2025年8月の記事一覧
8月6日 午前8時15分
本日、8月6日は、広島に原子爆弾が投下されてから80年目となる日です。昭和20年のこの日、一発の爆弾が街を焼き尽くし、多くの尊い命が失われました。静かに手を合わせ、犠牲となられた方々へ哀悼の意を表するとともに、今この時代を生きる私たちが、あの出来事から何を学び、未来に何を伝えていくべきかを、改めて考える一日にしたいと思います。
本校では、「平和とは何か」「命の重みとは何か」を深く見つめ直す平和学習に取り組んでいます。校外学習では、丸木美術館を訪れ、『原爆の図』を鑑賞しながら、被爆者の方々が感じた苦しみや悲しみ、「人の痛み」に寄り添うことの大切さを学んできました。また、昨年の修学旅行では広島を訪れ、原爆ドームや平和記念公園に足を運びました。実際にその場所に立ち、語り部の方々のお話に耳を傾けることで、教科書や映像では得られない、心に深く刻まれる学びを経験しました。
4月に長崎市議会議員の方々が来校された時には、原爆被害についてや、ながさき平和の日について、Teamsを活用したオンライン配信でお話をいただきました。限られた時間でしたが、『現地の声』を真剣に聞いている生徒の姿が大変印象的でした。原爆や過去の出来事に目を向けて、より深く考えていく機会となりました。
今を生きる私たちができることは、過去を知り、目を背けず、感じたこと、学んだことを忘れずに、次の世代へと語り継いでいくことです。そして、争いや憎しみではなく、思いやりと対話の心をもって日々を生きることが、平和への一歩になると信じています。
本日8月6日、どうかご家庭でも「平和」について語り合う時間をもっていただければ幸いです。
「夏休み 自由研究 やってみよう」
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?充実した夏季休業を送ることができていますか?
夏といえば、“海”ですね!ちなみに、日本の海の塩分濃度は、約3.5%です。これに対して、世界で最も塩分濃度が高い海とされている“死海”は、約33%だそうです。
なぜこんな話しをしているかといいますと、この2種類の海水(食塩水)を使って、自由研究をやってみたいと思います!
<テーマ>
『食塩水を使って、新鮮な卵と古い卵を見分ける』
<内容>
新鮮な卵と古い卵を見分けるためには、10%の食塩水に2種類の卵を入れることで、「新鮮な卵は沈み」、「古い卵は浮く」ということを実験する。
<方法>
3%の食塩水と31%食塩水を使って、10%の食塩水を400g作ろうと考えている。10%の食塩水に2種類の卵を同時に入れたときに、沈むか浮くかを観察する。
<用意するもの>
・3%の食塩水と31%の食塩水(海水) ・透明な容器(ビーカー) ・卵(賞味期限が切れているものと、切れていないもの)
※下の中央が3%の食塩水、右が31%の食塩水
自由研究を進めるにあたって、「3%の食塩水と31%食塩水を使って、10%の食塩水を400g作る」という部分を数学の問題として捉えると、“3%の食塩水Aと31%食塩水Bを使って、10%の食塩水Cを400g作るためには、それぞれ何gずつ必要か?”を考えていくことにします。
この問題は、濃度の問題になるため、以下の式が基本事項となります。
そして、3%の食塩水Aの量をxとし、31%食塩水Bの量をyとして、以下の表をもとに、
食塩の量の方程式・・・①、食塩水の量の方程式・・・②を立て、連立方程式を解きます。
今の中学1年生にとっては、「文字が2つの方程式をどのように解けばよいのだろ?」と思うかもしれませんが、2年生になったら、学習するので楽しみにしていていください!
ポイントは、2つの方程式を使って、文字を1つ消去することです。1次方程式であれば、1年生でも解くことができると思います。
ここでは、連立方程式の解く過程を省略しますが、是非、この問題に挑戦してみてください!
解は、x=300、y=100となるので、『3%の食塩水300gと31%の食塩水100g』を使用することで、10%の食塩水を作ることができます!
さて、準備はできましたので、実験をしていきます。
※“茶色が古い卵”、“白色が新鮮な卵”であることに注意する。
(1)3%の食塩水400gに2種類の卵を入れたら、どちらも沈んだ。
(2)31%の食塩水400gに2種類の卵を入れたら、どちらも浮いた。
(3)3%の食塩水300gと31%の食塩水100gを使ってできた10%の食塩水400gに2種類の卵を入れたら、茶色は少し浮き、白色は沈んだ。
<考察>
今回は、敢えて、海水で10%の食塩水を作ってみたが、含まれている食塩の量によって、食塩水に入れた2種類の卵の様子に差が少し表れた。もう少しはっきりと差が見られると思ったが、うまくはいかなかった。
この要因としては、“食塩の量が正確に測れていない”、“計算ミス”、“卵の新鮮さに差がなかった”などが考えられる。
また実験を行ってみて、なぜ古い卵だけ浮くのかが疑問に思った。
何かに挑戦した結果、うまくいくこともあれば、うまくいかないことも当然あります。うまくいかなかった際は、次はどうしたらうまくいくかを粘り強く考え続けることが大切だと思います。そして、疑問をもち、次の課題にしてみることもよいですね。
みなさんも、この夏、何かに挑戦してみてはどうでしょうか?
最後になりますが、8/7(木)~8/17(日)は学校に立ち入ることができなくなりますので、ご了承ください。
この期間中もHPはアップされますので、見て頂ければ幸いです。暑い日が続きますので、体調には十二分に気を付けてください!
本日、大阪府教育委員 尾崎様がいらっしゃいました!
本日、大阪府教育委員の尾崎えり子様が、本校の視察にいらっしゃいました。
経営者でありながら、芸術家(エンターテイメント)としてもご活躍され、公務員としても数々の行政に関わっていらっしゃいます。
●大阪府教育委員
●奈良県生駒市教育こども部教育指導課教育政策室教育改革担当
●北海道中富良野町「新しい学校づくり健康委員会」アドバイザー
流山市教育委員会 吉田教育長、流山市教育委員会 学校施設課 堀江指導主事と一緒に来校され、本校の特徴である、木造校舎を視察されました。
各教室に設置されている電子黒板をご覧になり、内蔵されているファイルにデータを入れることで、パソコンを持参しなくても授業を行うことができる点に、先生方も使いやすく、とても便利ですね と関心をよせていただきました。実際に電子黒板を操作していただき、ホワイトボード機能などの体験もしていただきました。
また、本校で実践している「答えのない教室」で使用しているアクティブラーニングルームを視察された際には、すでに御存知でいらした「答えのない教室」で使用している教室ですね とおっしゃっていて、使用している特徴的な机や12台あるホワイトボード等を熱心にご覧になってました。
『視点を増やせば、鮮やかに見えてくる』
『視点をズラせば、見えないものが見えてくる』
『この世界は視点一つでもっともっとおもしろくなる』
(尾崎えり子さんのホームページより引用)
物の見方は1つだけでなく、様々な視点から物事を見ることで、多くの感性を養うことができるとおっしゃっていました。おおぐろの森中学校でも、日々の取り組みの中で、様々な考え方や角度から答えに迫っていく力を身に付けることや、人それぞれ違った視点をもっているという考え方を大事にしています。
改めて尾崎様のお言葉から、考える力や多角的に感じる力が大切であることを再認識させていただきました。
本日は、お忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。
~箸のおはなし~
本日、8月4日は「箸(はし)の日」です。
「8(は)4(し)」の語呂合わせから、日本箸文化協会が制定しました。
今日は、夏休みの自由研究と題して、「箸のこと」を調べてみました!
≪お箸を使う人は世界の約28%≫
カトラリー食文化圏 28%(ヨーロッパ・アメリカ・ロシア)
手食文化圏 44%(東南アジア・中近東・アフリカ)
箸食文化圏 28%(中国・朝鮮・台湾・日本・ベトナム)
箸をつかって食事をするのは、東アジアの国々に多いようです。詳しく調べてみると、中国や朝鮮半島では、箸と匙(さじ)がセットで使われていて、箸だけで食事をするのは日本独自の文化です。
≪お箸を取り入れたのはあの人!≫
古代日本は、様々な文化を中国を真似していました。箸を使って食事をする文化は、その当時に日本に伝わってきたそうです。
もともとは、祖先をまつる際や、神様に食べ物をお供えする礼器で、お箸は「神器」として神様と天皇のみが使うことができるものとして伝わってきたようです。やがて、聖徳太子が取り入れ貴族へ、やがて庶民へ伝わったという説が有名です。
1年生の社会科でも、古代日本は大陸の文化を取り入れていたと学びましたね。その一つに箸があったようです!
≪いろんな種類のおはし≫
おはしといっても、人それぞれ。細かく見ると、素材・用途・形・長さなどがあります。箸先の細さもつかむ食材に応じてたくさんの種類があるようです!
たくさんあって、どうやって選べばいいかなぁ~と思う方は、こちらを参考に!
指を広げて15cmだった人は、22.5cmのお箸が適正ということです!
≪こだわりのおはし≫
こちらは、石川県輪島・能登発の伝統工芸「輪島塗」の技術が込められたお箸です。
「輪島塗」の7つの特徴はこちら
①沈金や蒔絵を通じた美しい加飾
②呂色工程で生まれる表面の光沢
③漆塗料による防腐性・抗菌性
④天然の木地と漆の重ね塗りを通じた断熱性
⑤漆独特の手触りや口当たりの良さ
⑥木地と漆のおかげで軽くて丈夫
⑦欠けても割れても修理により半永久的に使用可能
日常使いの中にも職人の時間や自然素材のぬくもりを感じる逸品です。能登ヒバ、地の粉、蒔絵といった素材と技法が、使うほどに愛着が深まる感覚をもたらす逸品です。
職員室の先生方のお箸を見せていただきました。
娘さんの手作りお箸や好きなキャラクターのお箸、ラーメンが食べやすいお箸など、写真を撮らせてもらうといろんなエピソードを話してくれました。
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普段何気なく使っているお箸も、食を楽しむ素敵な文化です。
箸を通じて、食を楽しみ、美味しいごはんをいただきましょう!
水の大切さを考える
8月1日は「水の日」です。あまりなじみがないかもしれませんが、実はこの日は、“水の大切さを考える日”として、国によって定められています。なぜこの日なのかというと、ちょうど夏の暑さが一番厳しい時期だからです。人間の体は約60%が水でできていて、水がなければ生きていけません。特に夏場は、気温の上昇とともに汗をかく量も増え、意識して水分を補給しないと、体がどんどん水不足の状態になってしまいます。
この時期、部活動に取り組んでいる人たちは、朝から暑い中、とても頑張って活動しています。本校では、暑さヘの対策として、最も暑い時間を避け7時30分からの活動にしたり、WBGTを1時間毎に確認したりしています。水分補給の時間をこまめに設けていますが、気づかないうちに水分が失われていることがあります。そこで大切なのが、「のどが渇く前に水を飲む」ことです。のどが渇いたと感じたときには、すでに体の水分が不足し始めているサインです。30分~1時間おきくらいに、少しずつでも水分をとることが、熱中症を防ぐためにはとても効果的です。
水の日をきっかけに、「水のありがたさ」「自然の恵み」「健康を守る意識」について、少しだけ立ち止まって考えてみましょう。この夏、努力とともに、しっかりと自分の体をいたわりながら、充実した毎日を送ってほしいと思います。そして、夏の練習を乗り越え、9月の新人戦で活躍することを期待しております。