りすぎる授業では生徒の集中力が落ちている、生徒が活動しているときに板書をしているのは?必要があれば模造紙等に書いて用意しておいた方がいいといったご指摘もいただきました。
 本来、9月には保護者・地域のみなさんに向けて自由参観の機会をもつところですが、残念ながらコロナの影響で中止せざるを得ない状況です。その状況にあって、このように学校運営にも携わっていく代表の方に学校の現状を正確に把握していただくことは、とても重要で必要不可欠なことだと思います。委員の方からいただいた貴重な声を今後の学校運営に反映させるべく、さらなる努力をしていく所存です。

科学部、ソーラークッキング大会に挑む!

 7月末に実施した部活動の市内大会壮行会で、科学部の生徒が「8月に大会があるので頑張ってきます」と全校の前で宣言したことが記憶に残っています。
 科学部はここまでペットボトルロケットを作って文化祭やバザーで披露したり、ちょっとした科学実験を地域のイベントで行ったりと活動を継続してきましたが、今回は宣言通り、30日(日)に川村学園女子大学で行われたソーラークッキング大会に参加をしてきました。
 野田市と流山市からそれぞれ中学校が1校参加している他は、高校生や一般の方が自分たちの工夫した道具を駆使し、炎天下の中、炊飯部門と湯沸かし部門で熱い戦い?が繰り広げられました。本校は炊飯部門に2グループ、湯沸かし部門に1グループがエントリーし、残念ながら入賞は逃しましたが、飯盒のご飯がしっかりと炊けていたり、お湯の温度が学校での記録を大きく上回るなど、楽しそうに一生懸命になって活動していました。
 このソーラークッキング大会は、11月には何と全国大会が開催され、再び本校科学部も参加する予定です。実は科学部の活動は、諸般の事情によって現2年生の活動終了をもって幕を閉じることになっています。そんな状況で、部員たち(特に3年生)は最後を飾るにふさわしい素晴らしい大会に参加し、他の団体と一生懸命に競ったことが思い出となり、自信となって自分自身の次への挑戦に活かしてくれればと願っています。

※上記以外の大会の様子(写真)は部活動の科学部のページをご覧ください。

 

平和を学ぶ!広島派遣中学生出発

 8月10日(月)、午前7時20分、被爆地・広島で原爆の惨禍と平和の尊さについて学ぶことを目的に市内中学校の代表派遣生徒9名がけやきプラザ前に集合、出発の会を行って我孫子駅を後にしました。本校からは生徒会役員である2年生の染谷さんが全体の副団長として参加しました。残念ながらコロナウイルスの影響で、例年のような平和記念式典への参加は叶わなかったのですが、それぞれがそれぞれの思いと目的を胸に、決意に満ちた表情で参加しているように感じられる朝のスタートでした。
 参加に当たっては、それぞれに今回の広島派遣に対する強い思いや学んできたいことについて担当者に話しがあったと聞いています。例年、本校でも表には出ないまでも参加希望者が数名はいると聞いていますが、染谷さんは選ばれて出発の日を迎えることができたのだと思っています。
 終戦から75年、戦争について語ってくれる地元の方たちとも触れ合いながら平和への思いをしっかりと実感し、12月の市の報告会はもちろん、校内の学習成果発表会や日々の学校生活、地域での諸活動に活かしていってくれれば…と願っています。
 また、生徒たちは15日(土)に手賀沼公園で行われる我孫子市平和記念式典にも参加する予定です。後日、その様子もアップさせていただきます。

→申しわけありません。急な用事で出席することが叶いませんでした。染谷さんにも申しわけ

 なかったです。

 

※広島派遣生徒・出発時の様子

学力向上に向けて!1年生夏休みの学習会

 短い夏休みも前半の10日が過ぎようとしています。3年生は部活動で最後の市内大会(部活動のページに写真掲載)を充実した表情で終え、ほとんどの生徒が次の目標である進路選択・実現に向けて舵を切りました。2年生は多くの部活で3年生からリーダー学年を引き継ぎ、新体制・新チームで暑い毎日を練習に励んでいます。
 そんな中、1年生では夏休みの課題や1学期の復習はもちろん、小学校でのつまづきを克服するために、希望者による学習会を実施しました。学年の職員はもちろん、ボランティアの先生にもご協力いただき、参加した生徒も、連日、学年の半数の60名を超える盛況で大変に有意義な時間となりました。午前中に部活動の練習を終えた後、弁当を持参して午後の学習会に参加する生徒、教室で立ったまま学習をしていたので「どうしたの?」と尋ねると「座っちゃうと眠くなって集中できないんです」と答える生徒など、本当に自らの学力向上に向けて頑張って勉強しようという意欲が感じられました。
 コロナウイルスによる休校で学力の心配をされている保護者の方も多いと思いますが、1学期に行った到達度確認テストに向けての補習やこの学習会など、学校としても可能な範囲で生徒たちの学力保障に努めていきたいと考えています。このような取り組みに、ぜひ積極的に参加するようお子さんの背中を押していただけましたら幸いです。よろしくお願い致します。

コロナ禍の学校、こんな授業をしています!

 1学期も終わろうとしていますが、本校では授業を実施するにあたり(コロナ禍による休校で進度に遅れが出ていることはご承知のことと思いますが)、教科書を終わらせることばかりに意識がいって生徒不在の授業を創らない。つまらない授業で勉強嫌いの生徒を作っては本末転倒であり、これからの時代が要請している資質・能力も育むことができないということを申し合わせています。従って、感染には十分に配慮しながらICT機器を活用したり、実験を行ったり、必要に応じてグループ活動も実施してきました。
 さて、既にお知らせはしてありますが、昨年度の全国学力・学習状況調査では、本校生徒の弱点として読解力の低さや読書習慣の不足が明確となりました。それを克服するために年度当初計画していた手立ては休校により実施できていないのですが、1学期の最終週、国語の授業では図書室を利用して本のPOP作りに取り組みました。自分が読んで気に入った本を仲間が手に取ってくれるように、一生懸命に紹介文やイラスト、レイアウトを考えて工夫して作製しています。
 こういった授業を保護者・地域のみなさんにぜひ見ていただきたいのですが、コロナの影響でそれができないことが残念でなりません。ただ、このようにして生徒たちは短くなった夏休みにがっかりすることなく、しっかりと学んでいますので、ご安心いただければと思っています。 

3年生へのエール!市内大会壮行会

 28日(火)、8月1日(土)から行われる部活動の市内大会に向けた壮行会を実施しました。この市内大会は、葛南・県大会などが相次いで中止とされている状況で、ここまで2年半頑張ってきた3年生のために、何とか最後の場を用意できないかということで思案され、様々な困難を乗り越えて実施に漕ぎつけたものです。
 感染を避け、密を避けるためにグラウンドでの実施、吹奏楽部にも発表の機会をということで間隔を十分にとっての演奏、そのため、雨模様の天気が気になるところでしたが、生徒たちも意識をしっかりともち、とても良い雰囲気で会が進行しました。ちなみに、ここには運動部だけでなく、ソーラークッキング大会に出場する科学部も参加し、立派に決意を述べていました。
 私からは、3ヶ月半に及ぶ休校期間、葛南大会の中止で意欲をなくしたり、目標を見失って途中でやめてしまった者がいなかったことへの賞賛、「努力は決して裏切らない」という言葉は目先の大会での勝敗のみを指しているのではなく2年半頑張ってきたことに何一つ無駄なことはないという話をして大会での健闘を激励しました。
 3年生には、この大会で精一杯全力を出して終わったという思いを胸に、部活動は後輩に後を託し、次の目標である進路選択・実現へと舵を切ってくれることを願い、私も最後の応援に駆けつけたいと思っています。

職員VS.ソフト部 市内大会壮行試合

 うんざりするような梅雨の長雨が止んだ束の間の時間、晴天とはいかずグラウンドコンディションも今一でしたが、2週間後に迫った市内大会への激励の意味も込め、急造の職員チームがソフトボール部に試合を挑みました。

 試合は序盤から接戦で、ソフト部が先制して職員チームが追いつくという展開で進みました。職員チームには時折珍プレーも飛び出しましたが、それをカバーする腕力で長打を放ち、一方、ソフト部はピッチャーを中心とした堅い守りで最終回までソフト部が1点リードし、後攻の職員チームが最後の攻撃を迎えました。

 …というところで、お互いの名誉のためにあえて結果は書きませんが、真剣な勝負の中にも笑顔あり、楽しさありというとても良い雰囲気で壮行試合が行われたことを報告しておきます。

 

 

 

七夕の笹飾りを見て…

 九州地方を中心とした豪雨による甚大な被害、新聞等で目にする犠牲になった方々の遺族のみなさんの話には、本当に心が痛む思いがします。心よりお見舞い申し上げたいと思います。
 一方で千葉県、我孫子市もすっきりしない梅雨空が続き、昨日(7/7(火))は七夕ということで、給食もそれにちなんだ献立で生徒たちは喜んでいましたが、残念ながら帰宅して天の川を眺めて織姫と彦星に思いを馳せるとはいかなかったようです。
 そんな中、学校では七夕祭りとはいきませんが、生徒が短冊に願いを書き、採ってきた竹に吊り下げて簡単な笹飾りを置いていました。短冊には「成績がよくなりますように」とか「部活で~ができますように」「ダイエットできますように」といった自身の願い事の他、「コロナ騒ぎが早く終わりますように」といった書き込みも何人か見られました。この窮屈な生活、行事等の中止に悲鳴をあげているのかな?とも想像できます。
 ちなみに、一刻でも早く通常の学校生活を取り戻したいことと、七夕の習わしは習わしとして、「願いを叶えるのは他力本願ではなく、自分の努力で道を切り拓けよ!」というのが私の願いです。ちょっと興ざめしてしまいますが…。

笑顔がはじけた1、2年生学年レク

 登校再開から1ヶ月、仕方がないこととはいえ、来る日も来る日も授業三昧、それも1日7時間、楽しみにしていた行事ものきなみ中止…なんてことを私がぼやいてはいけないのかもしれませんが、にも関わらず生徒たちの日々の活動への一生懸命さには本当に頭が下がる思いです。加えて、2年生は学級編成があり、1年生は当然新しい仲間たちで学級・学年を編成していますから、例年であれば仲間作りを目的として、みんなが仲良くなるための校外学習などを実施しているところです。
 そんな状況を鑑みて、昨日(7/3(金))、1、2年生が学年レクを実施しました。コロナ対策に万全を期すため、短い時間で密を避けて、そして事前事後の手洗い・消毒をしっかり行うということで、2年生はドッヂボールを、1年生は工夫を凝らし、学校の敷地と外周を使ったウオークラリーを行いました。
 残念ながら、私は出張のためにその様子を見ることはできなかったのですが、帰校してからそれぞれの学年職員に話を聞くと、ここまでたまっていた思い?をぶつけて全力で汗を流して笑顔で楽しんでいた、ウオークラリーでは仲間同士の協力が随所に見られ、こちらも笑顔で大盛り上がりであったなど、とても良い雰囲気で実施できたということです。
 また来週から生徒たちにとってはある意味窮屈な日々が始まりますが、昨日の様子はもちろん、3年生も含めて葛南大会がなくなったにも関わらず、全力で部活動にも打ち込めている生徒たちを見ていると、コロナウイルスで失った日々の大きさは計り知れませんが、湖北中はそれを十分に乗り越えて、さらに前に進んでいくことを実感できる気がする昨今です。

※学年レクの様子(写真)については下以外にも「生徒活動の様子」のページにアップしていま 

 すので、ご覧いただければと思います。

新生部活動スタート!1年生正式入部

 昨日(7/1(水))、部活動集会が行われ、1年生が正式入部となりました。どの部活動も部長・副部長が中心となって会を進行し、輪になって自己紹介を1分間スピーチで行っていた吹奏楽部など、大変に和やかな雰囲気で3学年そろった初めてのミーティングが行われていました。
 柔道部と現2年生の活動終了をもって部活動がなくなる科学部は、残念ながら1年生の入部はありませんでしたが、両部ともに2、3年生でしっかりと会を運営している様子が見られ安堵しています。(各部の部員数については下記をご覧ください)
 部活動集会が終わってから1時間程度しか時間が残されていませんでしたが、それぞれの部活動で練習に汗を流し、1年生の面倒を丁寧に見ている2、3年生の姿も印象的でした。3年生は基本的に残り1ヶ月、1年生は例年より2ヶ月以上遅くなった入部ということで、一緒に活動できる期間はわずかしかありませんが、3年生には1年生の記憶に残るような全力で活動に取り組んでいる先輩としての姿を、1年生には先輩の一生懸命な姿に学ぶ姿勢を期待したいと思います。
 そして、そのことが3年生の次の目標である進路選択・実現に、1、2年生の8月からの新チームでの充実した活動に、必ず繋がっていくと信じています。

※令和2年度 部活動部員数一覧(令和2年7月1日)

部活動名  男子            女子           総合計

     3年  2年  1年  合計  3年  2年  1年  合計
陸  上        6          5        12        23         4           6         7        17          40
サッカー        9        10          7        26                                                         26
野  球        2          4          7        13                                                         13
男バスケ        8          9          7        24                                                         24
女バスケ                                                       7            5         4        16         16
男テニス        8        14          6        28                                                         28
女テニス                                                       4          14         6        24         24
男子卓球      10        13        12        35                                                         35
女子卓球                                                       8            9         6        23         23
バ レ ー                                                         5            2       10        17         17
ソ フ ト                                                         6            4       10        20         20
剣  道        6          0        13        19          3           3         1        7         26
柔  道        2          4          0          6                                                           6
吹 奏 楽          2          0          6          8        10           4         8        22         30
美  術        0           0         4          4          9            6         6        21         25
科  学        5           7         0        12          0            1         0          1         13

修学旅行・林間学校の中止決定について(生徒への話)

 本日(6/30(火))、我孫子市教育委員会からの修学旅行・林間学校中止についての文書を生徒を通して配付しました。大変に残念なことであり、生徒、特に3年生の気持ちを考えると胸が張り裂ける思いもします。

 市や校長会としても何とか実施したい思いで、ぎりぎりまで検討を重ねてきましたが、準備期間を考えると、出発が早い学校は結論を出さなくてはならないタイムリミットでもあり、現状を鑑みて中止の判断に至ったことをご理解いただくと同時に、下記に今日、生徒たちに話した内容を原文のまま記載しましたので、配付した文書と一緒にお読みいただければと思います。

※帰りの会で生徒に向けて話した全文

 全校のみなさんにとても大切なお知らせがあり、帰りの会の時間をもらって私から話をすることとしましたのでよく聞いてください。
 内容は生徒のみなさんはもちろん、先生方にとっても大変に残念な、悔しい思いもある報告です。
 昨日、夕方、我孫子市教育委員会より通知があり(このプリントは私の話が終わった後に担任の先生から配られます)、今年度の修学旅行・林間学校の中止が決定しました。これはこの2つの行事に限らず、長距離の移動はもちろん、宿泊を伴う校外学習の中止という解釈をしていますので、1年生にも関わってくることがあるかもしれませんので1年生もみなさんも耳を傾けていてください。
 本校の先生方はもちろんですが、市内の全ての先生方、全小中学校の校長先生、教育委員会の先生方全員が、3年生の最後となる修学旅行、そして林間学校を実施させてあげたいという思いで、周辺の市・学校が早々と中止を決定する中、何とか実施できないかとぎりぎりまで検討を進めてきました。ここでいうぎりぎりというのは、市内で1番最初に出発する予定の学校の準備に要する時間等を考えた場合のぎりぎりということです。
 検討の結果、例え実施にこぎつけることができても多くの行動制限を伴うこと、万が一の場合は命にも関わる案件でもある以上、安全を最優先としてクリアしなくてはならないハードルがいくつもあり、それをすべて乗り越えることは不可能という判断に至りました。
 具体的には、感染が再び拡大してきた東京への公共交通機関を使った移動、新幹線車内やバス内での行動制限(マスク着用、対面座席の禁止、レク等の制限、会話の制限等々)、見学地での行動制限(混雑回避等)、今回、実際に林間学校で農業体験学習の受け入れが不可となってしまいましたが、予定されている体験学習などの実施に厳しい面(密になる場面等)もあること、宿舎での行動制限(食事の方法、集会の禁止等)や部屋・風呂で密になる状況と考えるときりがなくなってしまいます。
 また、例年、林間学校・修学旅行とも体調不良者・発熱者が必ず数名は出てしまうという現状があり、今年度の場合、万が一を考えて、そういった人たちを集団から離さなくてはいけない、その場合、その生徒を待機させる場所が、特に複数の生徒に発熱等の症状があった場合に一人ひとりを分けておく場所が確保できるのか?一人ひとりに付き添っていられる大人は確保できるのか?検査も含めた医療機関の対応は本当に大丈夫なのか?といった不安も次から次へと出てきます。そして、8月から9月に実施する予定であった学校には熱中症への心配と対応、具合が悪くなる生徒が倍増してしまう懸念もあり、そのような状況が発生したら、通常の修学旅行・林間学校はとても継続できる状況ではなくなってしまいます。
 また、本校でも数件ありましたが、特に実施予定日が近づいてくるにつれ、保護者の方からによる不安と問い合わせが増えてきているようです。保護者としての心配は当然のことだと思いますが、それによってクラスで、学年で何名かの仲間が参加を断念するという状況になったとき、行けない仲間を無視して実施できるのかという問題も出てきます。
 以上のような現実を直視し、本当に残念で生徒のみなさんには申し訳ない気持ちもありますが、本年度の修学旅行・林間学校・及び年内の宿泊を伴う校外学習については中止という結論に至りました。
 もう既に学年で集会を開いたり、少しずつ準備を進めようとしているみなさん、2年生は2月には林間学校の学習のスタートとして磐梯からブラタモリの先生をお招きしたりもしましたが、今の私からの話を受け止め、今はがっかりした気持ちや不満を隠す必要はないけれど、最後は冷静に、中学生として自分の気持ちに分別をつけた判断・対応をお願いしたいと思っています。
 人生で1番難しいこと、それは諦めることと赦すことだと言います。大人でも大変に苦しんでいるこのコロナウイルスという難題に、まだ中学生のみなさんが直面しなければならないことは先生としても心が痛むし、運命のいたずらというにはあまりにも残酷であると思います。
 ただ、私はみなさんが憧れている野球のイチロー選手やサッカーの三浦知良選手、それ以外でも一流のパフォーマーが泣き言を言っているのは見たことがありません。一流選手でもスランプに陥ったり試合に出られなかったり、三浦選手はワールドカップの代表メンバーから突然外されたこともありましたが…。けがをしてプレーできないことがあっても、それでも彼らは黙々と準備をして明日という日に備えています。常に前向き、それが一流の条件だと思います。もちろん、みなさんにそこまでは要求できません。だから今日は悔しがればいいし、不満をもてばいい。でも明日はぜひ別の日にして気持ちを切り換えてほしいのです。
 みなさんの世代はきっと後世に何らかの名前が残る世代になると思います。今年はそれほど歴史に残る1年なのです。10年後、20年後に胸を張って、「俺たちは(仮称)コロナ世代(言い方は?ですが…)だ、だから逆境に負けない強さがあるんだ」そんな風に言えるようになってくれるとうれしいです。
 天を恨まず、人をとがめず。とても大変なことで先生なんかはとてもその境地にはありません。でも、そんな大人になれたらとても素敵だとは思っています。
 終わりになります、この後配付されるプリントにも書いてありますが、もし世の中の状況が落ち着いてコロナウイルスが収束にむかえば、修学旅行・林間学校の代わりとはいかないまでも、年が明けて3学期、3年生はもちろん受験が終了してからになりますが、代替の行事を企画する余地があることを付け加えると同時に、体育祭については、今、何の競技ができて何ができないのか、それを見極めながら検討している最中であり、先生も3年生の考えを聞くために生徒会の人たちと話をさせてもらっているところだということを伝えて話を終わります。
 なお、この話の内容はホームページにもアップしますので、配付されたプリントだけでは詳細がわからないというお家の方がいたら、ホームページの方も見るようにみなさんから伝えてください。

溢れる笑顔!一斉登校開始

 昨日(22日(月))から一斉登校が始まり、先週までに増して校内に活気が戻ってきました。生徒たちも分散登校では顔を合わすことのできなかった仲間との久し振りの再開に笑顔が溢れています。
 ただ、休み時間など、どうしても今までよりも密な状況になることもあり、私たちも「ソーシャルディスタンス」を生徒との合言葉に、声をかけながら注意喚起をしています。また、ここでの油断が今後の学校生活に暗い影を落としかねないことを担任から改めて指導し、危機意識を高めるようにしています。
 授業中や給食中など、まだまだ制限が多く不自由な生活ですが、生徒たちはしっかりとマナーを守り、我慢すべきところは我慢して、今年度、初めて全校生徒がそろった学校生活の1日目を過ごしました。もう二度と後戻りすることがないよう、私たちも気を引き締めて、生徒とともに頑張っていこうと思います。
 また、今日(24日(火))から3ヶ月遅れで1年生の部活動見学・体験もスタートします。短い時間ではありますが、この期間にたくさんの部活動を見学・体験し、自分の興味関心が高い、自分の適性にあった部を選択・決定できるよう、1学年職員も個々にアドバイスをしていきたいと考えていますので、保護者のみなさんもお子様の話に耳を傾け、相談に乗っていただければと思います。
 部活動保護者会については、7月に入ってから各部活動ごとに開催をする予定でいます。後日、顧問を通して連絡を差し上げますので、よろしくお願い致します。それ以前でも、質問やご不明な点がありましたら、遠慮なく学校までお問い合わせください。

生徒への応援メッセージ!保護者と協働した除草作業

 13日(土)に雨のため延期となっていたPTA有志による除草作業を本日(21日(日))に実施しました。本校の川口学校支援コーディネーター、竹内PTA会長の呼びかけに応じ、突然の日程変更にも関わらず、しかも日曜日ということもあり翌日に仕事を控えている方もいらっしゃると思うのですが、休日返上で教職員も含めて何と50名に迫ろうかというみなさんにご協力いただくことができました(生徒や小さいお子さんにも手伝ってもらいました)。
 前日よりは多少涼しかったとはいえ、炎天下の中、2時間にもわたる作業でしたが、参加者全員が本当に一生懸命に、時間いっぱい汗を流して活動してくださいました。昨年度はこういった試みはできませんでしたが、たくさんの保護者の方に支えられている湖北中であることを改めて実感しています。
 先週から部活動が分散で再開され、明日からは一斉の活動となります。久し振りの部活動で子どもたちは活き活きと活動していたとはいえ、特に3年生は葛南・県大会やコンクールといった目標がなくなり、気落ちしている面も多かれ少なかれあると思います。そんな中、今回の保護者のみなさんのご協力は、「学校に関係している大人がみんな君たちのことを応援しているよ!」というメッセージを子どもたちに届けられるような気がしています。これを心の糧として、勇気をもらった生徒たちが、また明日から部活動を始めとした諸活動に全力で頑張ってくれることを願っています。
 ご協力いただいた保護者のみなさんに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

部活動が再開して…

 主に高校など県立学校の学校再開に向けての動向が新聞等のマスコミで報道されていますが、本校(我孫子市)もそれに沿って学校の通常化を目指していますので、一昨日(15日)から部活動も再開しました。
 とは言っても、約3ヶ月半のブランクがあり、まだ完全にコロナウイルスの収束とはいかない状況ですので、感染防止に十分な注意を払いながら、分散登校中ということもあり人数を減らして午後組のみの活動、時間も短縮して、まずは今週と来週で体力回復を図るメニューというように段階的に計画を立てて取り組んでいます。
 というように、少ない時間で少人数ではありますが、多くの生徒たちが待ちに待った部活動再開。どの生徒も笑顔で元気よく、思い切り動いて汗を流している姿に、なぜかホッとして感動している自分でした。

地域の教育支援、今年もスタート!

 13日(土)に予定されていた保護者の方有志による除草作業は、残念ながら降雨のために延期となってしまいました。参加を考えていただいていた保護者のみなさんには感謝申し上げると同時に、後日、川口学校支援コーディネーターから延期となった期日の連絡が入ると思いますので、お時間が許すようでしたら、引き続きご協力をお願いしたいと思います。
 さて、上記のように保護者による学校支援は延期となってしまいましたが、昨年度に引き続き、地域の方々による教育支援を、学校再開に伴って少しずつ実施できるようお願いしています。もちろんコロナウイルスの状況を考え、生徒にもボランティアの方にも感染防止の措置をとっていただきながら手探り状態でのスタートとなりましたが、「学校・保護者・地域が3者総ぐるみとなって地域の宝である子どもたちを育てていく」ための今年度の第一歩がようやく始まったという想いです。
 現在、本校を最後に退職された元教員の中野先生が昨年度に続き、数学を中心とした生徒の支援に加え、経験の浅い先生たちの補助を行ってくれている他、今年度からは地域で「おはよう農園」を開設、平飼いによる養鶏にも取り組まれる恒川先生がひばり学級の自立活動の支援をしてくださっています。12日(金)は初めての顔合わせで自己紹介をした後、学校内の畑で野菜を上手に育てるためのいろいろな知識を学ぶことができました。今後、先生所有の畑で作業をさせていただいたり、収穫、販売の実体験もしていく予定です。まさに、新しい学習指導要領の目玉の1つでもある「活きて働く知識・技能」を身につけ、生徒の成長にも繋がる絶好の機会と捉えています。
 このような地域の方との触れ合いを通し、生徒たちは社会性を身につけコミュニケーション力も高めていきます。コロナウイルスが収束したら、昨年度同様に家庭科での授業支援を始め、生徒たちの「学力向上」に資するための様々な取り組みも考えていきたい所存です。
 今後ともよろしくお願い致します。

安心してください!授業に集中する生徒たち

 学校再開から2週間が経とうとしていますが、子どもの安全はもちろん、多くの保護者のみなさんの心配は休校で遅れに遅れてしまった学習、授業の進度ではないかと思います。今、分散登校で午前・午後とも1単位時間を短縮して4時間ずつ実施し、22日(月)の通常登校からは同様に1日7時間で行う予定です。
 ただし、進度を気にするあまり生徒不在の授業、生徒の理解度を顧みず教員が一方的に話し続けるだけの授業や生徒を勉強嫌いにしてしまう授業は御法度です。密を避けるため、本来、本校がめざしているグループでの「学び合い」や仲間と協働する学習は控えざるを得ませんが、最低限、生徒の興味関心を惹きつけるために、各先生方が工夫を凝らしながら実践しているところです。
 そして、1クラス当たりの人数が少ないことや1単位時間が短いことが幸いしてか、生徒は大変に集中して授業に取り組んでいます。例えば、理科の実験などは一人で1実験という状況ですので、他を頼ることができずに自ずから緊張感をもって取り組む。数学は基本的に二人態勢で授業をしていますので、一人ひとりに目が行き届くといった感じです。
 生徒の学力向上を考えると、少人数で授業を行うのがいかに効果的かということを改めて考えさせられたこの2週間でした。近い将来、それが可能になるような1クラス当たりの標準人数の削減や教職員数の増加、実現してほしいとつくづく思っています。

給食も再開!少しずつスモールステップで

 まだ分散登校が2週間続く予定ですが、昨日(8日)から給食が再開され、朝に清掃の時間を設け、授業も午前4時間・午後4時間と少しずつステップを踏んで通常の学校生活に戻しつつあります。
 ただし、当分は新しい生活様式に則って、給食は手洗いを徹底して全員が前を向いての食事、体育の授業は熱中症予防の観点からマスクを外してはいるものの隣との距離を常に意識しながらの行動、音楽の授業では合唱やリコーダー演奏はできないので各自が好きなジヤンルの音楽を題材にして作製した新聞の鑑賞会、美術は屋外に出てスケッチ、教室ではエアコンをつけながら窓を開けて換気等々、挙げるときりがないほどの制約があります。
 それでも、久し振りの給食に笑顔で舌鼓を打つ生徒の表情や先週よりも一段と活気のある声を聞くにつれ、「やっと学校が学校らしくなった」と感慨深いものがあります。入学式の式辞でも話しましたが、「ようやく長かったトンネルに光が差し始め、暗く寂しい夜にも朝日が昇り始めました」。今は、二度と元の状態に戻らないことだけを信じ、生徒とともに令和2年度の教育活動を充実させていきたいと願うばかりです。

主体性と社会参画意識を高めるキャリア学習(地域のご協力をいただいて…)

 学校は未だに休校が続いており、生徒の登校は週に1度の「確認日」だけという現状です。そして、みなさんご承知のように新型コロナウイルスの影響は学校のみならず、地域の各事業所や商店等にも暗い影を落とし、それぞれに大変なご苦労をされていることと拝察致します。
 そんな厳しい状況にあって、たくさんの地域の事業所が、今年度から2年生が新たに挑戦する「就職体験学習」に賛同し、協力をしてくださっています。
 これは、昨年度まで実施していた「職場体験学習」を見直し、生徒にとってより有意義なキャリア教育を行うことを目的に方法を刷新したものです。具体的には、これまで(多少の希望は聞きながらも)生徒は機械的に割り振られた事業所に行って体験させていただいたものを改め、以下のような手順を踏んでの体験実施となるように工夫しました。 

   ①学校からの依頼をお引き受けいただいた事業所に「求人票(どんな生徒に体験に来てほしい 

   か、勤務条件等)を作成していただく。
 ②「求人票」を学年フロアに貼り出す。
 ③生徒は「求人票」を確認し、自分が希望する事業所への「エントリーシート」を作成す

        る。
 ④「エントリーシート」を基に「校内ハローワーク」において就職面接を実施する。
 ⑤面接に合格した生徒から「内定」をもらって事業所に連絡、挨拶と事前の訪問日を決定す

        る。
 ⑥訪問日に事業所に行き、体験当日の詳細を打ち合わせる。
 ⑦就職体験実施→振り返り
 

    新学習指導要領の大切な理念は「社会(地域)に開かれた教育課程」です。この一連の取
り組みを通し、地域と協働して子どもたちを育てることはもちろん、「社会参画」への意
識を高めるとともに、これも新学習指導要領の目玉である「主体性」を養い、意欲的に
それぞれの職場で活動する姿が期待できると考えています。
 この状況下で、実際にどこまでできるのか?実際の体験自体は無理になるかもしれない
という懸念は当然ありますが、例え上記④までの取り組みで終わっても、生徒たちには意
義のある体験であると考えており、大変な中、地域の子どもたちのためにご協力いただい
た各事業所様には感謝の思い出いっぱいです。本当にありがとうございました。

    ☆ご協力いただいた事業所様より届いた「求人票」

入学式挙行!素晴らしい1年生でした

 2ヶ月も遅れてしまい、しかも様々なところに制約を加えながら…ということで新入生、及び保護者のみなさんには本当にご心配をおかけしましたが、晴天に恵まれた(暑い)6月2日(火)、本校第74回入学式を挙行することができました。2クラスずつの2部制、そして残念ながら在校生の参加は叶わず、例年のように生徒会による式の進行や歓迎の言葉・セレモニーはできなかったのですが、その分、2・3年生は歓迎の気持ちを込めて、時間の限られる中で会場設営に全力で頑張ってくれました。
 2部形式で内容も簡略化され、短い時間の式ではありましたが、135名の新入生たちは、緊張感の中で終始立派な姿勢と態度で式に参加することができました。背筋を伸ばして堂々と歩く入場の姿、マスク越しとはいえ、担任の呼名に応えるしっかりとした返事に、これからの湖北中のさらなる発展を確信した次第です。
 もうしばらくは午前・午後の分散登校が続きますが、22日(月)から、全生徒がそろっての令和2年度新生湖北中学校がスタートすることを目標としています。新入生にも、初心を忘れることなく、新しい環境で、新しい先生・新しい仲間とともに充実した学校生活を送れるよう、まだまだ不便な状況は続きますが、前向きな気持ちで頑張ってほしいと願っています。
 保護者のみなさまにも、これから湖北中PTAの1人として学校と手を携え、お子様の成長のために「共育」(学校と共に育てる)、そして「協育」(学校と協力して育てる)というスタンスでよろしくお願い致します。

※その他にも入学式関係の写真多数を「生徒活動の様子」のページにアップしています。

6/1(月)からの学校再開に向けて!

 これまでは臨時休校中ということもあり、学級を4分割しての分散「確認日」としていましたが、昨日(5/29)は6月からの学校再開に向け、午前・午後と学級を2分割にした分散「登校」に慣れるための練習日としました。
 まだ学級の半数だけとはいえ、4分割の少人数で寂しかった教室に(密を避けるための配慮をしながらですが)少しずつ活気が戻ってきたような気がします。やっと学校が始まる、友だちと会えるという安堵感からか、(マスク越しではありますが)生徒たちの笑顔がいつにも増して印象的でした。
 この後、6/1・2は入学式を含めた特別日課となり、その後、様々な制約の基ではありますが、授業が開始され、6/8からは給食、6/15からは部活動も体慣らしから再開されます。今まで当たり前にできていたこと、やっていたことは当分の間できない状況が続くとはいえ、生徒の健康に留意しつつ、着実にステップを踏みながら本来の学校生活を取り戻していくために全力を尽くしていきたいと考えています。
 保護者、地域のみなさんには、ご心配をおかけする日々が続くと思いますが、学校とともに生徒を温かく見守っていただければ幸いです。

 よろしくお願い致します。

1ヶ月ぶり(初めて)の学校で…

 5月7日(木)に2・3年生、8日(金)に1年生と(各学級8~9人ずつの分散登校ですが)本当に久し振りに生徒が登校し、その元気そうな声を耳にして「やっぱり学校は子どもたちあってのものだな」ということを実感しました。
 生徒たちも学級にいるときはもちろん、証明写真を撮影にいくときもマスクをしながら、そして密にならないように注意しながらのあっという間の時間ではありましたが、2・3年生は1ヶ月ぶりの学校、そして先生方、仲間との再会を心から喜んでいる様子、1年生は初めて出会う担任の先生、そして学年・学級の仲間を前にして緊張感の中にも「ほっ」としているような様子さえ感じることができました。そんなこともあってか、たくさんのプリント(課題)を前にして、いつもならば愚痴のひとつも出そうなところですが、そんな言葉は誰からも聞こえてきませんでした。
 残念ながら、次の確認日までまた登校できない日が続いてしまいますが、生徒たちには体調に十分留意しつつ、学校からの課題や授業動画で学習を進めると同時に、1日の日にアップした校長メッセージにあるような主体的に取り組める「何か」を見つけ、少しでも充実感をもてる日々を送ってほしい、それが自身の成長に必ず繋がっていくと信じて期待しています。 

全校生徒のみなさんに(校長メッセージ)

 湖北中学校、全校生徒のみなさん、お元気ですか?
 4月の休校中は、GW明けには学校でみなさんと顔を合わせて、通常の学校生活が再開できると信じて仕事をしてきたので、今回の休校延長については先生たちも大変にショックを受けています。
1年生のみなさんは、入学式はおろか、中学生になってから学校に来たことがない、担任の先生とも会ったことがないという状況で大変に不安を思いで日々を過ごしているのではないでしょうか?また、2年生のみなさんも、学級編成があって新しい仲間との出会い、新しい先生との出会いを果たしてからすぐの休校、「新しい気持ちで頑張るぞ!」というせっかくの意欲をくじかれてしまったところもあると思います。そして、3年生のみなさんは、中学校最終学年として進路に向かう大事な年であることはもちろん、一つひとつが最後となる行事やここまで頑張ってきた部活動、「いったいどうなっちゃうの?」とあきらめの気持ちやもしかしたら絶望感に襲われている人もいるかもしれません。
 ただ、今回のコロナウイルスは、近年多発している大地震、異常気象と同じで「どうにかしよう」としても、感染者や死者を1人でも減らす努力をする以外は「どうにもならないこと」です。そして、どんなに長くて暗いトンネルにも必ず明るい出口はある、どんなに暗くて寂しい夜でも必ず朝日は昇ってきます。だから、ここで立ち止まっていては、この後に待っているみなさんの大切な未来、大切な人生にまで暗い影を落としかねません。ぜひ、「このピンチをチャンスに変える」という前向きな考えをもってほしいと思っています。
    先日、ある新聞に「おもしろきこともなき世をおもしろく住みなすものは心なりけり」という幕末の志士、高杉晋作の言葉を発見しました。これは、「心のありようで世界は面白くなるし、つまらなくもなる」という意味です。この休校期間中、学校から出された課題に取り組んだり、授業動画を見てほしいのはもちろんですが、これまで「時間ができたら」と後回しにしていた読書や興味をもっているテーマの追求、密を避けながらできるトレーニング、時間のかかる趣味などに挑戦してみてはどうでしょうか?休校や外出自粛を嘆くばかりでなく、今、何に取り組めるのか?こんな時に自分は何ができるか?を考える貴重な経験をしているとも言えるような気がします。現代社会は先の見えない予測不能な時代であると言われています。そのようなこれからの社会を生きていくには、今回のように想定外のことが起きた時、いかに自分を成長させられるかが重要になってくるのです。
 厳しいことを言うと、今、みなさんは「生きる力」を試されています。学校教育はもとより、これからの人生は、テストでいい点を取ることよりも「学ぶ意欲」「学びに向かう力」「生涯にわたって学び続けて自分を高める力」がとても大切になってきます。学校に登校できないから、学校から課題が出ないから、授業や部活動がないからといって何も学ぼうとしない、学ぶことができない人間は社会から必要とされなくなってしまう時代は、もうすぐそこまで来ているのです。2・3年生は学校目標がしっかりと頭の中に入っていますか?昨年度、みなさんには何度も話をした「主体性」、これを意識しながら1年間頑張ってきた自分たちに誇りを持ち、自分たちの力を信じ、ぜひ「このピンチをチヤンスに変える」という気持ちを持って、この後の日々、「主体的に学べる自分」をめざして最善を尽くしてください。期待しています。
 もちろん、それぞれの学年や教科の課題にもしっかりと取り組んでくださいね。みなさんと元気な顔で会える日を、今度こそ楽しみに待っていたと思います。

 ※このメッセージは動画でもアップする予定ですので、時間があるときに見てくださいね。

厳しい状況ですが…「令和2年度・順風満帆なスタート!」

 6日(月)、令和2年度がスタートしました。新型コロナウイルスへの対応、部活動等の自粛でつらい思いをさせてしまっていますが、朝、登校してくる生徒たち一人ひとりの表情は、新年度への期待と意欲に満ち溢れ、活き活きとしているようにも感じました。新2年生は学級編成があり、新しい先生・仲間と新しい環境で頑張ろうという気持ち、新3年生はいよいよ進路実現の年となって気を引き締めなくてはいけないという気持ちがそれぞれの心の中で渦巻いていたのではないかと思います。
 始業式は放送による実施としましたが、新年度のスタートに当たって、私からは3つの話をしました。1つ目は「人生における成功の反対は失敗ではなく何も挑戦しないこと」「うまくいかなかったことでもそれを活かして修正すれば、それは経験」という話から、進級に当たって勇気を出して一歩を踏み出して行動する1年にしようという話、2つ目は元メジャーリーガー・イチロー選手の言葉を引用し、自分の好きなことや興味のあること、そして好きな人間関係や自分を甘やかしてくれる人間関係ばかり求めていたら人は成長しない。だから自分の志や目標、生き方をはっきりとさせ、その実現に向けて好き嫌いのわがままなく努力を惜しまずに頑張ることが必要という話。そして3つ目は学校目標「主体性」と「共生」に込められた願いとその必要性についてです。また、それに加えて新入生を迎えるに当たり「先輩ぶるな、先輩らしく」という話を最後にしました。他の先生から聞くと、どの生徒も教室で真剣な面持ちで聞いており、世の中は最悪の状況で、明日、明後日にでも休校の措置がとられるかもしれませんが、湖北中では、まずは新年度のスタートが素晴らしい形で切れたということを報告させていただきます。
 今年度、湖北中学校は保護者・地域のみなさまと「みんなで創る地域の学校」の実現をめざして教育活動に取り組んでまいります。昨年度以上のご支援とご協力、そして我々教職員との協働で、手を携えて子どもを育てていただけますようお願い申し上げます。
 どんなに長く暗いトンネルにも出口はあります、そしてどんなに暗く寂しい夜でも必ず夜は明けて太陽が昇ります。我々職員一同、生徒とともに顔を上げ、上を向いて頑張っていく所存です。

令和元年度終了~1年間ありがとうございました~

 本日(24日(火))をもって令和元年度が終了しました。新型コロナウイルスへの対応で休校が続き補講をしなくてはならない教科もありますので、すべての教育課程が修了というわけにはいきませんが、ひとつの区切りとなる節目の日です。
 放送による修了式となったため、私からは生徒の表情は見えませんでしたが、1年間、学校目標である「自主」と「共生」に向けてよく頑張ってきたこと、ラグビーのワールドカップを題材にして「共によりよく生きる」という言葉について考えさせる話(目標を共有して様々な国、考え方をもった人たちがひとつになったことの素晴らしさ)、そして次年度に向けての湖北中生への期待について話しました。
 登校した直後に久しぶりの級友との再会にやや浮かれ気味であったかな?と感じた生徒たちも、後から様子を聞くと真剣な面持ちで話をしっかりと聞いていたようです。
 別途、ウイルスへの対応を含めた4月以降の留意事項はホームページでお知らせをしますが、4月6日(月)始業式には現1・2年生全員が元気、そして意欲に満ちた笑顔で、そして8日(水)には希望に胸を膨らませた新入生が顔をそろえ、新しい湖北中学校が順風満帆にスタートできることを心から願っています。
 令和元年度、保護者・地域の皆様には本当にお世話になりました。改めて御礼申し上げるとともに、新年度もどうぞよろしくお願い致します。

手創り感と温かさ満載!感動の第73回卒業式

 12日(木)、第73回卒業証書授与式が、保護者のみなさんが見守る中、無事に挙行することができました。
 ご承知のように、新型コロナウイルスへの対応で来賓の方々の参加は自粛、式自体の練習もできずに時間を短縮しての実施ということで、卒業生には寂しい思いをさせてしまったと申しわけない気持ちもありましたが、約1時間15分の厳粛な中にも温かみのある式、卒業生たちの式に臨む姿勢や態度、表情は大変にすばらしく、感動の余韻がいつまでも残る素晴らしい式となりました。
 139名の卒業生たちは、証書授与のときの返事・別れの言葉・歌(遙かなる夢に・巣立ちの歌・大地讃頌)と3年間の精一杯の思いと感謝を込めて表現し、その一生懸命な姿・私が共に生活したこの1年間の成長した姿に思わず目頭が熱くなってしまいました。
 卒業生はこの後、それぞれの進路先へ巣立っていきますが、ここに至るまでに本当に保護者のみなさんはもちろん、多くの地域の方たちにも愛され、支えられたからこそ、今の成長した姿があります。式の中でも御礼の言葉を述べさせていただきましたが、改めて学校、そして卒業生一人ひとりになり代わって御礼申し上げます。また、式が終わり卒対総会が終わった後、会場の後片づけをたくさんの保護者のみなさんが積極的にお手伝いくださったという報告を受けました。まさに教職員・保護者・生徒で創る卒業式を行うことができたと実感しています。「本当にありがとうございました」

     

   

※入場後の式の様子を撮影した写真は、後日、「生徒活動の様子」にアップします。

 また、最後の数日間を一緒に過ごすことが叶わなかった生徒たちに、3年生職員の発案で、卒業式当日のサプライズとして黒板アートのプレゼントがありました。登校して黒板を見た生徒たちの驚いた様子と喜んでいる顔と式自体の様子は、今日、12日(木)の夕方以降、下記の予定で報道される予定です。どうぞご覧ください。
 ・テレビ朝日 12日(木)16:50~19:00のスーパーJチャンネルで17:00時台
 ・J-COM 13日(金)17:00~のニュースで一週間放送
  加入していない方は、スマートフォン等でアプリ(ど・ろーかる)をインストールのうえ、「TV」→「J-COM東関東」をクリックすると同じ時間で見ることができます。
 ・東京新聞  13日(金)朝刊を予定
 ・千葉日報  13日(金)朝刊を予定
 ・毎日新聞  13日(金)朝刊を予定
※上記はあくまで予定であり、他に大きなニュースや話題がある場合には後日となります。

 

命の尊さを体感!応急手当講習

 13日(木)、我孫子消防署湖北分署から3名の署員の方にご来校いただき、保健体育の授業の一環として応急手当講習会を行いました。これは、2年生の保健分野に「応急手当の意義とその方法」という単元があるのですが、教科書を使った座学よりも、体験を通してより実践的な学習をした方が、命の尊さを考えるとともに、いざという時に必ず役に立つと考えたからです。
 授業の冒頭では、実際に心臓突然死で若くして命を失った方々の写真と説明が映像で流れ、生徒たちは神妙な面持ちで見ていたのと同時に、交通事故の死亡者が年間4000人ほどであるのに対し、心臓突然死では7万人もの人が亡くなっているという事実に驚いていました。その後は署員の方たちの指示に従い、胸骨圧迫の方法やAEDの使い方を学んで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
 私も同じような講習を受けたことはあるのですが、年月が経つと忘れてしまっていることも多く、実際にこのような現場に遭遇しても自信をもって対応できるか不安でしたので、一緒に受講していてとても有意義でした。この後、いつどこで大規模災害に襲われて瀕死の状態になった人が近くにいたり、自分の側にいる人が突然倒れてしまうような場面に出くわさないとも限りません。そんな時、今回の学んだことを忘れずに、1人でも多くの命を救うために役立てることができれば…と願っています。
 湖北分署のみなさん、ありがとうございました。

 

捲土重来を期す!次へのステップに・県新人駅伝大会

 8日(土)、柏の葉公園周回コースで千葉県新人駅伝大会が行われました。好天に恵まれ気温はやや高めで、我々にとっては応援しやすい状況でしたが、選手にとってはもう少し気温が低い方がコンディションとしてはよかったかもしれません。
会場には県内各支部を勝ち抜いてきた80チームもの選手が集まり、朝から入念にアップを繰り返していました。本校は既にお知らせしているとおり、女子チームがこの晴れの舞台への出場です。9:00からの開会式の後、10:15分に女子の部がスタートし、5区間の選手たちは全力で襷をつないで走り抜きました。
 結果、80チーム中12位という成績を収めました。80チーム、それも県内各支部の予選を勝ち抜いてきた学校ばかりの中での12位とは、実は素晴らしい成績で十分に胸を張っていい結果なのですが、自分たちの設定した目標、タイム、そして先輩たちの業績に及ばなかった選手たちは悔しさいっぱいの表情で目に涙を浮かべていました。
私からは、県の12位は堂々と胸を張ってよい結果であること、今日が全然だめだったと思ったら、これを次に活かせれば、それは失敗ではなく次に繋がる経験となること、そして残された道は前を向くことしかなく、総体で持っている力を出し切れれば、十分に関東大会出場をねらえることなどを話して激励しました。
この大会で選手たちが味わった悔しさが、彼女らをまた次のステップに向けて大きく成長させてくれると信じています。また、駅伝部に限らず、冬季トレーニングで膨らませたそれぞれの部活動の蕾が、令和2年度の各大会で大きな花を咲かせることを期待したいと思います。今後とも応援、よろしくお願いします。

中学校進学を前に!小中連携活動の半日

 小学校6年生が中学校への入学を前に、その不安や緊張を少しでも和らげ、スムーズな中学校生活のスタートを切れるように小中連携活動の日を設けています。6年生が中学校に登校して授業や部活動を体験する半日を29日(水)に実施しました。給食等の関係もあり、当面は半日単位でしか実施できませんが、小中一貫教育の1つとして、少しずつ回数を増やし、将来は月に1日、毎月第○○曜日は6年生は中学校へ登校する日というようになる構想も描いています。
 口で言うのは簡単ですが、これを実現するとなるとやはり大変な準備と労力が必要です。それにも関わらず、ぜひ実現したいと願っているのは…
 ①湖北小と新木小の児童の交流の場を増やして仲良くなって中学校に入学してほしい
 ②中学生との交流や施設・設備に慣れることで中学校生活への不安を少しでも解消して小か

  ら中への接続を滑らかにしたい
という目的とともに、数年後には次のような効果が得られることを期待しているからです。
 ①6年生が中学校に登校して専門性をもった中学校教員の授業を受けることで学力の向上に

  資するとともに、新学習指導要領の英語の教科化にも対応できる。
 ②英語に限らず、いろいろな教科で小中の教職員の協働ができ、6年生での教科担任制も実

  現できる。
 ③教職員の専門性を活かしたり小中教職員が協働することによって、児童生徒のためはもち

  ろん、教職員にも大きなメリットがある。
 軌道に乗せるまでは苦労も多く問題点もたくさん出てくると思いますが、既に同様の取
り組みを行っている学校での6年生の感想やインタビューでは、「楽しかった」「他の小学校
の子と初めて話せてよかった」「また中学校に来たい」といった答えがほぼ全員の児童から
聞かれる、もしくは感想用紙に記入されているということです。
 将来、これを2回、3回…と継続し、さらに終日できるようにするためには、朝、登校してくる小学校の児童、特に距離が長くなる新木小の児童の安全確保のための地域の見守りをお願いしたり、前述した給食の問題を解決したり、部活動まで参加する場合の帰宅時間等々、しっかりと考えて解決していかなくてはならないことが山積みです。
 しかしながら、「学校・保護者・地域が協働し、総ぐるみで子どもを育てることを目指す湖北中学校区」では、これらの課題を解決して子ども達の健やかな成長に向けて協力して取り組んでいくことができると信じています。
 保護者・地域のみなさまには6年生の中学校登校という、この取り組みへのご理解とご協力、今後のご支援をよろしくお願い致します。

力作の宝庫!「花と太陽と希望の作品展」

 25日(土)から29日(水)にかけて柏・我孫子地区特別支援学級合同作品展「第39回花と太陽と希望の作品展」が、昨年から会場が変更となりましたが、あびこショッピングプラザ内我孫子市民プラザにて開催されています。ちなみに、子ども達が大変に熱心に取り組み、出展作品数が多くて会場が手狭になったため、柏地区と我孫子地区が別々の開催となったという経緯があるようです。
 本当に、会場いっぱいを埋め尽くす絵画、工芸工作、習字の展示、すべての作品が本当に素晴らしく、完成度の良し悪しは様々ですが、それぞれの作品の裏側には、子ども達が心を込めて一生懸命に制作に取り組んだ様子が垣間見えます。私も本校生徒はもちろん、前任校で関わってきた子ども達、2・3年生については知っているのですが、その子たちが自分なりに頑張って作品を仕上げたことを想像すると感慨深いものがあります。
 本校の生徒たちも、様々な学校行事等で忙しい合間をぬって、頑張って作品を仕上げて展示しました。たくさん褒めてあげたいと思います。また来年、1年間年齢を重ねた子ども達が、1年分成長して作った作品を見に行くのがとても楽しみです。
  
※作品の写真を掲載したいところですが、SNS等への投稿を禁止する旨のお知らせが掲示さ 

 れていましたので、残念ですが割愛いたします。ぜひ、会場に行ってご覧いただければ幸い

 です。

全力疾走!葛南新人駅伝・女子の部準優勝で県大会へ

 23日(木)、冷たい風吹きすさぶ雨の中、葛南新人駅伝大会が柏の葉周回コースで実施されました。12(日)の銚子駅伝大会を経験した本校の生徒たちは、新チームとして自分たちが設定した目標の達成をめざしてこの日を迎えました。
 駅伝大会は陸上・駅伝部だけではなく、学校をあげて学校の代表として選手たちは走るということもありますが、特に男子は短距離専門の選手を始め、サッカー部やバスケ部など、他部活の生徒たちの応援を得てチームを編成しているという状況で、本当にぎりぎりのメンバーで戦いました。
 最初のロードレースでは女子の部で1・2年生が1人ずつ入賞と結果を出し、続いて女子選手権と男子1年生の部がスタート、最後に男子選手権の部がスタートしました。私も一生懸命に疾走する生徒たちの姿に自然と応援に熱が入り、寒さもいつの間にか吹き飛んでいました。結果は男子Aチームが8位、Bチームは16位、1年生の部はエントリーしておらず、女子の部は2位という成績を収めました。男子は残念ながら県大会出場を果たせませんでしたが、出場した全員が最後まであきらめることなく、今できる自分の力を出し切ることができたレースだったと思っています。女子は途中までトップを維持しており、走った5人中3人が区間賞までアト数秒ということで、見事に県大会への出場権は得ましたが、ちょっぴり悔しさの残る準優勝であったかもしれません。
 閉会式後のミーティングで、私からは、銚子駅伝も含めてここからがスタート、9月の葛南総体、11月の県総体、その先の関東で自分たちがどんな姿になっていたいかを思い描き、今後の練習、大会で一歩ずつ階段を上がっていきながら、最終的に右肩上がりのチームにして目標を達成していこうという話をし、顧問の励ましとともに今後の努力と躍進を確認し合いました。
 生徒たちの表情からは、「まだまだできる」「満足していない」という気持ちが心のどこかにあることが感じられました。男女ともにこれまでのチームに負けない成長を期待したい、期待できると思っています。厳しい練習に耐えて頑張っている生徒たちをこれからも応援していくとともに、生徒たちを伸ばしてくれている先生方に改めて感謝しています。

林間学校に向けて!ブラタモリ案内人の先生から学ぶ

 令和2年度6月2~4日、現1年生は進級して最大の学年行事である林間学校を、今年度までの長野県から新たに自然豊かな福島県裏磐梯を中心とした場所に変更して実施します。それに向けての第一歩、事前に行う自然学習がいよいよ始まりました。
 この自然学習を通して、自分が興味関心をもって学んだことを実際の林間学校で検証していくという取り組みですが、今回、目的地を変更したのは、裏磐梯周辺に生徒に学ばせたい自然環境のすべてが素晴らしい状態で残されており、生徒の興味関心に応じて学習できるテーマがすべて設定可能だからです。
 そして、17日(金)は生徒に興味関心を強くもたせるための大切な導入の授業を行いました。この大切な授業に、湖北中は何と現地福島県から専門家の先生をお呼びしてお話をしていただくことができました。磐梯山噴火記念館の佐藤公先生という方で、かつてNHKテレビ「ブラタモリ」に出演されて案内役を務め、メディアを通して裏磐梯の雄大な自然について熱く語っていらっしゃったことが私の頭の中に鮮明な記憶として残っています。湖北中には今年初めてですが、子ども達のために私どもの依頼を快く快諾してくださいました。
 私は実は前任校等で何度か先生の授業を受けさせていただいています。全部は紹介できませんが、火山の噴火実験など、様々な道具を駆使して生徒と一緒に行いながら、映像を入れて大変にわかりやすく、かつ当たり前のように興味をもって惹きつけられていく授業であり、年々その内容がパワーアップしている印象を受けています。導入がこんなに楽しい授業ならば、生徒もスムーズに次の時間の学習に入っていけるだろうと感じているところです。
 今日のために、わざわざ福島からお出でいただいた佐藤先生に改めて感謝するとともに、このような取り組みの一つひとつが、生徒にとってより有意義な校外学習を実現することに繋がるということを再認識している次第です。

葛南大会へのステップに・激走!銚子駅伝

 12日(日)、銚子半島一周駅伝大会が行われました。一昨年からのコース変更で、8区間が6区間に短縮されたこともあって以前より参加校が減ってはいますが、それでも県内各地から強豪校が参加し、一般道に通行規制を行って実施する大きな大会です。当日は学校外で参加しているクラブの試合がある生徒がいるなど、男女ともに6名ぎりぎりの選手、しかも男子は3名が短距離専門、女子も1名が他部活から初めて駅伝を走る選手でのエントリーとなりましたが、参加できた選手たちは前日より現地に入り、コースの下見・練習・打ち合せと万全の準備をして本番に臨みました。
 午前11時30分、銚子漁港のシンボルロードをスタートし、1区は3.8㎞という長丁場、2・3区は箱根駅伝さながらの山登りと山下り、他にも海沿いの風の強いコースなど、東葛駅伝とはまた一味違った6区間のコースを選手は走りぬきました。
 結果、男子は35チーム中・22位、女子は20チーム中・4位と、3年生が何人か走っている他の強豪校を相手によく健闘して頑張りました。全選手が全力疾走で襷をつなぎ、今、もっている力を遺憾なく発揮した走りであったと思います。
私も何区間かにわたって応援をすることができましたが、寒い中、選手たちはレース前には各自の立てた計画に沿ってしっかりと準備をし、ストレッチやアップ走など、完璧にこなしている姿に感心しました。スタート後は、すべての区間の選手が自分の役割を自覚し、必死の形相でそれぞれのベストに近い走りを見せてくれたように思います。 
 「チーム湖北中駅伝」は、この新年最初の大きな大会を、チームワークよく見事に戦いました。しかし、彼らがこの結果に満足しきっていないことは一人ひとりの表情や会話からも強く感じられています。この後、今月23日(木)には葛南新人駅伝大会、大切な大会が控えています。この銚子駅伝を新年最初の踏み台として「チーム湖北」の健闘とさらなる躍進を信じ、できる限りの支援をしていきたいと思います。保護者・地域のみなさまにも、引き続きの応援をよろしくお願い致します。

令和2年順調なスタート!3学期始業式

 保護者・地域の皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年は皆様方からの温かいご支援を受け、湖北中生たちは様々な場面で力を存分に発揮して活躍することができました。改めて御礼申し上げます。
 年が明けて学校に来ると、部活動で登校していた生徒から、明るい笑顔で「おめでとうございます」と挨拶をされました。久し振りに生徒に会えたうれしさもあったのでしょうが、この挨拶で2020年が湖北中としてはもちろん、私個人としてもよい1年となることを暗示しているように思えました。今年も職員・生徒一同、よりよい学校創り・地域創りに励んで参りたいと思いますので、保護者・地域の皆様には、昨年に増してのご理解とご協力をお願い致します。
 さて、学校は今日(7日)始業式を実施し、年度を締めくくる3学期がスタートしました。3年生はいよいよ進路決定に向けての厳しい日々が始まります。139名全員が第1希望の進路を実現できればこの上ない喜びですが、そうもいかないのが世の常。すべてが順風満帆の人生を送れるわけではありません。「転んでもただでは起きないぞ!」ぐらいの強い気持ちをもっていれば、2度や3度のつまづきも、長い人生にとっては、逆によい転機ともなるはず。そんなことも考えながら目の前の壁に挑んでほしいと思っています。1・2年生には、3年生の懸命な姿から多くを学びとり、ぜひ来年、再来年に活かしてほしいものです。
 今年も正月以降、ニューイヤー駅伝から始まり、箱根駅伝、大学ラグビー、高校ラグビー、高校サッカーとスポーツ中継満載でテレビから目が離せない毎日でした。数々のエピソードや感動秘話が語られるこれらのイベントですが、こういった大会で活躍している選手たちの中学生時代はどうだったのだろうか?とついつい考えてしまいます。きっと大好きなスポーツを通して、大きな夢の実現に向けて毎日を精一杯努力していたのだろうと想像できます。 年頭に当たり、湖北中の生徒たちにも夢(目標)をしっかりともち、その実現に向けた「日々の努力」を着実に積み重ねていってほしいと願っています。

                     

令和元年、そして充実の2学期終了!2学期終業式

 先日、12月23日(月)をもって令和元年度2学期の授業はすべて終了しました。肌寒い体育館ではありましたが、ここまでの表彰、終業式と生徒たちはよく集中して有終の美を飾ることができました。
さて、2学期を振り返ってみると、途中から生徒会役員を始めとした学校の柱が2年生へとバトンタッチされましたが、体育祭を皮切りとし、文化祭や歌声コンクールと続いた生徒会・学校行事の数々、各学年の取り組み、学習を中心とした日常の活動、そして部活動と生徒たちは本当によく頑張り、たくさんの成果をあげることができました。これらの活動を通して生徒一人ひとりが得た成功体験や成就感によって、また一回り大きく成長できたのではないかと思っています。そして、そんな生徒たちの頑張りによって、地域の中核である湖北中学校も大きく飛躍し、地域・保護者のみなさんの信頼と協力を得ることができました。家庭科や書道の授業への地域からの学習支援、そして福祉まつり等への生徒たちの地域貢献はその証であるとも思っています。改めて生徒たちにも感謝しなくてはいけないと思った2学期でした。
 終業式ではそんな生徒たちの頑張りを讃えるとともに、「ビリギャル」という映画化された小説の話をしながら、来年に向けて少しでも自分を変えていきたいと思っている人に必要なこと、そして、新年に向けてより具体的な行動目標を立て、初詣で神様に誓いを立ててこよう!感謝と希望の年末年始になるようにという話をしました。
長いようであっという間に終わってしまった2学期。私たち職員もじっくり振り返るとともに、3学期以降、また3学期は新年度の0学期という話をよく生徒たちにしますが、来年度に向けた湖北中学校のますますの躍進に向けてじっくりと構想を練りながら準備を進める冬休みにしたいと思います。そして、これからも本校のめざす学校像の一つである「希望の登校・満足の下校」、そして「みんなで創る地域の小中一貫校」の実現のために、職員一同力を尽くしていきますので、引き続き学校へのご支援とご協力をよろしくお願い致します。
 令和元年、本当にありがとうございました。新年もどうぞよろしくお願い致します。

家庭科に続き書道で「生徒たちの豊かな学び」実現!地域の力で

 2学期もいよいよあと一週間を残すのみとなりましたが、国語の授業・書写の一環として実施する書き初めに地域の書家の方をお招きし、家庭科の授業と同じように生徒たちの豊かな学びを実現しています。既に11日(水)に1年生、17日(火)に3年生がお世話になり、19日(木)に2年生が教えていただく予定となっています。
 実はこの方は、松尾先生と仰る湖北中の卒業生でもあり、過去にはいくつかの学校で教職も経験されています。そして、書家でもあるのですが、絵やデザインといった美術分野にも造詣が深く、そのお話しも聞いていて大変に興味深く、勉強にもなります。
 3年生の体育館の授業でも、書道はもちろんですが、学校での様々な学習が社会に出ていろいろなところで役に立っていくという主旨の話をしてくださり、生徒たちも真剣に聞いていました。
 このような貴重な機会が地域にお住まいの方のご好意で実現し、学校と連携することによって生徒たちの成長に大きく寄与できることを本当にありがたく思います。そして、湖北・新木地区には、まだまだ多くの「その道の大家」がいらっしゃるようにも聞いています。
今後、そんな方々とも交流を深め、さらなる生徒たちの豊かな学びの実現に繋げていきたいと考えているところです。

心をかよわせた我孫子特別支援学校との交流会

 12日(木)、本年度2回目となる我孫子特別支援学校との交流会を実施しました。本校からは前回と同じ3年生の前生徒会役員を含む28名の生徒が参加して我孫子特支の生徒と触れ合いました。支援学校に到着後、昇降口で出迎えてくれた生徒に案内されて体育館に。前回は緊張気味で戸惑っている表情も見られた本校生徒でしたが、今回は心持ちリラックスした明るい表情で笑顔も見られ、一緒に交流するのもとても楽しみにしている様子でした。
体育館では、両校の代表が進行を務め、最初に簡単なセレモニーを行った後、学年ごとに両校の生徒が入り交じったチームを3つ作りTボールの対抗戦を楽しく行いました。両校の生徒がお互いに自分のチームの生徒を応援したり、ボールを投げ終わった生徒がハイタッチし合ったり、会話をしたりと、見ていてとても微笑ましい光景があちらこちらに見られました。その後、本校の生徒から合唱曲のプレゼントがあり、我孫子特支の生徒たちも集中して聞いてくれていました。さらに両校の生徒で「心の瞳」という合唱曲を歌ったのですが、我孫子特支の生徒たちも全力で、体を動かしながら表現してくれたのが印象的でした。
 私も我孫子特支には、前任校の吹奏楽部が「あび特フェスタ」で演奏させていただいていることもあり何度も訪れていますが、その度に子どもたちの素直で嘘偽りのない表情・喜怒哀楽や何事にも一生懸命に頑張る姿に感動しています。本校の生徒たちも、そんな我孫子特支の生徒たちの様子を見て、何か心に感じるものがあったり、勇気をもらったり、自分たちの次の活動への意欲に繫がればこんなにうれしいことはありません。
 最後には両校の生徒からの感想の発表があり、その内容に充実した時間が過ごせたという思いを感じとることができました。帰校時に玄関先で手を振って見送ってくれた我孫子特支の生徒たちの笑顔が心に残っています。来年度も、できればもっと多くの生徒に体験させたい意味のある時間を過ごせたと思っています。
 我孫子特別支援学校の先生方・生徒のみなさん、ありがとうございました。

※他校の生徒で顔が特定できる写真は掲載できませんので、枚数が少ないことをご容赦くださ

 い。

中学生の地域貢献!福祉まつりで大活躍

 7日(土)、雨の降りしきる寒い休日となりましたが、終日、湖北地区公民館(コホミン)にて我孫子市福祉まつりが盛大に開催されました。私が会場に駆けつけたときは、既にコホミンの駐車場はいっぱいとなっており、第2駐車場へ。その後、第2駐車場もいっぱいとなって急遽湖北小学校の駐車場を借りたという話も聞きました。
雨のため、外での催し物は中止となってしまいましたが、その分、館内には来場者が溢れ、私も4月以降に顔見知りとなった地域のみなさんを始め、以前にお世話になっていた学校関係者やその周辺の地域の方にも偶然お目にかかり、なつかしいと同時に大変にうれしい時を過ごすことができました。
この福祉まつりに、本校からはJRC委員を始めとして60名を超える生徒がボランティアとして自主的に手を挙げて参加しました。館内に入ると、すぐにプラカードを持ってまつりのコマーシャルをしている生徒、受付をしている生徒、販売用のわたあめを作っている生徒、バザー会場で、健康コーナーで、休憩所で等々、それぞれの場所でそれぞれの役割に本当に一生懸命に取り組んでいました。また、ホールのステージでは中学生有志のコントや本校吹奏楽部の演奏が行われ、たくさんのお客様に楽しんでいただけました。
私も関係者のみなさんから「中学生が手伝ってくれて本当に助かりました」「中学生がいなかったら成り立ちませんでした」と口々にお礼を言われ、うれしいと同時に、生徒に任せて何もしていない身としては、かえって申しわけないというか照れくさい気持ちでした。
何はともあれ、地域のみなさんにこんなにも喜んでいただいたイベントに貢献できた中学生を誇りに思うとともに、現在、進行中の家庭科授業への地域支援と併せ、少しずつ、学校と地域がWin-Winの関係となって、みんなで子ども達を育てていただいていると強く感じ、感謝申し上げる次第です。
今後とも、せっかくのこの素晴らしい流れを途切れさせることのないよう、様々な方策を工夫し、考えていきたいと思います。関係者のみなさん、本当にありがとうございました。

※上記以外の福祉まつりの様子(写真)は、別途「生徒活動の様子」にアップします。

平和への祈りを込めて!長崎平和祈念式典参加報告会

 2日(日)、長崎平和祈念式典派遣中学生報告会がけやきプラザのふれあいホールで開催されました。学校だより等でもお知らせしていますが、本校から2年生の生徒会総務である佐藤君、岡島さんの2人が参加し、長崎で学んだ3日間の様子と平和への思いについて堂々と発表しました。過日の文化祭で1度発表していることもあり、また、湖北中の生徒は何人かの候補者の中から選ばれただけあって、自分の意見をたくさんの聴衆の前でしっかりと話せていることにとても感心しました。
 また、2人はこの貴重な体験を活かして小学校で実施している平和学習「リレー講座」にも参加して頑張っています。今後も校内はもとより、市内での平和活動推進のリーダーとして活躍してほしいと願っています。

 ☆照明が暗く、映像がはっきり映っていないことをお詫びいたします。

仲間を信じた学級の団結!2学期合唱コンクール

 11月29日(金)、柏市民文化会館大ホールで令和元年度合唱コンクールがたくさんの保護者・地域のみなさんにご来場いただき盛大に開催されました。

 それぞれの学年・学級で、それぞれの特色を出した素晴らしい合唱の発表でした。本当に1日があっという間に過ぎていったという思いです。生徒たちの素晴らしい歌声がホールいっぱいに響き渡り、それに聴き入っていたら時間がとても短く感じました。
開会式で1・2年生には1学期の歌声交歓会よりも大きく成長した姿を、3年生には中学校生活最後のコンクールにかける思い、数ヶ月後には一緒に卒業していく学級の仲間への思いが溢れる演奏を期待しているという話をしましたが、それぞれの学級の演奏と生徒たちの一生懸命に歌う表情から見事にそれが伝わってきました。湖北中の伝統とはいえ、どの学級にも歌声活動が嫌い、或いは苦手な生徒が何人かいるはずですが、誰1人としてそれを感じさせないステージで、入賞をした、しないはありましたが、学級による差などほとんど感じさせない発表であったと思います。学級全員が心を一つにしてコンクールにかける思いを全力で表現し、そのメッセージが伝わったからこそ、歌の完成度云々に関わらず、聴く側の人たちも真剣な眼差しでステージ上の全ての学級の発表に魅せられていたのだと思います。
 また、閉会式では審査員をお願いしたプロのソプラノ歌手・吉田真澄先生から、サプライズで歌の披露があり、生徒たちはその素晴らしい美声に心酔してか、微動だにせず目を輝かせて聴き入っている様子が微笑ましくもありました。
 次は3学期、学級を越えて3年生を送る会や卒業式での歌声、つまり学年や全校でのまとまりが問われることとなります。賞など関係ない日々の歌声活動にどう取り組めるかで湖北中生の真価が問われます。みんなのために心を合わせて人とつながることの大切さを学んだこの合唱コンクールの経験を活かし、さらに聴く人の心に感動を与える歌声を自分たちの手でつくりあげていってほしいと願っています。
  会場を訪れて、生徒たちに温かい応援と拍手を送っていただいた全てのみなさんに改めて感謝いたします。ありがとうございました。

 ※合唱コンクールの様子については、後日、「生徒活動の様子」のページにアツプ(3年生の

  演奏の動画と各学級の写真の予定)しますのでご覧いただければと思います。

「子ども達の豊かな学びの実現!」家庭科授業への地域支援

 つい先日、「みんなで創る地域の小中一貫校」に向けて「学校・家庭・地域総ぐるみで地域の子ども達を育てよう!」をテーマとした教育ミニ集会を行ないましたが、それを実現していく最初の一歩として、19日(火)を皮切りに12月上旬にかけて1年生の家庭科被服実習に地域のみなさんのご支援をいただき、「子ども達の豊かな学び」を実現していきます。本当に、たくさんの地域のみなさんにお手伝いをいただく予定で、全部で17時間に延べ34人の方たちにご来校いただく予定です。
 このスタイルで授業を展開すると、毎回、担当教師も含めてアイロンやミシン2~3台、グループ2~3班に指導者が1人ずつ必ず配置できますので、きめの細かい指導が行き届き、短い時間の中、ほとんどの生徒が基礎基本を定着させることができると同時に、課題作品を完成することが可能となります。多くの学校でよく聞く話ですが、家庭科の苦手な生徒など、せっかく購入した教材を終わらせることができなくて結局捨ててしまうなどということも皆無となることが期待でき、また、安全面でも大変なメリットがあります。
そのような状況ですので、本来、学校からお礼を申し上げるべきところを、19日(火)は逆に温かくうれしい言葉をたくさん頂戴しました。「子ども達と接することができ、楽しい時間をもらえてうれしいです」「子ども達からたくさん元気をもらいました」「次もまたよろしくお願いします」等々。また、生徒たちの方からも「また次も来てくれるんですか?」「(個別に)今日はありがとうございました」といった声が地域の方に届けられていました。地域の教育力低下が叫ばれて久しくなりますが、湖北・新木地区はそんなことはないと改めて感じるとともに、お互いが顔の見える関係を築くことが学校の大切な役割であると、この取り組みを通して強く思います。「みんなで創る地域の小中一貫校」に向けて今後ともよろしくお願い致します。

    ※写真は授業終了後に随時、新しいものをアップしていきます。

「みんなで創る地域の小中一貫校」スタート!大成功の教育ミニ集会

 11日(月)、3校合同教育ミニ集会を実施し、地域のみなさんのご協力を得て大盛況、かつ有意義な会とすることができました。
 「みんなで創る地域の学校」を掲げ、学校・家庭・地域総ぐるみで子どもを育てていくという湖北中学校区の教育方針です。新しい学習指導要領の理念も「社会(地域)に開かれた教育課程」とあり、まさにそれを具現化するための取り組みを進める第一歩となる集会という位置づけで、三者がお互いに連携を取り合い、子ども達のためにそれぞれの立場で何ができるかを話し合いました。
 会の始めには、NPO法人スクール・アドバイス・ネットワーク理事長・生重幸恵先生より講演をいただき、地域連携の必要性や次世代の教育のあり方について、わかりやすい資料を駆使したバイタリティー溢れる話に参加者は耳を傾けて魅せられていました。
 続いて地域連携によって大きな教育効果をあげている布佐中学校区学校支援コーディネーターの山下正信氏より、その先進事例とそこにたどり着くまでの取り組みや苦労が話され、一朝一夕にできるものではないが、子ども達の豊かな育ちにとって必要不可欠なものであることを学びました。
 その後のワークショップで地域の方々からいただいた貴重なご意見を学校運営に反映させるとともに、将来のコミュニティ・スクールに向けた一歩も視野に入れながら「学校(人)創りは地域(まち)創り」という考え方のもとで、地域の中核としての学校の役割をますます果たしていきたいと考えています。
 ご参加いただいたみなさんに改めて御礼申し上げますとともに、今後とも子ども達の健やかな成長のために、学校にお力添えいただくことをお願い致します。

※教育ミニ集会の様子(写真)、参加者からの感想と講師の先生方が講演で使用した資料は「地

 域連携&小中一貫」のページにアップします。

地域との架け橋!吹奏楽部・新木ふれあい文化祭で演奏

 10日(日)、本校吹奏楽部が新木近隣センターで行なわれた「新木ふれあい文化祭」2日目のオープニングにご招待いただき、約30分にわたり演奏を披露することができました。この日はアンサンブルコンテスト当日と重なり、全員そろっての演奏はできなかったのですが、会場は満員となり、すべての方が笑顔で、楽しんで本校の演奏に聴き入ってくださいました。司会の方も絶妙のインタビュー等で会場を盛り上げてくださり、最後にアンコールの声もあがって生徒たちにとっても楽しく満足のいく時間が流れたのではないかと思っています。
 学校と地域の架け橋ともなってくれる吹奏楽部を始めとした文化部の活動です。この日の満足げなお客様の笑顔を忘れることなく、今後とも中学生ができる地域貢献で地域に元気を届けてくれることを期待しています。