学校の様子

学校の様子

対話が生む、革新の種

3年生の教室をのぞくと、白熱した議論が展開されていました。

生徒総会で行われる全校討論のテーマ「学校教育目標のサブゴールである【自立】【協働】【貢献】の中で、特に力を入れて活動した方が良いと思うものはどれかについて、事前学級会を行いました。個人で学校生活を振り返りつつ、意見に広がりをもたせるために、班ごとに立場を決めて討論を行いました。

 

教室では、様々な意見が出ました。

「社会に出た時に必要なのは、自分で考えて行動すること。まだまだ呼びかけがないと行動できていない人もいるので、”自立に力を入れるべき。」

「多文化社会において、他者と協力して課題を解決していく力が求められる。修学旅行でも自分たちで協力することができたので、今後も”協働”に力を入れるべき。」

「他者や社会に貢献する姿勢は、社会に出た時に最も求められる。人に対して何かをすることで、自分の生活も豊かになる。募金活動等も行っているが、もっと”貢献”に力を入れるべき。」

自分たちの生活を振り返ることはもちろんですが、「社会に出た時に…」と将来を見据えた発言も多く見られました。

論争や討論の目的は勝利であってはならず、改革でなければならない。

フランスの哲学者、ジョセフ・ジューベルの言葉です。

生徒総会は明日が本番です。相手を打ち負かすことではなく、よりよい意見の構築を目指して全校討論に臨み、自信を持って発言して、実りある議論が展開されることを期待しています。そして、学校生活のさらなる充実へとつながるといいですね。