カテゴリ:食育
保育所と小学校の連携による食育教室を実施しています
本市では、各公立保育所や学校でもさまざまな食育の取り組みを行っています。
その取り組みの一つとして、保育所の管理栄養士と学校の栄養教諭が連携し、保育所のこども達に食育教室を実施しています。
7月25日(木)には庄和第2保育所で実施しました。エプロンシアターなどで食育に興味を持ってもらうほか、就学前に小学校の給食を知ってもらうことで、いわゆる「小一ギャップ」の緩和につなげることも目的の一つです。
▽年中組の様子
お皿はどこに置くのかな?
▽おはしの練習
▽年長組の様子
栄養士さんのお話をしっかり聞いていました
8月末までに、公立保育所の全施設の年中組と年長組を対象に実施する予定です。
給食センターの食育@葛飾中学校
今年度、葛飾中学校区の小中学校3校(南桜井小学校、桜川小学校、葛飾中学校)では、小中連携授業として食育に取り組んでいます。6月の桜川小学校、前日の南桜井小学校に続いて、7月10日は葛飾中学校2年生のクラスで「健康によい食習慣について学び、規則正しく食事をとることの重要性を理解しよう」をテーマに授業を行いました。
まずは、生徒たちにグループに分かれて「健康によい食習慣とは」について話し合ってまとめてもらったところ、「バランスのよい食事をとる」「1日3食決まった時間に食べる」などの重要なキーワードが次々発表されました
また、事前に学校のある日と学校が休みの日の、実際の食事のとり方をアンケート調査していました。
結果は、学校がある日も休みの日も、朝食を食べていない人が2割前後いました。
中学生は成長期真っ盛りです。給食をしっかり食べたほかにも、今日の授業を通じて学んだことを生かして、元気に勉強や運動など好きな活動に取り組んでほしいです。
給食センターの食育@南桜井小学校
給食センターには、栄養教諭と栄養技師が1名ずつ勤務していて、普段は献立の作成、食材の選定や発注、調理場内の衛生管理などに従事していますが、食育の担い手として、各学校での食や栄養に関する授業にもかかわっています。
7月9日は、南桜井小学校6年生を対象に「上手な水分補給をしよう」をテーマに授業を行いました。
まずはじめに、冷やしたオレンジジュースと、常温のオレンジジュース(同じ商品)を飲み比べて、味や甘さの感じ方の違いを体感してもらいました。
▽かんぱ~い
児童たちからは、「ぬるいほうは味がしない」「匂いが違う」「ぬるいほうがすっぱい」「ぬるいほうは甘すぎる」など様々な声があがりました。冷たい飲み物の方が、甘さを感じにくいことが実感できたところで、暑い時期についついたくさん飲みたくなるジュースやスポーツドリンクには、どれくらい砂糖が含まれているのか考えてもらいました。
最初にみんなが飲んだオレンジジュースのペットボトル1本420mlには、なんと48gも!
実は1日にとってよい量の倍の砂糖が含まれていることを学びました。
砂糖をとりすぎるとどうなるか、みんなに考えてもらったところ、「病気や虫歯になる」「太る」という意見が出ました。そのほかに、疲れやすくなったりイライラしたりすることも学びました。
甘い飲み物はおいしいけれど、飲む時はコップに注いで少しずつ飲んだり、甘いおやつを食べるときはお茶や水などの甘くないものを飲んだり、スポーツをする子はスポーツドリンクを水で薄めて飲んだりする工夫も紹介しました。
これからどんどん暑くなりますが、水分を上手に補給して元気に夏を過ごしましょう。
給食まめ知識 ~食育ピクトグラム~
昨年6月から始めたこちらのブログ。
時々、献立の紹介などの左下に、カラフルな四角いマークがあるのに気付きましたか?
SDGsのマークに似ているようで少し違うこちらのマークは、「食育ピクトグラム」です。食育に関する取組の中から代表的なものを誰にでもわかりやすく発信できるよう、農林水産省が作成しました。
マークは全部で12種類あります。
1 みんなで楽しく食べよう
家族や仲間と、会話を楽しみながら食べる食事で、心も体も元気にしましょう。
2 朝ご飯を食べよう
朝食を食べて生活リズムを整え、健康的な生活習慣につなげましょう。
3 バランスよく食べよう
主食・主菜・副菜を組み合わせた食事で、バランスの良い食生活につなげましょう。また、減塩や野菜・果物摂取にも努めましょう。
4 太りすぎない やせすぎない
適正体重の維持や減塩に努めて、生活習慣病を予防しましょう。
5 よくかんで食べよう
口腔機能が十分に発達し維持されることが重要ですので、よくかんでおいしく安全に食べましょう。
6 手を洗おう
食品の安全性等についての基礎的な知識をもち、自ら判断し、行動する力を養いましょう。
7 災害にそなえよう
いつ起こるかも知れない災害を意識し、非常時のための食料品を備蓄しておきましょう。
8 食べ残しをなくそう
SDGsの目標である持続可能な社会を達成するため、環境に配慮した農林水産物・食品を購入したり、食品ロスの削減を進めたりしましょう。
9 産地を応援しよう
地域でとれた農林水産物や被災地食品等を消費することで、食を支える農林水産業や地域経済の活性化、環境負荷の低減につなげましょう。
10 食・農の体験をしよう
農林漁業を体験して、食や農林水産業への理解を深めましょう。
11 和食文化を伝えよう
地域の郷土料理や伝統料理等の食文化を大切にして、次の世代への継承を図りましょう。
12 食育を推進しよう
生涯にわたって心も身体も健康で、質の高い生活を送るために「食」について考え、食育の取組を推進しましょう。
どのマークがどんな献立の日に使われているか、チェックしてみてください。
江戸川小中学校の2年生が学校給食センターを見学しました
11月8日(水)江戸川小中学校の2年生が、生活科の授業の一環として、学校給食センターを見学に来てくれました。
学校から歩きで、途中2か所ほど立ち寄り、出発してから1時間ほどかかったそうですが、みんな疲れも見せず元気にあいさつしてくれました。
まずは、見学通路から大きなお釜で煮物を調理しているところを見学しました。
しっかりと整列して見学です。
大きなお釜と、たくさんの食材に興味津々。
通路から見えなかったところを紹介する動画を見たあと、みんなから、食材をどうやって用意しているのか、献立は誰が考えているのかなどの質問がありました。
栄養教諭からは、調理員30人で給食を作っていること、トラック4台で7校に給食を届けていることなどをお話ししました。
時々メモを取りながらお話を聞いています。
調理に使っている大きなしゃもじとひしゃくを、実際に触ってみました。
長さは2年生の身長とあまり変わりません。
顔より大きなひしゃくにびっくり!
ご飯を炊いているお釜は、重いので4人でもちあげてもらいました 。
一つのお釜で小学生86人分のご飯が炊けます!
通路から見た大きなお釜の大きさを、7人で輪になって再現しました。
こどもたちからは「給食センターのことを知って、すごいと思いました」「これから感謝の気持ちで給食を食べます」などの感想がありました。
毎日みんなの笑顔を想像しながら頑張って調理しているので、見学の時のことを時々思い出しながら食べてくれるとうれしいです。