校長室から
生徒の生徒による生徒のための生徒総会
9月25日(金)、午後から生徒総会が実施されました。コロナ禍のため、本来なら1学期早々に行うべき大切な生徒会行事、さらに感染拡大防止のために体育館で一堂に会することを避けて放送での実施となりました。というような状況であるとはいえ、生徒会役員の努力もあり、長時間にわたる会を生徒たちはよく集中し、活発な意見も飛び交った素晴らしい生徒総会でした。
初めての放送による会ということで不安や心配も多々ありましたが、本部を放送室の隣にあるコンピューター室におき、各階・各学年との連絡にトランシーバーを使用するなど、よく考え、工夫された運営でした。そして、何よりも提案者の説明や質問に対する答弁を集中して聴いていた生徒全員の落ち着いた雰囲気がよかったです。特に、1年生は小学校では経験したことのない生徒主導の総会、先輩たちの見事な進行ぶりにとても驚いている様子でした。
リンカーン大統領ではありませんが、まさに、「生徒の、生徒による、生徒のための総会」であったとお世辞抜きで褒められる大人顔負けの総会でした。総会の後半では活動方針や予算案の承認に続き、生徒からの議題として「気持ちのよい挨拶をするための活動」について3つの学級から提案され、1つは残念ながら否決、もう2つは可決をされました。時間さえ許せば、否決されてしまった提案も修正意見を加えながら再検討するとさらに深まった総会になったと思います。
今日の総会の承認・決定事項の実現に向けて、生徒全員で一丸となった「チーム湖北中」がますます学校で、そして地域でも活躍し、生徒一人ひとりもさらに成長していくことを願っています。
臨機応変の対応で会を成功に導いた生徒会役員、議長等を務めた関係生徒全員に感謝したいと思います。
進路実現に向けて!3年生補習に頑張る
コロナ禍による授業進度の遅れを取り戻すために、本校では1学期中は40分の7時間授業を実施し、体育祭を始めとして中止が決定している行事の、本来であれば練習や準備の時間も授業に充てながら回復に努めています。ただ、一貫して強調しているのは、遅れを取り戻すことだけに意識が集中し、子ども不在の授業を創らないこと。教員が一方的に喋るだけで何の工夫もしなければ、瞬く間に教科書は進んでいくけれど、それによって子どもたちが「授業がつまらない」と思ってしまったら本末転倒。学ぶことが嫌いな子どもを育ててしまったら学校の存在価値はなくなり、将来にわたって学び続ける人材の育成は不可能です。
ただ、そうは言っても、例年と比較すれば授業が相対的に早足で進んでいたのは事実で、その補充のために、以前ホームページでも紹介したような夏休みの学習会(補習)を実施してきました。そして2学期がスタートし、特に受験を控えて待ったなしの3年生を対象に週に2日、数学に重点をおいて放課後の学習会(補習)を実施しています。希望者は全員が参加できますが、数学に苦手意識が強い生徒などには教員からも声をかけて参加を促しており、数学の教員はもちろん、ボランティアで教えに来てくれている先生も子どもたちのために頑張ってくれています。まだ始まったばかりで参加者も多くはないようですので、この機会を積極的に利用して学力の向上に役立て、進路実現にも繋げてほしいと願っています。3年生の保護者のみなさんからも、お子さんの背中を押していただけると幸いです。よろしくお願い致します。
また、生徒たちの授業支援のため、新たに学習サポーターとして、将来教職を志している以下の3名(学生)が、実質学校職員の役割を担い、授業のTTや補習における個別支援を行っていますので、ご承知おきください。
津田 萌花(社会、特別支援・吹奏楽部) 金曜日勤務
森 千夏(保健体育・陸上部) 火、木、金曜日勤務
福田 開斗(数学・ソフトテニス部) 木曜日勤務
学校生活向上を願って!朝の挨拶運動
今月、25日(金)に延期されていた生徒総会をようやく開催する運びとなり、今、生徒会役員を中心にその準備を着々と進めているところです。
その議題の一つに「気持ちの良い挨拶をするために…」というのがあるのですが、それが議題にあがったきっかけの一つとして、7月から生徒会総務が主体的に取り組んだ正門での朝の挨拶運動があるようです。ご承知のように、現在、部活動の朝練習はできない状態が続いていますので、ほとんどの生徒は7時45分を過ぎる頃から正門を通過し始めます。その時間帯、暑い日も雨の日も活動を継続していく中で、自分から挨拶をしない、声が小さい、相手の目をしっかりと見ていないなどの課題に危機感をもったようです。
私も正門に立って生徒を迎えると、ほとんどの生徒はしっかりと挨拶を返してくれると感じているのですが、生徒会のリーダーたちの方が、より厳しい目でさらなる学校の向上を考えているということも言えるかもしれません。いずれにせよ、挨拶運動は現在も継続中で、運動を展開しながら、挨拶の仕方について詳細なデータも集めています。
来月には生徒会役員の改選が行われ、学校の屋台骨は3年生から2年生へと引き継がれます。特に3年生には、この生徒総会を最後の大仕事として大成功に終わらせ、結果、挨拶を筆頭に学校生活が向上した実感をもって下級生にバトンが渡されることを願っています。「ガンバレ!生徒会総務」
学校運営協議会委員の訪問「みんなで創る地域の学校」に向けて!
既に保護者会や学校だより、ホームページを通してお知らせしているところですが、学校・家庭・地域が三者総ぐるみで湖北の未来を担う大切な子どもたちを育てていく「みんなで創る地域の学校」を実現するための取り組み、数年後のコミュニティ・スクールの土台を築くための第一歩を本校は踏み出しています。
そのために学校運営協議会委員(仮)のみなさんには、コロナ禍の中ですが、感染防止に十分な注意を払っていただいたうえで、日常の学校・生徒のそのままの姿、現状を参観してもらえるようにお願いをしているところです。
そして、9日(水)には賛同していただいた委員の方が、2時間かけて全学級の授業を参観してくださいました。終わってから校長室でいろいろと感想やご意見を頂戴し、先生方が一生懸命に指導している、生徒が落ち着いているといったお褒めの言葉とともに、先生が喋りすぎる授業では生徒の集中力が落ちている、生徒が活動しているときに板書をしているのは?必要があれば模造紙等に書いて用意しておいた方がいいといったご指摘もいただきました。
本来、9月には保護者・地域のみなさんに向けて自由参観の機会をもつところですが、残念ながらコロナの影響で中止せざるを得ない状況です。その状況にあって、このように学校運営にも携わっていく代表の方に学校の現状を正確に把握していただくことは、とても重要で必要不可欠なことだと思います。委員の方からいただいた貴重な声を今後の学校運営に反映させるべく、さらなる努力をしていく所存です。
科学部、ソーラークッキング大会に挑む!
7月末に実施した部活動の市内大会壮行会で、科学部の生徒が「8月に大会があるので頑張ってきます」と全校の前で宣言したことが記憶に残っています。
科学部はここまでペットボトルロケットを作って文化祭やバザーで披露したり、ちょっとした科学実験を地域のイベントで行ったりと活動を継続してきましたが、今回は宣言通り、30日(日)に川村学園女子大学で行われたソーラークッキング大会に参加をしてきました。
野田市と流山市からそれぞれ中学校が1校参加している他は、高校生や一般の方が自分たちの工夫した道具を駆使し、炎天下の中、炊飯部門と湯沸かし部門で熱い戦い?が繰り広げられました。本校は炊飯部門に2グループ、湯沸かし部門に1グループがエントリーし、残念ながら入賞は逃しましたが、飯盒のご飯がしっかりと炊けていたり、お湯の温度が学校での記録を大きく上回るなど、楽しそうに一生懸命になって活動していました。
このソーラークッキング大会は、11月には何と全国大会が開催され、再び本校科学部も参加する予定です。実は科学部の活動は、諸般の事情によって現2年生の活動終了をもって幕を閉じることになっています。そんな状況で、部員たち(特に3年生)は最後を飾るにふさわしい素晴らしい大会に参加し、他の団体と一生懸命に競ったことが思い出となり、自信となって自分自身の次への挑戦に活かしてくれればと願っています。
※上記以外の大会の様子(写真)は部活動の科学部のページをご覧ください。
平和を学ぶ!広島派遣中学生出発
8月10日(月)、午前7時20分、被爆地・広島で原爆の惨禍と平和の尊さについて学ぶことを目的に市内中学校の代表派遣生徒9名がけやきプラザ前に集合、出発の会を行って我孫子駅を後にしました。本校からは生徒会役員である2年生の染谷さんが全体の副団長として参加しました。残念ながらコロナウイルスの影響で、例年のような平和記念式典への参加は叶わなかったのですが、それぞれがそれぞれの思いと目的を胸に、決意に満ちた表情で参加しているように感じられる朝のスタートでした。
参加に当たっては、それぞれに今回の広島派遣に対する強い思いや学んできたいことについて担当者に話しがあったと聞いています。例年、本校でも表には出ないまでも参加希望者が数名はいると聞いていますが、染谷さんは選ばれて出発の日を迎えることができたのだと思っています。
終戦から75年、戦争について語ってくれる地元の方たちとも触れ合いながら平和への思いをしっかりと実感し、12月の市の報告会はもちろん、校内の学習成果発表会や日々の学校生活、地域での諸活動に活かしていってくれれば…と願っています。
また、生徒たちは15日(土)に手賀沼公園で行われる我孫子市平和記念式典にも参加する予定です。後日、その様子もアップさせていただきます。
→申しわけありません。急な用事で出席することが叶いませんでした。染谷さんにも申しわけ
なかったです。
※広島派遣生徒・出発時の様子
学力向上に向けて!1年生夏休みの学習会
短い夏休みも前半の10日が過ぎようとしています。3年生は部活動で最後の市内大会(部活動のページに写真掲載)を充実した表情で終え、ほとんどの生徒が次の目標である進路選択・実現に向けて舵を切りました。2年生は多くの部活で3年生からリーダー学年を引き継ぎ、新体制・新チームで暑い毎日を練習に励んでいます。
そんな中、1年生では夏休みの課題や1学期の復習はもちろん、小学校でのつまづきを克服するために、希望者による学習会を実施しました。学年の職員はもちろん、ボランティアの先生にもご協力いただき、参加した生徒も、連日、学年の半数の60名を超える盛況で大変に有意義な時間となりました。午前中に部活動の練習を終えた後、弁当を持参して午後の学習会に参加する生徒、教室で立ったまま学習をしていたので「どうしたの?」と尋ねると「座っちゃうと眠くなって集中できないんです」と答える生徒など、本当に自らの学力向上に向けて頑張って勉強しようという意欲が感じられました。
コロナウイルスによる休校で学力の心配をされている保護者の方も多いと思いますが、1学期に行った到達度確認テストに向けての補習やこの学習会など、学校としても可能な範囲で生徒たちの学力保障に努めていきたいと考えています。このような取り組みに、ぜひ積極的に参加するようお子さんの背中を押していただけましたら幸いです。よろしくお願い致します。
コロナ禍の学校、こんな授業をしています!
1学期も終わろうとしていますが、本校では授業を実施するにあたり(コロナ禍による休校で進度に遅れが出ていることはご承知のことと思いますが)、教科書を終わらせることばかりに意識がいって生徒不在の授業を創らない。つまらない授業で勉強嫌いの生徒を作っては本末転倒であり、これからの時代が要請している資質・能力も育むことができないということを申し合わせています。従って、感染には十分に配慮しながらICT機器を活用したり、実験を行ったり、必要に応じてグループ活動も実施してきました。
さて、既にお知らせはしてありますが、昨年度の全国学力・学習状況調査では、本校生徒の弱点として読解力の低さや読書習慣の不足が明確となりました。それを克服するために年度当初計画していた手立ては休校により実施できていないのですが、1学期の最終週、国語の授業では図書室を利用して本のPOP作りに取り組みました。自分が読んで気に入った本を仲間が手に取ってくれるように、一生懸命に紹介文やイラスト、レイアウトを考えて工夫して作製しています。
こういった授業を保護者・地域のみなさんにぜひ見ていただきたいのですが、コロナの影響でそれができないことが残念でなりません。ただ、このようにして生徒たちは短くなった夏休みにがっかりすることなく、しっかりと学んでいますので、ご安心いただければと思っています。
3年生へのエール!市内大会壮行会
28日(火)、8月1日(土)から行われる部活動の市内大会に向けた壮行会を実施しました。この市内大会は、葛南・県大会などが相次いで中止とされている状況で、ここまで2年半頑張ってきた3年生のために、何とか最後の場を用意できないかということで思案され、様々な困難を乗り越えて実施に漕ぎつけたものです。
感染を避け、密を避けるためにグラウンドでの実施、吹奏楽部にも発表の機会をということで間隔を十分にとっての演奏、そのため、雨模様の天気が気になるところでしたが、生徒たちも意識をしっかりともち、とても良い雰囲気で会が進行しました。ちなみに、ここには運動部だけでなく、ソーラークッキング大会に出場する科学部も参加し、立派に決意を述べていました。
私からは、3ヶ月半に及ぶ休校期間、葛南大会の中止で意欲をなくしたり、目標を見失って途中でやめてしまった者がいなかったことへの賞賛、「努力は決して裏切らない」という言葉は目先の大会での勝敗のみを指しているのではなく2年半頑張ってきたことに何一つ無駄なことはないという話をして大会での健闘を激励しました。
3年生には、この大会で精一杯全力を出して終わったという思いを胸に、部活動は後輩に後を託し、次の目標である進路選択・実現へと舵を切ってくれることを願い、私も最後の応援に駆けつけたいと思っています。
職員VS.ソフト部 市内大会壮行試合
うんざりするような梅雨の長雨が止んだ束の間の時間、晴天とはいかずグラウンドコンディションも今一でしたが、2週間後に迫った市内大会への激励の意味も込め、急造の職員チームがソフトボール部に試合を挑みました。
試合は序盤から接戦で、ソフト部が先制して職員チームが追いつくという展開で進みました。職員チームには時折珍プレーも飛び出しましたが、それをカバーする腕力で長打を放ち、一方、ソフト部はピッチャーを中心とした堅い守りで最終回までソフト部が1点リードし、後攻の職員チームが最後の攻撃を迎えました。
…というところで、お互いの名誉のためにあえて結果は書きませんが、真剣な勝負の中にも笑顔あり、楽しさありというとても良い雰囲気で壮行試合が行われたことを報告しておきます。
七夕の笹飾りを見て…
九州地方を中心とした豪雨による甚大な被害、新聞等で目にする犠牲になった方々の遺族のみなさんの話には、本当に心が痛む思いがします。心よりお見舞い申し上げたいと思います。
一方で千葉県、我孫子市もすっきりしない梅雨空が続き、昨日(7/7(火))は七夕ということで、給食もそれにちなんだ献立で生徒たちは喜んでいましたが、残念ながら帰宅して天の川を眺めて織姫と彦星に思いを馳せるとはいかなかったようです。
そんな中、学校では七夕祭りとはいきませんが、生徒が短冊に願いを書き、採ってきた竹に吊り下げて簡単な笹飾りを置いていました。短冊には「成績がよくなりますように」とか「部活で~ができますように」「ダイエットできますように」といった自身の願い事の他、「コロナ騒ぎが早く終わりますように」といった書き込みも何人か見られました。この窮屈な生活、行事等の中止に悲鳴をあげているのかな?とも想像できます。
ちなみに、一刻でも早く通常の学校生活を取り戻したいことと、七夕の習わしは習わしとして、「願いを叶えるのは他力本願ではなく、自分の努力で道を切り拓けよ!」というのが私の願いです。ちょっと興ざめしてしまいますが…。
笑顔がはじけた1、2年生学年レク
登校再開から1ヶ月、仕方がないこととはいえ、来る日も来る日も授業三昧、それも1日7時間、楽しみにしていた行事ものきなみ中止…なんてことを私がぼやいてはいけないのかもしれませんが、にも関わらず生徒たちの日々の活動への一生懸命さには本当に頭が下がる思いです。加えて、2年生は学級編成があり、1年生は当然新しい仲間たちで学級・学年を編成していますから、例年であれば仲間作りを目的として、みんなが仲良くなるための校外学習などを実施しているところです。
そんな状況を鑑みて、昨日(7/3(金))、1、2年生が学年レクを実施しました。コロナ対策に万全を期すため、短い時間で密を避けて、そして事前事後の手洗い・消毒をしっかり行うということで、2年生はドッヂボールを、1年生は工夫を凝らし、学校の敷地と外周を使ったウオークラリーを行いました。
残念ながら、私は出張のためにその様子を見ることはできなかったのですが、帰校してからそれぞれの学年職員に話を聞くと、ここまでたまっていた思い?をぶつけて全力で汗を流して笑顔で楽しんでいた、ウオークラリーでは仲間同士の協力が随所に見られ、こちらも笑顔で大盛り上がりであったなど、とても良い雰囲気で実施できたということです。
また来週から生徒たちにとってはある意味窮屈な日々が始まりますが、昨日の様子はもちろん、3年生も含めて葛南大会がなくなったにも関わらず、全力で部活動にも打ち込めている生徒たちを見ていると、コロナウイルスで失った日々の大きさは計り知れませんが、湖北中はそれを十分に乗り越えて、さらに前に進んでいくことを実感できる気がする昨今です。
※学年レクの様子(写真)については下以外にも「生徒活動の様子」のページにアップしていま
すので、ご覧いただければと思います。
新生部活動スタート!1年生正式入部
昨日(7/1(水))、部活動集会が行われ、1年生が正式入部となりました。どの部活動も部長・副部長が中心となって会を進行し、輪になって自己紹介を1分間スピーチで行っていた吹奏楽部など、大変に和やかな雰囲気で3学年そろった初めてのミーティングが行われていました。
柔道部と現2年生の活動終了をもって部活動がなくなる科学部は、残念ながら1年生の入部はありませんでしたが、両部ともに2、3年生でしっかりと会を運営している様子が見られ安堵しています。(各部の部員数については下記をご覧ください)
部活動集会が終わってから1時間程度しか時間が残されていませんでしたが、それぞれの部活動で練習に汗を流し、1年生の面倒を丁寧に見ている2、3年生の姿も印象的でした。3年生は基本的に残り1ヶ月、1年生は例年より2ヶ月以上遅くなった入部ということで、一緒に活動できる期間はわずかしかありませんが、3年生には1年生の記憶に残るような全力で活動に取り組んでいる先輩としての姿を、1年生には先輩の一生懸命な姿に学ぶ姿勢を期待したいと思います。
そして、そのことが3年生の次の目標である進路選択・実現に、1、2年生の8月からの新チームでの充実した活動に、必ず繋がっていくと信じています。
※令和2年度 部活動部員数一覧(令和2年7月1日)
部活動名 男子 女子 総合計
3年 2年 1年 合計 3年 2年 1年 合計
陸 上 6 5 12 23 4 6 7 17 40
サッカー 9 10 7 26 26
野 球 2 4 7 13 13
男バスケ 8 9 7 24 24
女バスケ 7 5 4 16 16
男テニス 8 14 6 28 28
女テニス 4 14 6 24 24
男子卓球 10 13 12 35 35
女子卓球 8 9 6 23 23
バ レ ー 5 2 10 17 17
ソ フ ト 6 4 10 20 20
剣 道 6 0 13 19 3 3 1 7 26
柔 道 2 4 0 6 6
吹 奏 楽 2 0 6 8 10 4 8 22 30
美 術 0 0 4 4 9 6 6 21 25
科 学 5 7 0 12 0 1 0 1 13
修学旅行・林間学校の中止決定について(生徒への話)
本日(6/30(火))、我孫子市教育委員会からの修学旅行・林間学校中止についての文書を生徒を通して配付しました。大変に残念なことであり、生徒、特に3年生の気持ちを考えると胸が張り裂ける思いもします。
市や校長会としても何とか実施したい思いで、ぎりぎりまで検討を重ねてきましたが、準備期間を考えると、出発が早い学校は結論を出さなくてはならないタイムリミットでもあり、現状を鑑みて中止の判断に至ったことをご理解いただくと同時に、下記に今日、生徒たちに話した内容を原文のまま記載しましたので、配付した文書と一緒にお読みいただければと思います。
※帰りの会で生徒に向けて話した全文
全校のみなさんにとても大切なお知らせがあり、帰りの会の時間をもらって私から話をすることとしましたのでよく聞いてください。
内容は生徒のみなさんはもちろん、先生方にとっても大変に残念な、悔しい思いもある報告です。
昨日、夕方、我孫子市教育委員会より通知があり(このプリントは私の話が終わった後に担任の先生から配られます)、今年度の修学旅行・林間学校の中止が決定しました。これはこの2つの行事に限らず、長距離の移動はもちろん、宿泊を伴う校外学習の中止という解釈をしていますので、1年生にも関わってくることがあるかもしれませんので1年生もみなさんも耳を傾けていてください。
本校の先生方はもちろんですが、市内の全ての先生方、全小中学校の校長先生、教育委員会の先生方全員が、3年生の最後となる修学旅行、そして林間学校を実施させてあげたいという思いで、周辺の市・学校が早々と中止を決定する中、何とか実施できないかとぎりぎりまで検討を進めてきました。ここでいうぎりぎりというのは、市内で1番最初に出発する予定の学校の準備に要する時間等を考えた場合のぎりぎりということです。
検討の結果、例え実施にこぎつけることができても多くの行動制限を伴うこと、万が一の場合は命にも関わる案件でもある以上、安全を最優先としてクリアしなくてはならないハードルがいくつもあり、それをすべて乗り越えることは不可能という判断に至りました。
具体的には、感染が再び拡大してきた東京への公共交通機関を使った移動、新幹線車内やバス内での行動制限(マスク着用、対面座席の禁止、レク等の制限、会話の制限等々)、見学地での行動制限(混雑回避等)、今回、実際に林間学校で農業体験学習の受け入れが不可となってしまいましたが、予定されている体験学習などの実施に厳しい面(密になる場面等)もあること、宿舎での行動制限(食事の方法、集会の禁止等)や部屋・風呂で密になる状況と考えるときりがなくなってしまいます。
また、例年、林間学校・修学旅行とも体調不良者・発熱者が必ず数名は出てしまうという現状があり、今年度の場合、万が一を考えて、そういった人たちを集団から離さなくてはいけない、その場合、その生徒を待機させる場所が、特に複数の生徒に発熱等の症状があった場合に一人ひとりを分けておく場所が確保できるのか?一人ひとりに付き添っていられる大人は確保できるのか?検査も含めた医療機関の対応は本当に大丈夫なのか?といった不安も次から次へと出てきます。そして、8月から9月に実施する予定であった学校には熱中症への心配と対応、具合が悪くなる生徒が倍増してしまう懸念もあり、そのような状況が発生したら、通常の修学旅行・林間学校はとても継続できる状況ではなくなってしまいます。
また、本校でも数件ありましたが、特に実施予定日が近づいてくるにつれ、保護者の方からによる不安と問い合わせが増えてきているようです。保護者としての心配は当然のことだと思いますが、それによってクラスで、学年で何名かの仲間が参加を断念するという状況になったとき、行けない仲間を無視して実施できるのかという問題も出てきます。
以上のような現実を直視し、本当に残念で生徒のみなさんには申し訳ない気持ちもありますが、本年度の修学旅行・林間学校・及び年内の宿泊を伴う校外学習については中止という結論に至りました。
もう既に学年で集会を開いたり、少しずつ準備を進めようとしているみなさん、2年生は2月には林間学校の学習のスタートとして磐梯からブラタモリの先生をお招きしたりもしましたが、今の私からの話を受け止め、今はがっかりした気持ちや不満を隠す必要はないけれど、最後は冷静に、中学生として自分の気持ちに分別をつけた判断・対応をお願いしたいと思っています。
人生で1番難しいこと、それは諦めることと赦すことだと言います。大人でも大変に苦しんでいるこのコロナウイルスという難題に、まだ中学生のみなさんが直面しなければならないことは先生としても心が痛むし、運命のいたずらというにはあまりにも残酷であると思います。
ただ、私はみなさんが憧れている野球のイチロー選手やサッカーの三浦知良選手、それ以外でも一流のパフォーマーが泣き言を言っているのは見たことがありません。一流選手でもスランプに陥ったり試合に出られなかったり、三浦選手はワールドカップの代表メンバーから突然外されたこともありましたが…。けがをしてプレーできないことがあっても、それでも彼らは黙々と準備をして明日という日に備えています。常に前向き、それが一流の条件だと思います。もちろん、みなさんにそこまでは要求できません。だから今日は悔しがればいいし、不満をもてばいい。でも明日はぜひ別の日にして気持ちを切り換えてほしいのです。
みなさんの世代はきっと後世に何らかの名前が残る世代になると思います。今年はそれほど歴史に残る1年なのです。10年後、20年後に胸を張って、「俺たちは(仮称)コロナ世代(言い方は?ですが…)だ、だから逆境に負けない強さがあるんだ」そんな風に言えるようになってくれるとうれしいです。
天を恨まず、人をとがめず。とても大変なことで先生なんかはとてもその境地にはありません。でも、そんな大人になれたらとても素敵だとは思っています。
終わりになります、この後配付されるプリントにも書いてありますが、もし世の中の状況が落ち着いてコロナウイルスが収束にむかえば、修学旅行・林間学校の代わりとはいかないまでも、年が明けて3学期、3年生はもちろん受験が終了してからになりますが、代替の行事を企画する余地があることを付け加えると同時に、体育祭については、今、何の競技ができて何ができないのか、それを見極めながら検討している最中であり、先生も3年生の考えを聞くために生徒会の人たちと話をさせてもらっているところだということを伝えて話を終わります。
なお、この話の内容はホームページにもアップしますので、配付されたプリントだけでは詳細がわからないというお家の方がいたら、ホームページの方も見るようにみなさんから伝えてください。
溢れる笑顔!一斉登校開始
昨日(22日(月))から一斉登校が始まり、先週までに増して校内に活気が戻ってきました。生徒たちも分散登校では顔を合わすことのできなかった仲間との久し振りの再開に笑顔が溢れています。
ただ、休み時間など、どうしても今までよりも密な状況になることもあり、私たちも「ソーシャルディスタンス」を生徒との合言葉に、声をかけながら注意喚起をしています。また、ここでの油断が今後の学校生活に暗い影を落としかねないことを担任から改めて指導し、危機意識を高めるようにしています。
授業中や給食中など、まだまだ制限が多く不自由な生活ですが、生徒たちはしっかりとマナーを守り、我慢すべきところは我慢して、今年度、初めて全校生徒がそろった学校生活の1日目を過ごしました。もう二度と後戻りすることがないよう、私たちも気を引き締めて、生徒とともに頑張っていこうと思います。
また、今日(24日(火))から3ヶ月遅れで1年生の部活動見学・体験もスタートします。短い時間ではありますが、この期間にたくさんの部活動を見学・体験し、自分の興味関心が高い、自分の適性にあった部を選択・決定できるよう、1学年職員も個々にアドバイスをしていきたいと考えていますので、保護者のみなさんもお子様の話に耳を傾け、相談に乗っていただければと思います。
部活動保護者会については、7月に入ってから各部活動ごとに開催をする予定でいます。後日、顧問を通して連絡を差し上げますので、よろしくお願い致します。それ以前でも、質問やご不明な点がありましたら、遠慮なく学校までお問い合わせください。
生徒への応援メッセージ!保護者と協働した除草作業
13日(土)に雨のため延期となっていたPTA有志による除草作業を本日(21日(日))に実施しました。本校の川口学校支援コーディネーター、竹内PTA会長の呼びかけに応じ、突然の日程変更にも関わらず、しかも日曜日ということもあり翌日に仕事を控えている方もいらっしゃると思うのですが、休日返上で教職員も含めて何と50名に迫ろうかというみなさんにご協力いただくことができました(生徒や小さいお子さんにも手伝ってもらいました)。
前日よりは多少涼しかったとはいえ、炎天下の中、2時間にもわたる作業でしたが、参加者全員が本当に一生懸命に、時間いっぱい汗を流して活動してくださいました。昨年度はこういった試みはできませんでしたが、たくさんの保護者の方に支えられている湖北中であることを改めて実感しています。
先週から部活動が分散で再開され、明日からは一斉の活動となります。久し振りの部活動で子どもたちは活き活きと活動していたとはいえ、特に3年生は葛南・県大会やコンクールといった目標がなくなり、気落ちしている面も多かれ少なかれあると思います。そんな中、今回の保護者のみなさんのご協力は、「学校に関係している大人がみんな君たちのことを応援しているよ!」というメッセージを子どもたちに届けられるような気がしています。これを心の糧として、勇気をもらった生徒たちが、また明日から部活動を始めとした諸活動に全力で頑張ってくれることを願っています。
ご協力いただいた保護者のみなさんに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
部活動が再開して…
主に高校など県立学校の学校再開に向けての動向が新聞等のマスコミで報道されていますが、本校(我孫子市)もそれに沿って学校の通常化を目指していますので、一昨日(15日)から部活動も再開しました。
とは言っても、約3ヶ月半のブランクがあり、まだ完全にコロナウイルスの収束とはいかない状況ですので、感染防止に十分な注意を払いながら、分散登校中ということもあり人数を減らして午後組のみの活動、時間も短縮して、まずは今週と来週で体力回復を図るメニューというように段階的に計画を立てて取り組んでいます。
というように、少ない時間で少人数ではありますが、多くの生徒たちが待ちに待った部活動再開。どの生徒も笑顔で元気よく、思い切り動いて汗を流している姿に、なぜかホッとして感動している自分でした。
地域の教育支援、今年もスタート!
13日(土)に予定されていた保護者の方有志による除草作業は、残念ながら降雨のために延期となってしまいました。参加を考えていただいていた保護者のみなさんには感謝申し上げると同時に、後日、川口学校支援コーディネーターから延期となった期日の連絡が入ると思いますので、お時間が許すようでしたら、引き続きご協力をお願いしたいと思います。
さて、上記のように保護者による学校支援は延期となってしまいましたが、昨年度に引き続き、地域の方々による教育支援を、学校再開に伴って少しずつ実施できるようお願いしています。もちろんコロナウイルスの状況を考え、生徒にもボランティアの方にも感染防止の措置をとっていただきながら手探り状態でのスタートとなりましたが、「学校・保護者・地域が3者総ぐるみとなって地域の宝である子どもたちを育てていく」ための今年度の第一歩がようやく始まったという想いです。
現在、本校を最後に退職された元教員の中野先生が昨年度に続き、数学を中心とした生徒の支援に加え、経験の浅い先生たちの補助を行ってくれている他、今年度からは地域で「おはよう農園」を開設、平飼いによる養鶏にも取り組まれる恒川先生がひばり学級の自立活動の支援をしてくださっています。12日(金)は初めての顔合わせで自己紹介をした後、学校内の畑で野菜を上手に育てるためのいろいろな知識を学ぶことができました。今後、先生所有の畑で作業をさせていただいたり、収穫、販売の実体験もしていく予定です。まさに、新しい学習指導要領の目玉の1つでもある「活きて働く知識・技能」を身につけ、生徒の成長にも繋がる絶好の機会と捉えています。
このような地域の方との触れ合いを通し、生徒たちは社会性を身につけコミュニケーション力も高めていきます。コロナウイルスが収束したら、昨年度同様に家庭科での授業支援を始め、生徒たちの「学力向上」に資するための様々な取り組みも考えていきたい所存です。
今後ともよろしくお願い致します。
安心してください!授業に集中する生徒たち
学校再開から2週間が経とうとしていますが、子どもの安全はもちろん、多くの保護者のみなさんの心配は休校で遅れに遅れてしまった学習、授業の進度ではないかと思います。今、分散登校で午前・午後とも1単位時間を短縮して4時間ずつ実施し、22日(月)の通常登校からは同様に1日7時間で行う予定です。
ただし、進度を気にするあまり生徒不在の授業、生徒の理解度を顧みず教員が一方的に話し続けるだけの授業や生徒を勉強嫌いにしてしまう授業は御法度です。密を避けるため、本来、本校がめざしているグループでの「学び合い」や仲間と協働する学習は控えざるを得ませんが、最低限、生徒の興味関心を惹きつけるために、各先生方が工夫を凝らしながら実践しているところです。
そして、1クラス当たりの人数が少ないことや1単位時間が短いことが幸いしてか、生徒は大変に集中して授業に取り組んでいます。例えば、理科の実験などは一人で1実験という状況ですので、他を頼ることができずに自ずから緊張感をもって取り組む。数学は基本的に二人態勢で授業をしていますので、一人ひとりに目が行き届くといった感じです。
生徒の学力向上を考えると、少人数で授業を行うのがいかに効果的かということを改めて考えさせられたこの2週間でした。近い将来、それが可能になるような1クラス当たりの標準人数の削減や教職員数の増加、実現してほしいとつくづく思っています。
給食も再開!少しずつスモールステップで
まだ分散登校が2週間続く予定ですが、昨日(8日)から給食が再開され、朝に清掃の時間を設け、授業も午前4時間・午後4時間と少しずつステップを踏んで通常の学校生活に戻しつつあります。
ただし、当分は新しい生活様式に則って、給食は手洗いを徹底して全員が前を向いての食事、体育の授業は熱中症予防の観点からマスクを外してはいるものの隣との距離を常に意識しながらの行動、音楽の授業では合唱やリコーダー演奏はできないので各自が好きなジヤンルの音楽を題材にして作製した新聞の鑑賞会、美術は屋外に出てスケッチ、教室ではエアコンをつけながら窓を開けて換気等々、挙げるときりがないほどの制約があります。
それでも、久し振りの給食に笑顔で舌鼓を打つ生徒の表情や先週よりも一段と活気のある声を聞くにつれ、「やっと学校が学校らしくなった」と感慨深いものがあります。入学式の式辞でも話しましたが、「ようやく長かったトンネルに光が差し始め、暗く寂しい夜にも朝日が昇り始めました」。今は、二度と元の状態に戻らないことだけを信じ、生徒とともに令和2年度の教育活動を充実させていきたいと願うばかりです。