校長先生から今日のお話
11月12日(水)教養とはなにか
教養とは何か
調べてみると、幅広い知識や経験を通じて培われる、人間の品性、知的素養、洞察力のことを指す。単なる知識の量ではなく、それらを活用し、判断・行動する能力、人格とありました。なんだか難しい解説ですね。今日は校長先生がもっと簡単に説明します。
君たちはいま、日々授業という形で様々な学習に取り組んでいますね。好きな教科も嫌いな教科もあるでしょう。また、得意な教科も苦手な教科もあるでしょう。君たちがやがて、上級学校に進むと教科の専門性を選ぶことができるようになります。高校へ行くと、文系と理系のように自分の適性に合わせて力を入れる教科が分かれてきます。さらに大学へ行くと、文学部、法学部、理工学部など専門的に学ぶことを選ぶことができます。しかし、それは義務教育を通じて、幅広く様々な教科を学習した下地があってこそなのです。校長先生は、高校時代は理系のクラスに進み、大学は教育学部の数学科に進みました。でも具体的に何を勉強したかほとんど覚えていません(苦笑)。しかし、先日いつものようにみなさんの授業の様子をふらふらと教室を見て回っていると、2年生の国語の授業で、「平家物語」を学習していました。その時です!「教養ってこういうことだ!」と思ったのです。40年以上前、中学生だった私は、国語の先生に強制的に「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、…」と暗唱テストをさせられました。他にも「扇の的」や春の七草、秋の七草、旧暦の12ヶ月の言い方(睦月、如月、弥生…)などをとにかく暗記させられたのです。それらが40年以上経った今でもすらすら言えます。つまり、それこそが一生忘れることなく身についた知識であり、これらが私の人生のあらゆるところで、表に顔は出さないけれども人生の選択にさえ活かされている教養なのだと思います。君たちの授業を見て回っていると、あらゆる教科で「懐かしいなぁ」って思う学習内容に出会います。だから、今君たちが授業で学んだり経験したりすることのすべてが「君」という人格を作り上げる材料となっているのです。今日は教養とは何かについての話をしました。すべての授業をがんばろう!という気持ちになってくれたら嬉しいです。(校長)
11月11日(火)将来の自分を考える
将来の自分を考える
秋(冬)の夜長に1人考えごとをしました。自分は10年後に何をしているのだろう…と。定年退職後にどんな生活を送っているのだろうかと…。君達は自分の10年後を想像することが出来ますか?23歳~25歳になっていますね。私が小学生の時、つまり45年くらい前には、2001年(21世紀)には、宇宙旅行ができ、本物の鉄腕アトムが誕生し、あらゆる病気が治ると思っていました。ネット社会は急速に進化してはいますが、社会全体としてはまだ、過去に誰もが想像したような社会にはなっていないものですね。社会が成長、進歩するというのは、10年単位ではなく、100年くらいの単位なのでしょう。日本史で学ぶ年号も100年くらいたたないと次の大きな社会の変化は出てきませんものね。
さて、23歳~25歳といえば、大人になり、フレッシュな社会人として仕事を学び、覚えている年齢でしょうか…。その時になってみたら分かると思いますが、ほとんどの人は、中学生や高校生の時の自分とあまり変わっていないはずです。私も小・中学生の時にイメージしていた20歳、30歳というものがありましたが、実際にその年齢になってみたら、自分というものはそんなに変わるものではないんだということがその都度分かりました。
優しい心、がんばろうとする心、人に気を遣える心、道端に咲いている花に気づき、季節の移り変わりを知る感性、ストレスに対する抵抗力、人を笑わせたり、引きつけたりするリーダーシップや魅力などは、大人になってから身につけようと思っても、つけられるものではないのです。
昨日、3年生は学力テストでしたね。もちろんテストは全力でがんばることが必要です。120%の力などは絶対に出せません。しかし、80%の力しか出せないことはよくあります。実力テストは、自分の今の力を知るとともに、自分が蓄え、持っている力を本番で100%出すための練習をしているという側面もあります。ただ、目先の点数や順位、偏差値に一喜一憂するよりも大切なこととして、これから先、1日1日を真剣に、そして大切に学校生活を過ごしていく中で、将来本当に役立つ学力や人間力を付けることが最も大切なことだということも付言しておきたい。(校長)
11月10日(月)いよいよ冬の到来です
いよいよ冬の到来です
立冬(りっとう)は、二十四節気の1つで、暦の上では冬の始まりを意味します。毎年11月7日頃です。この日から立春(2月4日頃)までが冬とされます。朝晩の冷え込みが強まり、紅葉も終わり、木々の葉が落ち、冬の訪れを感じる時期です。また、立冬を迎えると、体調管理や冬支度を意識するタイミングともなります。冬の寒さに備え、温かい食べ物が食べたくなりますね。こたつやストーブなど、暖房器具の準備を始める時期でもありますね。
さて、今年は例年よりも早く、市内でインフルエンザの流行が始まっています。学級閉鎖になった小学校もあります。小学校に兄弟、姉妹がいる生徒も多いので、家庭内で移り、中学校にもすぐに蔓延します。すると塾などで感染が広がり、市内の中学校にも広がります。大沼中学校でも先週インフルエンザに罹患した生徒がいました。インフルエンザはコロナと同様、ウイルスが空気中に飛び散り、人に感染します。従って、マスクをしたり、うがい、手洗いを頻繁に行ったりすること。そして空気がよどんだ場所には近づかないようにしましょう。従って、教室の窓や入り口のドアを常に少し開けておくこと。休み時間には思い切って大きく開けましょう。過去にインフルエンザやコロナになったことのある人は、その辛さを思い出してください。自分の身は自分で守るようにして、今週も元気にがんばりましょう!(校長)
7、8、9組 英語 What sports do you like?
3年生 東部地区学力検査
2年生 数学 同位角、対頂角、錯角
2年生 国語 平家物語
2年生 理科 電気回路
2年生 英語
2年生 社会 地理 北海道
1年生 理科 音とは
1年生 保健体育 保健 循環器
1年生 国語
3年生 受験用証明写真撮影
3年生 三者面談
11月9日(日)交通安全ポスター・作文コンクール表彰式
令和7年度埼玉県交通安全ポスター・作文コンクール表彰式
本日午後は、さいたま市浦和区において、令和7年度埼玉県交通安全ポスター・作文コンクールの表彰式が行われ、本校1年生の髙辻真穂さんがポスターの部で銀賞を受賞しました。本校の生徒たちが様々な分野で活躍していることは校長として嬉しく、誇りに思います。髙辻さん、おめでとうございます!みなさん素晴らしいポスターをご覧ください。
11月9日(日)Kasukabe・インターナショナル・フレンドシップ・デー
Kasukabe・インターナショナル・フレンドシップ・デー
本日午前中に、中央公民館でKasukabe・インターナショナル・フレンドシップ・デーが行われ、春日部市の小・中・義務教育学校の児童生徒が多数参加しました。市内の小・中・義務教育学校のALTさんたちには、それぞれの母国があります。ALTさんたちの母国の文化の紹介や遊びなどを紹介し、一緒に楽しい時間を過ごすというイベントです。参加した児童生徒たちの楽しそうに過ごす表情が印象的でした。
本校のALT、スー先生も盛り上げてくださいました。