学校給食ブログ

1月25日(木)給食センターの献立

・ごはん

・牛乳

・鰆の西京焼き

・筑前煮

・野菜のごましょうゆ和え

 

 冬は煮物がおいしく感じられる季節です。筑前煮は数種類の具材を使うので、食品数を増やし栄養バランスを整えることができます。また具材を油で炒めるため、コクが出ておいしくなります。

 子どもたちにも、この季節にぜひ煮物のおいしさを感じてほしいと思います。

 

 

1月24日(水)給食センターの献立

 

 

・麦ごはん

・牛乳

・冬野菜カレー

・海藻サラダ(柑橘ドレッシング)

 

 1月24日から30日は、全国学校給食週間です。

 学校給食は、明治22年に山形県鶴岡市の小学校で、お弁当を持ってこられない子どもたちのために、おにぎりと塩鮭と漬物を出したことが始まりとされています。その後各地へ広まっていきますが、第二次世界大戦のために中断されました。戦後、昭和21年12月24日より再開されましたが、今では冬休みのため、1か月あとの1月24日から30日が全国学校給食週間となりました。

 全国学校給食週間は、給食にかかわる人たちや、給食を食べられることに感謝する1週間です。

 2月25日(日)まで春日部市郷土資料館で開催されている「くらしのうつりかわり~なつかしのくらしの道具展~」に、昭和30年ごろの内牧小学校の給食献立表が展示してあります。この頃の主食は毎日パンでした。現在の献立表と比べてみると、おかずが少なかったり、食パンと五目うどんが同じ日に出ていたり、いろいろな違いがわかりますね。郷土資料館では、当時の給食用の食器も展示されていますので、ぜひ見に行ってみてください。

 

 

 

1月23日(火)給食センターの献立

・あんかけうどん

・牛乳

・ちくわの磯辺揚げ

・切り干し大根のあえ物

 

 ちくわの磯辺揚げは児童生徒に喜ばれる1品です。小学校と中学校で大きさは違いますが、1人2個ずつ盛り付けます。

 焼きちくわは、水産練り製品の一つです。魚肉に塩や砂糖、でんぷん、卵白、調味料を加えて練りつぶしたものを、竹や木、金属等の太い串に丸く塗りつけて棒状に成形し焼いたものです。成形後蒸した蒸しかまぼこもあります。切り口が竹の輪に似ていることから「ちくわ」と名前が付いたそうです。

 太くて長い出雲の野焼き、福山の豆ちくわ、鼓形の長崎ちくわなど、地域によって様々な名産のちくわがあります。

給食まめ知識 ~食育ピクトグラム~

昨年6月から始めたこちらのブログ。

時々、献立の紹介などの左下に、カラフルな四角いマークがあるのに気付きましたか?

SDGsのマークに似ているようで少し違うこちらのマークは、「食育ピクトグラム」です。食育に関する取組の中から代表的なものを誰にでもわかりやすく発信できるよう、農林水産省が作成しました。

マークは全部で12種類あります。

 

 

1 みんなで楽しく食べよう

家族や仲間と、会話を楽しみながら食べる食事で、心も体も元気にしましょう。

 

 

2 朝ご飯を食べよう

朝食を食べて生活リズムを整え、健康的な生活習慣につなげましょう。

 

 

3 バランスよく食べよう

主食・主菜・副菜を組み合わせた食事で、バランスの良い食生活につなげましょう。また、減塩や野菜・果物摂取にも努めましょう。

 

4 太りすぎない やせすぎない

適正体重の維持や減塩に努めて、生活習慣病を予防しましょう。

 

 

5 よくかんで食べよう

口腔機能が十分に発達し維持されることが重要ですので、よくかんでおいしく安全に食べましょう。

 

 

6 手を洗おう

食品の安全性等についての基礎的な知識をもち、自ら判断し、行動する力を養いましょう。

 

 

7 災害にそなえよう

いつ起こるかも知れない災害を意識し、非常時のための食料品を備蓄しておきましょう。

 

 

8 食べ残しをなくそう

SDGsの目標である持続可能な社会を達成するため、環境に配慮した農林水産物・食品を購入したり、食品ロスの削減を進めたりしましょう。

 

9 産地を応援しよう

地域でとれた農林水産物や被災地食品等を消費することで、食を支える農林水産業や地域経済の活性化、環境負荷の低減につなげましょう。

 

10 食・農の体験をしよう

農林漁業を体験して、食や農林水産業への理解を深めましょう。

 

 

11 和食文化を伝えよう

地域の郷土料理や伝統料理等の食文化を大切にして、次の世代への継承を図りましょう。

 

 

12 食育を推進しよう

生涯にわたって心も身体も健康で、質の高い生活を送るために「食」について考え、食育の取組を推進しましょう。

 

 

どのマークがどんな献立の日に使われているか、チェックしてみてください。

1月19日(金)給食センターの献立【北海道の料理】

・ごはん

・牛乳

・にしんの竜田揚げ

・三平汁

・ごまみそあえ

・ハスカップゼリー

 

 毎月19日は食育の日です。給食センターでは、毎月の食育の日に、日本各地の郷土料理を紹介しています。寒い季節なので、寒い地域ではどんな物を食べているのか興味がありませんか?今月は北海道料理を紹介します。

 北海道は、農業・漁業・酪農が盛んで生産量全国1位の食材も数多くあります。北海道でよく捕れるにしんは、小骨が多く給食で出したことはなかったのですが、竜田揚げにすることで、骨まで食べられるようにしました。食べた部分を見ると、細かい骨が目についてしまうので、それは取ってもらってもいいかと思いますが、気にしないで食べてもらえると不足しがちな栄養素のカルシウムが取れると考えています。

 それから郷土料理の三平汁を入れました。みそやしょうゆは本州から運ばれてくる貴重品だったので、本来は塩漬けの鮭で味付けしたそうです。だしも北海道産の昆布で取りました。

 旬ではありませんが、北海道特産の果実ハスカップのゼリーもつけました。

 食育を推進しよう

1月18日(木)給食センターの献立

・ごはん

・牛乳

・焼きナゲット(ケチャップ)

・いももち汁

・切り干し大根の煮物

 

 大根の保存食として考え出されたのが干し大根です。その干し大根からたくわん漬け、細く切って割り干し大根や切り干し大根ができました。日光にあてて干すことにより栄養価が増し、生の大根よりカルシウム、ビタミンB1 、B2、鉄分がとても多くなっています。これらは不足しがちな栄養素なので食べてほしいと思います。

 できあがりを見て、栄養価的には満たせていますが、いももち汁にほうれん草や小松菜といった青物を入れれば彩りがよくなったと、個人的には反省の献立でした。

1月17日(水)給食センターの献立

・ごはん

・牛乳

・カレイフライ(ソース)

・ラビオリスープ

・彩り野菜のサラダ(サウザンドレッシング)

 

 今日のラビオリスープに入っている白菜は、給食センターの近くの椚地区で作ってもらった「オレンジクイン」という品種の白菜で、11月から5回給食に使用しています。この冬に椚地区産の白菜を使用できるのは今日で最後となりました。

 オレンジクインは、外側は普通の白菜と同じ白い茎と緑色の葉ですが、内側はオレンジ色の葉なので、スープに入っていると(写真だとわかりにくいですが)ミカンのような色に見えます。

 

 普通の白菜に比べて、オレンジ色に含まれるカロテンの一種であるプロリコピン(シスリコピン)という成分が多いので、のどや鼻などの粘膜を丈夫にし、風邪の予防などに効果があるといわれています。

 生産者さんたちは、こどもたちがおいしく食べて元気でいられるようにと、この品種を選んで作ってくれました。ありがとうございました。

 冬は白菜がおいしくなる時です。霜にあうと甘味が出ておいしくなります。鍋物や煮物、漬物といろいろな料理に使われます。冬の白菜のおいしさを味わっていただけたらと思います。

 

産地を応援しよう

1月16日(火)給食センターの献立

・タンメン

・牛乳

・肉まん

・中華ハムサラダ

 

 私たち日本人は中国から漢字をはじめ多くの文化を学び、取り入れてきました。料理も例外ではありません。ラーメンはもっともポピュラーな中国料理ではないでしょうか?中国料理は広い国土と長い歴史、食に関する深い関心が育んだ文化だと思います。その文化をうまく取り入れて食生活の幅を広げてきました。

 給食だよりにも書きましたが、麺が給食に登場したのは1960年代です。給食メニューのバリエーションを増やすために「ソフトスパゲッティ式めん」通称ソフト麺が開発されました。東京都の学校給食で採用されたものが各地に広がりました。今ではソフト麺もありますが、料理に合わせて「地粉うどん」と「ホット中華麺」を使用しています。

1月15日(月)給食センターの献立

・ごはん

・牛乳

・さばの塩焼き

・じゃがいものみそ汁

・茎わかめの炒め煮

 主食のごはんにみそ汁、主菜はさばの塩焼き、副菜は茎わかめの炒め煮と、和食の献立です。小学校の5年生は2学期に家庭科で実際にごはんとみそ汁について学び、調理実習を行いました。和食は健康に良い点などが評価され、2013年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。日本型食生活という言葉もありますが、これは米・野菜・魚・大豆を中心とした伝統的な食事に、肉・牛乳・乳製品・鶏卵・油脂・果実などが豊富に加わった食生活を意味します。

 日本型食生活の特徴は、総エネルギー量に対するたんぱく質、脂質、炭水化物の割合(PFCバランス)が栄養的に、適正であること、たんぱく質の中では、植物性と動物性の割合がほぼ同じで、動物性の中では、水産物の占める割合が多いことがあげられます。

 

 和食文化を伝えよう