~箸のおはなし~
本日、8月4日は「箸(はし)の日」です。
「8(は)4(し)」の語呂合わせから、日本箸文化協会が制定しました。
今日は、夏休みの自由研究と題して、「箸のこと」を調べてみました!
≪お箸を使う人は世界の約28%≫
カトラリー食文化圏 28%(ヨーロッパ・アメリカ・ロシア)
手食文化圏 44%(東南アジア・中近東・アフリカ)
箸食文化圏 28%(中国・朝鮮・台湾・日本・ベトナム)
箸をつかって食事をするのは、東アジアの国々に多いようです。詳しく調べてみると、中国や朝鮮半島では、箸と匙(さじ)がセットで使われていて、箸だけで食事をするのは日本独自の文化です。
≪お箸を取り入れたのはあの人!≫
古代日本は、様々な文化を中国を真似していました。箸を使って食事をする文化は、その当時に日本に伝わってきたそうです。
もともとは、祖先をまつる際や、神様に食べ物をお供えする礼器で、お箸は「神器」として神様と天皇のみが使うことができるものとして伝わってきたようです。やがて、聖徳太子が取り入れ貴族へ、やがて庶民へ伝わったという説が有名です。
1年生の社会科でも、古代日本は大陸の文化を取り入れていたと学びましたね。その一つに箸があったようです!
≪いろんな種類のおはし≫
おはしといっても、人それぞれ。細かく見ると、素材・用途・形・長さなどがあります。箸先の細さもつかむ食材に応じてたくさんの種類があるようです!
たくさんあって、どうやって選べばいいかなぁ~と思う方は、こちらを参考に!
指を広げて15cmだった人は、22.5cmのお箸が適正ということです!
≪こだわりのおはし≫
こちらは、石川県輪島・能登発の伝統工芸「輪島塗」の技術が込められたお箸です。
「輪島塗」の7つの特徴はこちら
①沈金や蒔絵を通じた美しい加飾
②呂色工程で生まれる表面の光沢
③漆塗料による防腐性・抗菌性
④天然の木地と漆の重ね塗りを通じた断熱性
⑤漆独特の手触りや口当たりの良さ
⑥木地と漆のおかげで軽くて丈夫
⑦欠けても割れても修理により半永久的に使用可能
日常使いの中にも職人の時間や自然素材のぬくもりを感じる逸品です。能登ヒバ、地の粉、蒔絵といった素材と技法が、使うほどに愛着が深まる感覚をもたらす逸品です。
職員室の先生方のお箸を見せていただきました。
娘さんの手作りお箸や好きなキャラクターのお箸、ラーメンが食べやすいお箸など、写真を撮らせてもらうといろんなエピソードを話してくれました。
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普段何気なく使っているお箸も、食を楽しむ素敵な文化です。
箸を通じて、食を楽しみ、美味しいごはんをいただきましょう!