校長先生から今日のお話
8月14日(木)凧は向かい風で上がる
凧は向かい風で上がる
最近はメールやSNSで人と簡単に連絡が取れるため、年賀状を出す人が減っていると聞きます。夏にも手紙やはがきで連絡を取ることがある時は、季節のあいさつとして、立秋前には、「暑中お見舞い申し上げます」、立秋後には、「残暑お見舞い申し上げます」などの慣用句を用いて相手の健康に気をつかいます。覚えておきましょう。
さて、 みなさんは凧(たこ)を上げたことはありますか…。お正月などに広い場所で遊んだことのある人もいるでしょう。凧は向かい風を受けることで上がるものです。私たちは保護者や先生、職場の上司などに糸を持ってもらい、向かい風という自分に与えられた課題や試練を受けながら成長し、高く上がっていくのです。人生で向かい風が吹いてきたと思ったら、それは自分が成長し、さらに高く上がる時なのだと考えてみましょう。向かい風に立ち向かう勇気が湧いてきますよ。(校長)
8月13日(水)凡事徹底
凡事徹底
凡事徹底(ぼんじてってい)とは、「平凡なこと」、別の言葉で言えば、「当たり前のこと」を手を抜かずにきちんと丁寧にしっかりと行うことを言います。例えば、君たち中学生ならば、挨拶をする、時間を守る、家庭学習や読書を決められた時間行うなどでしょうか…。スポーツでいえば、体力づくりやストレッチ、基礎練習を毎日手を抜かずにしっかりやるということです。
凡事を徹底することとは、誰にでもできることを誰にもできないくらい真面目に続けることとも言えますね。歴史上の偉人や一流のスポーツ選手は必ず凡事徹底をした人です。みなさんも凡事を徹底して行いましょう。やがて君の人生に大輪の花が咲きますよ!(校長)
8月12日(火)紙1枚の努力の積み重ね
紙1枚の努力の積み重ね
一枚の紙は簡単に破ることができますよね。ではその紙を30枚重ねたらどうでしょうか?そこそこの力が必要ですよね。やったことのない人は、先日話した「直接体験」をしてみてください。不要になった新聞などを30枚重ねて破くことができるかやってみてください。中学生ならできるでしょうね…。では365枚重ねたらどうでしょうか?厚い本や辞書くらいのボリュームになります。どうですか、一気に破くことはできますか…?できないでしょうね。賢い沼中生なら今日の校長先生の話が何かもう分かるよね。毎日、1枚の紙の厚さほどの地道な努力も、それを積み重ねていいくと、1ヶ月、1年、…いつしか強い実力になるということです。勉強や部活動、読書など色々な面でこの例を自分のこととして考えてみてください。(校長)
8月11日(月) 「やれ」でやるのではなく、「やる」でやる!
「やれ」でやるのではなく「やる」でやる!
勉強でも部活動でも日々の生活習慣でもそうですが、保護者や先生から「やれ」と指示されてやるのか、自分の意志でやるのかで、結果もそうですが、結果の受け止め方や人としての成長も違ってくるのではないでしょうか…。例えば部活動、いつも先生やコーチから「やれ」と言われて練習をしていたとして、勝って心から嬉しいですか?負けて心から悔しいですか?学校の部活動はプロの世界と違い、負けたからといってクビになり生活ができなくなることはありませんよね。自分でやりがいや喜びを見つけ、目標を立てて努力するからこそ、勝っても負けても人として成長するのです。勉強はどうですか。本当の勉強は、社会人となり、一流の職業人になるために、その職のより専門的な内容を自らの意志で学ぶことです。お盆休みですね、勉強でも部屋の掃除でも家事でも、「やれ」と言われなくても自ら進んで「やる」といいですね。(校長)
8月8日(金)秋
秋
昨日は立秋でしたね。立春、立夏、立秋、立冬の前日を節分と言います。中でも立春は昔のお正月でしたから、年の初めということでめでたく、無病息災を祈り、盛大にお祝いをしました。このことが豆まきなどで今の時代にも受け継がれているのです。さて、立秋を過ぎたということは、暦の上ではもう秋ということです。校長先生は一年を通して、毎朝4時半に起きて、決められた家事をこなし、早めに出勤して朝の静かな職員室(校長室)でひと仕事するという生活を30年以上続けていますが、日の出の時刻や日の入りの時刻は明らかに6月後半や7月とは違ってきています。間もなく日中は暑くても朝晩は涼しくなります。空に浮かぶ雲もモコモコの厚い雲(入道雲、積乱雲)から薄い雲(うろこ雲、いわし雲)に変わっていきます。涼しく過ごしやすくなるので、何をするにも絶好の季節となります。ですから、読書の秋、スポーツの秋などと言われるのですね。
さて、これからお盆休みに入ります。家族と過ごす時間もこれまで以上に増えることと思われます。ぜひ、楽しく思い出に残る過ごし方をしてくださいね。そしてお盆休みが終わったら、いよいよ2学期の準備をしましょう。体調、志(こころざし)、学習と様々なことに対して2学期の準備をしましょう。2学期は学習が深まり、新人戦や駅伝大会、文化部のコンクールなどがあり、合唱祭などの文化的行事もあります。3年生は進路の決定が迫られる時期となります。夏休み後半をのんびり過ごしていると、2学期のスタートで出遅れてしまいますよ!健康に気をつけて夏休みの後半戦を一日一日大切に過ごしましょう。(校長)
毎朝、陸上部の長距離班は駅伝を見据えての練習をしています
サッカー部は練習試合をしていました
男女バドミントン部
8月6日(水)君は成長しているか…
君は成長しているか…
学校の正門を入ってすぐ左に掲示板があります。今日みんなに改めて自分ごととして振り返ってもらいたい言葉があります。猛暑の夏休み、沼中生は部活動や受験勉強をがんばっていると思います。いま君たちは苦しい日々ですか、やめたいと思う日々ですか…。苦しい、やめたいと思うのは、今までの自分を越えようとがんばっている証拠。成長するためには避けて通れない道なのです。心や体を壊してまでがんばる必要はありませんが、中学生として夏休みの楽しさと同じくらい苦しさを味わわなければ心も体も強く、たくましく、そして賢くはなれません。3年生も勉強がんばれ!高校に進んでも、大学に行っても、社会人になっても勉強は続くのです!学ぶということに終わりはありません…。
中学生の夏、遠い昔の思い出…
剣道部、週末の関東大会に向け最終調整
女子バレー部 新体制で始動
市内小中学校 図工・美術担当者研修会
8月5日(火)間接体験より直接体験
間接体験より直接体験
とにかく暑い日が続いていますね。体調管理や雷にも注意して過ごしてくださいね。さて、1年生の先生方はスキー教室の企画、準備を始めています。1年生の生徒諸君はスキーをしたことはありますか?最近は人から話を聞いたりすることだけでなく、仮想空間で疑似体験をしたり、動画でスキーの滑り方などの解説を観たりすることができる時代となりました。しかし、どんなに仮想空間での体験をたくさんしてみたり、滑り方の解説動画や本を読んでみても、それだけでは上手にスキーが滑れるようにはなりません。実際にスキーのブーツをはき、板をつけて雪の上を滑るあの感覚…。それは直接に体験しなければ分かりませんよね。夏休みにはぜひ、直接体験する機会をたくさん持ってほしいと思います。例えば、キャンプに行って直接火を起こして食事を作る体験、海や山で満天の星空を見る体験、博物館や音楽ホールなどで本物の文化や芸術に触れる体験など、夏休みにしかできない体験にぜひ挑戦してみてください。直接体験したことは身に付き、人に語るときには瞳や唇が輝くものです。夏休みを楽しみましょう!(校長)
7月30日(水)人生に無駄なことはない
人生に無駄なことはない ~起きたことはすべてそれでよしと思おう~
夏休み真っ最中ですね。いよいよ7月も今日を入れてあと2日、夏休みも暑さも、そして勉強や部活動もまさに夏本番!という感じですね。学校総合体育大会も県大会が連日行われ、悲喜こもごもの結果となっています。そこで…、運動部(一部文化部もそうですが)の大会は、試合ですから勝ち負け、上位何位などの結果が出ます。部活動の本来の目的は別のところにあるとは思いますが、目標は勝つことですよね…。しかし、優勝する者以外は、すべてどこかで負けるわけです。本校の部活動も全国優勝をしない限り、どこかで必ず負けるわけです。人は勝負に負けたり、病気やけがをしたり、何か困難なことにぶつかると、気持ちがうつむきがちになるものです。でもね、何事も受け止め方次第であり、その後の人生でプラスにするのかマイナスにするのかは自分次第なのです。自分に起きた出来ごとを静かに振り返り、すべてのことは自分を成長させるために起きたことなのだと思うようにしてみてください。いつの日か、あの時の辛く、悔しい経験を乗り越えたから今の自分がある…と思える日がきっと来ます。県大会で負けてしまった諸君、体勢を立て直し、次に向けて新たな一歩を踏み出そう!
陸上部の長距離班は、秋の駅伝大会に向けて早朝からがんばっていますよ!
7月28日(月)アンテナの感度は良好ですか
相手の立場や心を読み取るアンテナの感度は良好ですか…?
三者面談の日程も後半となります。沼中生諸君、夏休みはしっかりと生活できていますか…。早いもので今週から8月となりますね。さて、三者面談では担任の先生や保護者の方とどんな話をしましたか…。三者面談をきっかけにして、これから益々、担任の先生や保護者の方と生活や学習、進路のことで話す機会が増えるといいですね。その時のアドバイスを今日は話しますね。担任の先生や保護者の方には、それぞれの立場というものがあります。テレビやラジオの電波の周波数(チャンネル)を合わせるのと同じように、先生、保護者、友達などの心の周波数を自分が相手に合わせなければ、相手のメッセージを正しく受け取ることはできません。また相手と話すときには、いきなり反論や意見を言うのではなく、まず「いいね」で受け止め、次に「もっと良くするためにはこうしよう」と言うと、相手を認めたうえで自分の意見も爽やかに主張することができますよ。自分も相手も大切にするこういった態度をアサーティブと言います。アサーティブな人間になるには、練習をするしかありません。これから人と話すときには、アサーティブな態度になっているか意識しましょう。
7月24日(木)こんな時なんて言う…?
こんな時なんて言う…?
夏休みですが、大沼中学校は連日、三者面談や部活動で活発に動いています。今日、部活動や三者面談の様子を見て回っていると、三者面談で保護者と生徒が学校で待ち合わせをしたのでしょうか…、おそらく保護者の方は職場から来たのでしょう、時間ギリギリか、少し遅れてしまったのかもしれない状況で生徒と落ち合ったところに出くわしました。すると生徒は、「何やってんだよ、~時~分って言ったじゃん!」と、少しきつい言い方をしていました。このような時、「仕事が忙しいのに来てくれてありがとう。大変だったね」って言えたら、少し遅れてしまったけど子供のために急いで来てくれた保護者の方は気持ちが救われますよね。この先の人生でも、友達や彼氏・彼女と遊ぶ待ち合わせなどをしたとして、遅れるとの連絡が入ったときに、「ふざけんな、早く来いよ!」ではなく、「OK、気をつけてね」と言える優しい人になりたいものですね。その一言が良い人間関係を作るのですよ。
8月4日(月)演奏会 楽しみにしています