校長室から
林間学校に向けて!ブラタモリ案内人の先生から学ぶ
令和2年度6月2~4日、現1年生は進級して最大の学年行事である林間学校を、今年度までの長野県から新たに自然豊かな福島県裏磐梯を中心とした場所に変更して実施します。それに向けての第一歩、事前に行う自然学習がいよいよ始まりました。
この自然学習を通して、自分が興味関心をもって学んだことを実際の林間学校で検証していくという取り組みですが、今回、目的地を変更したのは、裏磐梯周辺に生徒に学ばせたい自然環境のすべてが素晴らしい状態で残されており、生徒の興味関心に応じて学習できるテーマがすべて設定可能だからです。
そして、17日(金)は生徒に興味関心を強くもたせるための大切な導入の授業を行いました。この大切な授業に、湖北中は何と現地福島県から専門家の先生をお呼びしてお話をしていただくことができました。磐梯山噴火記念館の佐藤公先生という方で、かつてNHKテレビ「ブラタモリ」に出演されて案内役を務め、メディアを通して裏磐梯の雄大な自然について熱く語っていらっしゃったことが私の頭の中に鮮明な記憶として残っています。湖北中には今年初めてですが、子ども達のために私どもの依頼を快く快諾してくださいました。
私は実は前任校等で何度か先生の授業を受けさせていただいています。全部は紹介できませんが、火山の噴火実験など、様々な道具を駆使して生徒と一緒に行いながら、映像を入れて大変にわかりやすく、かつ当たり前のように興味をもって惹きつけられていく授業であり、年々その内容がパワーアップしている印象を受けています。導入がこんなに楽しい授業ならば、生徒もスムーズに次の時間の学習に入っていけるだろうと感じているところです。
今日のために、わざわざ福島からお出でいただいた佐藤先生に改めて感謝するとともに、このような取り組みの一つひとつが、生徒にとってより有意義な校外学習を実現することに繋がるということを再認識している次第です。
葛南大会へのステップに・激走!銚子駅伝
12日(日)、銚子半島一周駅伝大会が行われました。一昨年からのコース変更で、8区間が6区間に短縮されたこともあって以前より参加校が減ってはいますが、それでも県内各地から強豪校が参加し、一般道に通行規制を行って実施する大きな大会です。当日は学校外で参加しているクラブの試合がある生徒がいるなど、男女ともに6名ぎりぎりの選手、しかも男子は3名が短距離専門、女子も1名が他部活から初めて駅伝を走る選手でのエントリーとなりましたが、参加できた選手たちは前日より現地に入り、コースの下見・練習・打ち合せと万全の準備をして本番に臨みました。
午前11時30分、銚子漁港のシンボルロードをスタートし、1区は3.8㎞という長丁場、2・3区は箱根駅伝さながらの山登りと山下り、他にも海沿いの風の強いコースなど、東葛駅伝とはまた一味違った6区間のコースを選手は走りぬきました。
結果、男子は35チーム中・22位、女子は20チーム中・4位と、3年生が何人か走っている他の強豪校を相手によく健闘して頑張りました。全選手が全力疾走で襷をつなぎ、今、もっている力を遺憾なく発揮した走りであったと思います。
私も何区間かにわたって応援をすることができましたが、寒い中、選手たちはレース前には各自の立てた計画に沿ってしっかりと準備をし、ストレッチやアップ走など、完璧にこなしている姿に感心しました。スタート後は、すべての区間の選手が自分の役割を自覚し、必死の形相でそれぞれのベストに近い走りを見せてくれたように思います。
「チーム湖北中駅伝」は、この新年最初の大きな大会を、チームワークよく見事に戦いました。しかし、彼らがこの結果に満足しきっていないことは一人ひとりの表情や会話からも強く感じられています。この後、今月23日(木)には葛南新人駅伝大会、大切な大会が控えています。この銚子駅伝を新年最初の踏み台として「チーム湖北」の健闘とさらなる躍進を信じ、できる限りの支援をしていきたいと思います。保護者・地域のみなさまにも、引き続きの応援をよろしくお願い致します。
令和2年順調なスタート!3学期始業式
保護者・地域の皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年は皆様方からの温かいご支援を受け、湖北中生たちは様々な場面で力を存分に発揮して活躍することができました。改めて御礼申し上げます。
年が明けて学校に来ると、部活動で登校していた生徒から、明るい笑顔で「おめでとうございます」と挨拶をされました。久し振りに生徒に会えたうれしさもあったのでしょうが、この挨拶で2020年が湖北中としてはもちろん、私個人としてもよい1年となることを暗示しているように思えました。今年も職員・生徒一同、よりよい学校創り・地域創りに励んで参りたいと思いますので、保護者・地域の皆様には、昨年に増してのご理解とご協力をお願い致します。
さて、学校は今日(7日)始業式を実施し、年度を締めくくる3学期がスタートしました。3年生はいよいよ進路決定に向けての厳しい日々が始まります。139名全員が第1希望の進路を実現できればこの上ない喜びですが、そうもいかないのが世の常。すべてが順風満帆の人生を送れるわけではありません。「転んでもただでは起きないぞ!」ぐらいの強い気持ちをもっていれば、2度や3度のつまづきも、長い人生にとっては、逆によい転機ともなるはず。そんなことも考えながら目の前の壁に挑んでほしいと思っています。1・2年生には、3年生の懸命な姿から多くを学びとり、ぜひ来年、再来年に活かしてほしいものです。
今年も正月以降、ニューイヤー駅伝から始まり、箱根駅伝、大学ラグビー、高校ラグビー、高校サッカーとスポーツ中継満載でテレビから目が離せない毎日でした。数々のエピソードや感動秘話が語られるこれらのイベントですが、こういった大会で活躍している選手たちの中学生時代はどうだったのだろうか?とついつい考えてしまいます。きっと大好きなスポーツを通して、大きな夢の実現に向けて毎日を精一杯努力していたのだろうと想像できます。 年頭に当たり、湖北中の生徒たちにも夢(目標)をしっかりともち、その実現に向けた「日々の努力」を着実に積み重ねていってほしいと願っています。
令和元年、そして充実の2学期終了!2学期終業式
先日、12月23日(月)をもって令和元年度2学期の授業はすべて終了しました。肌寒い体育館ではありましたが、ここまでの表彰、終業式と生徒たちはよく集中して有終の美を飾ることができました。
さて、2学期を振り返ってみると、途中から生徒会役員を始めとした学校の柱が2年生へとバトンタッチされましたが、体育祭を皮切りとし、文化祭や歌声コンクールと続いた生徒会・学校行事の数々、各学年の取り組み、学習を中心とした日常の活動、そして部活動と生徒たちは本当によく頑張り、たくさんの成果をあげることができました。これらの活動を通して生徒一人ひとりが得た成功体験や成就感によって、また一回り大きく成長できたのではないかと思っています。そして、そんな生徒たちの頑張りによって、地域の中核である湖北中学校も大きく飛躍し、地域・保護者のみなさんの信頼と協力を得ることができました。家庭科や書道の授業への地域からの学習支援、そして福祉まつり等への生徒たちの地域貢献はその証であるとも思っています。改めて生徒たちにも感謝しなくてはいけないと思った2学期でした。
終業式ではそんな生徒たちの頑張りを讃えるとともに、「ビリギャル」という映画化された小説の話をしながら、来年に向けて少しでも自分を変えていきたいと思っている人に必要なこと、そして、新年に向けてより具体的な行動目標を立て、初詣で神様に誓いを立ててこよう!感謝と希望の年末年始になるようにという話をしました。
長いようであっという間に終わってしまった2学期。私たち職員もじっくり振り返るとともに、3学期以降、また3学期は新年度の0学期という話をよく生徒たちにしますが、来年度に向けた湖北中学校のますますの躍進に向けてじっくりと構想を練りながら準備を進める冬休みにしたいと思います。そして、これからも本校のめざす学校像の一つである「希望の登校・満足の下校」、そして「みんなで創る地域の小中一貫校」の実現のために、職員一同力を尽くしていきますので、引き続き学校へのご支援とご協力をよろしくお願い致します。
令和元年、本当にありがとうございました。新年もどうぞよろしくお願い致します。
家庭科に続き書道で「生徒たちの豊かな学び」実現!地域の力で
2学期もいよいよあと一週間を残すのみとなりましたが、国語の授業・書写の一環として実施する書き初めに地域の書家の方をお招きし、家庭科の授業と同じように生徒たちの豊かな学びを実現しています。既に11日(水)に1年生、17日(火)に3年生がお世話になり、19日(木)に2年生が教えていただく予定となっています。
実はこの方は、松尾先生と仰る湖北中の卒業生でもあり、過去にはいくつかの学校で教職も経験されています。そして、書家でもあるのですが、絵やデザインといった美術分野にも造詣が深く、そのお話しも聞いていて大変に興味深く、勉強にもなります。
3年生の体育館の授業でも、書道はもちろんですが、学校での様々な学習が社会に出ていろいろなところで役に立っていくという主旨の話をしてくださり、生徒たちも真剣に聞いていました。
このような貴重な機会が地域にお住まいの方のご好意で実現し、学校と連携することによって生徒たちの成長に大きく寄与できることを本当にありがたく思います。そして、湖北・新木地区には、まだまだ多くの「その道の大家」がいらっしゃるようにも聞いています。
今後、そんな方々とも交流を深め、さらなる生徒たちの豊かな学びの実現に繋げていきたいと考えているところです。
心をかよわせた我孫子特別支援学校との交流会
12日(木)、本年度2回目となる我孫子特別支援学校との交流会を実施しました。本校からは前回と同じ3年生の前生徒会役員を含む28名の生徒が参加して我孫子特支の生徒と触れ合いました。支援学校に到着後、昇降口で出迎えてくれた生徒に案内されて体育館に。前回は緊張気味で戸惑っている表情も見られた本校生徒でしたが、今回は心持ちリラックスした明るい表情で笑顔も見られ、一緒に交流するのもとても楽しみにしている様子でした。
体育館では、両校の代表が進行を務め、最初に簡単なセレモニーを行った後、学年ごとに両校の生徒が入り交じったチームを3つ作りTボールの対抗戦を楽しく行いました。両校の生徒がお互いに自分のチームの生徒を応援したり、ボールを投げ終わった生徒がハイタッチし合ったり、会話をしたりと、見ていてとても微笑ましい光景があちらこちらに見られました。その後、本校の生徒から合唱曲のプレゼントがあり、我孫子特支の生徒たちも集中して聞いてくれていました。さらに両校の生徒で「心の瞳」という合唱曲を歌ったのですが、我孫子特支の生徒たちも全力で、体を動かしながら表現してくれたのが印象的でした。
私も我孫子特支には、前任校の吹奏楽部が「あび特フェスタ」で演奏させていただいていることもあり何度も訪れていますが、その度に子どもたちの素直で嘘偽りのない表情・喜怒哀楽や何事にも一生懸命に頑張る姿に感動しています。本校の生徒たちも、そんな我孫子特支の生徒たちの様子を見て、何か心に感じるものがあったり、勇気をもらったり、自分たちの次の活動への意欲に繫がればこんなにうれしいことはありません。
最後には両校の生徒からの感想の発表があり、その内容に充実した時間が過ごせたという思いを感じとることができました。帰校時に玄関先で手を振って見送ってくれた我孫子特支の生徒たちの笑顔が心に残っています。来年度も、できればもっと多くの生徒に体験させたい意味のある時間を過ごせたと思っています。
我孫子特別支援学校の先生方・生徒のみなさん、ありがとうございました。
※他校の生徒で顔が特定できる写真は掲載できませんので、枚数が少ないことをご容赦くださ
い。
中学生の地域貢献!福祉まつりで大活躍
7日(土)、雨の降りしきる寒い休日となりましたが、終日、湖北地区公民館(コホミン)にて我孫子市福祉まつりが盛大に開催されました。私が会場に駆けつけたときは、既にコホミンの駐車場はいっぱいとなっており、第2駐車場へ。その後、第2駐車場もいっぱいとなって急遽湖北小学校の駐車場を借りたという話も聞きました。
雨のため、外での催し物は中止となってしまいましたが、その分、館内には来場者が溢れ、私も4月以降に顔見知りとなった地域のみなさんを始め、以前にお世話になっていた学校関係者やその周辺の地域の方にも偶然お目にかかり、なつかしいと同時に大変にうれしい時を過ごすことができました。
この福祉まつりに、本校からはJRC委員を始めとして60名を超える生徒がボランティアとして自主的に手を挙げて参加しました。館内に入ると、すぐにプラカードを持ってまつりのコマーシャルをしている生徒、受付をしている生徒、販売用のわたあめを作っている生徒、バザー会場で、健康コーナーで、休憩所で等々、それぞれの場所でそれぞれの役割に本当に一生懸命に取り組んでいました。また、ホールのステージでは中学生有志のコントや本校吹奏楽部の演奏が行われ、たくさんのお客様に楽しんでいただけました。
私も関係者のみなさんから「中学生が手伝ってくれて本当に助かりました」「中学生がいなかったら成り立ちませんでした」と口々にお礼を言われ、うれしいと同時に、生徒に任せて何もしていない身としては、かえって申しわけないというか照れくさい気持ちでした。
何はともあれ、地域のみなさんにこんなにも喜んでいただいたイベントに貢献できた中学生を誇りに思うとともに、現在、進行中の家庭科授業への地域支援と併せ、少しずつ、学校と地域がWin-Winの関係となって、みんなで子ども達を育てていただいていると強く感じ、感謝申し上げる次第です。
今後とも、せっかくのこの素晴らしい流れを途切れさせることのないよう、様々な方策を工夫し、考えていきたいと思います。関係者のみなさん、本当にありがとうございました。
※上記以外の福祉まつりの様子(写真)は、別途「生徒活動の様子」にアップします。
平和への祈りを込めて!長崎平和祈念式典参加報告会
2日(日)、長崎平和祈念式典派遣中学生報告会がけやきプラザのふれあいホールで開催されました。学校だより等でもお知らせしていますが、本校から2年生の生徒会総務である佐藤君、岡島さんの2人が参加し、長崎で学んだ3日間の様子と平和への思いについて堂々と発表しました。過日の文化祭で1度発表していることもあり、また、湖北中の生徒は何人かの候補者の中から選ばれただけあって、自分の意見をたくさんの聴衆の前でしっかりと話せていることにとても感心しました。
また、2人はこの貴重な体験を活かして小学校で実施している平和学習「リレー講座」にも参加して頑張っています。今後も校内はもとより、市内での平和活動推進のリーダーとして活躍してほしいと願っています。
☆照明が暗く、映像がはっきり映っていないことをお詫びいたします。
仲間を信じた学級の団結!2学期合唱コンクール
11月29日(金)、柏市民文化会館大ホールで令和元年度合唱コンクールがたくさんの保護者・地域のみなさんにご来場いただき盛大に開催されました。
それぞれの学年・学級で、それぞれの特色を出した素晴らしい合唱の発表でした。本当に1日があっという間に過ぎていったという思いです。生徒たちの素晴らしい歌声がホールいっぱいに響き渡り、それに聴き入っていたら時間がとても短く感じました。
開会式で1・2年生には1学期の歌声交歓会よりも大きく成長した姿を、3年生には中学校生活最後のコンクールにかける思い、数ヶ月後には一緒に卒業していく学級の仲間への思いが溢れる演奏を期待しているという話をしましたが、それぞれの学級の演奏と生徒たちの一生懸命に歌う表情から見事にそれが伝わってきました。湖北中の伝統とはいえ、どの学級にも歌声活動が嫌い、或いは苦手な生徒が何人かいるはずですが、誰1人としてそれを感じさせないステージで、入賞をした、しないはありましたが、学級による差などほとんど感じさせない発表であったと思います。学級全員が心を一つにしてコンクールにかける思いを全力で表現し、そのメッセージが伝わったからこそ、歌の完成度云々に関わらず、聴く側の人たちも真剣な眼差しでステージ上の全ての学級の発表に魅せられていたのだと思います。
また、閉会式では審査員をお願いしたプロのソプラノ歌手・吉田真澄先生から、サプライズで歌の披露があり、生徒たちはその素晴らしい美声に心酔してか、微動だにせず目を輝かせて聴き入っている様子が微笑ましくもありました。
次は3学期、学級を越えて3年生を送る会や卒業式での歌声、つまり学年や全校でのまとまりが問われることとなります。賞など関係ない日々の歌声活動にどう取り組めるかで湖北中生の真価が問われます。みんなのために心を合わせて人とつながることの大切さを学んだこの合唱コンクールの経験を活かし、さらに聴く人の心に感動を与える歌声を自分たちの手でつくりあげていってほしいと願っています。
会場を訪れて、生徒たちに温かい応援と拍手を送っていただいた全てのみなさんに改めて感謝いたします。ありがとうございました。
※合唱コンクールの様子については、後日、「生徒活動の様子」のページにアツプ(3年生の
演奏の動画と各学級の写真の予定)しますのでご覧いただければと思います。
「子ども達の豊かな学びの実現!」家庭科授業への地域支援
つい先日、「みんなで創る地域の小中一貫校」に向けて「学校・家庭・地域総ぐるみで地域の子ども達を育てよう!」をテーマとした教育ミニ集会を行ないましたが、それを実現していく最初の一歩として、19日(火)を皮切りに12月上旬にかけて1年生の家庭科被服実習に地域のみなさんのご支援をいただき、「子ども達の豊かな学び」を実現していきます。本当に、たくさんの地域のみなさんにお手伝いをいただく予定で、全部で17時間に延べ34人の方たちにご来校いただく予定です。
このスタイルで授業を展開すると、毎回、担当教師も含めてアイロンやミシン2~3台、グループ2~3班に指導者が1人ずつ必ず配置できますので、きめの細かい指導が行き届き、短い時間の中、ほとんどの生徒が基礎基本を定着させることができると同時に、課題作品を完成することが可能となります。多くの学校でよく聞く話ですが、家庭科の苦手な生徒など、せっかく購入した教材を終わらせることができなくて結局捨ててしまうなどということも皆無となることが期待でき、また、安全面でも大変なメリットがあります。
そのような状況ですので、本来、学校からお礼を申し上げるべきところを、19日(火)は逆に温かくうれしい言葉をたくさん頂戴しました。「子ども達と接することができ、楽しい時間をもらえてうれしいです」「子ども達からたくさん元気をもらいました」「次もまたよろしくお願いします」等々。また、生徒たちの方からも「また次も来てくれるんですか?」「(個別に)今日はありがとうございました」といった声が地域の方に届けられていました。地域の教育力低下が叫ばれて久しくなりますが、湖北・新木地区はそんなことはないと改めて感じるとともに、お互いが顔の見える関係を築くことが学校の大切な役割であると、この取り組みを通して強く思います。「みんなで創る地域の小中一貫校」に向けて今後ともよろしくお願い致します。
※写真は授業終了後に随時、新しいものをアップしていきます。
「みんなで創る地域の小中一貫校」スタート!大成功の教育ミニ集会
11日(月)、3校合同教育ミニ集会を実施し、地域のみなさんのご協力を得て大盛況、かつ有意義な会とすることができました。
「みんなで創る地域の学校」を掲げ、学校・家庭・地域総ぐるみで子どもを育てていくという湖北中学校区の教育方針です。新しい学習指導要領の理念も「社会(地域)に開かれた教育課程」とあり、まさにそれを具現化するための取り組みを進める第一歩となる集会という位置づけで、三者がお互いに連携を取り合い、子ども達のためにそれぞれの立場で何ができるかを話し合いました。
会の始めには、NPO法人スクール・アドバイス・ネットワーク理事長・生重幸恵先生より講演をいただき、地域連携の必要性や次世代の教育のあり方について、わかりやすい資料を駆使したバイタリティー溢れる話に参加者は耳を傾けて魅せられていました。
続いて地域連携によって大きな教育効果をあげている布佐中学校区学校支援コーディネーターの山下正信氏より、その先進事例とそこにたどり着くまでの取り組みや苦労が話され、一朝一夕にできるものではないが、子ども達の豊かな育ちにとって必要不可欠なものであることを学びました。
その後のワークショップで地域の方々からいただいた貴重なご意見を学校運営に反映させるとともに、将来のコミュニティ・スクールに向けた一歩も視野に入れながら「学校(人)創りは地域(まち)創り」という考え方のもとで、地域の中核としての学校の役割をますます果たしていきたいと考えています。
ご参加いただいたみなさんに改めて御礼申し上げますとともに、今後とも子ども達の健やかな成長のために、学校にお力添えいただくことをお願い致します。
※教育ミニ集会の様子(写真)、参加者からの感想と講師の先生方が講演で使用した資料は「地
域連携&小中一貫」のページにアップします。
地域との架け橋!吹奏楽部・新木ふれあい文化祭で演奏
10日(日)、本校吹奏楽部が新木近隣センターで行なわれた「新木ふれあい文化祭」2日目のオープニングにご招待いただき、約30分にわたり演奏を披露することができました。この日はアンサンブルコンテスト当日と重なり、全員そろっての演奏はできなかったのですが、会場は満員となり、すべての方が笑顔で、楽しんで本校の演奏に聴き入ってくださいました。司会の方も絶妙のインタビュー等で会場を盛り上げてくださり、最後にアンコールの声もあがって生徒たちにとっても楽しく満足のいく時間が流れたのではないかと思っています。
学校と地域の架け橋ともなってくれる吹奏楽部を始めとした文化部の活動です。この日の満足げなお客様の笑顔を忘れることなく、今後とも中学生ができる地域貢献で地域に元気を届けてくれることを期待しています。
小中一貫教育の一助・新木小音楽集会にて
30日(水)、本校特設合唱団が新木小音楽集会に招かれて、未来の湖北中生とその保護者の前で堂々たる演奏を披露してきました。
出演順が低学年と中学年の後ということもあってか、小学校の児童たちは体格の差はもちろん、合唱の迫力、声の響き、歌う表情等々、そのすべてに驚きを隠さず、固唾をのんで見ていました。また、知っている曲では、中学生に先がけて自席で振りをつけて口ずさんでいる低学年の児童がとても微笑ましかったです。
今、我孫子市が進めている小中一貫教育では、「中学校卒業時の理想の生徒像」を共有し、学校・家庭・地域が一緒になって子どもたちを育てていく営みが求められています。このような機会を通して、小学校の児童たちが(漠然としてでもいいので)「中学校3年生ではこんな姿になっていたい」という目標や憧れをもつことがとても大切だと思っています。
11月11日(月)には、そんなことも視野に入れながら、これからの学校のあり方を模索しつつ、家庭や地域との連携を考えていく教育ミニ集会を予定しています。このホームページでもお知らせしていますが、改めて、地域の子どもたちのためにたくさんのみなさんのご参加をお待ちしています。よろしくお願いします。
日常の教育活動の成果!充実した文化祭&大盛況のバザー
26日(土)、文化祭&バザーを開催しました。文化祭では基本的には日頃の教育活動の発表を保護者・地域のみなさんにご覧いただきました。オープニングを飾る吹奏楽部の発表は小規模編成ながらそれぞれの楽器の音色が柔らかく響き、しっかりと音が聴こえてくる演奏でした。続く特設合唱団の演奏は、迫力の中にも澄んだ美しい声が響いてくる、聴衆にとって心地よい演奏だったように思います。給食委員会の発表は朝食の大切さについて、アンケート結果を基に資料を駆使してわかりやすいプレゼンを展開しました。英語暗唱とスピーチの発表は堂々としたその様子、訴えかける表情、流暢な英語と、さすが学校代表ということを感じさせてくれました。長崎平和祈念式典参加報告では、この夏、現地へ行って原爆の脅威を学ぶと同時に、平和の尊さを改めて考えたことがしっかりと伝わってくる素晴らしい発表でした。最後の科学部は夏以降、顧問教諭不在の中、自分たちだけで考え、企画し、よく頑張って当日の発表までこぎ着けたという頑張りが感じられる発表でした。また、美術部・美術科の作品展示では、作品の出来云々に関わらず一人ひとりが真剣に部活動・授業に臨んでいる様子が垣間見られる、努力して仕上げた様子が伝わってくる展示であったと思います。科学作品展の出品作品展示も同様ですが、市内作品展が体育祭と重なったため、見に行くことができなかった教員・生徒にはありがたい展示でした。
午後からのバザーでは、前日の雨で準備が思うようにできなかったとはいえ、PTA役員、バザー委員のみなさんのご尽力により、大盛況で売り上げも順調、生徒たちも楽しそうに飲食、3年生各学級の催し物・ゲームに興じていました。この日のために4月当初より着実に準備を進めてきた関係者のみなさんに改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
ご参観、ご参加いただいた保護者・地域のみなさんには、今後とも本校への変わらぬご協力をお願いし、この機会に学校の教育活動をさらにご参観いただくとともに、生徒たちへの教育支援(11/11の教育ミニ集会で話題にします)をお考えいただければ幸いです。よろしくお願い致します。
※文化祭・バザー当日の様子は「生徒活動の様子」のページにアップします。
魂で繋いだ襷!第73回東葛駅伝大会
19日(土)、第73回東葛飾地方中学校駅伝競走大会が悪天候の中、野田清水公園陸上競技場スタート、松戸市立中部小前ゴールの32.3㎞で10区間の選手が襷をつないで行われました。東葛地方の全公立中71校がすべて参加し、交通規制までしながら実施する全国でも例を見ない大規模で伝統のある大会です。
本校の選手は夏の合宿を始めとした辛く厳しい練習を乗り越えて、第11位という成績を収めました。残念ながら生徒たちが設定した目標(7位以内)には及ばず、悔しさを滲ませる選手もいましたが、実は、これは本校規模(生徒数)の学校としては、とても頑張った順位だと思っています。本当に、東葛駅伝を走る選手を10人揃えるというのは大変なことであり、サポートの選手や付き添いの選手も含めた一人ひとりが全力を出し切った成果であり、十分に胸を張っていいと思っています。
そして、今年の選手たちは、ここまでの自分たちの努力に自信をもって堂々と高い目標を設定したのです。葛南駅伝大会でも男女アベックでの県大会出場という好成績を残したこともあり、自分たちのレベルが上がっていることを実感し、目の前の壁を自ら高くしたのです。そんなことから帰校後の報告会では、結果に心から満足している選手はただの一人もいませんでした。その代わり、この悔しさをエネルギーに変え、次の県駅伝大会に向けて自分がやるべきことやその決意、応援してくれた保護者・仲間たちへの感謝の言葉が語られていました。
私も生徒たちにはさらに次の目標に向かって前進してほしいと願っていますが、結果云々に関わらず、また、選手として走った生徒もサポートに回った生徒も、ここまで途中で挫折することなく厳しい練習をやり抜いたこと自体が、それぞれの大きな成長に結びついていると考えています。今後、いろいろな場面で失敗することやうまくいかないことがあっても、駅伝チームで頑張った生徒たちは、それを乗り越える心の強さを手に入れたとも思っています。彼らのこれからの学校生活、県大会はもちろんですが、特に3年生はそれぞれの進路に向け、ここまで走り抜いてきたことを自信にして精一杯頑張ってくれることと期待しています。
選手の引率、並びに応援、激励に足を運んでいただいた保護者のみなさん、本当にありがとうございました。
※大会の様子(写真)については、「生徒活動の様子」のページにアップします。
自由参観日に思う。「みんなで創る地域の学校」をめざして!!
先月30日(月)、本校で自由参観日を設けました。1校時から放課後活動まで保護者、小学校6年生の保護者、地域のみなさんに本校の教育活動の一端をご覧いただき、ご意見等をいただくとともに、生徒たちの様子と湖北中学校の現状を理解していただき、今後の相互連携にも繋げていきたいと思ったからです。
そんな中、民生委員、主任児童委員を中心とする地域の方々に15名前後ご来校いただきました。生徒の祖父母やピアノ教室で生徒が小学生だったときに教えたという方もいて、今までになかったこういう機会をもつことに対して、大変好意的に受け取ってくださっていました。
校舎内、授業の様子を一緒に同行して案内させていただきましたが、生徒たちが落ち着いて授業を受けている様子と清掃が行き届いた廊下や窓を見てお褒めの言葉も頂戴しました。また、後から若年層の教員に感想を求めたところ、「突然で緊張しました」「背筋が伸びました」などの声が聞かれ、時々はこういう機会をもつことが、私たちにもいい刺激になり有効であると感じた次第です。
そして、一番よかったことは…。家庭科の調理実週を参観していただいたとき、地域の方が自然と生徒に声をかけて調理の仕方を教えたり、何と生徒の方からも「ここ、どうやってやるんですか?」と尋ねる姿が見られたことです。全部で6つの調理台がありましたが、各調理台に1人ずつ、生徒と向き合ってくれる大人がいたら、どれほど有意義で効果がある
授業になるかは言うまでもありません。調理作業の安全や成功はもちろん、地域の方とのコミュニケーションを通して生徒たちに育まれる社会性は、学校教育だけでは育てることができないのですから…。
さらに、地域のみなさんにもお帰りになる際、「とても楽しかったです」と仰っていただけました。地域のみなさんにとっても、中学生とはいえ、「子どもたちとの触れ合いが大きなエネルギーになる」ということを改めて認識した次第です。
こんな風にして、学校と地域がWin-Winの関係で繫がることができる。これこそ湖北中学校がめざす「みんなで創る地域の学校」のあるべき姿であり、再来年度に本格実施の新学習指導要領がめざしている姿です。
今後ともこれに沿った学校創りを推進していく所存ですので、保護者・地域のみなさんのさらなるご支援とご協力をお願いすると同時に、来月、11月11日(月)には3校合同教育ミニ集会「学校・家庭・地域総ぐるみで地域の子どもたちを育てるためにできることを考えよう!!」を本校会場で開催しますので、たくさんの方々のご参加を心よりお待ちしています。よろしくお願いします。
※教育ミニ集会のお知らせは、後日ホームページ、チラシ(自治会回覧・公共施設に置く等)、
学校だよりなどでお知らせしますので、ぜひご覧ください。
全力疾走!葛南駅伝大会
市内音楽発表会に続いて4日(金)、柏の葉公園で葛南駅伝大会が行われました。結果は男子Aチームが4位、Bチームは最終区の前まで11位と検討していましたが、残念ながらアンカーが体調を崩して棄権、女子は4位で男女ともに県大会出場を勝ち取りました。ロードレースの部でも精一杯の走りを見せ9位入賞を果しています。私はコースの途中で生徒たちの応援をしていましたが、どの生徒も全力を尽くして必死の形相で目の前を駆け抜けていきました。
チーム全体の団結で成し遂げた男女アベックでの県大会出場。19日(土)の東葛駅伝大会に向けても「十分に戦える」という予感を感じさせてくれる走りでもありました。閉会式では、葛南の代表チームが常に県のトップを走っている、それに恥じないレベルの高い大会であったという話もあり、この県下屈指の激戦区で4位というのは立派な成績です。ただ、夏の合宿等、一番頑張った選手は4日間で実に百数十キロを超える走り込みをしたとも聞いていますが、ここまで辛い練習に耐えて頑張った生徒たちには「まだまだできる」という気持ちもあったようです。
2週間後、19日(土)にはいよいよ伝統の東葛駅伝大会があります。この日の反省をもとに生徒たちが悔いのない走りができるよう、10位以内という目標に届くよう、また、11月2日(土)の県大会では関東大会出場が果たせるよう、さらに支援していきたいと思います。勝負ですから勝つこともあれば負けることもあります。でも、本気で努力した者にしか味わえない「目標を達成したときの喜び、達成できなかったときの涙」が、生徒たちのさらなる成長につながると信じています。
※葛南駅伝大会の様子は「生徒活動の様子」にアップします。
ホールに響いた素晴らしい演奏!市内音楽発表会
10月2日(水)、市内音楽発表会が柏市民文化会館で行われ、本校からは吹奏楽部と3年生の特設合唱団が学校代表として出演しました。特設に出演した3年生は総勢83名と合唱が盛んな湖北中らしい大編成です。
発表会ですからコンクールのような賞はありません。でも音楽を愛し、音楽を心から楽しんでいる市内19校の児童生徒たちが、他の学校の演奏から学び、自分たちの演奏をさらに向上させていこうという気持ちが伝わってくるすばらしい発表会でした。
吹奏楽部は小規模編成ながら一人ひとりの丁寧な楽器の音がしっかりと聴こえてくる、それでいて力強さもある素晴らしい演奏、特設合唱団はソロの生徒からかなりの緊張感が感じられましたが、それも含めて大変に澄んだ声がガンガン響いてくる、これも素晴らしい演奏で、出演した学校の中でも間違いなくトップレベルであると感じました。
この取り組みを活かし、この後も小学校では未来の湖北中生の前で、地域では湖北中を支援していただいているみなさんの前で、今よりもっと素晴らしい演奏をお聴かせすることができると思っています。どうぞ、次の機会を期待してお待ちください!!
※市内音楽発表会の様子は、「生徒活動の様子」のページにアップします。
また、市内音楽発表会の演奏の一部を動画でアップしていますので、どうぞご覧ください。
生徒会執行部・新リーダー決定!(立会演説会・選挙)
27日(金)、生徒会役員立会演説会・投票が行われました。いよいよ湖北中学校のリーダー学年が2年生へと引き継がれ、1年生がそれをサポートしていく新体制がスタートです。
生徒会の新執行部には、意欲に満ちた9名の生徒が立候補しましたが、どの生徒も大変にすばらしい演説内容でした。中学校の立会演説会だと、ややもすれば立候補の意欲とやる気を前面に出しただけの話であったり、取りあえずは「こんな学校にしたい」という目標を言って終わることがほとんどです。しかし、本校の立候補者の演説は、一人ひとりがそれぞれの視点で学校を向上させていくためのビジョンをもち、そのために「こんなことに取り組んでいく」といった具体的な提言が為されていました。校長としても大いに感心しました。
生徒の演説を聞き、湖北中学校のこれからを託す新生徒会執行部中心に、全校一丸となって「学校力」向上と生徒個々の成長をめざし、「地域に愛され、地域に貢献できる学校」にしていきたいと改めて考えさせられた次第です。
また、1年生の会計候補については競争選挙となったため、2人の候補が落選してしまうわけですが、当選者も含め、「学校をよくしたい」と立ち上がってくれた勇気ある行動を讃えるとともに、その意欲を学年で、学級で、委員会で、それぞれに発揮して頑張ることで学校はもちろん、さらなる個々の成長も期待できると思っています。
投票については、我孫子市選挙管理委員会より国政や自治体の選挙で使用する記載台・投票箱をお借りして、選管理委員長が選挙の仕方や選挙の大切さを指導し、国政選挙さながらの緊張感をもって実施しました。新しく決定した生徒会執行部については、生徒会活動のページでお知らせします。
PS.演説会の終了後に、本校のJRC委員会が行っている1円玉募金とアルミ缶回収によって得た収益で買った車椅子を、2台は我孫子市社会福祉協議会に寄贈、1台は学校で怪我人対応等に使用するという報告がありました。
地域社会の一員として!認知症講座
20日(金)、社会福祉協議会、市(新木・湖北地区)の高齢者なんでも相談室のみなさんによる出前授業「認知症サポーター養成講座」を3年生対象で実施しました。わかりやすい資料を用意していただくとともに、簡易体験、ロールプレイングなどを交えながら、生徒たちをあきさせず、かつ理解しやすいように丁寧に授業を進めてくださり、生徒も真剣な表情で参加し、グループワークでは積極的に自分の考えを発信していました。
我孫子市、特に新木・湖北地区も含んだ東部地域は高齢化率が非常に高くなっています。そのような地域に暮らす生徒たちに認知症について学ばせることはとても大切なことだと思っています。また、この学習を通して、例えば祖父母と一緒に暮らしている生徒たちが当事者意識をもったり、地域を歩いているときに認知症の疑いがある方と出会ったときにどんな対応をしたらよいかを考えることは、生徒たちに社会参画意識を育てるうえでもとても重要です。このこと自体が地域貢献に結びつくとも考えています。
「みんなで創る地域の学校」を掲げる湖北中学校です。来年度以降もこの学習を継続させ、この地域で生きる生徒たちの大切な「生きる力」を育てていきたいと思います。
社会福祉協議会、並びに高齢者なんでも相談室のみなさん、ありがとうございました。