幸松第二公民館ブログ

幸松第二公民館

かぐや姫の七夕

 幸松第二公民館のホールに七夕飾りと「かぐや姫」がやって来ました。

      金曜会 前浜さん 作

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7日は、七夕ですね。七夕のことを少し調べてみましょう。

 「天の川 とわたる舟のかぢのはに 思ふことをも書きつくるかな」(上総乳母・かずさのうば 後拾遺和歌集)と歌われているように、平安時代は梶(かじ)の葉に詩歌を書いて川に流すと、天の川に届いて願いが叶うと考えられ、雅な宮中行事として行われていたそうです。

 残念ながら、幸松第二公民館近辺には梶の木がなく、近い種類のヒメコウゾをご紹介します。

ヒメコウゾ
埼玉県生態系保護協会春日部支部提供

 その後、江戸時代には、五色の短冊に願い事を書いて笹につるす庶民のお祭りへと変化していきました。サトイモの葉にたまった夜つゆで墨をすり、習字の上達を願ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 小さな七夕飾りの下で、お空を眺めているかぐや姫は、何をお願いしているのでしょう。

かぐや姫作者談:金曜会* 前浜さん

「私は、昭和57年に幸松第二公民館が出来た時から利用させていただいております。

 これまで、公民館でいろいろな事を学ぶことができました。その感謝の気持を込めて、ちりめん細工等の小物を季節ごとに飾らせていただいています。

 今回は、七夕飾りと籠に入った猫のかぐや姫です。七夕飾りの短冊は、書と日本刺繍です。皆様から「かわいいね」と言われると嬉しくなり、また次の作品を作りたくなります。

 次回は、朝顔を予定していますので、お楽しみいただければ幸いです。」


*金曜会(きんようかい) 毛筆 毎週金曜日 17:00~21:00

玄関ホール3枚の絵

 幸松第二公民館玄関ホール壁面には、3枚の絵が飾られています。

 「箱根」「蒲原」「丸子」と表示があり、一畳ほどの大きさで、細かい貼り絵で風景が描かれています。

 それらは、歌川広重作、東海道五拾三次の中の「箱根湖水図(はこねこすいず)」「蒲原夜之雪(かんばらよるのゆき)」「丸子名物茶店(まりこめいぶつちゃみせ)」を題材にしたもので、ずいぶん色あせていますが、細部まで丁寧に再現され、どのようにしてこの館に飾られることになったのだろうと気になっていました。

 先日、ある女性がこの絵を見に来たので、少しお話を伺うと、20年以上前、春日部市立東中学校の文化祭で展示するために作られたもの、ということがわかりました。大作なので各クラス1枚かとおもいきや、1クラス数班に分かれ、各班78人の生徒が1枚の絵を仕上げたそうです。

 「制作は、とても大変だったのでよく覚えています。今月、久々に同窓会が開かれることになり、インターネットの掲示板で話題になったので見に来ました。」とのことでした。

 公民館は、みなさんの思い出をそのまま残すのにも一役買っていたのですね。

 楽しい語らいの一端に、この公民館が登場するのはうれしいことです。同窓会では、思い出話で盛り上がっていただきたいと思います。

 もし、この絵に関する情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、幸松第二公民館までお知らせください。ぜひ、後日談など伺いたくお待ちしております。

幸松第二公民館 ℡048-761-5510
メールアドレス 
komatsu2kou@city.kasukabe.lg.jp

カワウに注意


 68日、関東甲信地方は梅雨入りしました。幸松第二公民館横のハナモモたちは小さな実をつけ、手に取ってみるとかすかに桃の良い香りがします。残念ながら果樹としての品種ではないので、食用にはならないようです。

 当館の最近の話題は、もっぱらカワウ(川鵜)のこと。

 昨年夏、当館敷地内に設置されている防災無線の鉄柱の上から、カワウがフンを落とし、側道を利用する方がたいそうお気の毒なことになったそうです。自然界の事とはいえ、今年もフン発見の報告を受け、早々に張り紙をして皆様にお気を付けいただくよう呼びかけています。

 ところが、張り紙をしたとたんカワウの気配がなくなりました。鳥も察してくれたのだといいのですが。

 さて、カワウはいったいどんな鳥なのでしょうか。

 カワウの体調は約8085cm、翼長は3134cm、体重は約1.52.5kgで、羽色は全身褐色がかった黒色です。ウミウとよく似ていますがひとまわり小さく、内陸の沿岸部から河川、湖沼まで広く生息しています。水面から19.5mも潜水し、長いときは約70秒も水にもぐって小魚を捕食するそうです。幸松第二公民館の前を流れる幸松川には、魚がたくさん泳いでおり、絶好の狩場なのでしょう。

 また、埼玉県生態系保護協会春日部支部 三好さんのお話では、「カワウは羽を広げて濡れた羽を乾かす習性がある。」とのこと。もしかしたら、見晴らしのよい鉄柱の上で悠々と羽を乾かしながら、しばし休息していたのかもしれませんね。

 どんな姿か見てみたいものです。

 もし発見したら、私達にも教えてください。活動は、おもに早朝から日中です。

 ただし、近づくときにはもう一つ注意点が。

 人などに驚いて飛び立つ際に、胃の中の魚を吐き出して、体を軽くして飛び立つことがあるそうですよ。こちらにもご注意くださいね。(参考 環境省HP

幸松第二公民館は、春爛漫です。


  「こんにちは。散歩中に通りがかった者ですが、これは何という木ですか。」
 「あんまりきれいなので写真を撮らせてください。」
と窓口にお越しになる方が増えました。
 ちょうど世間で桜だよりが聞かれる頃、幸松第二公民館では、「ハナモモ」が咲き始めます。街路樹としては珍しく、桜だと思っている方もいるようです。
 ハナモモはひな祭りの花として知られていますが、3月から4月末と長く楽しめ、当館では今が見ごろです。側道には10本のハナモモが植えられており、濃いピンク、薄いピンク、白い花たちが春を告げています。一本の木から赤と白の花が咲くのは「源平」という品種で、一輪の花が白とピンクのしぼり模様になることもあり、丸い八重の花が愛らしい姿です。
 この花たちが一番美しく見える特等席、それは公民館の図書室。枝を覆うほどびっしりと咲いた花たちが窓からあふれださんばかりに歓迎してくれます。
 お天気の良い日は、ぜひ幸松第二公民館にお立ち寄りください。春日部市更生保護女性会寄贈、公民館職員の手によるチューリップ、水仙なども彩りを添えて、春爛漫をお届けします。