令和6年度 全国 学力学習状況調査

令和6年度 全国学力学習状況調査 分析結果 
特徴と現状分析

国語

 概ね全国の調査結果の値に近いものになっている。特に「話すこと・聞くこと」の項目では高い数値を示し、日々の授業での話し合い活動や聞き取りの成果が表れている。しかし、知識及び技能に関する「言葉の特徴や使い方に関する事項」が全国平均より低い結果となった。言葉の使い方は今後の生活や学習において基礎になるものなので、丁寧に復習をし、基礎の定着を図っていく。

 

数学

 どの領域においても正答率が低く、数学に対する「知識・技能」「思考・判断・表現」いずれにおいても課題があることがわかった。なかでも、「数と式」の問題に困難を感じている生徒が多い。計算の基礎が知識として定着していないため、他の領域にも影響していると考えられる。また、記述式の問題に困難を感じている生徒も多い。「図形」の領 域は、昨年度よりも向上が見られるため、今後も継続して指導を行っていく。基礎基本の定着を図るために、授業内での個別最適な学習を行えるように改善を図っていく。

 

生徒質問調査から

 授業への関心が非常に高く、前向きに授業に取り組むことができている。規範意識も高く、ルールやマナーを意識して生活している生徒が多い。また、他者との人間関係も大切にすることができ、互いを認め合える関係を築くことができている。そのため、自己有用感も高くなっている。

 一方で、放課後にタブレット機器やスマートフォンを活用して、動画を見たり、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用したりしている時間が全国と比較しても長いという結果が見られた。さらに、家庭での学習時間も全国と比較して少ないという課題も見られた。

 授業への関心は非常に高いので、放課後にも継続して学習に臨めるように、体制を整えていく。また、学習会への参加も促し、学力向上に努めていく。