校長室から

2020年1月の記事一覧

中学校進学を前に!小中連携活動の半日

 小学校6年生が中学校への入学を前に、その不安や緊張を少しでも和らげ、スムーズな中学校生活のスタートを切れるように小中連携活動の日を設けています。6年生が中学校に登校して授業や部活動を体験する半日を29日(水)に実施しました。給食等の関係もあり、当面は半日単位でしか実施できませんが、小中一貫教育の1つとして、少しずつ回数を増やし、将来は月に1日、毎月第○○曜日は6年生は中学校へ登校する日というようになる構想も描いています。
 口で言うのは簡単ですが、これを実現するとなるとやはり大変な準備と労力が必要です。それにも関わらず、ぜひ実現したいと願っているのは…
 ①湖北小と新木小の児童の交流の場を増やして仲良くなって中学校に入学してほしい
 ②中学生との交流や施設・設備に慣れることで中学校生活への不安を少しでも解消して小か

  ら中への接続を滑らかにしたい
という目的とともに、数年後には次のような効果が得られることを期待しているからです。
 ①6年生が中学校に登校して専門性をもった中学校教員の授業を受けることで学力の向上に

  資するとともに、新学習指導要領の英語の教科化にも対応できる。
 ②英語に限らず、いろいろな教科で小中の教職員の協働ができ、6年生での教科担任制も実

  現できる。
 ③教職員の専門性を活かしたり小中教職員が協働することによって、児童生徒のためはもち

  ろん、教職員にも大きなメリットがある。
 軌道に乗せるまでは苦労も多く問題点もたくさん出てくると思いますが、既に同様の取
り組みを行っている学校での6年生の感想やインタビューでは、「楽しかった」「他の小学校
の子と初めて話せてよかった」「また中学校に来たい」といった答えがほぼ全員の児童から
聞かれる、もしくは感想用紙に記入されているということです。
 将来、これを2回、3回…と継続し、さらに終日できるようにするためには、朝、登校してくる小学校の児童、特に距離が長くなる新木小の児童の安全確保のための地域の見守りをお願いしたり、前述した給食の問題を解決したり、部活動まで参加する場合の帰宅時間等々、しっかりと考えて解決していかなくてはならないことが山積みです。
 しかしながら、「学校・保護者・地域が協働し、総ぐるみで子どもを育てることを目指す湖北中学校区」では、これらの課題を解決して子ども達の健やかな成長に向けて協力して取り組んでいくことができると信じています。
 保護者・地域のみなさまには6年生の中学校登校という、この取り組みへのご理解とご協力、今後のご支援をよろしくお願い致します。

力作の宝庫!「花と太陽と希望の作品展」

 25日(土)から29日(水)にかけて柏・我孫子地区特別支援学級合同作品展「第39回花と太陽と希望の作品展」が、昨年から会場が変更となりましたが、あびこショッピングプラザ内我孫子市民プラザにて開催されています。ちなみに、子ども達が大変に熱心に取り組み、出展作品数が多くて会場が手狭になったため、柏地区と我孫子地区が別々の開催となったという経緯があるようです。
 本当に、会場いっぱいを埋め尽くす絵画、工芸工作、習字の展示、すべての作品が本当に素晴らしく、完成度の良し悪しは様々ですが、それぞれの作品の裏側には、子ども達が心を込めて一生懸命に制作に取り組んだ様子が垣間見えます。私も本校生徒はもちろん、前任校で関わってきた子ども達、2・3年生については知っているのですが、その子たちが自分なりに頑張って作品を仕上げたことを想像すると感慨深いものがあります。
 本校の生徒たちも、様々な学校行事等で忙しい合間をぬって、頑張って作品を仕上げて展示しました。たくさん褒めてあげたいと思います。また来年、1年間年齢を重ねた子ども達が、1年分成長して作った作品を見に行くのがとても楽しみです。
  
※作品の写真を掲載したいところですが、SNS等への投稿を禁止する旨のお知らせが掲示さ 

 れていましたので、残念ですが割愛いたします。ぜひ、会場に行ってご覧いただければ幸い

 です。

全力疾走!葛南新人駅伝・女子の部準優勝で県大会へ

 23日(木)、冷たい風吹きすさぶ雨の中、葛南新人駅伝大会が柏の葉周回コースで実施されました。12(日)の銚子駅伝大会を経験した本校の生徒たちは、新チームとして自分たちが設定した目標の達成をめざしてこの日を迎えました。
 駅伝大会は陸上・駅伝部だけではなく、学校をあげて学校の代表として選手たちは走るということもありますが、特に男子は短距離専門の選手を始め、サッカー部やバスケ部など、他部活の生徒たちの応援を得てチームを編成しているという状況で、本当にぎりぎりのメンバーで戦いました。
 最初のロードレースでは女子の部で1・2年生が1人ずつ入賞と結果を出し、続いて女子選手権と男子1年生の部がスタート、最後に男子選手権の部がスタートしました。私も一生懸命に疾走する生徒たちの姿に自然と応援に熱が入り、寒さもいつの間にか吹き飛んでいました。結果は男子Aチームが8位、Bチームは16位、1年生の部はエントリーしておらず、女子の部は2位という成績を収めました。男子は残念ながら県大会出場を果たせませんでしたが、出場した全員が最後まであきらめることなく、今できる自分の力を出し切ることができたレースだったと思っています。女子は途中までトップを維持しており、走った5人中3人が区間賞までアト数秒ということで、見事に県大会への出場権は得ましたが、ちょっぴり悔しさの残る準優勝であったかもしれません。
 閉会式後のミーティングで、私からは、銚子駅伝も含めてここからがスタート、9月の葛南総体、11月の県総体、その先の関東で自分たちがどんな姿になっていたいかを思い描き、今後の練習、大会で一歩ずつ階段を上がっていきながら、最終的に右肩上がりのチームにして目標を達成していこうという話をし、顧問の励ましとともに今後の努力と躍進を確認し合いました。
 生徒たちの表情からは、「まだまだできる」「満足していない」という気持ちが心のどこかにあることが感じられました。男女ともにこれまでのチームに負けない成長を期待したい、期待できると思っています。厳しい練習に耐えて頑張っている生徒たちをこれからも応援していくとともに、生徒たちを伸ばしてくれている先生方に改めて感謝しています。

林間学校に向けて!ブラタモリ案内人の先生から学ぶ

 令和2年度6月2~4日、現1年生は進級して最大の学年行事である林間学校を、今年度までの長野県から新たに自然豊かな福島県裏磐梯を中心とした場所に変更して実施します。それに向けての第一歩、事前に行う自然学習がいよいよ始まりました。
 この自然学習を通して、自分が興味関心をもって学んだことを実際の林間学校で検証していくという取り組みですが、今回、目的地を変更したのは、裏磐梯周辺に生徒に学ばせたい自然環境のすべてが素晴らしい状態で残されており、生徒の興味関心に応じて学習できるテーマがすべて設定可能だからです。
 そして、17日(金)は生徒に興味関心を強くもたせるための大切な導入の授業を行いました。この大切な授業に、湖北中は何と現地福島県から専門家の先生をお呼びしてお話をしていただくことができました。磐梯山噴火記念館の佐藤公先生という方で、かつてNHKテレビ「ブラタモリ」に出演されて案内役を務め、メディアを通して裏磐梯の雄大な自然について熱く語っていらっしゃったことが私の頭の中に鮮明な記憶として残っています。湖北中には今年初めてですが、子ども達のために私どもの依頼を快く快諾してくださいました。
 私は実は前任校等で何度か先生の授業を受けさせていただいています。全部は紹介できませんが、火山の噴火実験など、様々な道具を駆使して生徒と一緒に行いながら、映像を入れて大変にわかりやすく、かつ当たり前のように興味をもって惹きつけられていく授業であり、年々その内容がパワーアップしている印象を受けています。導入がこんなに楽しい授業ならば、生徒もスムーズに次の時間の学習に入っていけるだろうと感じているところです。
 今日のために、わざわざ福島からお出でいただいた佐藤先生に改めて感謝するとともに、このような取り組みの一つひとつが、生徒にとってより有意義な校外学習を実現することに繋がるということを再認識している次第です。

葛南大会へのステップに・激走!銚子駅伝

 12日(日)、銚子半島一周駅伝大会が行われました。一昨年からのコース変更で、8区間が6区間に短縮されたこともあって以前より参加校が減ってはいますが、それでも県内各地から強豪校が参加し、一般道に通行規制を行って実施する大きな大会です。当日は学校外で参加しているクラブの試合がある生徒がいるなど、男女ともに6名ぎりぎりの選手、しかも男子は3名が短距離専門、女子も1名が他部活から初めて駅伝を走る選手でのエントリーとなりましたが、参加できた選手たちは前日より現地に入り、コースの下見・練習・打ち合せと万全の準備をして本番に臨みました。
 午前11時30分、銚子漁港のシンボルロードをスタートし、1区は3.8㎞という長丁場、2・3区は箱根駅伝さながらの山登りと山下り、他にも海沿いの風の強いコースなど、東葛駅伝とはまた一味違った6区間のコースを選手は走りぬきました。
 結果、男子は35チーム中・22位、女子は20チーム中・4位と、3年生が何人か走っている他の強豪校を相手によく健闘して頑張りました。全選手が全力疾走で襷をつなぎ、今、もっている力を遺憾なく発揮した走りであったと思います。
私も何区間かにわたって応援をすることができましたが、寒い中、選手たちはレース前には各自の立てた計画に沿ってしっかりと準備をし、ストレッチやアップ走など、完璧にこなしている姿に感心しました。スタート後は、すべての区間の選手が自分の役割を自覚し、必死の形相でそれぞれのベストに近い走りを見せてくれたように思います。 
 「チーム湖北中駅伝」は、この新年最初の大きな大会を、チームワークよく見事に戦いました。しかし、彼らがこの結果に満足しきっていないことは一人ひとりの表情や会話からも強く感じられています。この後、今月23日(木)には葛南新人駅伝大会、大切な大会が控えています。この銚子駅伝を新年最初の踏み台として「チーム湖北」の健闘とさらなる躍進を信じ、できる限りの支援をしていきたいと思います。保護者・地域のみなさまにも、引き続きの応援をよろしくお願い致します。