学校の様子

2025年7月の記事一覧

流山市長が「答えのない教室」に!

 本日、流山市長井崎様、副市長石原様、教育長吉田様をはじめ、教育委員様4名、「答えのない教室」を出版されている出版社新評論の武市社長などがお見えになりました。

 

 多くの方に池田教諭の展開する「答えのない教室」に興味を持っていただき、参観をしていただいているところですが、流山市長、副市長両名がそろって参観されている様子に「答えのない教室」の注目度の高さを感じます。

 本日は、1年1組で「ホットプレート」の答えのない教室です。

 早速出された課題を解き始めます。

 相変わらず、最初の課題は解き終わりが早く、確認をしてもらうために「池田先生!!」と呼ぶ声が教室中に響きます。

 その勢いあふれる様子に、参観された方々も圧倒されてます。

 そして、徐々に課題の難易度が上がってくると、思考の時間が長くなります。トライアンドエラーを繰り返し、正解にたどり着くと、嬉しさがあふれます!

 この「答えのない教室」は、思考している時間がとても長く、かつ楽しい時間です。眠そうにしている生徒など、一人も見当たりません。活動した後は、振り返りも行います。

 参観していただいた後は、会議室にて、本校の概要・教育課程・研究について、さらに池田教諭より「答えのない教室」についてお話させていただきました。

 最後は、本校自慢の給食を召し上がっていただきました。食べながらも「答えのない教室」への質問が止まりません。。

 多くの方に注目していただいている「答えのない教室」ですが、今年度は、数学以外の教科でもチャレンジしています。現状維持ではなく、さらに発展させられるよう、職員一同取り組んで参ります。本日はありがとうございました。

1年生も真剣な表情で初めての選挙を学ぶ

 本日の評議委員会では、9月に実施予定の「令和7年度 生徒会役員選挙」に向けて、全校の学級委員を対象にした説明会を行いました。生徒会担当の先生から、選挙の目的や日程、立候補に関するルール、そして選挙管理委員の役割について詳しい説明がありました。

 特に、中学校で初めて生徒会選挙に参加する1年生にとっては、すべてが新しい経験。メモを取りながら話を聞いたりする姿から、これからの学校づくりに対する真剣な気持ちが伝わってきました。

 また、2年生・3年生の学級委員たちも、自分たちが選挙を支える立場になるという意識を持ち、選挙管理委員の役割や運営のポイントについて積極的に確認していました。

  

  


◆ 生徒会選挙の目的 ◆
今回の選挙では、

「自分たちの代表を、自分たちの手で選ぶ」経験を通じて、
学校や生徒会の一員であることを自覚し、
自分の考えを持って、学校づくりに主体的に参加する
ことを目指しています。

このような活動を通して、学校の教育目標である「自律」の力を育てるとともに、「自立・協働・貢献」といった力も身につけていきます。


◆ 今後の主な流れ ◆
7月3日~8日:選挙管理委員選出(各学級1名)
7月10日:第1回選挙管理委員会(準備スタート)
9月2日・3日:立候補受付(推薦責任者と共に)
9月11日・12日:選挙放送ビデオ撮影
9月16日・17日:選挙運動(放送や教室演説など)
9月18日:立会演説会・投票
9月19日:投票結果の掲示

今年度は、生徒の意見をより分かりやすく伝えるために「選挙公報」の導入や、「記名式投票」の工夫も行います。担任や学年団の先生方と連携しながら、すべての生徒が安心して選挙に参加できるようサポートしていきます。


今回の説明会での1年生の真剣な眼差しや、2・3年生の頼もしい姿は、これからの選挙活動をより意義あるものにしてくれると感じました。
これからの学校をつくるのは、生徒一人ひとりの力です。
みんなで選挙に向けてしっかり準備し、主体的に学校づくりに関わっていきましょう。キラキラ 

『学び多き1日』 市教委 指導課訪問が行われました

 

 本日、流山市教育委員会教育長 吉田瑞穂様をはじめ、流山市教育委員会の指導主事や、流山市の教科指導員の先生にお越しいただき、本校教職員の授業を参観していただきました。

 

 授業を展開したクラスは、以下の通りです。

小曽根先生(数学):3年1組

吉田先生(国語):3年6組

黒岩先生(保健体育):2年1・2組女子

川﨑先生(道徳):2年6組

鈴木先生(社会):1年1組

山本先生(外国語):1年5組

石田先生(自立活動):こぶし学級1組

 

 開校からこれまでの間、おおぐろの森中では「ICTの活用」に重きを置き、研究を積み重ねてきました。「ICTの効果的な活用」さらに「楽しく学ぶ」ことで授業内の「深い学び」と「主体性の育成」を目指して進めてきました。その結果、おおぐろの森中学校のICTの活用は、日常化されています。 

 そこで、今年度の研究主題は、『ICTを活用した教育の探求』~1人1台端末の効果的な活用で、楽しく学び、より考え、学びをさらに豊かに~」です。「生徒が考える時間を増やす」授業を行うことで、おおぐろの森中学校の学校教育目標である「自律」の姿に迫っていくことをねらいとしています。

 本日は、日々の授業実践を参観していただき、生徒が「より考える授業」を創り出すために、ご助言をいただきました。

 

 3年生の数学と国語の様子です。

  

 

 2年生の道徳と保健体育の様子です。

  

 

 1年生の社会、外国語の様子です。

 

 

 こぶし学級1組「自立活動」の様子です。

 

 

  授業後は、指導主事や教科指導員の先生方と教科毎に分かれて、今回の授業に関するお話や、今後の授業をどのように展開していくかなど、様々な話し合いや意見交換をする場を設けていただきました。

  

 

  授業展開をした中で、今回は「保健体育」の授業の様子について、ご紹介します。

2年生の女子のマット運動です。

 マット運動は、個人で演技を披露する種目ですが、個人でひたすら技の練習をたくさんするといった授業ではなく、今回の授業では、5人前後のグループを作り、タブレットを使用しながら進めていきます。

 

<演技をより良くするために、見つけた課題をどのように改善していくか>が今回の授業のねらいでした。

 それぞれのグループが、タブレットで撮影された動画を見て会話を弾ませていました。

Aさん「後転やったんだけど、動きどうだった?」

Bさん『手を付く位置が定まっていないかもしれないね。だから、上手く回れるときと上手く回れないときがあるのかもしれないから、手をしっかり付けるといいね』

 

Cさん「跳び前転をやったんだけど、あまり跳べてなくて、前回とあまり状況が変わらなかった。」

Dさん『そうしたら今度は手を付く位置に目印を置いて、やってみるといいんじゃない』

 

など、様々な視点でコミュニケーションを取っている様子が見られました。

 自分の体の動かし方は、自分で想像しているものと一致している場合や、思っている動きと全然違う場合があるため、知らないうちに怪我に近づいてしまうことも考えられます。

 タブレットで自分の動きを見ることで、体の重心の位置や、手・足の付き方などがわかり、正しい技に繋がったり、怪我を防止することに繋がったりすることがあります。

 今後も正しい動きを理解し、取り組んでいくことはもちろんですが、怪我を防止していくためにも、タブレットを有効活用して、自分の動きを客観的に見ることで、楽しく、より考えながら競技に取り組んでいきたいと考えています。

 本日の授業について、谷口指導主事から次のようなお言葉をいただきました。

「おおぐろの森中の生徒がタブレットを上手に使いこなし、技によって撮る角度を変えたり、コミュニケーションを取ったりしながら活動していることに、驚きました。最後の振り返りでも、どうしたら良いかアドバイスを求めてきた仲間に対し、真摯に答えている姿がたくさん見られ、素晴らしいと感じました。」

 また、器械運動に限らず、安全に授業を行うために、授業前と授業後のストレッチを念入りに行うこと、場の設定を考えることが重要であると御指導いただいたので、今後の授業に生かしていきたいと思います。

 

 改めまして、本日ご来校いただき、御指導してくださった流山市教育委員会の先生方、教科指導員の先生、大変お忙しい中、私たちの授業を参観し、たくさんのご助言をいただき、本当にありがとうございました。