校長先生から今日のお話
7月10日(木)あなたがいい!
“で”と“が”では大違い
もし人に、「あなたでいい」と言われるのと「あなたがいい」と言われるのではどちらがいいですか…?どちらの言われ方が、気持ちが前向きになり、言った人と良く向き合えますか…?「あなたでいい」というのは、「誰でもいいんだけど、あなたでいいや」っていう感じですよね。一方、「あなたがいい」というのは、「他の人ではなく、あなたがいいのです」ということ。日本語って難しいですよね。でも逆に言えば、それだけ相手に対しての気持ちや心遣いを言葉にのせることができる言語だということです。英語のThank youに対して、日本語で感謝の気持ちを伝える言葉はとてもたくさんありますよね。みなさんはまだ中学生ですね。将来素敵な言葉をたくさん知っている魅力的な大人になるために、日々国語をはじめ様々な教科を勉強したり、本を読んだり、映画やドラマを見たりして、言葉をたくさん学んでください。そして自分に似合う服を選び着るように、素敵な言葉を選び使ってください。「あなたでいい」ではなく「あなたがいい」と言える人になってください。また「あなたがいい」と言われる人になってください。
3年生 美術 団扇づくり 明日の授業参観で実物を見に来てください
1年生 保健体育 プール学習
3年生 音楽 合唱パート練習
2年生 美術 印鑑づくり
3年生 英語
2年生 理科 消化器官
2年生 国語
1年生 国語 百人一首
1年生 社会
1年生 家庭科 和装
雷雨予報のため帰りの会終了後に下校
7月9日(水)プラス思考
事実は変わらない、でも受け止め方はいくらでも変えられる
君は今、大事な試験を受けているとします。時計を見ると、残り時間はあと3分…。さて君はこの状況にどう思うのか…。「あー、もうあと3分しかない。もうダメだ、あきらめよう…」ですか、それとも「まだ3分もある。最後まであきらめないぞ。カップ麺にお湯を注いで出来上がるまでの3分はあんなに長いんだ」でしょうか…。
今日校長先生が諸君にお話ししたいことは、「事実は変わらない」でも「その事実をどう受け止めるかは、その人次第」ということです。勉強でも、スポーツでも、仕事や恋愛関係だって、不利や逆境と思える状況にすぐにあきらめてしまう人もいれば、最後の最後まであきらめずにがんばり、奇跡を起こしたり、その後の人生の糧にする人もいます。ものごとは、受け止め方や考え方次第でいくらでもその人をプラスに導いてくれるものなのです。さあ、今日もプラス思考で元気出していきましょう!
今日も暑くなりそうですね!
今日は二人の先生方の研究授業、先輩方も見守っています!
2年生 英語 未来表現
789組(3年生)社会科 室町時代
ご指導をいただきました、春日部市教育委員会の先生方お世話になりました。
789組 英語
2年生 社会
2年生 英語
2年生 数学 連立方程式
2年生 理科 細胞
1年生 美術
3年生 音楽
3年生 英語
3年生 社会
3年生 国語
1年生 国語 1分間スピーチ
789組
1年生 道徳
3年生 家庭科
1年生 保健体育 水泳
7月8日(火)勉強の目的
勉強の目的
人は何のために勉強するのだろうか…。それは、一言でいえば、人生を楽しむためです。ですから自分の人生を豊かで楽しいものにしたければ勉強することです。「勉強をしないと親や先生に叱られるから」とか「進級、進学できないから」という狭く小さな考えではなく、これから生きていく中で、勉強をすることで、たくさんのことを知り、考える力が身に付きます。すると、様々な事に敏感に反応し、たくさんの情報からより良い判断をくだせるようになります。同じニュースを見ても、同じ本を読んでも、同じ映画を見ても、勉強をたくさんした者とそうでない者とでは、感じ方や理解の深さ、そして面白さが違うのです。
“これからの自分の人生を豊かで楽しいものにするために学ぶ”という姿勢が大切です。勉強は時に苦しいこともありますが、それだけでなく、学ぶ喜びや知る喜びもあり楽しいものでもあるのです!
(今日は校長先生一日不在です。熱中症、けがなどがないように過ごしましょう)
7月7日(月)七夕 ~君は何をお願いする…?~
七夕 ~君は何をお願いする…?~
本校の1階と2階の廊下に七夕の笹と短冊を書くテーブルが用意されています。大沼中の生徒たちは、どんなお願いをするのかな…と思い、1枚1枚よく読んでみました。“志望校に合格できますように”、“恋が実りますように”、“第2音楽室にエアコンが入りますように”、“全中に行けますように”など人それぞれの思いや願いが短冊に込められていました。よく神社などにその様なことを書いた絵馬がたくさん飾ってあるのを見ますが、“神にもすがりたい”という心境なのでしょうね。その気持ちは、精一杯がんばっている人だからこそ心からそう思うものなのです。達成することが簡単なものなら、そういう気持ちにはなりませんからね。
人事を尽くして、天命を待つという言葉があります。自分でやれるだけのことは全てやり、あとは神様の判断を待つ、という意味です。するべき努力もしないで神様にお願いしても、神様は願いを聞いてはくれないのではないでしょうか…。だから目標に向けて最大限の努力をしよう。さらに、校長先生が日頃から言っている気遣い、心遣いができる人ならば、君を応援してくれたり、力になってくれる人もたくさんいるはず。そういう力も実は大変ありがたいし、大きなものなのだということを大沼中学校での3年間の生活を通して学んでもらいたい。
生徒たちの思いや願いは様々
1年生 保健体育 プール学習
What did you do this weekend?
3年生 数学 二次方程式
3年生理科 天球儀
3年生社会 よく手が上がります
2年生英語 一問一答
2年生社会 日本のエネルギー
2年生数学 連立方程式の利用
1年生国語 1分間スピーチ原稿づくり
1年生数学 文字式
789組 学校ファーム
2年生 美術
1年生 音楽 合唱祭に向けてパート練習
7月4日(金)正しい答えと優しい答え
正しい答えと優しい答え
「10÷4」はいくつですか…中学生には簡単ですかね?答えは「2.5」、小学生なら「2余り2」ですね。先日市内の小学校の校長先生と出張先で話をしていると、こんな話をしていました。「「10÷4はいくつになりますか?たとえば10個のお菓子を4人で分けたらどうなりますか?」と投げかけたら、「僕の家では、お父さんとお母さんが2個ずつ、僕と妹で3個ずつ分けるから余りはでません」っていう子がいて…、小学生はかわいいんですよ」と。私はこの話を聞いて、その日1日この話を思い出して、なんだか心がほんわかして顔がニヤニヤしていたと思います。たしかに算数や数学での「正しい答え」は「2余り2」や「2.5」です。でもこの子が言った「余りはでません」は間違った答えなのでしょうか…。私はこの子の言った答えは「優しい答え」と言いたいです。人が社会で生きていくときには、算数・数学的な正しい答えでは解決できないこともたくさんあります。人に優しく接したり、意見を上手に調整したり…、生徒諸君には、正しい答えとともに優しい答えも学んでほしいです。
表彰朝会
生徒の美術作品 11日の授業参観日にぜひご覧ください!
特別支援学級南地区交流会
(武里中、大増中、春日部南中、大沼中)
7月3日(木)熱意 ~はしごを作り出すには~
熱意 ~はしごを作り出すには~
何かを生み出すために、何かを成し遂げるために大事なのは、なんと言っても熱意ではないでしょうか?もちろん、知恵や才能はあるに越したことはありません。しかし、最後は熱意のあるなしがカギになってくると思います。例えば「何としてでも高いところに上がりたい」という熱意があれば、はしごというものを考えつくのです。ただ何となく「上がってみたいなあ」と思うぐらいでははしごを思いつかない。「どうしても、何としても上がりたい。自分の唯一の目的はあそこに上がることだ!」というくらいの熱意があった人が、はしごを考えついたのだと思います。熱意のあるところ、人は必ず新しい道を拓きます。常識では考えられないことまでやってのけるのです。運命を切り拓いたり、新しい発明、発見をしたり、独自の思想を展開したり、いわばそれまでの常識を破るのです。熱意の発するところには、次々と新しい発想が生まれ、必然的に常識が破られていくのです。自動車王といわれたヘンリー・フォードは、ベルトコンベアシステムをはじめ数々の新しいアイデアを経営の中に取り入れました。彼は「優秀な技術者ほど、できないという理論を知っている」と言ったそうです。多くの知識を身につけている優秀な技術者はともすれば常識の枠から出られないということですね。常識というものは、いわば先人の知識の積み重ねですから、もちろん大事です。けれども、新しいものを生み出すためには、1度常識から自分を解放しなければなりません。そのためには熱意が強く必要とされるのです。
最近は人に迷惑をかけなければ何をしてもよいという考えがはびこっているが、そうではない。人に迷惑をかけてもよいから、自分が正しいと信じたことを命を懸けてでも精一杯やってみなさい!たとえそれが常識外れなことでも…。
部活で勝ちたい、志望校に合格したい…その様な熱意があれば、顔つきが変わり、行動が変わります。変わらないのは本当は大してそう思っていないからです。
百人一首
7月2日(水)ノミの天井
ノミの天井
ノミを知っていますか?犬や猫の毛の中に住み、血を吸って栄養として生きるとても小さな虫です。ノミは自分の体の150倍もの高さまでジャンプすることができるのだそうです。人間なら200m以上もジャンプすることができることになります。ノミをふた付きのガラス瓶に入れておくと、はじめは高くジャンプしてふたにぶつかるのですが、そのうちガラス瓶のふたの高さ以上に飛び上がらなくなるそうです。そのノミを再度広いところに放してもガラス瓶の高さ以上に飛び上がろうとしなくなるそうです。これはノミが自分で限界を決めてしまっているからなんだろうと思います。
さて…、鋭い人は校長先生が何を言おうとしているか分かるでしょう。今日から期末テストが返却されます。よくがんばって結果に満足する者もいるでしょう。一方、残念な結果に対し、「自分の力はこんなもんだ」とか「もう無理だ」とか限界を自分で決めてしまう人がいないことを願います。それは自分の思い込みに過ぎないからです。勉強でも部活でも限界を感じたら、今日のノミの天井の話を思い出し、「自分はやればできるんだ」「あきらめずにがんばればきっと伸びる」と思い、新たな決意で挑戦してほしいと思います。
今日からプール学習が始まりました。安全第一で行います。
合唱コンクールに向けてパート練習が始まりました
テスト返却の様子 一人一人に成果と課題を伝えます
七夕の短冊には願いごとがたくさん書いてありますね
7月1日(火)保護者の皆様へ 人に好かれる子に育てる
人に好かれる子に育てる
子育てについて考えるとき、最近「あれ?」と思うことがあります。“人に好かれる子”に育てていないことです。いくら能力があっても、学歴があっても、人間関係がうまく行かなければ世の中は渡ってはいけません。人に好かれたり可愛がられたりする、感じのいい子に育てることが、その子の将来の幸せにつながると思うのですが…。感じがいいとは、よく気が利き、愛嬌のある子と言ってもいいでしょう。愛嬌というのは、自分の欠点を認めてさらけ出すことができる態度のことです。人間関係の中で好感を持たれるのはカッコ良い人よりも、愛嬌のある人です。なぜお笑い芸人がモテるのか…?彼らは自分の欠点を丸出しにしているのです。それこそが愛嬌の本質でしょう。「人間はいっぱい欠点があるんだよ、失敗もするんだよ」ということを親が進んで見せた方がいいと思うのです。大人がいいところばかりを見せようとしていると、子どもは失敗を恐れてしまう。「人は欠点があっちゃいけないんだ」と思い込んでしまいます。そうなると今度は他人の欠点にも厳しい人になってしまいます。
失敗や欠点があってもいいんだと子どもに分からせるには、失敗したときのほめ方が大切だと思います。「失敗してもくじけなかった」「失敗したけど態度は素晴らしかった」と評価してやるのです。逆に成功したときにも態度によっては叱った方がいい時もあります。例えば何かの勝負で自分の子が勝って、敗者に対して勝ち誇ったような態度を見せたら、「敗者の気持ちを考える」「調子に乗らずに益々真摯にがんばる」ということをきちんと教えるべきでしょう。親は「成功か失敗か」「勝ちか負けか」だけを評価の対象とせず、成功や失敗をどう自分で受けとめるべきかを教えることが大切です。
よく気が利き、愛嬌のある、誰からも好かれ、かわいがられる人に育てられるよう努めましょう。
非行防止教室(埼玉県警)
学校運営協議会委員の皆様にもご参観いただきました
6月30日(月)試験はやり直しが命!
試験はやり直しが命!
校長先生が小、中、高、大を終え、そして教員として、社会人として働きながら感じ、一貫して主張することは、“勉強とは自分でするもの”ということです。学校での授業を基本に、自分で課題を見つけて学習をする(予習をしたり、復習をしたり、より高いレベルの問題を解いてみるなど)ことが本当の勉強であると思うのです。内容はもちろん人それぞれです。例えば校長先生は数学の教員なんですが、得意な人、不得意な人様々です。得意な人は予習をどんどんしたり、より高いレベルの問題集を本屋さんで探してやってみる。また、不得意な人は、授業の復習をして、もう1度教科書の問題を解いたり、ワークをやって補充したりします。また、“数学は全然ダメ”という人は、“自分がどこで解らなくなったのか”を考えてみて、地道にそこから復習することが、時間はかかるが確実かつ唯一の方法です。恥ずかしくも何ともありません!地道に復習して下さい。また、得意な人も不得意な人も必ず解らない問題に出くわします。ですから使う問題集は、解答だけが載っている不親切なものではなく、授業で配ったワークのように、答えに至るまでの途中の考え方が詳しく載っているものを選ぶようにしましょう。それでも解らなかったらどうするか?塾に行く?いえいえ、友達に聴けばよいのです、家族に聴けばよいのです、学校の先生に聴けばよいのです!!そういったことを積み重ねていくことが、先生のいう“勉強は自分でするもの”ということなのです。
今日から1学期の期末テストです。試験を受ける、試験が返ってくる、「やったー、目標の~点取れた!」、「もっと真面目にやればよかったなあ」、「ライバルのあいつに勝った!」などと一喜一憂してそれで終わってしまっては、試験を受けた意味がないのです。どんな点数でもいい。試験はそれまでの取り組みを省みて、自分が身に付いていない教科や分野を発見し、それを補う為にやるものだということを忘れずにいて下さい。そしてしっかりとやり直しをすれば、試験で満点を取った人にさえ、試験後に追いつけるのです!だから…試験はやり直しが命なのです!試験勉強とは、試験の前よりも試験後の方が大切なのですよ!
6月27日(金)北風と太陽の話
北風と太陽の話
イソップ物語の中に、「北風と太陽」という話があります。ある日、北風と太陽が力比べをすることになりました。そこへたまたま、コートを着た1人の旅人が通りかかりました。そこで北風と太陽は、「あの旅人のコートを脱がせた方が勝ち」ということに決め、さっそく力比べをはじめました。最初に北風が冷たい風を激しく旅人に吹きかけました。しかし旅人はコートのえりを立て、しっかりとコートの前を合わせて、吹き飛ばされまいとします。北風が懸命になって力を入れれば入れるほど、旅人はコートをしっかりとおさえつけて、はなしません。とうとう力つきた北風は太陽と交代しました。
太陽は、暖かい日差しを優しく旅人にあてます。どんな強風にもコートを離さないでいた旅人でしたが、ポカポカと暖かい太陽の光を浴びて身も心も温まり、ついにコートを脱いでしまいました。
この北風と太陽の話はたとえ話です。一般的な解釈は、北風は冷たく厳しい非難や押しつけをあらわし、太陽の光は、温かい思いやりや賞賛をあらわしているということです。
以前こんな人がいました。とっても要領がいいのか、先生の前ではいい子ぶる、掃除は見ていなければ怠ける。部活では人のミスをきつく言う。そうこうしているうちに、お決まりのように周囲が、「なんだあいつ、言うことだけ言ってやらないじゃないか。無視しようぜ…」と。
この時、ある先生が上の話を持ち出し、「人を変えようと思ったとき、北風のようにピューピュー吹いたってダメ。また逆に暑くてもコートを脱がないような人じゃダメ。人間関係をより温かく、素敵なものにするには、批判される方は素直に反省すべきだし、批判する方は思いやりのある、自分がされて嫌だなと思う手段は絶対にとるべきじゃない!」ということを言っていたんだなぁ…。
さて、校長先生は毎朝学校に出勤すると校舎内を一周し見て回ります。すると…、廊下や教室の窓が開き、朝の涼しく新鮮な風が入り、教室が爽やかな空気に満ちています。また、担任の先生が黒板に朝のメッセージを書いてくれています。“今日一日がんばろう!”という気持ちになりますよね。また、クラスによっては、学級通信が生徒全員の机に置かれているクラスもあります。私はこれも、北風と太陽の話の太陽的な担任の先生方の君たちへの愛情の1つだと思います。