学校の様子
校長室より【12月4日】 おいしい野菜と金融機関?
本日、6年生を対象に「美味しい野菜の秘密と金融機関」というタイトルの特別授業が行われました!講師で来てくれたのは、JAとうかつ中央の職員の皆さんです!野菜が流通する中で値段の決まる仕組みや、事業拡大に必要な融資の話など、普段の授業では習わないけど、大人になって生活をしていくにはとても大切なことを教えていただきました!
流通や金融の堅い話だけではなく、JAバンク公式キャラクターの「よりぞう」さんや、JAとうかつ中央公式キャラクターの「なしこまどん」も駆けつけてくれ、子ども達の大きな拍手に照れながら手を振ってくれました!
最後は、お金の貸し借りには「信用」が大切であると言う話の中で、教頭先生の実際の体験談まで飛び出して、面白くためになる講座でした!
校長室より【11月28日】 就学時健康診断!
就学時健康診断は、お子様が健康で楽しい学校生活を送ることができるよう、学校保健安全法に基づき、あらかじめ心身の状態を把握するために実施するものです!来年の1年生は15人1組になって校内を巡りながら、歯科検診・内科検診・発達検査・視力検査・親子面接と5項目について行っていきます。次年度に1年生とたくさん遊んだり、支援を行ったりするのは。今の5年生なので、この就学時検診のお手伝いは本校の5年生が行います!15人の組を誘導したり、受付をしたり、面接の案内をしたりなど、5年生全員が力を合わせて次の1年生のために働きました。初めはとても不安な表情で、緊張している子ども達もいましたが、次第に「もう少しで出発しまーす!」「手元に健康診断票を用意してくださーい!」など自主的に今どんな声掛けをすればいいのかを考えながら仕事ができるようになっていきました。受付の係さんに「1年生が怖くないように、極上の笑顔ね!」と言うと、しっかり満面の笑顔を返してくれる5年生がとても素敵でした!1年生の入学をみんな楽しみにしています!
来年の6年生と1年生にいいね!をお願いします!
校長室より【11月26日】 新藤昌子さんと世界の国歌!
先週の金曜日、6年生で世界の国歌を学ぶ特別授業を行いました。講師は新藤昌子さんというプロのソプラノ歌手で、駐日大使館主催の式典やスポーツの国際大会に招待され、それぞれの国の国歌を独唱!現在世界の国家150カ国を原語で歌うことができるすごい人なのです!2022年6月JFA日本サッカー協会キリンチャレンジカップ2022においては、駐日大使閣下の推薦を受けた日本人として、札幌ドームにてパラグアイ国歌、国立競技場にてブラジル国歌、吹田パナソニックスタジアムにてチュニジア国歌をアカペラ独唱、世界から大きな反響があったそうです!ブラジル国歌を歌った時にはあのネイマール選手のすぐ傍で歌われたそうです!
6年生が半円形に囲むように並んだ体育館に、伴奏を務める鼓緒太(こおた)さんとともに現れた新藤さんは、深紅のゴージャスなドレスに身を包んでおり、もうその佇まいに6年生に萎縮気味の緊張が走ります!まずは挨拶がわりに本校の校歌を歌っていただきました!プロの方の、ストレートな王道の歌いっぷりに、子どもたちもその場にいた大人も、皆聞き惚れてしまいました!先週の造形教育大会で大変お世話になった森の美術館の森館長さんも聴きにきています。実は、金曜日に5年1組が美術館で鑑賞したのは平澤篤さんの作品なのですが、新藤昌子さんはその奥様だったのです!
その国が出来た歴史や背景を絡め、歌詞についての解説をしてもらいながら、フランス、アメリカ、ドイツ、イタリア、ネパールなど、まるで世界旅行をしているかのようなコンサートです!途中「アメリカの国歌のタイトルを知っている人?」と投げかけられた時、スパッと手を挙げたY本くん、「The Star-Spangled Banner!」とさらっと答えてくれたのには一同びっくりでした!その後、オランダの国歌を6年生全員に少しずつ教えていただき、みんなで歌うことができました!6年生もまるで知らないオランダ語を一生懸命発音と音程を同時に聞き取りながら頑張っていました!
授業の後半は日本の国歌について学ぶ時間です。君が代が今の歌の形になるまでに、いろいろな歴史があるなんてびっくりでしたね!歌の教え方もさすがプロの歌手さんで、子どもたちは伸びのある高音で美しく君が代を歌って授業が終わりとなりました!
子どもたちの活動にいいねをお願いします!
校長室より【11月25日】 造形教育研究大会!
先週の金曜日、「千葉県教育研究会 造形教育部会 研究大会 流山大会」というとても長いタイトルのイベントが、本校をメイン会場に行われました。年に一度、千葉県中の小中学校の図工美術に関心の高い先生方が集まって、授業研究会をしたり、題材研究の成果を提案発表したりする大会です。本校からは I 山教諭が代表として、森の美術館を舞台に授業展開を行いました。前回もお知らせしたとおり、5年生が教室でアートカードを使い、絵画作品の見方をいくつかのゲームを通して学んだあと、美術館で本物のアート作品を観てさらに学びを深めていくという授業です。森の美術館が隣にあることで、本校の子どもたちは、定期的に本物の絵画作品に触れています。今回展示してあるのは平澤篤さんの絵画です。子どもたちが美術館に一歩足を踏み入れると、圧倒的な描写力で描かれた幻想の世界が美術館一杯に拡がっており、静かですが強い感嘆の声が上がりました。
子どもたちの反応で、まず驚かされたのは、これだけの描写力の絵を前にしても、子どもたちから「本物みたい!」「写真みたい!」という普通の小学生の反応はほとんど見られず、「今日はどんな絵を鑑賞するのかな?」「今日の絵から自分はどんなことを感じるかな?」という雰囲気を強く感じたことです。また、授業が始まって、耳を澄まして子どもたちのつぶやきを聴いていると、昨日友だちと伝え合った言葉や作品の捉え方が、互いに影響し合っていることを確認できます。美術館が学校の隣にあることで、本物の美術作品に定期的に触れながら育った子どもたちであることと、昨日のアートカードでの鑑賞する視点や作品に向かう心が確かに養われていることに手前味噌ながら「本当にいい学びになっているな!」と思いました。それを千葉大学や県の教育委員会の先生方、千葉県中の小中学校の先生方に見ていただけたことも校長の大きな喜びです!本市の吉田教育長もご覧になり、子どもたちのつぶやきにじっと耳を傾けておられました!
校長室より【11月19日】 育てアートの卵!
今週の金曜日22日に、本校をメイン会場として、千葉県教育研究会造形教育部会研究発表大会が開催されます!千葉県中の小中学校や関係諸機関の造形教育に関心のある人々が集まって、本校や近隣小中学校で授業を参観したり、これからの造形教育はどうあるべきか、千葉県の各地から集まった先生方の研究の成果や提案をもとにみなで議論したりする大会です!
本校では、全職員を代表して5年生の若き担任 I 山先生が、お隣の森の美術館を舞台に、アートコミュニケーターの方々と共に授業を展開いたします!千葉県中から集まった先生方に参観されながらの授業を行うので、本日は最後の確認ということで、5年2組の子どもたちと共にアートカードを使った授業を行いました!
アートの授業といっても、難しいものではありません。まずは「キーワードゲーム」アートカードを机上に広げ、どれか一枚を念頭にひとりの子どもが「そのカードはかわいいカードです!」のようにキーワードを呟きます。他の児童は、つぶやかれた言葉がどのカードの印象としてつぶやかれたのかを、あれやこれや想像を巡らせ根拠を言い合いながら当てていくゲームです!アートの見方の基本である、「どんなふうにみたっていいし、人の感じ方は人それぞれ!」を感覚的に捉えていきます。
次のゲームはマッチングゲームです。伏せたアートカードの中からランダムに2枚引いて、そのカードに共通する「何か」を見つけていくゲームです。アートの要素である、「色」「形」「構成」「テーマ」などに自然と目や想いが向くようにしていくゲームです!子どもたちに、どんなところに注目したかを尋ねると、「まず中心を見て、それから周囲や背景に着目した」「絵の中で強調されているものに注目した」「使われている色に注目した」「絵を見て自分に湧き起こる感情を感じた」「作者はどんな人だろうと思いを巡らせた」「カードが伝えたいことを考えた」「カードから伝わる物語を考えた」・・・などなど、非常にレベルの高い素敵な発表が後から後から溢れていました。
最後に、お気に入りの1枚について、今日知らず知らずのうちに学んだ自分のアートの見方を使って、あれこれ思いを巡らせる時間をとりました!子どもたちの瑞々しい感性に、恐れ入りました!