『学び多き1日』 市教委 指導課訪問が行われました
本日、流山市教育委員会教育長 吉田瑞穂様をはじめ、流山市教育委員会の指導主事や、流山市の教科指導員の先生にお越しいただき、本校教職員の授業を参観していただきました。
授業を展開したクラスは、以下の通りです。
小曽根先生(数学):3年1組
吉田先生(国語):3年6組
黒岩先生(保健体育):2年1・2組女子
川﨑先生(道徳):2年6組
鈴木先生(社会):1年1組
山本先生(外国語):1年5組
石田先生(自立活動):こぶし学級1組
開校からこれまでの間、おおぐろの森中では「ICTの活用」に重きを置き、研究を積み重ねてきました。「ICTの効果的な活用」さらに「楽しく学ぶ」ことで授業内の「深い学び」と「主体性の育成」を目指して進めてきました。その結果、おおぐろの森中学校のICTの活用は、日常化されています。
そこで、今年度の研究主題は、『ICTを活用した教育の探求』~1人1台端末の効果的な活用で、楽しく学び、より考え、学びをさらに豊かに~」です。「生徒が考える時間を増やす」授業を行うことで、おおぐろの森中学校の学校教育目標である「自律」の姿に迫っていくことをねらいとしています。
本日は、日々の授業実践を参観していただき、生徒が「より考える授業」を創り出すために、ご助言をいただきました。
3年生の数学と国語の様子です。
2年生の道徳と保健体育の様子です。
1年生の社会、外国語の様子です。
こぶし学級1組「自立活動」の様子です。
授業後は、指導主事や教科指導員の先生方と教科毎に分かれて、今回の授業に関するお話や、今後の授業をどのように展開していくかなど、様々な話し合いや意見交換をする場を設けていただきました。
授業展開をした中で、今回は「保健体育」の授業の様子について、ご紹介します。
2年生の女子のマット運動です。
マット運動は、個人で演技を披露する種目ですが、個人でひたすら技の練習をたくさんするといった授業ではなく、今回の授業では、5人前後のグループを作り、タブレットを使用しながら進めていきます。
<演技をより良くするために、見つけた課題をどのように改善していくか>が今回の授業のねらいでした。
それぞれのグループが、タブレットで撮影された動画を見て会話を弾ませていました。
Aさん「後転やったんだけど、動きどうだった?」
Bさん『手を付く位置が定まっていないかもしれないね。だから、上手く回れるときと上手く回れないときがあるのかもしれないから、手をしっかり付けるといいね』
Cさん「跳び前転をやったんだけど、あまり跳べてなくて、前回とあまり状況が変わらなかった。」
Dさん『そうしたら今度は手を付く位置に目印を置いて、やってみるといいんじゃない』
など、様々な視点でコミュニケーションを取っている様子が見られました。
自分の体の動かし方は、自分で想像しているものと一致している場合や、思っている動きと全然違う場合があるため、知らないうちに怪我に近づいてしまうことも考えられます。
タブレットで自分の動きを見ることで、体の重心の位置や、手・足の付き方などがわかり、正しい技に繋がったり、怪我を防止することに繋がったりすることがあります。
今後も正しい動きを理解し、取り組んでいくことはもちろんですが、怪我を防止していくためにも、タブレットを有効活用して、自分の動きを客観的に見ることで、楽しく、より考えながら競技に取り組んでいきたいと考えています。
本日の授業について、谷口指導主事から次のようなお言葉をいただきました。
「おおぐろの森中の生徒がタブレットを上手に使いこなし、技によって撮る角度を変えたり、コミュニケーションを取ったりしながら活動していることに、驚きました。最後の振り返りでも、どうしたら良いかアドバイスを求めてきた仲間に対し、真摯に答えている姿がたくさん見られ、素晴らしいと感じました。」
また、器械運動に限らず、安全に授業を行うために、授業前と授業後のストレッチを念入りに行うこと、場の設定を考えることが重要であると御指導いただいたので、今後の授業に生かしていきたいと思います。
改めまして、本日ご来校いただき、御指導してくださった流山市教育委員会の先生方、教科指導員の先生、大変お忙しい中、私たちの授業を参観し、たくさんのご助言をいただき、本当にありがとうございました。