校長室から

校長室から

主体性と社会参画意識を高めるキャリア学習(地域のご協力をいただいて…)

 学校は未だに休校が続いており、生徒の登校は週に1度の「確認日」だけという現状です。そして、みなさんご承知のように新型コロナウイルスの影響は学校のみならず、地域の各事業所や商店等にも暗い影を落とし、それぞれに大変なご苦労をされていることと拝察致します。
 そんな厳しい状況にあって、たくさんの地域の事業所が、今年度から2年生が新たに挑戦する「就職体験学習」に賛同し、協力をしてくださっています。
 これは、昨年度まで実施していた「職場体験学習」を見直し、生徒にとってより有意義なキャリア教育を行うことを目的に方法を刷新したものです。具体的には、これまで(多少の希望は聞きながらも)生徒は機械的に割り振られた事業所に行って体験させていただいたものを改め、以下のような手順を踏んでの体験実施となるように工夫しました。 

   ①学校からの依頼をお引き受けいただいた事業所に「求人票(どんな生徒に体験に来てほしい 

   か、勤務条件等)を作成していただく。
 ②「求人票」を学年フロアに貼り出す。
 ③生徒は「求人票」を確認し、自分が希望する事業所への「エントリーシート」を作成す

        る。
 ④「エントリーシート」を基に「校内ハローワーク」において就職面接を実施する。
 ⑤面接に合格した生徒から「内定」をもらって事業所に連絡、挨拶と事前の訪問日を決定す

        る。
 ⑥訪問日に事業所に行き、体験当日の詳細を打ち合わせる。
 ⑦就職体験実施→振り返り
 

    新学習指導要領の大切な理念は「社会(地域)に開かれた教育課程」です。この一連の取
り組みを通し、地域と協働して子どもたちを育てることはもちろん、「社会参画」への意
識を高めるとともに、これも新学習指導要領の目玉である「主体性」を養い、意欲的に
それぞれの職場で活動する姿が期待できると考えています。
 この状況下で、実際にどこまでできるのか?実際の体験自体は無理になるかもしれない
という懸念は当然ありますが、例え上記④までの取り組みで終わっても、生徒たちには意
義のある体験であると考えており、大変な中、地域の子どもたちのためにご協力いただい
た各事業所様には感謝の思い出いっぱいです。本当にありがとうございました。

    ☆ご協力いただいた事業所様より届いた「求人票」

入学式挙行!素晴らしい1年生でした

 2ヶ月も遅れてしまい、しかも様々なところに制約を加えながら…ということで新入生、及び保護者のみなさんには本当にご心配をおかけしましたが、晴天に恵まれた(暑い)6月2日(火)、本校第74回入学式を挙行することができました。2クラスずつの2部制、そして残念ながら在校生の参加は叶わず、例年のように生徒会による式の進行や歓迎の言葉・セレモニーはできなかったのですが、その分、2・3年生は歓迎の気持ちを込めて、時間の限られる中で会場設営に全力で頑張ってくれました。
 2部形式で内容も簡略化され、短い時間の式ではありましたが、135名の新入生たちは、緊張感の中で終始立派な姿勢と態度で式に参加することができました。背筋を伸ばして堂々と歩く入場の姿、マスク越しとはいえ、担任の呼名に応えるしっかりとした返事に、これからの湖北中のさらなる発展を確信した次第です。
 もうしばらくは午前・午後の分散登校が続きますが、22日(月)から、全生徒がそろっての令和2年度新生湖北中学校がスタートすることを目標としています。新入生にも、初心を忘れることなく、新しい環境で、新しい先生・新しい仲間とともに充実した学校生活を送れるよう、まだまだ不便な状況は続きますが、前向きな気持ちで頑張ってほしいと願っています。
 保護者のみなさまにも、これから湖北中PTAの1人として学校と手を携え、お子様の成長のために「共育」(学校と共に育てる)、そして「協育」(学校と協力して育てる)というスタンスでよろしくお願い致します。

※その他にも入学式関係の写真多数を「生徒活動の様子」のページにアップしています。

6/1(月)からの学校再開に向けて!

 これまでは臨時休校中ということもあり、学級を4分割しての分散「確認日」としていましたが、昨日(5/29)は6月からの学校再開に向け、午前・午後と学級を2分割にした分散「登校」に慣れるための練習日としました。
 まだ学級の半数だけとはいえ、4分割の少人数で寂しかった教室に(密を避けるための配慮をしながらですが)少しずつ活気が戻ってきたような気がします。やっと学校が始まる、友だちと会えるという安堵感からか、(マスク越しではありますが)生徒たちの笑顔がいつにも増して印象的でした。
 この後、6/1・2は入学式を含めた特別日課となり、その後、様々な制約の基ではありますが、授業が開始され、6/8からは給食、6/15からは部活動も体慣らしから再開されます。今まで当たり前にできていたこと、やっていたことは当分の間できない状況が続くとはいえ、生徒の健康に留意しつつ、着実にステップを踏みながら本来の学校生活を取り戻していくために全力を尽くしていきたいと考えています。
 保護者、地域のみなさんには、ご心配をおかけする日々が続くと思いますが、学校とともに生徒を温かく見守っていただければ幸いです。

 よろしくお願い致します。

1ヶ月ぶり(初めて)の学校で…

 5月7日(木)に2・3年生、8日(金)に1年生と(各学級8~9人ずつの分散登校ですが)本当に久し振りに生徒が登校し、その元気そうな声を耳にして「やっぱり学校は子どもたちあってのものだな」ということを実感しました。
 生徒たちも学級にいるときはもちろん、証明写真を撮影にいくときもマスクをしながら、そして密にならないように注意しながらのあっという間の時間ではありましたが、2・3年生は1ヶ月ぶりの学校、そして先生方、仲間との再会を心から喜んでいる様子、1年生は初めて出会う担任の先生、そして学年・学級の仲間を前にして緊張感の中にも「ほっ」としているような様子さえ感じることができました。そんなこともあってか、たくさんのプリント(課題)を前にして、いつもならば愚痴のひとつも出そうなところですが、そんな言葉は誰からも聞こえてきませんでした。
 残念ながら、次の確認日までまた登校できない日が続いてしまいますが、生徒たちには体調に十分留意しつつ、学校からの課題や授業動画で学習を進めると同時に、1日の日にアップした校長メッセージにあるような主体的に取り組める「何か」を見つけ、少しでも充実感をもてる日々を送ってほしい、それが自身の成長に必ず繋がっていくと信じて期待しています。 

全校生徒のみなさんに(校長メッセージ)

 湖北中学校、全校生徒のみなさん、お元気ですか?
 4月の休校中は、GW明けには学校でみなさんと顔を合わせて、通常の学校生活が再開できると信じて仕事をしてきたので、今回の休校延長については先生たちも大変にショックを受けています。
1年生のみなさんは、入学式はおろか、中学生になってから学校に来たことがない、担任の先生とも会ったことがないという状況で大変に不安を思いで日々を過ごしているのではないでしょうか?また、2年生のみなさんも、学級編成があって新しい仲間との出会い、新しい先生との出会いを果たしてからすぐの休校、「新しい気持ちで頑張るぞ!」というせっかくの意欲をくじかれてしまったところもあると思います。そして、3年生のみなさんは、中学校最終学年として進路に向かう大事な年であることはもちろん、一つひとつが最後となる行事やここまで頑張ってきた部活動、「いったいどうなっちゃうの?」とあきらめの気持ちやもしかしたら絶望感に襲われている人もいるかもしれません。
 ただ、今回のコロナウイルスは、近年多発している大地震、異常気象と同じで「どうにかしよう」としても、感染者や死者を1人でも減らす努力をする以外は「どうにもならないこと」です。そして、どんなに長くて暗いトンネルにも必ず明るい出口はある、どんなに暗くて寂しい夜でも必ず朝日は昇ってきます。だから、ここで立ち止まっていては、この後に待っているみなさんの大切な未来、大切な人生にまで暗い影を落としかねません。ぜひ、「このピンチをチャンスに変える」という前向きな考えをもってほしいと思っています。
    先日、ある新聞に「おもしろきこともなき世をおもしろく住みなすものは心なりけり」という幕末の志士、高杉晋作の言葉を発見しました。これは、「心のありようで世界は面白くなるし、つまらなくもなる」という意味です。この休校期間中、学校から出された課題に取り組んだり、授業動画を見てほしいのはもちろんですが、これまで「時間ができたら」と後回しにしていた読書や興味をもっているテーマの追求、密を避けながらできるトレーニング、時間のかかる趣味などに挑戦してみてはどうでしょうか?休校や外出自粛を嘆くばかりでなく、今、何に取り組めるのか?こんな時に自分は何ができるか?を考える貴重な経験をしているとも言えるような気がします。現代社会は先の見えない予測不能な時代であると言われています。そのようなこれからの社会を生きていくには、今回のように想定外のことが起きた時、いかに自分を成長させられるかが重要になってくるのです。
 厳しいことを言うと、今、みなさんは「生きる力」を試されています。学校教育はもとより、これからの人生は、テストでいい点を取ることよりも「学ぶ意欲」「学びに向かう力」「生涯にわたって学び続けて自分を高める力」がとても大切になってきます。学校に登校できないから、学校から課題が出ないから、授業や部活動がないからといって何も学ぼうとしない、学ぶことができない人間は社会から必要とされなくなってしまう時代は、もうすぐそこまで来ているのです。2・3年生は学校目標がしっかりと頭の中に入っていますか?昨年度、みなさんには何度も話をした「主体性」、これを意識しながら1年間頑張ってきた自分たちに誇りを持ち、自分たちの力を信じ、ぜひ「このピンチをチヤンスに変える」という気持ちを持って、この後の日々、「主体的に学べる自分」をめざして最善を尽くしてください。期待しています。
 もちろん、それぞれの学年や教科の課題にもしっかりと取り組んでくださいね。みなさんと元気な顔で会える日を、今度こそ楽しみに待っていたと思います。

 ※このメッセージは動画でもアップする予定ですので、時間があるときに見てくださいね。

厳しい状況ですが…「令和2年度・順風満帆なスタート!」

 6日(月)、令和2年度がスタートしました。新型コロナウイルスへの対応、部活動等の自粛でつらい思いをさせてしまっていますが、朝、登校してくる生徒たち一人ひとりの表情は、新年度への期待と意欲に満ち溢れ、活き活きとしているようにも感じました。新2年生は学級編成があり、新しい先生・仲間と新しい環境で頑張ろうという気持ち、新3年生はいよいよ進路実現の年となって気を引き締めなくてはいけないという気持ちがそれぞれの心の中で渦巻いていたのではないかと思います。
 始業式は放送による実施としましたが、新年度のスタートに当たって、私からは3つの話をしました。1つ目は「人生における成功の反対は失敗ではなく何も挑戦しないこと」「うまくいかなかったことでもそれを活かして修正すれば、それは経験」という話から、進級に当たって勇気を出して一歩を踏み出して行動する1年にしようという話、2つ目は元メジャーリーガー・イチロー選手の言葉を引用し、自分の好きなことや興味のあること、そして好きな人間関係や自分を甘やかしてくれる人間関係ばかり求めていたら人は成長しない。だから自分の志や目標、生き方をはっきりとさせ、その実現に向けて好き嫌いのわがままなく努力を惜しまずに頑張ることが必要という話。そして3つ目は学校目標「主体性」と「共生」に込められた願いとその必要性についてです。また、それに加えて新入生を迎えるに当たり「先輩ぶるな、先輩らしく」という話を最後にしました。他の先生から聞くと、どの生徒も教室で真剣な面持ちで聞いており、世の中は最悪の状況で、明日、明後日にでも休校の措置がとられるかもしれませんが、湖北中では、まずは新年度のスタートが素晴らしい形で切れたということを報告させていただきます。
 今年度、湖北中学校は保護者・地域のみなさまと「みんなで創る地域の学校」の実現をめざして教育活動に取り組んでまいります。昨年度以上のご支援とご協力、そして我々教職員との協働で、手を携えて子どもを育てていただけますようお願い申し上げます。
 どんなに長く暗いトンネルにも出口はあります、そしてどんなに暗く寂しい夜でも必ず夜は明けて太陽が昇ります。我々職員一同、生徒とともに顔を上げ、上を向いて頑張っていく所存です。

令和元年度終了~1年間ありがとうございました~

 本日(24日(火))をもって令和元年度が終了しました。新型コロナウイルスへの対応で休校が続き補講をしなくてはならない教科もありますので、すべての教育課程が修了というわけにはいきませんが、ひとつの区切りとなる節目の日です。
 放送による修了式となったため、私からは生徒の表情は見えませんでしたが、1年間、学校目標である「自主」と「共生」に向けてよく頑張ってきたこと、ラグビーのワールドカップを題材にして「共によりよく生きる」という言葉について考えさせる話(目標を共有して様々な国、考え方をもった人たちがひとつになったことの素晴らしさ)、そして次年度に向けての湖北中生への期待について話しました。
 登校した直後に久しぶりの級友との再会にやや浮かれ気味であったかな?と感じた生徒たちも、後から様子を聞くと真剣な面持ちで話をしっかりと聞いていたようです。
 別途、ウイルスへの対応を含めた4月以降の留意事項はホームページでお知らせをしますが、4月6日(月)始業式には現1・2年生全員が元気、そして意欲に満ちた笑顔で、そして8日(水)には希望に胸を膨らませた新入生が顔をそろえ、新しい湖北中学校が順風満帆にスタートできることを心から願っています。
 令和元年度、保護者・地域の皆様には本当にお世話になりました。改めて御礼申し上げるとともに、新年度もどうぞよろしくお願い致します。

手創り感と温かさ満載!感動の第73回卒業式

 12日(木)、第73回卒業証書授与式が、保護者のみなさんが見守る中、無事に挙行することができました。
 ご承知のように、新型コロナウイルスへの対応で来賓の方々の参加は自粛、式自体の練習もできずに時間を短縮しての実施ということで、卒業生には寂しい思いをさせてしまったと申しわけない気持ちもありましたが、約1時間15分の厳粛な中にも温かみのある式、卒業生たちの式に臨む姿勢や態度、表情は大変にすばらしく、感動の余韻がいつまでも残る素晴らしい式となりました。
 139名の卒業生たちは、証書授与のときの返事・別れの言葉・歌(遙かなる夢に・巣立ちの歌・大地讃頌)と3年間の精一杯の思いと感謝を込めて表現し、その一生懸命な姿・私が共に生活したこの1年間の成長した姿に思わず目頭が熱くなってしまいました。
 卒業生はこの後、それぞれの進路先へ巣立っていきますが、ここに至るまでに本当に保護者のみなさんはもちろん、多くの地域の方たちにも愛され、支えられたからこそ、今の成長した姿があります。式の中でも御礼の言葉を述べさせていただきましたが、改めて学校、そして卒業生一人ひとりになり代わって御礼申し上げます。また、式が終わり卒対総会が終わった後、会場の後片づけをたくさんの保護者のみなさんが積極的にお手伝いくださったという報告を受けました。まさに教職員・保護者・生徒で創る卒業式を行うことができたと実感しています。「本当にありがとうございました」

     

   

※入場後の式の様子を撮影した写真は、後日、「生徒活動の様子」にアップします。

 また、最後の数日間を一緒に過ごすことが叶わなかった生徒たちに、3年生職員の発案で、卒業式当日のサプライズとして黒板アートのプレゼントがありました。登校して黒板を見た生徒たちの驚いた様子と喜んでいる顔と式自体の様子は、今日、12日(木)の夕方以降、下記の予定で報道される予定です。どうぞご覧ください。
 ・テレビ朝日 12日(木)16:50~19:00のスーパーJチャンネルで17:00時台
 ・J-COM 13日(金)17:00~のニュースで一週間放送
  加入していない方は、スマートフォン等でアプリ(ど・ろーかる)をインストールのうえ、「TV」→「J-COM東関東」をクリックすると同じ時間で見ることができます。
 ・東京新聞  13日(金)朝刊を予定
 ・千葉日報  13日(金)朝刊を予定
 ・毎日新聞  13日(金)朝刊を予定
※上記はあくまで予定であり、他に大きなニュースや話題がある場合には後日となります。

 

命の尊さを体感!応急手当講習

 13日(木)、我孫子消防署湖北分署から3名の署員の方にご来校いただき、保健体育の授業の一環として応急手当講習会を行いました。これは、2年生の保健分野に「応急手当の意義とその方法」という単元があるのですが、教科書を使った座学よりも、体験を通してより実践的な学習をした方が、命の尊さを考えるとともに、いざという時に必ず役に立つと考えたからです。
 授業の冒頭では、実際に心臓突然死で若くして命を失った方々の写真と説明が映像で流れ、生徒たちは神妙な面持ちで見ていたのと同時に、交通事故の死亡者が年間4000人ほどであるのに対し、心臓突然死では7万人もの人が亡くなっているという事実に驚いていました。その後は署員の方たちの指示に従い、胸骨圧迫の方法やAEDの使い方を学んで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
 私も同じような講習を受けたことはあるのですが、年月が経つと忘れてしまっていることも多く、実際にこのような現場に遭遇しても自信をもって対応できるか不安でしたので、一緒に受講していてとても有意義でした。この後、いつどこで大規模災害に襲われて瀕死の状態になった人が近くにいたり、自分の側にいる人が突然倒れてしまうような場面に出くわさないとも限りません。そんな時、今回の学んだことを忘れずに、1人でも多くの命を救うために役立てることができれば…と願っています。
 湖北分署のみなさん、ありがとうございました。

 

捲土重来を期す!次へのステップに・県新人駅伝大会

 8日(土)、柏の葉公園周回コースで千葉県新人駅伝大会が行われました。好天に恵まれ気温はやや高めで、我々にとっては応援しやすい状況でしたが、選手にとってはもう少し気温が低い方がコンディションとしてはよかったかもしれません。
会場には県内各支部を勝ち抜いてきた80チームもの選手が集まり、朝から入念にアップを繰り返していました。本校は既にお知らせしているとおり、女子チームがこの晴れの舞台への出場です。9:00からの開会式の後、10:15分に女子の部がスタートし、5区間の選手たちは全力で襷をつないで走り抜きました。
 結果、80チーム中12位という成績を収めました。80チーム、それも県内各支部の予選を勝ち抜いてきた学校ばかりの中での12位とは、実は素晴らしい成績で十分に胸を張っていい結果なのですが、自分たちの設定した目標、タイム、そして先輩たちの業績に及ばなかった選手たちは悔しさいっぱいの表情で目に涙を浮かべていました。
私からは、県の12位は堂々と胸を張ってよい結果であること、今日が全然だめだったと思ったら、これを次に活かせれば、それは失敗ではなく次に繋がる経験となること、そして残された道は前を向くことしかなく、総体で持っている力を出し切れれば、十分に関東大会出場をねらえることなどを話して激励しました。
この大会で選手たちが味わった悔しさが、彼女らをまた次のステップに向けて大きく成長させてくれると信じています。また、駅伝部に限らず、冬季トレーニングで膨らませたそれぞれの部活動の蕾が、令和2年度の各大会で大きな花を咲かせることを期待したいと思います。今後とも応援、よろしくお願いします。

中学校進学を前に!小中連携活動の半日

 小学校6年生が中学校への入学を前に、その不安や緊張を少しでも和らげ、スムーズな中学校生活のスタートを切れるように小中連携活動の日を設けています。6年生が中学校に登校して授業や部活動を体験する半日を29日(水)に実施しました。給食等の関係もあり、当面は半日単位でしか実施できませんが、小中一貫教育の1つとして、少しずつ回数を増やし、将来は月に1日、毎月第○○曜日は6年生は中学校へ登校する日というようになる構想も描いています。
 口で言うのは簡単ですが、これを実現するとなるとやはり大変な準備と労力が必要です。それにも関わらず、ぜひ実現したいと願っているのは…
 ①湖北小と新木小の児童の交流の場を増やして仲良くなって中学校に入学してほしい
 ②中学生との交流や施設・設備に慣れることで中学校生活への不安を少しでも解消して小か

  ら中への接続を滑らかにしたい
という目的とともに、数年後には次のような効果が得られることを期待しているからです。
 ①6年生が中学校に登校して専門性をもった中学校教員の授業を受けることで学力の向上に

  資するとともに、新学習指導要領の英語の教科化にも対応できる。
 ②英語に限らず、いろいろな教科で小中の教職員の協働ができ、6年生での教科担任制も実

  現できる。
 ③教職員の専門性を活かしたり小中教職員が協働することによって、児童生徒のためはもち

  ろん、教職員にも大きなメリットがある。
 軌道に乗せるまでは苦労も多く問題点もたくさん出てくると思いますが、既に同様の取
り組みを行っている学校での6年生の感想やインタビューでは、「楽しかった」「他の小学校
の子と初めて話せてよかった」「また中学校に来たい」といった答えがほぼ全員の児童から
聞かれる、もしくは感想用紙に記入されているということです。
 将来、これを2回、3回…と継続し、さらに終日できるようにするためには、朝、登校してくる小学校の児童、特に距離が長くなる新木小の児童の安全確保のための地域の見守りをお願いしたり、前述した給食の問題を解決したり、部活動まで参加する場合の帰宅時間等々、しっかりと考えて解決していかなくてはならないことが山積みです。
 しかしながら、「学校・保護者・地域が協働し、総ぐるみで子どもを育てることを目指す湖北中学校区」では、これらの課題を解決して子ども達の健やかな成長に向けて協力して取り組んでいくことができると信じています。
 保護者・地域のみなさまには6年生の中学校登校という、この取り組みへのご理解とご協力、今後のご支援をよろしくお願い致します。

力作の宝庫!「花と太陽と希望の作品展」

 25日(土)から29日(水)にかけて柏・我孫子地区特別支援学級合同作品展「第39回花と太陽と希望の作品展」が、昨年から会場が変更となりましたが、あびこショッピングプラザ内我孫子市民プラザにて開催されています。ちなみに、子ども達が大変に熱心に取り組み、出展作品数が多くて会場が手狭になったため、柏地区と我孫子地区が別々の開催となったという経緯があるようです。
 本当に、会場いっぱいを埋め尽くす絵画、工芸工作、習字の展示、すべての作品が本当に素晴らしく、完成度の良し悪しは様々ですが、それぞれの作品の裏側には、子ども達が心を込めて一生懸命に制作に取り組んだ様子が垣間見えます。私も本校生徒はもちろん、前任校で関わってきた子ども達、2・3年生については知っているのですが、その子たちが自分なりに頑張って作品を仕上げたことを想像すると感慨深いものがあります。
 本校の生徒たちも、様々な学校行事等で忙しい合間をぬって、頑張って作品を仕上げて展示しました。たくさん褒めてあげたいと思います。また来年、1年間年齢を重ねた子ども達が、1年分成長して作った作品を見に行くのがとても楽しみです。
  
※作品の写真を掲載したいところですが、SNS等への投稿を禁止する旨のお知らせが掲示さ 

 れていましたので、残念ですが割愛いたします。ぜひ、会場に行ってご覧いただければ幸い

 です。

全力疾走!葛南新人駅伝・女子の部準優勝で県大会へ

 23日(木)、冷たい風吹きすさぶ雨の中、葛南新人駅伝大会が柏の葉周回コースで実施されました。12(日)の銚子駅伝大会を経験した本校の生徒たちは、新チームとして自分たちが設定した目標の達成をめざしてこの日を迎えました。
 駅伝大会は陸上・駅伝部だけではなく、学校をあげて学校の代表として選手たちは走るということもありますが、特に男子は短距離専門の選手を始め、サッカー部やバスケ部など、他部活の生徒たちの応援を得てチームを編成しているという状況で、本当にぎりぎりのメンバーで戦いました。
 最初のロードレースでは女子の部で1・2年生が1人ずつ入賞と結果を出し、続いて女子選手権と男子1年生の部がスタート、最後に男子選手権の部がスタートしました。私も一生懸命に疾走する生徒たちの姿に自然と応援に熱が入り、寒さもいつの間にか吹き飛んでいました。結果は男子Aチームが8位、Bチームは16位、1年生の部はエントリーしておらず、女子の部は2位という成績を収めました。男子は残念ながら県大会出場を果たせませんでしたが、出場した全員が最後まであきらめることなく、今できる自分の力を出し切ることができたレースだったと思っています。女子は途中までトップを維持しており、走った5人中3人が区間賞までアト数秒ということで、見事に県大会への出場権は得ましたが、ちょっぴり悔しさの残る準優勝であったかもしれません。
 閉会式後のミーティングで、私からは、銚子駅伝も含めてここからがスタート、9月の葛南総体、11月の県総体、その先の関東で自分たちがどんな姿になっていたいかを思い描き、今後の練習、大会で一歩ずつ階段を上がっていきながら、最終的に右肩上がりのチームにして目標を達成していこうという話をし、顧問の励ましとともに今後の努力と躍進を確認し合いました。
 生徒たちの表情からは、「まだまだできる」「満足していない」という気持ちが心のどこかにあることが感じられました。男女ともにこれまでのチームに負けない成長を期待したい、期待できると思っています。厳しい練習に耐えて頑張っている生徒たちをこれからも応援していくとともに、生徒たちを伸ばしてくれている先生方に改めて感謝しています。

林間学校に向けて!ブラタモリ案内人の先生から学ぶ

 令和2年度6月2~4日、現1年生は進級して最大の学年行事である林間学校を、今年度までの長野県から新たに自然豊かな福島県裏磐梯を中心とした場所に変更して実施します。それに向けての第一歩、事前に行う自然学習がいよいよ始まりました。
 この自然学習を通して、自分が興味関心をもって学んだことを実際の林間学校で検証していくという取り組みですが、今回、目的地を変更したのは、裏磐梯周辺に生徒に学ばせたい自然環境のすべてが素晴らしい状態で残されており、生徒の興味関心に応じて学習できるテーマがすべて設定可能だからです。
 そして、17日(金)は生徒に興味関心を強くもたせるための大切な導入の授業を行いました。この大切な授業に、湖北中は何と現地福島県から専門家の先生をお呼びしてお話をしていただくことができました。磐梯山噴火記念館の佐藤公先生という方で、かつてNHKテレビ「ブラタモリ」に出演されて案内役を務め、メディアを通して裏磐梯の雄大な自然について熱く語っていらっしゃったことが私の頭の中に鮮明な記憶として残っています。湖北中には今年初めてですが、子ども達のために私どもの依頼を快く快諾してくださいました。
 私は実は前任校等で何度か先生の授業を受けさせていただいています。全部は紹介できませんが、火山の噴火実験など、様々な道具を駆使して生徒と一緒に行いながら、映像を入れて大変にわかりやすく、かつ当たり前のように興味をもって惹きつけられていく授業であり、年々その内容がパワーアップしている印象を受けています。導入がこんなに楽しい授業ならば、生徒もスムーズに次の時間の学習に入っていけるだろうと感じているところです。
 今日のために、わざわざ福島からお出でいただいた佐藤先生に改めて感謝するとともに、このような取り組みの一つひとつが、生徒にとってより有意義な校外学習を実現することに繋がるということを再認識している次第です。

葛南大会へのステップに・激走!銚子駅伝

 12日(日)、銚子半島一周駅伝大会が行われました。一昨年からのコース変更で、8区間が6区間に短縮されたこともあって以前より参加校が減ってはいますが、それでも県内各地から強豪校が参加し、一般道に通行規制を行って実施する大きな大会です。当日は学校外で参加しているクラブの試合がある生徒がいるなど、男女ともに6名ぎりぎりの選手、しかも男子は3名が短距離専門、女子も1名が他部活から初めて駅伝を走る選手でのエントリーとなりましたが、参加できた選手たちは前日より現地に入り、コースの下見・練習・打ち合せと万全の準備をして本番に臨みました。
 午前11時30分、銚子漁港のシンボルロードをスタートし、1区は3.8㎞という長丁場、2・3区は箱根駅伝さながらの山登りと山下り、他にも海沿いの風の強いコースなど、東葛駅伝とはまた一味違った6区間のコースを選手は走りぬきました。
 結果、男子は35チーム中・22位、女子は20チーム中・4位と、3年生が何人か走っている他の強豪校を相手によく健闘して頑張りました。全選手が全力疾走で襷をつなぎ、今、もっている力を遺憾なく発揮した走りであったと思います。
私も何区間かにわたって応援をすることができましたが、寒い中、選手たちはレース前には各自の立てた計画に沿ってしっかりと準備をし、ストレッチやアップ走など、完璧にこなしている姿に感心しました。スタート後は、すべての区間の選手が自分の役割を自覚し、必死の形相でそれぞれのベストに近い走りを見せてくれたように思います。 
 「チーム湖北中駅伝」は、この新年最初の大きな大会を、チームワークよく見事に戦いました。しかし、彼らがこの結果に満足しきっていないことは一人ひとりの表情や会話からも強く感じられています。この後、今月23日(木)には葛南新人駅伝大会、大切な大会が控えています。この銚子駅伝を新年最初の踏み台として「チーム湖北」の健闘とさらなる躍進を信じ、できる限りの支援をしていきたいと思います。保護者・地域のみなさまにも、引き続きの応援をよろしくお願い致します。

令和2年順調なスタート!3学期始業式

 保護者・地域の皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年は皆様方からの温かいご支援を受け、湖北中生たちは様々な場面で力を存分に発揮して活躍することができました。改めて御礼申し上げます。
 年が明けて学校に来ると、部活動で登校していた生徒から、明るい笑顔で「おめでとうございます」と挨拶をされました。久し振りに生徒に会えたうれしさもあったのでしょうが、この挨拶で2020年が湖北中としてはもちろん、私個人としてもよい1年となることを暗示しているように思えました。今年も職員・生徒一同、よりよい学校創り・地域創りに励んで参りたいと思いますので、保護者・地域の皆様には、昨年に増してのご理解とご協力をお願い致します。
 さて、学校は今日(7日)始業式を実施し、年度を締めくくる3学期がスタートしました。3年生はいよいよ進路決定に向けての厳しい日々が始まります。139名全員が第1希望の進路を実現できればこの上ない喜びですが、そうもいかないのが世の常。すべてが順風満帆の人生を送れるわけではありません。「転んでもただでは起きないぞ!」ぐらいの強い気持ちをもっていれば、2度や3度のつまづきも、長い人生にとっては、逆によい転機ともなるはず。そんなことも考えながら目の前の壁に挑んでほしいと思っています。1・2年生には、3年生の懸命な姿から多くを学びとり、ぜひ来年、再来年に活かしてほしいものです。
 今年も正月以降、ニューイヤー駅伝から始まり、箱根駅伝、大学ラグビー、高校ラグビー、高校サッカーとスポーツ中継満載でテレビから目が離せない毎日でした。数々のエピソードや感動秘話が語られるこれらのイベントですが、こういった大会で活躍している選手たちの中学生時代はどうだったのだろうか?とついつい考えてしまいます。きっと大好きなスポーツを通して、大きな夢の実現に向けて毎日を精一杯努力していたのだろうと想像できます。 年頭に当たり、湖北中の生徒たちにも夢(目標)をしっかりともち、その実現に向けた「日々の努力」を着実に積み重ねていってほしいと願っています。

                     

令和元年、そして充実の2学期終了!2学期終業式

 先日、12月23日(月)をもって令和元年度2学期の授業はすべて終了しました。肌寒い体育館ではありましたが、ここまでの表彰、終業式と生徒たちはよく集中して有終の美を飾ることができました。
さて、2学期を振り返ってみると、途中から生徒会役員を始めとした学校の柱が2年生へとバトンタッチされましたが、体育祭を皮切りとし、文化祭や歌声コンクールと続いた生徒会・学校行事の数々、各学年の取り組み、学習を中心とした日常の活動、そして部活動と生徒たちは本当によく頑張り、たくさんの成果をあげることができました。これらの活動を通して生徒一人ひとりが得た成功体験や成就感によって、また一回り大きく成長できたのではないかと思っています。そして、そんな生徒たちの頑張りによって、地域の中核である湖北中学校も大きく飛躍し、地域・保護者のみなさんの信頼と協力を得ることができました。家庭科や書道の授業への地域からの学習支援、そして福祉まつり等への生徒たちの地域貢献はその証であるとも思っています。改めて生徒たちにも感謝しなくてはいけないと思った2学期でした。
 終業式ではそんな生徒たちの頑張りを讃えるとともに、「ビリギャル」という映画化された小説の話をしながら、来年に向けて少しでも自分を変えていきたいと思っている人に必要なこと、そして、新年に向けてより具体的な行動目標を立て、初詣で神様に誓いを立ててこよう!感謝と希望の年末年始になるようにという話をしました。
長いようであっという間に終わってしまった2学期。私たち職員もじっくり振り返るとともに、3学期以降、また3学期は新年度の0学期という話をよく生徒たちにしますが、来年度に向けた湖北中学校のますますの躍進に向けてじっくりと構想を練りながら準備を進める冬休みにしたいと思います。そして、これからも本校のめざす学校像の一つである「希望の登校・満足の下校」、そして「みんなで創る地域の小中一貫校」の実現のために、職員一同力を尽くしていきますので、引き続き学校へのご支援とご協力をよろしくお願い致します。
 令和元年、本当にありがとうございました。新年もどうぞよろしくお願い致します。

家庭科に続き書道で「生徒たちの豊かな学び」実現!地域の力で

 2学期もいよいよあと一週間を残すのみとなりましたが、国語の授業・書写の一環として実施する書き初めに地域の書家の方をお招きし、家庭科の授業と同じように生徒たちの豊かな学びを実現しています。既に11日(水)に1年生、17日(火)に3年生がお世話になり、19日(木)に2年生が教えていただく予定となっています。
 実はこの方は、松尾先生と仰る湖北中の卒業生でもあり、過去にはいくつかの学校で教職も経験されています。そして、書家でもあるのですが、絵やデザインといった美術分野にも造詣が深く、そのお話しも聞いていて大変に興味深く、勉強にもなります。
 3年生の体育館の授業でも、書道はもちろんですが、学校での様々な学習が社会に出ていろいろなところで役に立っていくという主旨の話をしてくださり、生徒たちも真剣に聞いていました。
 このような貴重な機会が地域にお住まいの方のご好意で実現し、学校と連携することによって生徒たちの成長に大きく寄与できることを本当にありがたく思います。そして、湖北・新木地区には、まだまだ多くの「その道の大家」がいらっしゃるようにも聞いています。
今後、そんな方々とも交流を深め、さらなる生徒たちの豊かな学びの実現に繋げていきたいと考えているところです。

心をかよわせた我孫子特別支援学校との交流会

 12日(木)、本年度2回目となる我孫子特別支援学校との交流会を実施しました。本校からは前回と同じ3年生の前生徒会役員を含む28名の生徒が参加して我孫子特支の生徒と触れ合いました。支援学校に到着後、昇降口で出迎えてくれた生徒に案内されて体育館に。前回は緊張気味で戸惑っている表情も見られた本校生徒でしたが、今回は心持ちリラックスした明るい表情で笑顔も見られ、一緒に交流するのもとても楽しみにしている様子でした。
体育館では、両校の代表が進行を務め、最初に簡単なセレモニーを行った後、学年ごとに両校の生徒が入り交じったチームを3つ作りTボールの対抗戦を楽しく行いました。両校の生徒がお互いに自分のチームの生徒を応援したり、ボールを投げ終わった生徒がハイタッチし合ったり、会話をしたりと、見ていてとても微笑ましい光景があちらこちらに見られました。その後、本校の生徒から合唱曲のプレゼントがあり、我孫子特支の生徒たちも集中して聞いてくれていました。さらに両校の生徒で「心の瞳」という合唱曲を歌ったのですが、我孫子特支の生徒たちも全力で、体を動かしながら表現してくれたのが印象的でした。
 私も我孫子特支には、前任校の吹奏楽部が「あび特フェスタ」で演奏させていただいていることもあり何度も訪れていますが、その度に子どもたちの素直で嘘偽りのない表情・喜怒哀楽や何事にも一生懸命に頑張る姿に感動しています。本校の生徒たちも、そんな我孫子特支の生徒たちの様子を見て、何か心に感じるものがあったり、勇気をもらったり、自分たちの次の活動への意欲に繫がればこんなにうれしいことはありません。
 最後には両校の生徒からの感想の発表があり、その内容に充実した時間が過ごせたという思いを感じとることができました。帰校時に玄関先で手を振って見送ってくれた我孫子特支の生徒たちの笑顔が心に残っています。来年度も、できればもっと多くの生徒に体験させたい意味のある時間を過ごせたと思っています。
 我孫子特別支援学校の先生方・生徒のみなさん、ありがとうございました。

※他校の生徒で顔が特定できる写真は掲載できませんので、枚数が少ないことをご容赦くださ

 い。

中学生の地域貢献!福祉まつりで大活躍

 7日(土)、雨の降りしきる寒い休日となりましたが、終日、湖北地区公民館(コホミン)にて我孫子市福祉まつりが盛大に開催されました。私が会場に駆けつけたときは、既にコホミンの駐車場はいっぱいとなっており、第2駐車場へ。その後、第2駐車場もいっぱいとなって急遽湖北小学校の駐車場を借りたという話も聞きました。
雨のため、外での催し物は中止となってしまいましたが、その分、館内には来場者が溢れ、私も4月以降に顔見知りとなった地域のみなさんを始め、以前にお世話になっていた学校関係者やその周辺の地域の方にも偶然お目にかかり、なつかしいと同時に大変にうれしい時を過ごすことができました。
この福祉まつりに、本校からはJRC委員を始めとして60名を超える生徒がボランティアとして自主的に手を挙げて参加しました。館内に入ると、すぐにプラカードを持ってまつりのコマーシャルをしている生徒、受付をしている生徒、販売用のわたあめを作っている生徒、バザー会場で、健康コーナーで、休憩所で等々、それぞれの場所でそれぞれの役割に本当に一生懸命に取り組んでいました。また、ホールのステージでは中学生有志のコントや本校吹奏楽部の演奏が行われ、たくさんのお客様に楽しんでいただけました。
私も関係者のみなさんから「中学生が手伝ってくれて本当に助かりました」「中学生がいなかったら成り立ちませんでした」と口々にお礼を言われ、うれしいと同時に、生徒に任せて何もしていない身としては、かえって申しわけないというか照れくさい気持ちでした。
何はともあれ、地域のみなさんにこんなにも喜んでいただいたイベントに貢献できた中学生を誇りに思うとともに、現在、進行中の家庭科授業への地域支援と併せ、少しずつ、学校と地域がWin-Winの関係となって、みんなで子ども達を育てていただいていると強く感じ、感謝申し上げる次第です。
今後とも、せっかくのこの素晴らしい流れを途切れさせることのないよう、様々な方策を工夫し、考えていきたいと思います。関係者のみなさん、本当にありがとうございました。

※上記以外の福祉まつりの様子(写真)は、別途「生徒活動の様子」にアップします。