2020年9月の記事一覧
台風12号の接近に伴う大雨等への対応について
保護者様
本日、各ご家庭に台風12号の接近に伴う大雨等への対応に関するお便りを配布しました。内容は以下の通りですが、お便りでもご確認お願いいたします。
令和2年9月23日
我孫子市立布佐中学校
校 長 小 林 浩 之
台風12号の接近に伴う大雨等への対応について
秋冷の候、保護者の皆さまにおかれましては、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。
また、日頃より本校教育活動へご支援、ご協力を賜り誠にありがとうございます。
さて、天気予報によりますと、台風12号は、明日の24日(木)からあさって25日(金)にかけて、東日本から東北に接近するおそれがあり、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風やうねりを伴った高波に警戒・注意し、竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要と報道されています。特に、大雨の可能性もあり、明日の登下校を含めた児童生徒の安全確保には十分に気をつけていく必要があると思われます。
現在のところは(23日午後1時)は、市内小中学校の臨時休業は予定されておりませんが、登下校時に風雨が強く警報が発令された場合は下記の通りに対応したいと思いますので、ご協力をお願いいたします。
記
1 24日(木) 午前6時の段階で我孫子市に「警報」が発令されている場合・・・
自宅待機をお願いします(午前6時すぎには学校メール・学校HPで連絡いたし ます。その後も、状況 により必要な場合は、学校メール等でお知らせしますので、お子様と確認が必要な場合は連絡をお願いいたします。)
2 24日(木)朝の時点では我孫子市に警報が発令されていない場合・・・
①登校の安全が確認されない場合・・・保護者の方の判断で、自宅待機とし、安全が確認されたら投稿させてくださ い。
(例えば午前8時に警報が発令される場合等も考えられます。保護者の方の判断で、警報が発令されていない場合でも、通学路等の状況が危険と判断される場合等は自宅待機として下さい。)
②通常の登校が可能と判断される場合・・・安全に留意し通常どおり登校させてください。
③登校後、警報が発令された場合・・・場合によっては、教育活動を途中で打ち切り、早めに下校とする場合もあります。(例えば、給 食後下校等、部活動はありません。)
3 24日(木)25日(金)の登下校時の服装等について
ジャージ・校内服とし、制服は着てこない、教科書等を学校に置いて帰る等も状況により指示いたします。
4 自転車通学について
十分に安全に気をつけて、状況によっては、途中で押して歩く、徒歩で登校する、帰りは自転車を置いて徒歩で帰る等の対応をお願いします。
5 その他
① 現時点で市内小中学校の臨時休業は予定されていませんが、今後の台風の進路や秋雨前線による影響等で、児童生
徒の登下校や教育活動に危険と思われる場合は、自宅待機や早めの下校等の対応をとることになりますのでご協力を
お願い致します。
② 保護者の判断により登校を遅らせ、自宅待機とした場合も遅刻の扱いとはいたしません。
③ 教育活動の変更等がある場合は、学校メール・学校HPでお知らせいたします。
生徒会役員選挙立会演説会・選挙が行われました
本日、次期生徒会役員選挙の立会演説会・選挙が行われました。6名の定員に対して9名の立候補者があり、放送による立会演説会が行われました。各教室では、テレビモニターに映し出された推薦者や立候補生徒の真剣な演説に対して、どのクラスもしっかりと聴き入り、演説終了時には自然と拍手が沸き起こっていました。
校長の話し「みなさん、 こんにちは、今日は、生徒会役員選挙演説会・投票ということで、少しお話しをします。聴いてください。突然ですが、皆さんは、「 こころざし」 という言葉を知っていますか?
漢字だとどう書きますか? 武士の「士」という字の下に「心」という字を書きますね。
「志」・・・とても響きが良く、なぜかすがすがしく、力強い感じがします。
「志」という言葉の意味は、「自分の目標や目的を成し遂げようとする気持ち」とか「相手のためを想う気持ち」、「心を集中すること」などの意味があります。 「自分の為」だけでなく、「相手の為」、「広く世の中の多くの人の役に立つため」などの意味も含まれているように思います。
私は、今回生徒会役員選挙に立候補した生徒の皆さんにも、この「志」を感じます。
「清掃改革」「あいさつ運動」「いじめゼロ」「二分前行動」「コロナ時代の新たな形の行事1つ1つを思い出に残せるようにする」「みんな元気な挨拶ができる環境を作る」「リサイクル活動」「1人1人が布佐中学校を誇れるようにする」「多くの人から褒めてもらえるような素敵な学校にする」「全員が笑顔で挨拶できるようにする」「課題の未提出の人を無くす事を目標に学び合い学習タイムを作り、楽しい布佐中学校を築く」等々の公約がありました。
これらを掲げて、生徒会活動を通して、この布佐中学校を更に良くしていこう、みんなが楽しく充実した日々を送れるようにしようと立候補した生徒の皆さんの「志」を感じます。私も、立候補してくれた皆さん、全員を応援したいと思います。
「志」を感じたのは、立候補した皆さんばかりではありません。朝、昇降口の前で、応援する立候補者の名前を呼び、「よろしくお願いします」と大きな声で呼びかけていた推薦者、応援者の皆さんにも、立派な「志」を感じました。一生懸命に人を応援することは、とても尊く素晴らしいことです。相手をバカにしたり、けなしたり、批判したりすることは簡単です。でも、相手の良いところを見つけて、共感し、応援しようとする気持ちを、実際に声をあげて行動に移すことは、なかなかできないことです。推薦者・応援者の皆さん、ありがとう、本当にご苦労様でした。
123年生の皆さんの二学期の抱負、目標が廊下貼られているものを全部読ませてもらいました。
「志」を感じました。 この生徒会選挙をきっかけに、布佐中の全ての皆さんが、自分の「志」は何かを見つめ直し、行動しようという気持ちが確認できれば、とてもいいなと思います。
誰に投票しようか迷っている人もいると思います。なぜなら、真面目に考える皆さんは、自分が、誰に「一票」を投票することには大きな責任があり、立候補した皆さんの「志」を感じて、投票する皆さんが、自分の頭で考えて、「この人に生徒会を託す」、「この人を応援する」覚悟が必要だと感じるからです。よーく考えてください。投票する皆さん一人ひとりが、自分の「志」を思い出して下さい。
そして、選挙の結果に関わらず、自分も協力する、自分たちが支える、そして、行動するのは自分たちであるという自覚を持ってください。そして、今日は、そのリーダーをきめる大切な選挙なのです。
しかし、正直に言うと、私は、立候補した皆さん全員にやってもらいたいと思います。でも、生徒会役員には定員があり、今年は厳しい競争選挙です。「当選する」、「しない」、結果がでます。しかし、結果に関わらず、その結果に対して堂々と胸を張って下さい。なぜなら、立候補した皆さん一人ひとりの「志」は何にも変わらないはずですから。「生徒会という場」だけでなく、他にも色々と、その「志」を成し遂げ、大きくふくらますことのできる場はあるはずですから。自分の意志で勇気を持って行動に移す経験をした人だけが分かる貴重な体験は、必ず、これからの生活にプラスとなるはずですので、そうなるよう、私も応援します。立候補してくれて本当にありがとう。
最後に、今日まで準備を続けてくれた選挙管理委員の皆さん、関係の皆さん、大変ご苦労様でした。現生徒会の皆さんも、新しい役員の人に引き継ぐまで、今しばらくよろしくお願いします。以上で、話しを終わります。」
「志」を高く掲げて~生徒会立会役員選挙に向けて選挙運動が始まりました
9月17日の新生徒会役員選挙・立会演説会に向けた選挙運動が今朝から始まりました。今年は、新型コロナウイルス感染症拡大予防のための休校や行事の変更により大変苦労した生徒会役員の皆さんですが、もう、新しい執行部選出のための立会演説会と選挙があります。選挙には定員を上回る生徒が立候補し激戦が予想されます。立会演説会も動画による演説視聴という形になります。今朝からは、立候補者本人や応援生徒の皆さんが登校してきた生徒に名前や抱負を大きな声で伝えていました。それぞれの「志」が感じられる場面です。その真剣さを感じている生徒も多かったと思います。
昼の星や地中のたんぽぽの根が見える目・・・9月を迎えて
「星とたんぽぽ「 金子みすゞ 青いお空のそこふかく、海の小石のそのように、夜がくるまでしずんでる、昼のお星はめにみえぬ。 見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。 ちってすがれたたんぽぽの、かわらのすきにだァまって、春のくるまでかくれてる、つよいその根はめにみえぬ。 見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。
8月21日に2学期が始まりました。例年とは大きく変わっている短い夏休みでしたが、大きな事件や事故に巻き込まれることもなく全員そろってスタートを切ることができました。感染症や熱中症の予防対策も休み前に保護者の皆さまにはお願いいたしましたが、引き続きご協力をお願いいたします。左の詩は、大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍し、26歳で死去するまで500余編もの詩を残した童謡詩人、金子みすゞさんの詩です。小学校の国語の教科書にも掲載されているので金子みすゞさんの詩を読んだことのある方も多いことと思います。「コロナ禍」と呼ばれて久しい時間が過ぎましたが、まだまだ収束の様子は見えず、学校でも3密を避けるための授業内容の変更や行事の変更・中止が続いています。この夏休みも帰省や旅行をやむなく中止したり延期したりした方も多いと思います。私もそういう 中の一人ですが、普段なら経験することもなかったような何気ないこと(孫と昼寝など)が、「短い休みだけど、のんびりするなあ」とか「幸せだなあ」と実感できる瞬間がありました。今までのように夏休みだから海だ、山だと忙しく動き回ることをやめた時、今まで見えなかったものが見えるということもあると感じました。 放送による始業式でも、生徒たちには自分の夢や希望の実現に向けて、自分の良さや大事なものを大切にして、このコロナ禍の中の先の見えない不安を乗り越え、2学期も努力して欲しいと伝えました。学校といたしましても、生徒たちの適性や長所、誰もがもっている頑張りたい、認められたいという気持ちをしっかりと見つめて、大事に育てられるよう努力していきたいと思います。「環境は人 を作る」という言葉もある通り、校舎内外の環境整備、美化、補修はもちろんのこと、教職員の言葉遣い、言葉かけ等にも十分配慮し、安心して学ぶことのできる学校づくりを進めます。「昼の星」や「地中のたんぽぽの根」を見るための想像力や思いやりを互いに大切にしていきたいと思います。新型コロナウイルスによる感染拡大は、まだまだ予断を許さない状況が続きますが、新型コロナウイルスによってもたらされた「災い」についても、生徒たちの学び方や学校という学びの場のあり方、働き方や暮らし方をうまく変えて幸せに転じるよう心がけ、時が経ったときに、コロナ禍がきっかけでよいこともあったと思えるように過ごしていきたいと思います。保護者・地域の皆様の日頃のご協力、ご支援に感謝いたしますとともに、何とぞ2学期もよろしくお願いいたします。(学校だより9月号から 毎月の「学校だより」もアップされていますのでどうぞご覧ください。) 校長 小林浩之