校長先生から今日のお話

校長先生から今日のお話

5月28日(水)基礎・基本を大切に

 大相撲や日米両プロ野球選手たちが連日カッコ良い、素晴らしいプレーを披露していますね。今日は、「基礎・基本を大切に」という話をします。どんなジャンルでもそうなのですが、プロと呼ばれる人たちは基礎的な練習を非常に大切にしています。野球選手で言えばキャッチボールや素振り、サッカー選手で言えばパスやトラップなど基礎的な練習を本当に大切にし、繰り返し繰り返し練習しているそうです。では、君達中学生にとっての“基礎・基本”とは何でしょうか?一言でいえば、“基本的な生活習慣”の確立です。具体的には、①時間を守る、②あいさつや返事がしっかりできる、③健康管理ができる、④授業や家庭学習にしっかり取り組むなどです。これらのことがしっかり出来れば、勉強も部活動も自然と目に見える結果となって表れてきます。基礎・基本を大切にして、中学生として大輪の花を咲かせてほしいものです。

 

5月27日(火)目標と目的

 今日は体育祭の表彰朝会を行いました。体育祭を通して、「机の上では学べないこと」をたくさん学んだことだと思います。優勝という「目標」は各学年1クラスしか達成できません。でもね、そんなことよりずっとずっと大切なことが体育祭の「目的」にはあるのです。それは、体育祭を通して、仲間と心を1つに活動することの喜びを感じ、これまで以上に仲の良いクラスになることです。今後君達の人生でも「目標」に届かないことはたくさんあります。しかし「目標」だけに捕らわれることなく、「目的」を見つめ考えてほしいと思います。今年の体育祭が本当の意味で成功したと言えるのは、今後の君たちの生活が向上し、今まで以上に良い仲間になったと誰もが思えたときなのです。

5月24日(土)体育祭 ~優しさと強さ、そして賢さをありがとう~

 最高の天候とグランドコンディションの中で行われた第49回体育祭。どの学年もどのクラスもこれまで連日練習を重ねてきましたね。今日は保護者・地域の皆様やご来賓の皆様がたくさんお越しになられました。それだけ大沼中の生徒諸君への関心や期待が高いということです。競技の様子を見ていると、学年が上がるにつれて、より速く、より力強くなり、成長を感じました。1、2年生は来年度は今年の先輩を超える気概をもってほしいと思います。それは体育祭に限ったことではなく、日々の学校生活をいかに充実させるかにかかっているのです。また、体育祭で“いいなぁ”って思ったことを2つ。1つ目はみんなで精一杯の声で応援していたこと。はやく終わった者が、クラスにかかわらず競技中の選手に「がんばれー」と声をかけ応援していたこと。また学年を越えて先輩や後輩を応援していたこと。私は大沼中学校の生徒たちのこういった気質が一番嬉しい。そうです、みんな大沼中の仲間なんだということ。2つ目は、朝礼台に上がり発言した生徒たちが先生方顔負けの素晴らしい発言内容であったこと。このことは今の大沼中の文化の高さを表しています。審判をしてくれた生徒のみなさんもよくやってくれました。放送委員の放送もよかった。図書委員の早く正確な得点集計も見事でした。開会式で校長先生が、保護者・地域の皆様、ご来賓の皆様方に対し、「今日は本校の自慢の生徒たちがさわやかな笑顔、輝く汗、もしかしたら美しい涙も見せます」と言ったことを覚えていますか…。そうです、君たち沼中の生徒たちを自慢に、そして誇りに思います。今日の体育祭を通しその思いは益々強まりました。今日は沼中生の優しさ強さ、そして賢さをありがとう。

 

5月23日(金)保護者の皆様へ

 これまでの経験常識では通用しない問題が増えています

 子育ての不安、友人関係のトラブル、いじめや不登校などで悩みを抱えたときに、配偶者や親・兄弟・友人などに相談することが基本的にはよいのですが、それだけでは解決できないこともあります。社会の急速な変化家庭環境の多様化から、これまでの経験だけでは適切な助言が難しい問題も多くなってきているからです。そんな時には、迷わず専門家専門機関に相談しましょう。学校の教員、スクールカウンセラー、市役所こども相談課、市や県の教育センター、警察の生活安全課や青少年相談窓口、児童相談所、民生・児童委員など様々な相談機関があります。それぞれの特色を知り、相談内容にふさわしい機関を選び、勇気を出して相談してみましょう。

     保護者の生き方が、子供への最高の教育になる

 これまでは、勤勉で従順な人が社会から求められましたが、これからは問題を解決するために自分で考え、工夫し、新しい発想で行動する、勇気ある社会人が求められます。

 自分にかかる損得だけでなく、地域そして社会全体にまで目を配り、積極的に社会やその問題に関われる人に育てるために、まず親自身が新たな社会に順応し、新たな価値観のもとで、子供の前で手本となり、堂々と胸を張り行動できるよう努力や挑戦をすることが大切です。

5月22日(木)道

 道 

 道はいつもひらかれている
 道はすべての人の前にひらかれている
 学び、知ろうとする意欲
 考えようとする意欲
 向上し、がんばろうとする意欲
 少し意欲を持ちさえすれば
 自分の歩く道が少しずつ見えてくる 
 道はいつもひらかれている

 今日は生徒諸君に「道」という詩を送ります。先日の修学旅行で3年5組が茶道体験をしたときの先生の言葉にも通じるものがあります。不平不満、愚痴や弱音もたまにはいいだろう。でもね、どんなに辛くても、少しずつ、一歩ずつでも進まなければ、“なりたい自分になる”というゴールにはたどり着けない。自分でしっかりと考え、行動することしかないのである。大沼中の生徒たちのがんばりに期待します。