学校の様子

学校の様子

校長室より【10月1日】 にこにこ活動3年5年

 今日は、厳しい残暑で外へ出られない為に延期となっていた異学年の交流活動である「にこにこ活動」が行われました!今日の交流学年は3年生5年生です!小学生は、2年の違いが大きな体格の違いとなってはいますが、体の違いほどの気持ちの違いというものはないのです。5年生は3年生相手でも結構ムキになってドッジボールとかします!ボールが来ると思ってない3年生を後ろから強い球で当てに行く5年生は、最高学年になる前にもうちょっと成長してほしいなあと思うんだけど・・・。ジェンカとかでもね、まずは3年生を誘ってじゃんけんする心の余裕が欲しいよねえ。でも、ドッジボールでは、3年生も、「今度は負けない!」「次は見てろよ!」などと対等に闘志を燃やしていたりしているので、案外大人が思うよりもバランスが取れているのかもしれません。

 後半の方の写真に、周りで鬼ごっこをしているのに、両手を上に上げて立っている子たちの写真があります。何をしているのかわからなかったので聞いてみると「バナナおに」だそうです。鬼に捕まったら、両手を上に上げてバナナになる、味方のお助け一人で半分皮が剥ける(片手を下ろせる)もう一人助けに来たら、鬼ごっこに復活できるというものだそうです。初めて見ました!

 そうそう、もちろん遊びのリーダーとなっているのは5年生です!3年生の声が反響する体育館で、自分たちの指示を出すのは大変!でも、粘り強く協力しながら並ばせたり、説明をしたりと頑張っています。ジェンカの見本を見せる4人組素敵です!にこにこ活動の最後に、「先生、何かお話がありますか?」と大人っぽい口調で司会をしていたKくんかっこいい!3年生のにこにこ笑顔を生み出していた多くの5年生の皆さん、素晴らしかったです!

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校長室より【9月26日】 ぶくぶく絵の具のシャボン液!

 本日、2年目教員のM斗先生による図工の公開授業が行われました!小学校の教員は採用試験を受けて本務者となったあと、千葉県による3年間の研修を受けることになります。初任の1年目は校外の研修もたくさんあり、授業の進め方や生徒指導、音楽や体育の実技教科の研修、他校の見学などを通して、教員として必要な基礎的なスキルを学びをます。2年目3年目になると、様々な研修会に自主的に参加したり、今日のように授業を公開して先輩教員に指導を受けたりしながら、主体的に自分を高めていく研修プログラムとなっていきます。

 本日の授業は、「いろいろもよう」です!水彩絵の具をせっけん液で溶いたものを用意し、それをストローで吹くとぶくぶくと泡が立ちます。その泡を紙に写し取ってあげることで、思いがけない綺麗な模様ができるので、色々な色でぶくぶくと楽しんで、カラフルな模様を楽しもう!という題材です。もちろん、今日の見守る職員の視点は、図工の授業を進めるM斗先生の子ども達への的確な指示ができているか、子ども達の意見を大切にしながら子ども達同士の意見の交換を支援できているか、子ども達にたくさんの褒め言葉や自己肯定感の上がる声かけをしているか、などとなっています。

 さてさて、M斗先生の今日の題材の説明が始まりましたよ!念入りに準備してきたので、先生がぶくぶくし始めると、「うあわーっ!」と、子ども達の大歓声があがりました!子ども達の心をガッチリと掴んだようです!これは楽しそうだ!早くやってみたいよね!あれあれ?先生は「くふう」を強調していますが、子ども達はきれいなものをつくる工夫より、ぶくぶくの魅力に取り憑かれすぎているような・・・。でも、自分でやってみないことには、どんなことだってわからないよね。いろいろ試しながら、自分で自分なりの正解をつかんでいくのが図工だね!

 

 

校長室より【9月25日】 林間学園楽しみです!

 本日の5時間目、体育館を覗いてみると、なぜか5年生が跳び箱を中心に輪になり、楽しいことをやっているようです!ははーん、林間学園が近いので、キャンプファイヤーの練習が始まるようです!跳び箱はキャンプファイヤーの炎だったのですね!

 キャンプファイヤーといえば、まずは火の神の登場ですね!通常、年寄りである校長が火の神となって登場するのが林間学園のお決まりとなっていると思いますが、おおぐろ小学校の林間学園はここ2年、サプライズ火の神が登場する流れとなっています。昨年は3年生の時の担任M鍋先生、一昨年は4年生の時の担任M本先生が夜の闇に紛れて林間学園に駆け付け、火の神として登場してくれました!さて、今年は誰かのサプライズはあるのでしょうか?それとも、満を辞して長老の登場なのか?長老といえば、2年生の時の担任N江先生なんてどうでしょうか?

 まだ、全体でのキャンプファイヤー練習は2回目だという事ですが、司会のキリッとした進行ぶりがとても素敵です!遠き山に陽は落ちて を歌う中、仮の火の神I山先生を先頭に、3人の火の子どもが入場です!〇〇の火を授けよう!という言葉に応える火の子の、大きく凛々しい声が体育館に響きます!燃えろよ燃えろの歌声も良い響き!

 さてさて、ゲームの練習ですよ!まずは「猛獣狩り!」猛獣狩りに行こうよ!の掛け声の後、猛獣の名前が提示され、名前の音数の人数で集まるアレです。最初の猛獣はアフリカゾウ!子どもたちは真剣そのもの!あとひとり誰か来てー!という悲鳴が体育館に響きます。次の猛獣は「コ・ウ・チョ・ウ・セ・ン・セ・イ」ん?・・・。

 その後は、ジェンカ、マイムマイム、ジンギスカンと全身で汗だくで踊りまくる5年生でした!まとまりも出てきたし、この半年の成長著しいですなあ!弾ける笑顔いっぱい!いやー楽しそう!こりゃあ本番が楽しみですぞ!

 

校長室より【9月24日】 にこにこ活動1年6年!

 本日1年生と6年生が一緒に遊ぶにこにこ活動がありました。大きな学校ですので、普段はなかなか異学年の子供たちが一緒に活動することはありませんが、「6年生と1年生で遊ぼうよ!」と大きな枠組みと日程をとってあげることで、上の学年の子どもたちが、小さな年齢の子どもたちにどうやって喜んでもらおうかと考えて、遊びを企画・運営するのがにこにこ活動です!

 本日は1年生と6年生の日です!暑さ寒さも彼岸までの言葉通りに、やっと涼しくなった校庭で(体育館で)元気いっぱい一緒に遊び、気持ちの良い汗を流す姿が見られました。校庭では給食を今日ばかりは急いで食べた6年生が昼休み前からコーンを並べたり白線を引いたりしています!体育館では、王様ドッチボールやしっぽとり、進化ゲームなど、ルールを理解しないと成立しない遊びが始まりました!6年生は一年生にもわかるように身振り手振りを加えて、わかりやすく、丁寧に説明をしていました。さすがです!

 校庭では、三すくみやドッチボールなど、使える場所を目いっぱい使って遊んでいました。前で説明する人、ラインカーで線を引く人、暑くなってきたから水分補給を促す人、困っている1年生にそっと手を差し伸べる人、6年生がそれぞれの役割を十分に発揮している姿に「さすがおおぐろの森の6年生!」と感じました。

 初めは鬼ごっこでも「1年生だから少し手を抜いてあげて、優しくしてあげないと」と言っていた6年生も、最後には真剣な表情で逃げ回っていて、子どもらしい一面も見られて微笑ましたかったです。

 1年生は、おおぐろの森小学校にも、6年生にも少しずつ慣れ、時間いっぱい汗を流しました。1年生が6年生の説明をしっかりと聞き、ルールを守って遊ぶ姿に成長を感じました!

 

校長室より【9月20日】 深いぞ3年生!考える道徳授業

 本校には今年度、千葉県の「長期研修生」として國學院大学を中心に、全国を飛び回って道徳の授業を研究しているH教諭が在籍しています。教員の研究は、より良い実践のための研究です。H教諭も、研究してきたことを実践し、さらにそれを研究に繋げるために、本校の様々な学級で担任に代わり道徳の授業を行なっています!

 本日は3年生の3学級で、学校生活における「きまり」について、考えを深める授業を行いました。自分の考えを可視化するために、今日はピンクとブルーの紙を2つ折りにしたカードをそれぞれが持って、何度も子どもたちは自分の考えをわかりやすく表現します。

 今日の題材となる文章は、雨上がり、ぬかるんだ校庭に「今日は遊べません」を示す赤いボードが出ているが、友達は「いいじゃないか」と遊びに出てしまう。主人公は友達につられることなく「きまりじゃないか」とつぶやく。校内放送がかかり、「今日は遊べません」と注意され、友達は戻ってくる・・・というようなお話です。

 H教諭は、「今日は◯◯について考えましょう」とは言いません。文章を読んだ後、「不思議だな?や話し合いたいことはありますか?」と子ども達に投げかけます。すると子どもたちは、自分たちで今日の課題について出し合っていくので、教諭は子どもの意見を丁寧に認めながら、子どもたちと意見を交換しながら今日の課題について焦点化していきます。授業の初めから驚かされたのは、子どもたちが、文章の状況をよく捉え、自分なりの「はて?」をしっかりと言語化しているところです。「赤いボードもダメのサインで、放送もダメと言っている。同じダメなのに、放送だと決まりを守っちゃうのはどうして?」のような、それを考えたら大人でも面白いだろうなあと思うような意見が、子どもたちの間からすぐに出てくるところです!子どもの意見全ては取り上げられないので、H教諭は、「不思議だなと思えることを、自分で作れる人は、とても素晴らしい!」と意見を言った子どもたちをしっかり誉め、認めた後、今日の課題に進んでいきます。

 道徳は、「主人公の行動」という、自分ではない自分から切り離した事象について考えるので、子どもたちはリラックスして自分の考えを言ったり友だちと対話したりできるのですね。

 授業は進行して、教諭は「きまりを守らなくても先生が怒らなかったらどうかな?」「きまりがなかったらどうかな?」と子どもたちに問うていきます。

 授業も終末になり、教諭が「きまりはあった方がいい? ない方がいい?」という問いをしました。子どもたちは自分の意見を、カードの色を使いながら、絶対あった方がいい!あり寄りのないも少し!と意思表示をしました。あった方がいいという意見がかなり優勢です!しかし、その中で、キッパリとカードで「ない方がよい」と表示をした子がいました。意思を持った表情がとてもすてきだったので、意見が聞きたくなり、教諭に指名してもらいました。すると、その子が「自分の経験ですが、バレエの合宿があった時、先生から言われたきまりがたったひとつ、『バレエに集中する』でした。それさえわかっていれば、人には、自分できまりを作り、自分で守る力があると、その時私は思いました。そして、他人に決められたきまりのない合宿は、とても快適でした。」と発表したのです!いやあ、おおぐろの森小学校の子ども、すごい!!そして、そういう発言を引き出す本校教諭すごい!!