学校の様子

2023年12月の記事一覧

あなたはこの仕事を知っていますか?

「進路学習」とは、なぜ必要なのでしょうか…。

本校の学校教育目標は 「自律」~自ら考え、選択して行動できる生徒の育成~ となっています。

進路学習は、学校教育目標である「自律」と深い関係があると考えています。

中学校を卒業してからの長い人生は、何事も自分自身で人生を選択していくことの連続となります。

自らの将来を考え、そのためにどのような過程を歩んでいくかを選択していくかということを考えることは中学校の時点でも非常に大切となります。

 

本校の1年生は今回、11月から進路学習の一環として「職業調べ」を行いました。

子どもたちの中には、すでに将来の夢が決まっている人もいれば、将来何になりたいかが決まっていない人もいます。

そこで、子どもたちは、自分のタブレットで「職業診断」というものに取り組みました。様々な質問に対して、当てはまるものにチェックをしていくと、最終的に自分に合った職業をいくつか紹介してくれるものになります。

すでに将来の夢が決まっている人も、そうでない人も診断結果を見て「自分にはこの職業が向いているのか」「自分には意外な職業が出てきた」など、予想通りの反応だったり、結果に驚いたりしている様子が見られました。

 

 

 

 

 

その後、診断結果から自分が興味を持った職業について調べ、タブレットを駆使して資料を作成し、各クラスの班の中で発表を行いました。さらに各班の代表者がクラスの前で発表し、クラスの代表を1名決めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月5日(火)にクラスの代表者が学年全体の前で、調べた職業について発表しました。 紹介された職業は、「カメラマン」「外交官」「警察官」「パイロット」「弁護士」「税関職員」でした。 作成した資料の内容は工夫されており、どの代表者も学年全体の前で堂々とした態度で発表を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

代表者の発表の中には、「職業調べを通して、仕事は無限に存在していて、その仕事をしている人のおかげで自分たちの生活が成り立っていることに気づけた。」「将来なりたい職業に向けて、中学生のうちからできることをやっていかなければならない。」 と感想を言っていました。

 

子どもたちの発表は、我々教員の想像を遥かに超えるような内容やPowerPointの見せ方、話し方、発表の姿勢でした。 また、発表した代表者だけではなく、多くの生徒が今回の進路学習を通し、コミュニケーション能力やプレゼンテーションスキルを向上させ、自分の意見や選択肢を表現する力を培っていたように思います。

そして、何よりも一人一人が、自分の将来と真剣に向き合い、今からできることは何かと考えている姿が非常に素晴らしかったです。

春夏夏冬

冷え込んだ昨日と比べると、

今日の午後はとても暖かく、

季節が逆戻りしてしまったかのようです。

 

日本には四季があり、

その移りかわりを目や肌、舌で感じ、

季節ごとに楽しむ習慣があります。

千年以上も前に書かれた枕草子(清少納言)では、

春はあけぼの

夏は夜

秋は夕暮れ

冬はつとめて

と、それぞれの季節の良さが謳われています。

しかし、近年の日本では異常気象が続き、

今年は特に暑い日がいつまで続くのか不安になるほど、

延々と夏が続いていました。

そして気がつけば冬。

秋と呼べる日が短く、

あっという間に過ぎ去ってしまったようです。

これでは春夏秋冬ではなく、春夏夏冬です。

枕草子での季節それぞれの良さも、

そう遠くない将来に、あてはまらない気候になってしまいそうです。

 

本来秋と言えば、

食欲の秋や読書の秋と言われ、

食を楽しんだり、秋の夜長に読書をしたりなど、

本格的に寒くなる前の過ごしやすい季節を楽しむものです。

これだけ秋が短いと、冬へ向けて心と体の準備が間に合わないだけでなく、

秋の楽しみまで奪われてしまいます。

食や書を大切にしてほしい私にとって、

秋を感じずに冬入りすることはできません。

少しでも秋を感じてほしい・・・

そんな思いから、トイレを秋仕様にしています。

 

寒暖差激しい日々が続きそうです。

体調崩さぬよう、ご自愛ください。

”がん”と向き合う時間に 2学年がん教育講座

 

12月5(火)4時間目に、2年生対象のがん教育講座を開催しました。

講師には、国立がん研究センター東病院 小児腫瘍科医長 細野亜古 先生をお招きしました。

昨年度からおおぐろ中のがん教育を担当していただき、2年目になります。

細野先生は、小児腫瘍内科、腫瘍内科を担当されており、子どもから大人まで幅広いがんの治療に当たられています。

そのような先生から直接お話を聞けるなんて、本当に貴重な時間です!

 

まずは、”がん”というものがどのようなものなのか説明してくださいました。

がんという病気を知っている人は多いと思いますが、体の中でどのようなことが起きてがんになってしまうのか、

初めて知った人も多いのではないでしょうか。

 

 

生涯で2人に1人が、がんになってしまうそうです。

がんは決して他人ごとではなく、全員が向き合っていかなければいけない病気なのだと改めて感じました。

 

そこで大切になってくるのが、がんの早期発見です。

早期に発見すると、約9割が治るそうです。

中学生にはまだ早いかもしれませんが、みなさんのご家族は、がん検診を受けられているでしょうか…

ぜひ、家族で話題にしてほしいと思います。

 

また、細野先生が関わられた小児がん患者の子どもたちの生活、言葉を紹介してくださいました。

みなさんと同世代や、さらに小さな子どもたちが、がんと闘っています。

健康でいられること、学校に行けることが当たり前ではないというメッセージ、大切にしてほしいと思います。

 

2年生からは「がん検診は、いつから始めればよいか。」「一般的にどのような治療法が行われているのか。」等の質問が出ました。

 

生徒たちの感想を紹介します。

〇 がんは、一度かかってしまったら治すことのできない病気だと思っていたが、早期発見したら治せる可能性が高いと聞き、驚いた。

〇 検診や予防接種により、がんを回避できる可能性が高いことを知り、安心することができた。

〇 20歳になったら定期的に検診を受けるなど、予防していきたい。

〇 実際にがんと闘っている人の話を聞き、怖さを感じた。

 

 がん教育講座をとおして、がんについて考える貴重な時間になったと思います。

ぜひ、ご家族とも話してみてください。

 

細野先生、お忙しい中ありがとうございました。

 

 

※がん教育講座の運営は2年生保健委員が担当しました。お疲れさまでした!

 

 

プロフェッショナルから学ぶ ~職業人講話会~(2学年キャリア教育)

12月1日(金)5・6校時、2学年では「職業人講話会」を実施しました。

 

本校保護者様を含む、13名の講師の方々をお招きし、各教室でお話いただきました。

 

各教室の「準備」から、「司会」、「講師の方々のご案内」、「お礼の言葉」など、生徒が中心となり会の進行を行いました。初めての経験で、緊張しながらの講話会となりましたが、生徒一人ひとりがおもてなしの気持ちを持って、取り組むことができました。 

    

   

学校教育目標である「自律」を目指し、

 

① 現在の職業と、ご自身が中学生の頃思い描いていた将来の職業について

② 現在の職業を選択したきっかけや理由

③ そのために心がけたことや努力したこと

④ 現在の職業での大変なこと、やりがいを感じること  等

 

 以上のことを、社会でご活躍されている講師の視点からお話いただきました。

 各生徒は、それぞれ講師3名ずつのお話を聞くことができました。

 

~13名の職業人講話講師 業種一覧~

イラストレーター・漫画家、 ネッツトヨタ東都 おおたかの森店、 法律家(検察官⇒弁護士)、 宇宙開発、 映像編集・撮影、 リラクゼーションサロン La・paume、 看護師 がんサポートナース、 看護師 東京慈恵会医科大学葛飾医療センター、 物流系IT企業 経理、 外国航空会社支店勤務 総務経理、 助産師、 高校教員、 小学校教員

 

生徒の振り返りからは、、、

 

 どの仕事も、自分ひとりだけの力では、全てをこなせるわけではなく、周りとの関係を上手く築きながら、「自分がよければいい」という考えではなく、「周りのために」という気持ちを忘れずに将来働きたいと思いました。

 

 様々な職業人の方々のお話を聞き、私も人のために動いたり、人に感謝されたりするような職業に就きたいと思いました。

 

 勉強して進路の選択肢を増やすことも大切だが、中学生の今の内から、上下関係など、人間関係づくりを身に着け、社会で通用するような自分を見つけることが必要だと思いました。

 

 話を聞くことができた職業人の方々の分野は異なりましたが、どの方々も「人のため」に仕事をしていました。また、仲間との連携も大切にしていました。

 

 「新しいことが何かできるかも」という期待をし、ポジティブに捉えることが大切だと知りました。自分が好きなことを仕事にすることで、やりがいが生まれることが分かりました。

  

 航空会社では、たくさんの役割を担っている方々が乗客の安全のために、一生懸命働いていることを知り、私も「縁の下の力持ち」のような存在になれるよう日々努力していきたいと思いました。

 

など、今回の講話会に参加したことで、自分自身の将来について、より具体的に、より深く考える機会となりました。

 

 我々教員が何十回と行う日々の授業より、今回、講師の方々に御講話いただいた90分間の時間は2学年の生徒にとって、何にも変えることができない、かけがえのない学びとなりました。

 

 2学年のキャリア教育では、最終的に、「自分たちの手で、今の流山(世の中)に必要な会社を作る」ことを目標としています。どのようなサービスや商品をどのように提供し、どの消費者の需要を満たし、どういう流山(世の中)にしていきたいのか。商品やグループとしての思いを企画していく予定です。

 

 今回いただいたお話を、我々、教員も今後のキャリア教育に活かしていきたいと思います。お越しくださった講師の皆様、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

     

          

          

          

                                                                   

記憶に残る学校図書館

図書館と言われるとどのようなイメージが浮かぶでしょうか?

静か、暗い、まじめな人が行くところ・・・そんなイメージ、持っていませんか?

学生時代、図書室で過ごした記憶はありますか?

私は正直なところ、全く記憶にありません・・・

 

でも、安心してください。おおぐろの森中学校の図書室はそんなイメージとはかけ離れた、記憶に残る図書館です!

明るく開放感のある図書館には、勉強もできる読書ラウンジが併設され、休み時間には、多くの生徒が本を借りに、勉強をしにとさまざまな目的で図書室を訪れます。

 

そんな、本校の図書館がこの度優秀学校図書館に認定されましたキラキラ!!

優秀学校図書館は、環境が整備されているか、授業で活用されているかなど様々な観点から審査されます。

 

今日は、おおぐろの森中学校の図書館の様子を少しだけご紹介します。

休み時間も多くの生徒が訪れます。

図書館の本は、十進分類法に基づき整理されており、探しやすくなっています!

4月には学校図書館司書の和田さんにオリエンテーションを行ってもらい、生徒たちも図書室の使い方はバッチリです!

授業でも図書館が大活躍です!

教室でも、図書館から本を借りて授業に活用しています!

ICTと図書のハイブリットで、より効果的な学習につながりますね!

どうですか?みなさんもおおぐろの森中学校の図書館に行ってみたくなったのではないでしょうか?

わが校が誇る図書館へぜひ足を運んでみてください!

夢を与える鈴木選手、陸上部と練習編!

11月30日に鈴木塁人選手がおおぐろの森中学校で講演会を行いました。

詳しい様子は昨日のHPをご覧ください。

 今回は陸上部と夢の練習編です!

鈴木選手とウォーミングアップを行い、体をほぐすための体操や1000m走、ストレッチ等を行いました。

肩甲骨を動かす体操では普段使う機会が少ないため、何回か繰り返すうちに疲れてしまう生徒がいました。疲れるということは普段から使えていないということであり、肩甲骨を動かすと体が前に進むとアドバイスをいただきました。

 

1000m走では陸上部+陸上部顧問の小曽根教諭とアンディーALTで勝負しました。(小曽根教諭は、400mで離脱していました…)

後半の走りは圧巻です…後ろをグイグイと引き離していました。鈴木選手の走りを見て生徒も感動していました!

1000mを3分で走っていました

 

終了後はみんなでストレッチを行い、体のケアについて学びました。ストレッチは30秒程度でOK。時間が長くても、伸ばしすぎてもNGとのことでした。

質問コーナーもあり、腕振りが気になる、朝練習どうすれば良い?など生徒が気になる質問に鈴木選手の考えを話していただきました。

最後はサイン会も行われ、自分の持っているファイルやパーカー等にサインをしていただきました!

短い時間でしたが、生徒にとって心に残るイベントになったと思います。おおぐろの森中学校陸上部の活躍も鈴木選手に届けられるよう、これからの練習を頑張って取り組んでいきたいと思います。

鈴木選手、本当にありがとうございました!!