布佐中トピツクス

生徒会役員選挙立会演説会・選挙が行われました

 本日、次期生徒会役員選挙の立会演説会・選挙が行われました。6名の定員に対して9名の立候補者があり、放送による立会演説会が行われました。各教室では、テレビモニターに映し出された推薦者や立候補生徒の真剣な演説に対して、どのクラスもしっかりと聴き入り、演説終了時には自然と拍手が沸き起こっていました。

校長の話し「みなさん、 こんにちは、今日は、生徒会役員選挙演説会・投票ということで、少しお話しをします。聴いてください。突然ですが、皆さんは、「 こころざし」 という言葉を知っていますか?
 漢字だとどう書きますか? 武士の「士」という字の下に「心」という字を書きますね。 
「志」・・・とても響きが良く、なぜかすがすがしく、力強い感じがします。
 「志」という言葉の意味は、「自分の目標や目的を成し遂げようとする気持ち」とか「相手のためを想う気持ち」、「心を集中すること」などの意味があります。 「自分の為」だけでなく、「相手の為」、「広く世の中の多くの人の役に立つため」などの意味も含まれているように思います。
 私は、今回生徒会役員選挙に立候補した生徒の皆さんにも、この「志」を感じます。
「清掃改革」「あいさつ運動」「いじめゼロ」「二分前行動」「コロナ時代の新たな形の行事1つ1つを思い出に残せるようにする」「みんな元気な挨拶ができる環境を作る」「リサイクル活動」「1人1人が布佐中学校を誇れるようにする」「多くの人から褒めてもらえるような素敵な学校にする」「全員が笑顔で挨拶できるようにする」「課題の未提出の人を無くす事を目標に学び合い学習タイムを作り、楽しい布佐中学校を築く」等々の公約がありました。
 これらを掲げて、生徒会活動を通して、この布佐中学校を更に良くしていこう、みんなが楽しく充実した日々を送れるようにしようと立候補した生徒の皆さんの「志」を感じます。私も、立候補してくれた皆さん、全員を応援したいと思います。 
 「志」を感じたのは、立候補した皆さんばかりではありません。朝、昇降口の前で、応援する立候補者の名前を呼び、「よろしくお願いします」と大きな声で呼びかけていた推薦者、応援者の皆さんにも、立派な「志」を感じました。一生懸命に人を応援することは、とても尊く素晴らしいことです。相手をバカにしたり、けなしたり、批判したりすることは簡単です。でも、相手の良いところを見つけて、共感し、応援しようとする気持ちを、実際に声をあげて行動に移すことは、なかなかできないことです。推薦者・応援者の皆さん、ありがとう、本当にご苦労様でした。
 123年生の皆さんの二学期の抱負、目標が廊下貼られているものを全部読ませてもらいました。
「志」を感じました。 この生徒会選挙をきっかけに、布佐中の全ての皆さんが、自分の「志」は何かを見つめ直し、行動しようという気持ちが確認できれば、とてもいいなと思います。
 誰に投票しようか迷っている人もいると思います。なぜなら、真面目に考える皆さんは、自分が、誰に「一票」を投票することには大きな責任があり、立候補した皆さんの「志」を感じて、投票する皆さんが、自分の頭で考えて、「この人に生徒会を託す」、「この人を応援する」覚悟が必要だと感じるからです。よーく考えてください。投票する皆さん一人ひとりが、自分の「志」を思い出して下さい。
 そして、選挙の結果に関わらず、自分も協力する、自分たちが支える、そして、行動するのは自分たちであるという自覚を持ってください。そして、今日は、そのリーダーをきめる大切な選挙なのです。 
 しかし、正直に言うと、私は、立候補した皆さん全員にやってもらいたいと思います。でも、生徒会役員には定員があり、今年は厳しい競争選挙です。「当選する」、「しない」、結果がでます。しかし、結果に関わらず、その結果に対して堂々と胸を張って下さい。なぜなら、立候補した皆さん一人ひとりの「志」は何にも変わらないはずですから。「生徒会という場」だけでなく、他にも色々と、その「志」を成し遂げ、大きくふくらますことのできる場はあるはずですから。自分の意志で勇気を持って行動に移す経験をした人だけが分かる貴重な体験は、必ず、これからの生活にプラスとなるはずですので、そうなるよう、私も応援します。立候補してくれて本当にありがとう。
 最後に、今日まで準備を続けてくれた選挙管理委員の皆さん、関係の皆さん、大変ご苦労様でした。現生徒会の皆さんも、新しい役員の人に引き継ぐまで、今しばらくよろしくお願いします。以上で、話しを終わります。」