校長室から

校長室から

修学旅行・林間学校の中止決定について(生徒への話)

 本日(6/30(火))、我孫子市教育委員会からの修学旅行・林間学校中止についての文書を生徒を通して配付しました。大変に残念なことであり、生徒、特に3年生の気持ちを考えると胸が張り裂ける思いもします。

 市や校長会としても何とか実施したい思いで、ぎりぎりまで検討を重ねてきましたが、準備期間を考えると、出発が早い学校は結論を出さなくてはならないタイムリミットでもあり、現状を鑑みて中止の判断に至ったことをご理解いただくと同時に、下記に今日、生徒たちに話した内容を原文のまま記載しましたので、配付した文書と一緒にお読みいただければと思います。

※帰りの会で生徒に向けて話した全文

 全校のみなさんにとても大切なお知らせがあり、帰りの会の時間をもらって私から話をすることとしましたのでよく聞いてください。
 内容は生徒のみなさんはもちろん、先生方にとっても大変に残念な、悔しい思いもある報告です。
 昨日、夕方、我孫子市教育委員会より通知があり(このプリントは私の話が終わった後に担任の先生から配られます)、今年度の修学旅行・林間学校の中止が決定しました。これはこの2つの行事に限らず、長距離の移動はもちろん、宿泊を伴う校外学習の中止という解釈をしていますので、1年生にも関わってくることがあるかもしれませんので1年生もみなさんも耳を傾けていてください。
 本校の先生方はもちろんですが、市内の全ての先生方、全小中学校の校長先生、教育委員会の先生方全員が、3年生の最後となる修学旅行、そして林間学校を実施させてあげたいという思いで、周辺の市・学校が早々と中止を決定する中、何とか実施できないかとぎりぎりまで検討を進めてきました。ここでいうぎりぎりというのは、市内で1番最初に出発する予定の学校の準備に要する時間等を考えた場合のぎりぎりということです。
 検討の結果、例え実施にこぎつけることができても多くの行動制限を伴うこと、万が一の場合は命にも関わる案件でもある以上、安全を最優先としてクリアしなくてはならないハードルがいくつもあり、それをすべて乗り越えることは不可能という判断に至りました。
 具体的には、感染が再び拡大してきた東京への公共交通機関を使った移動、新幹線車内やバス内での行動制限(マスク着用、対面座席の禁止、レク等の制限、会話の制限等々)、見学地での行動制限(混雑回避等)、今回、実際に林間学校で農業体験学習の受け入れが不可となってしまいましたが、予定されている体験学習などの実施に厳しい面(密になる場面等)もあること、宿舎での行動制限(食事の方法、集会の禁止等)や部屋・風呂で密になる状況と考えるときりがなくなってしまいます。
 また、例年、林間学校・修学旅行とも体調不良者・発熱者が必ず数名は出てしまうという現状があり、今年度の場合、万が一を考えて、そういった人たちを集団から離さなくてはいけない、その場合、その生徒を待機させる場所が、特に複数の生徒に発熱等の症状があった場合に一人ひとりを分けておく場所が確保できるのか?一人ひとりに付き添っていられる大人は確保できるのか?検査も含めた医療機関の対応は本当に大丈夫なのか?といった不安も次から次へと出てきます。そして、8月から9月に実施する予定であった学校には熱中症への心配と対応、具合が悪くなる生徒が倍増してしまう懸念もあり、そのような状況が発生したら、通常の修学旅行・林間学校はとても継続できる状況ではなくなってしまいます。
 また、本校でも数件ありましたが、特に実施予定日が近づいてくるにつれ、保護者の方からによる不安と問い合わせが増えてきているようです。保護者としての心配は当然のことだと思いますが、それによってクラスで、学年で何名かの仲間が参加を断念するという状況になったとき、行けない仲間を無視して実施できるのかという問題も出てきます。
 以上のような現実を直視し、本当に残念で生徒のみなさんには申し訳ない気持ちもありますが、本年度の修学旅行・林間学校・及び年内の宿泊を伴う校外学習については中止という結論に至りました。
 もう既に学年で集会を開いたり、少しずつ準備を進めようとしているみなさん、2年生は2月には林間学校の学習のスタートとして磐梯からブラタモリの先生をお招きしたりもしましたが、今の私からの話を受け止め、今はがっかりした気持ちや不満を隠す必要はないけれど、最後は冷静に、中学生として自分の気持ちに分別をつけた判断・対応をお願いしたいと思っています。
 人生で1番難しいこと、それは諦めることと赦すことだと言います。大人でも大変に苦しんでいるこのコロナウイルスという難題に、まだ中学生のみなさんが直面しなければならないことは先生としても心が痛むし、運命のいたずらというにはあまりにも残酷であると思います。
 ただ、私はみなさんが憧れている野球のイチロー選手やサッカーの三浦知良選手、それ以外でも一流のパフォーマーが泣き言を言っているのは見たことがありません。一流選手でもスランプに陥ったり試合に出られなかったり、三浦選手はワールドカップの代表メンバーから突然外されたこともありましたが…。けがをしてプレーできないことがあっても、それでも彼らは黙々と準備をして明日という日に備えています。常に前向き、それが一流の条件だと思います。もちろん、みなさんにそこまでは要求できません。だから今日は悔しがればいいし、不満をもてばいい。でも明日はぜひ別の日にして気持ちを切り換えてほしいのです。
 みなさんの世代はきっと後世に何らかの名前が残る世代になると思います。今年はそれほど歴史に残る1年なのです。10年後、20年後に胸を張って、「俺たちは(仮称)コロナ世代(言い方は?ですが…)だ、だから逆境に負けない強さがあるんだ」そんな風に言えるようになってくれるとうれしいです。
 天を恨まず、人をとがめず。とても大変なことで先生なんかはとてもその境地にはありません。でも、そんな大人になれたらとても素敵だとは思っています。
 終わりになります、この後配付されるプリントにも書いてありますが、もし世の中の状況が落ち着いてコロナウイルスが収束にむかえば、修学旅行・林間学校の代わりとはいかないまでも、年が明けて3学期、3年生はもちろん受験が終了してからになりますが、代替の行事を企画する余地があることを付け加えると同時に、体育祭については、今、何の競技ができて何ができないのか、それを見極めながら検討している最中であり、先生も3年生の考えを聞くために生徒会の人たちと話をさせてもらっているところだということを伝えて話を終わります。
 なお、この話の内容はホームページにもアップしますので、配付されたプリントだけでは詳細がわからないというお家の方がいたら、ホームページの方も見るようにみなさんから伝えてください。

溢れる笑顔!一斉登校開始

 昨日(22日(月))から一斉登校が始まり、先週までに増して校内に活気が戻ってきました。生徒たちも分散登校では顔を合わすことのできなかった仲間との久し振りの再開に笑顔が溢れています。
 ただ、休み時間など、どうしても今までよりも密な状況になることもあり、私たちも「ソーシャルディスタンス」を生徒との合言葉に、声をかけながら注意喚起をしています。また、ここでの油断が今後の学校生活に暗い影を落としかねないことを担任から改めて指導し、危機意識を高めるようにしています。
 授業中や給食中など、まだまだ制限が多く不自由な生活ですが、生徒たちはしっかりとマナーを守り、我慢すべきところは我慢して、今年度、初めて全校生徒がそろった学校生活の1日目を過ごしました。もう二度と後戻りすることがないよう、私たちも気を引き締めて、生徒とともに頑張っていこうと思います。
 また、今日(24日(火))から3ヶ月遅れで1年生の部活動見学・体験もスタートします。短い時間ではありますが、この期間にたくさんの部活動を見学・体験し、自分の興味関心が高い、自分の適性にあった部を選択・決定できるよう、1学年職員も個々にアドバイスをしていきたいと考えていますので、保護者のみなさんもお子様の話に耳を傾け、相談に乗っていただければと思います。
 部活動保護者会については、7月に入ってから各部活動ごとに開催をする予定でいます。後日、顧問を通して連絡を差し上げますので、よろしくお願い致します。それ以前でも、質問やご不明な点がありましたら、遠慮なく学校までお問い合わせください。

生徒への応援メッセージ!保護者と協働した除草作業

 13日(土)に雨のため延期となっていたPTA有志による除草作業を本日(21日(日))に実施しました。本校の川口学校支援コーディネーター、竹内PTA会長の呼びかけに応じ、突然の日程変更にも関わらず、しかも日曜日ということもあり翌日に仕事を控えている方もいらっしゃると思うのですが、休日返上で教職員も含めて何と50名に迫ろうかというみなさんにご協力いただくことができました(生徒や小さいお子さんにも手伝ってもらいました)。
 前日よりは多少涼しかったとはいえ、炎天下の中、2時間にもわたる作業でしたが、参加者全員が本当に一生懸命に、時間いっぱい汗を流して活動してくださいました。昨年度はこういった試みはできませんでしたが、たくさんの保護者の方に支えられている湖北中であることを改めて実感しています。
 先週から部活動が分散で再開され、明日からは一斉の活動となります。久し振りの部活動で子どもたちは活き活きと活動していたとはいえ、特に3年生は葛南・県大会やコンクールといった目標がなくなり、気落ちしている面も多かれ少なかれあると思います。そんな中、今回の保護者のみなさんのご協力は、「学校に関係している大人がみんな君たちのことを応援しているよ!」というメッセージを子どもたちに届けられるような気がしています。これを心の糧として、勇気をもらった生徒たちが、また明日から部活動を始めとした諸活動に全力で頑張ってくれることを願っています。
 ご協力いただいた保護者のみなさんに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

部活動が再開して…

 主に高校など県立学校の学校再開に向けての動向が新聞等のマスコミで報道されていますが、本校(我孫子市)もそれに沿って学校の通常化を目指していますので、一昨日(15日)から部活動も再開しました。
 とは言っても、約3ヶ月半のブランクがあり、まだ完全にコロナウイルスの収束とはいかない状況ですので、感染防止に十分な注意を払いながら、分散登校中ということもあり人数を減らして午後組のみの活動、時間も短縮して、まずは今週と来週で体力回復を図るメニューというように段階的に計画を立てて取り組んでいます。
 というように、少ない時間で少人数ではありますが、多くの生徒たちが待ちに待った部活動再開。どの生徒も笑顔で元気よく、思い切り動いて汗を流している姿に、なぜかホッとして感動している自分でした。

地域の教育支援、今年もスタート!

 13日(土)に予定されていた保護者の方有志による除草作業は、残念ながら降雨のために延期となってしまいました。参加を考えていただいていた保護者のみなさんには感謝申し上げると同時に、後日、川口学校支援コーディネーターから延期となった期日の連絡が入ると思いますので、お時間が許すようでしたら、引き続きご協力をお願いしたいと思います。
 さて、上記のように保護者による学校支援は延期となってしまいましたが、昨年度に引き続き、地域の方々による教育支援を、学校再開に伴って少しずつ実施できるようお願いしています。もちろんコロナウイルスの状況を考え、生徒にもボランティアの方にも感染防止の措置をとっていただきながら手探り状態でのスタートとなりましたが、「学校・保護者・地域が3者総ぐるみとなって地域の宝である子どもたちを育てていく」ための今年度の第一歩がようやく始まったという想いです。
 現在、本校を最後に退職された元教員の中野先生が昨年度に続き、数学を中心とした生徒の支援に加え、経験の浅い先生たちの補助を行ってくれている他、今年度からは地域で「おはよう農園」を開設、平飼いによる養鶏にも取り組まれる恒川先生がひばり学級の自立活動の支援をしてくださっています。12日(金)は初めての顔合わせで自己紹介をした後、学校内の畑で野菜を上手に育てるためのいろいろな知識を学ぶことができました。今後、先生所有の畑で作業をさせていただいたり、収穫、販売の実体験もしていく予定です。まさに、新しい学習指導要領の目玉の1つでもある「活きて働く知識・技能」を身につけ、生徒の成長にも繋がる絶好の機会と捉えています。
 このような地域の方との触れ合いを通し、生徒たちは社会性を身につけコミュニケーション力も高めていきます。コロナウイルスが収束したら、昨年度同様に家庭科での授業支援を始め、生徒たちの「学力向上」に資するための様々な取り組みも考えていきたい所存です。
 今後ともよろしくお願い致します。

安心してください!授業に集中する生徒たち

 学校再開から2週間が経とうとしていますが、子どもの安全はもちろん、多くの保護者のみなさんの心配は休校で遅れに遅れてしまった学習、授業の進度ではないかと思います。今、分散登校で午前・午後とも1単位時間を短縮して4時間ずつ実施し、22日(月)の通常登校からは同様に1日7時間で行う予定です。
 ただし、進度を気にするあまり生徒不在の授業、生徒の理解度を顧みず教員が一方的に話し続けるだけの授業や生徒を勉強嫌いにしてしまう授業は御法度です。密を避けるため、本来、本校がめざしているグループでの「学び合い」や仲間と協働する学習は控えざるを得ませんが、最低限、生徒の興味関心を惹きつけるために、各先生方が工夫を凝らしながら実践しているところです。
 そして、1クラス当たりの人数が少ないことや1単位時間が短いことが幸いしてか、生徒は大変に集中して授業に取り組んでいます。例えば、理科の実験などは一人で1実験という状況ですので、他を頼ることができずに自ずから緊張感をもって取り組む。数学は基本的に二人態勢で授業をしていますので、一人ひとりに目が行き届くといった感じです。
 生徒の学力向上を考えると、少人数で授業を行うのがいかに効果的かということを改めて考えさせられたこの2週間でした。近い将来、それが可能になるような1クラス当たりの標準人数の削減や教職員数の増加、実現してほしいとつくづく思っています。

給食も再開!少しずつスモールステップで

 まだ分散登校が2週間続く予定ですが、昨日(8日)から給食が再開され、朝に清掃の時間を設け、授業も午前4時間・午後4時間と少しずつステップを踏んで通常の学校生活に戻しつつあります。
 ただし、当分は新しい生活様式に則って、給食は手洗いを徹底して全員が前を向いての食事、体育の授業は熱中症予防の観点からマスクを外してはいるものの隣との距離を常に意識しながらの行動、音楽の授業では合唱やリコーダー演奏はできないので各自が好きなジヤンルの音楽を題材にして作製した新聞の鑑賞会、美術は屋外に出てスケッチ、教室ではエアコンをつけながら窓を開けて換気等々、挙げるときりがないほどの制約があります。
 それでも、久し振りの給食に笑顔で舌鼓を打つ生徒の表情や先週よりも一段と活気のある声を聞くにつれ、「やっと学校が学校らしくなった」と感慨深いものがあります。入学式の式辞でも話しましたが、「ようやく長かったトンネルに光が差し始め、暗く寂しい夜にも朝日が昇り始めました」。今は、二度と元の状態に戻らないことだけを信じ、生徒とともに令和2年度の教育活動を充実させていきたいと願うばかりです。

主体性と社会参画意識を高めるキャリア学習(地域のご協力をいただいて…)

 学校は未だに休校が続いており、生徒の登校は週に1度の「確認日」だけという現状です。そして、みなさんご承知のように新型コロナウイルスの影響は学校のみならず、地域の各事業所や商店等にも暗い影を落とし、それぞれに大変なご苦労をされていることと拝察致します。
 そんな厳しい状況にあって、たくさんの地域の事業所が、今年度から2年生が新たに挑戦する「就職体験学習」に賛同し、協力をしてくださっています。
 これは、昨年度まで実施していた「職場体験学習」を見直し、生徒にとってより有意義なキャリア教育を行うことを目的に方法を刷新したものです。具体的には、これまで(多少の希望は聞きながらも)生徒は機械的に割り振られた事業所に行って体験させていただいたものを改め、以下のような手順を踏んでの体験実施となるように工夫しました。 

   ①学校からの依頼をお引き受けいただいた事業所に「求人票(どんな生徒に体験に来てほしい 

   か、勤務条件等)を作成していただく。
 ②「求人票」を学年フロアに貼り出す。
 ③生徒は「求人票」を確認し、自分が希望する事業所への「エントリーシート」を作成す

        る。
 ④「エントリーシート」を基に「校内ハローワーク」において就職面接を実施する。
 ⑤面接に合格した生徒から「内定」をもらって事業所に連絡、挨拶と事前の訪問日を決定す

        る。
 ⑥訪問日に事業所に行き、体験当日の詳細を打ち合わせる。
 ⑦就職体験実施→振り返り
 

    新学習指導要領の大切な理念は「社会(地域)に開かれた教育課程」です。この一連の取
り組みを通し、地域と協働して子どもたちを育てることはもちろん、「社会参画」への意
識を高めるとともに、これも新学習指導要領の目玉である「主体性」を養い、意欲的に
それぞれの職場で活動する姿が期待できると考えています。
 この状況下で、実際にどこまでできるのか?実際の体験自体は無理になるかもしれない
という懸念は当然ありますが、例え上記④までの取り組みで終わっても、生徒たちには意
義のある体験であると考えており、大変な中、地域の子どもたちのためにご協力いただい
た各事業所様には感謝の思い出いっぱいです。本当にありがとうございました。

    ☆ご協力いただいた事業所様より届いた「求人票」

入学式挙行!素晴らしい1年生でした

 2ヶ月も遅れてしまい、しかも様々なところに制約を加えながら…ということで新入生、及び保護者のみなさんには本当にご心配をおかけしましたが、晴天に恵まれた(暑い)6月2日(火)、本校第74回入学式を挙行することができました。2クラスずつの2部制、そして残念ながら在校生の参加は叶わず、例年のように生徒会による式の進行や歓迎の言葉・セレモニーはできなかったのですが、その分、2・3年生は歓迎の気持ちを込めて、時間の限られる中で会場設営に全力で頑張ってくれました。
 2部形式で内容も簡略化され、短い時間の式ではありましたが、135名の新入生たちは、緊張感の中で終始立派な姿勢と態度で式に参加することができました。背筋を伸ばして堂々と歩く入場の姿、マスク越しとはいえ、担任の呼名に応えるしっかりとした返事に、これからの湖北中のさらなる発展を確信した次第です。
 もうしばらくは午前・午後の分散登校が続きますが、22日(月)から、全生徒がそろっての令和2年度新生湖北中学校がスタートすることを目標としています。新入生にも、初心を忘れることなく、新しい環境で、新しい先生・新しい仲間とともに充実した学校生活を送れるよう、まだまだ不便な状況は続きますが、前向きな気持ちで頑張ってほしいと願っています。
 保護者のみなさまにも、これから湖北中PTAの1人として学校と手を携え、お子様の成長のために「共育」(学校と共に育てる)、そして「協育」(学校と協力して育てる)というスタンスでよろしくお願い致します。

※その他にも入学式関係の写真多数を「生徒活動の様子」のページにアップしています。

6/1(月)からの学校再開に向けて!

 これまでは臨時休校中ということもあり、学級を4分割しての分散「確認日」としていましたが、昨日(5/29)は6月からの学校再開に向け、午前・午後と学級を2分割にした分散「登校」に慣れるための練習日としました。
 まだ学級の半数だけとはいえ、4分割の少人数で寂しかった教室に(密を避けるための配慮をしながらですが)少しずつ活気が戻ってきたような気がします。やっと学校が始まる、友だちと会えるという安堵感からか、(マスク越しではありますが)生徒たちの笑顔がいつにも増して印象的でした。
 この後、6/1・2は入学式を含めた特別日課となり、その後、様々な制約の基ではありますが、授業が開始され、6/8からは給食、6/15からは部活動も体慣らしから再開されます。今まで当たり前にできていたこと、やっていたことは当分の間できない状況が続くとはいえ、生徒の健康に留意しつつ、着実にステップを踏みながら本来の学校生活を取り戻していくために全力を尽くしていきたいと考えています。
 保護者、地域のみなさんには、ご心配をおかけする日々が続くと思いますが、学校とともに生徒を温かく見守っていただければ幸いです。

 よろしくお願い致します。

1ヶ月ぶり(初めて)の学校で…

 5月7日(木)に2・3年生、8日(金)に1年生と(各学級8~9人ずつの分散登校ですが)本当に久し振りに生徒が登校し、その元気そうな声を耳にして「やっぱり学校は子どもたちあってのものだな」ということを実感しました。
 生徒たちも学級にいるときはもちろん、証明写真を撮影にいくときもマスクをしながら、そして密にならないように注意しながらのあっという間の時間ではありましたが、2・3年生は1ヶ月ぶりの学校、そして先生方、仲間との再会を心から喜んでいる様子、1年生は初めて出会う担任の先生、そして学年・学級の仲間を前にして緊張感の中にも「ほっ」としているような様子さえ感じることができました。そんなこともあってか、たくさんのプリント(課題)を前にして、いつもならば愚痴のひとつも出そうなところですが、そんな言葉は誰からも聞こえてきませんでした。
 残念ながら、次の確認日までまた登校できない日が続いてしまいますが、生徒たちには体調に十分留意しつつ、学校からの課題や授業動画で学習を進めると同時に、1日の日にアップした校長メッセージにあるような主体的に取り組める「何か」を見つけ、少しでも充実感をもてる日々を送ってほしい、それが自身の成長に必ず繋がっていくと信じて期待しています。 

全校生徒のみなさんに(校長メッセージ)

 湖北中学校、全校生徒のみなさん、お元気ですか?
 4月の休校中は、GW明けには学校でみなさんと顔を合わせて、通常の学校生活が再開できると信じて仕事をしてきたので、今回の休校延長については先生たちも大変にショックを受けています。
1年生のみなさんは、入学式はおろか、中学生になってから学校に来たことがない、担任の先生とも会ったことがないという状況で大変に不安を思いで日々を過ごしているのではないでしょうか?また、2年生のみなさんも、学級編成があって新しい仲間との出会い、新しい先生との出会いを果たしてからすぐの休校、「新しい気持ちで頑張るぞ!」というせっかくの意欲をくじかれてしまったところもあると思います。そして、3年生のみなさんは、中学校最終学年として進路に向かう大事な年であることはもちろん、一つひとつが最後となる行事やここまで頑張ってきた部活動、「いったいどうなっちゃうの?」とあきらめの気持ちやもしかしたら絶望感に襲われている人もいるかもしれません。
 ただ、今回のコロナウイルスは、近年多発している大地震、異常気象と同じで「どうにかしよう」としても、感染者や死者を1人でも減らす努力をする以外は「どうにもならないこと」です。そして、どんなに長くて暗いトンネルにも必ず明るい出口はある、どんなに暗くて寂しい夜でも必ず朝日は昇ってきます。だから、ここで立ち止まっていては、この後に待っているみなさんの大切な未来、大切な人生にまで暗い影を落としかねません。ぜひ、「このピンチをチャンスに変える」という前向きな考えをもってほしいと思っています。
    先日、ある新聞に「おもしろきこともなき世をおもしろく住みなすものは心なりけり」という幕末の志士、高杉晋作の言葉を発見しました。これは、「心のありようで世界は面白くなるし、つまらなくもなる」という意味です。この休校期間中、学校から出された課題に取り組んだり、授業動画を見てほしいのはもちろんですが、これまで「時間ができたら」と後回しにしていた読書や興味をもっているテーマの追求、密を避けながらできるトレーニング、時間のかかる趣味などに挑戦してみてはどうでしょうか?休校や外出自粛を嘆くばかりでなく、今、何に取り組めるのか?こんな時に自分は何ができるか?を考える貴重な経験をしているとも言えるような気がします。現代社会は先の見えない予測不能な時代であると言われています。そのようなこれからの社会を生きていくには、今回のように想定外のことが起きた時、いかに自分を成長させられるかが重要になってくるのです。
 厳しいことを言うと、今、みなさんは「生きる力」を試されています。学校教育はもとより、これからの人生は、テストでいい点を取ることよりも「学ぶ意欲」「学びに向かう力」「生涯にわたって学び続けて自分を高める力」がとても大切になってきます。学校に登校できないから、学校から課題が出ないから、授業や部活動がないからといって何も学ぼうとしない、学ぶことができない人間は社会から必要とされなくなってしまう時代は、もうすぐそこまで来ているのです。2・3年生は学校目標がしっかりと頭の中に入っていますか?昨年度、みなさんには何度も話をした「主体性」、これを意識しながら1年間頑張ってきた自分たちに誇りを持ち、自分たちの力を信じ、ぜひ「このピンチをチヤンスに変える」という気持ちを持って、この後の日々、「主体的に学べる自分」をめざして最善を尽くしてください。期待しています。
 もちろん、それぞれの学年や教科の課題にもしっかりと取り組んでくださいね。みなさんと元気な顔で会える日を、今度こそ楽しみに待っていたと思います。

 ※このメッセージは動画でもアップする予定ですので、時間があるときに見てくださいね。

厳しい状況ですが…「令和2年度・順風満帆なスタート!」

 6日(月)、令和2年度がスタートしました。新型コロナウイルスへの対応、部活動等の自粛でつらい思いをさせてしまっていますが、朝、登校してくる生徒たち一人ひとりの表情は、新年度への期待と意欲に満ち溢れ、活き活きとしているようにも感じました。新2年生は学級編成があり、新しい先生・仲間と新しい環境で頑張ろうという気持ち、新3年生はいよいよ進路実現の年となって気を引き締めなくてはいけないという気持ちがそれぞれの心の中で渦巻いていたのではないかと思います。
 始業式は放送による実施としましたが、新年度のスタートに当たって、私からは3つの話をしました。1つ目は「人生における成功の反対は失敗ではなく何も挑戦しないこと」「うまくいかなかったことでもそれを活かして修正すれば、それは経験」という話から、進級に当たって勇気を出して一歩を踏み出して行動する1年にしようという話、2つ目は元メジャーリーガー・イチロー選手の言葉を引用し、自分の好きなことや興味のあること、そして好きな人間関係や自分を甘やかしてくれる人間関係ばかり求めていたら人は成長しない。だから自分の志や目標、生き方をはっきりとさせ、その実現に向けて好き嫌いのわがままなく努力を惜しまずに頑張ることが必要という話。そして3つ目は学校目標「主体性」と「共生」に込められた願いとその必要性についてです。また、それに加えて新入生を迎えるに当たり「先輩ぶるな、先輩らしく」という話を最後にしました。他の先生から聞くと、どの生徒も教室で真剣な面持ちで聞いており、世の中は最悪の状況で、明日、明後日にでも休校の措置がとられるかもしれませんが、湖北中では、まずは新年度のスタートが素晴らしい形で切れたということを報告させていただきます。
 今年度、湖北中学校は保護者・地域のみなさまと「みんなで創る地域の学校」の実現をめざして教育活動に取り組んでまいります。昨年度以上のご支援とご協力、そして我々教職員との協働で、手を携えて子どもを育てていただけますようお願い申し上げます。
 どんなに長く暗いトンネルにも出口はあります、そしてどんなに暗く寂しい夜でも必ず夜は明けて太陽が昇ります。我々職員一同、生徒とともに顔を上げ、上を向いて頑張っていく所存です。

令和元年度終了~1年間ありがとうございました~

 本日(24日(火))をもって令和元年度が終了しました。新型コロナウイルスへの対応で休校が続き補講をしなくてはならない教科もありますので、すべての教育課程が修了というわけにはいきませんが、ひとつの区切りとなる節目の日です。
 放送による修了式となったため、私からは生徒の表情は見えませんでしたが、1年間、学校目標である「自主」と「共生」に向けてよく頑張ってきたこと、ラグビーのワールドカップを題材にして「共によりよく生きる」という言葉について考えさせる話(目標を共有して様々な国、考え方をもった人たちがひとつになったことの素晴らしさ)、そして次年度に向けての湖北中生への期待について話しました。
 登校した直後に久しぶりの級友との再会にやや浮かれ気味であったかな?と感じた生徒たちも、後から様子を聞くと真剣な面持ちで話をしっかりと聞いていたようです。
 別途、ウイルスへの対応を含めた4月以降の留意事項はホームページでお知らせをしますが、4月6日(月)始業式には現1・2年生全員が元気、そして意欲に満ちた笑顔で、そして8日(水)には希望に胸を膨らませた新入生が顔をそろえ、新しい湖北中学校が順風満帆にスタートできることを心から願っています。
 令和元年度、保護者・地域の皆様には本当にお世話になりました。改めて御礼申し上げるとともに、新年度もどうぞよろしくお願い致します。

手創り感と温かさ満載!感動の第73回卒業式

 12日(木)、第73回卒業証書授与式が、保護者のみなさんが見守る中、無事に挙行することができました。
 ご承知のように、新型コロナウイルスへの対応で来賓の方々の参加は自粛、式自体の練習もできずに時間を短縮しての実施ということで、卒業生には寂しい思いをさせてしまったと申しわけない気持ちもありましたが、約1時間15分の厳粛な中にも温かみのある式、卒業生たちの式に臨む姿勢や態度、表情は大変にすばらしく、感動の余韻がいつまでも残る素晴らしい式となりました。
 139名の卒業生たちは、証書授与のときの返事・別れの言葉・歌(遙かなる夢に・巣立ちの歌・大地讃頌)と3年間の精一杯の思いと感謝を込めて表現し、その一生懸命な姿・私が共に生活したこの1年間の成長した姿に思わず目頭が熱くなってしまいました。
 卒業生はこの後、それぞれの進路先へ巣立っていきますが、ここに至るまでに本当に保護者のみなさんはもちろん、多くの地域の方たちにも愛され、支えられたからこそ、今の成長した姿があります。式の中でも御礼の言葉を述べさせていただきましたが、改めて学校、そして卒業生一人ひとりになり代わって御礼申し上げます。また、式が終わり卒対総会が終わった後、会場の後片づけをたくさんの保護者のみなさんが積極的にお手伝いくださったという報告を受けました。まさに教職員・保護者・生徒で創る卒業式を行うことができたと実感しています。「本当にありがとうございました」

     

   

※入場後の式の様子を撮影した写真は、後日、「生徒活動の様子」にアップします。

 また、最後の数日間を一緒に過ごすことが叶わなかった生徒たちに、3年生職員の発案で、卒業式当日のサプライズとして黒板アートのプレゼントがありました。登校して黒板を見た生徒たちの驚いた様子と喜んでいる顔と式自体の様子は、今日、12日(木)の夕方以降、下記の予定で報道される予定です。どうぞご覧ください。
 ・テレビ朝日 12日(木)16:50~19:00のスーパーJチャンネルで17:00時台
 ・J-COM 13日(金)17:00~のニュースで一週間放送
  加入していない方は、スマートフォン等でアプリ(ど・ろーかる)をインストールのうえ、「TV」→「J-COM東関東」をクリックすると同じ時間で見ることができます。
 ・東京新聞  13日(金)朝刊を予定
 ・千葉日報  13日(金)朝刊を予定
 ・毎日新聞  13日(金)朝刊を予定
※上記はあくまで予定であり、他に大きなニュースや話題がある場合には後日となります。

 

命の尊さを体感!応急手当講習

 13日(木)、我孫子消防署湖北分署から3名の署員の方にご来校いただき、保健体育の授業の一環として応急手当講習会を行いました。これは、2年生の保健分野に「応急手当の意義とその方法」という単元があるのですが、教科書を使った座学よりも、体験を通してより実践的な学習をした方が、命の尊さを考えるとともに、いざという時に必ず役に立つと考えたからです。
 授業の冒頭では、実際に心臓突然死で若くして命を失った方々の写真と説明が映像で流れ、生徒たちは神妙な面持ちで見ていたのと同時に、交通事故の死亡者が年間4000人ほどであるのに対し、心臓突然死では7万人もの人が亡くなっているという事実に驚いていました。その後は署員の方たちの指示に従い、胸骨圧迫の方法やAEDの使い方を学んで、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
 私も同じような講習を受けたことはあるのですが、年月が経つと忘れてしまっていることも多く、実際にこのような現場に遭遇しても自信をもって対応できるか不安でしたので、一緒に受講していてとても有意義でした。この後、いつどこで大規模災害に襲われて瀕死の状態になった人が近くにいたり、自分の側にいる人が突然倒れてしまうような場面に出くわさないとも限りません。そんな時、今回の学んだことを忘れずに、1人でも多くの命を救うために役立てることができれば…と願っています。
 湖北分署のみなさん、ありがとうございました。

 

捲土重来を期す!次へのステップに・県新人駅伝大会

 8日(土)、柏の葉公園周回コースで千葉県新人駅伝大会が行われました。好天に恵まれ気温はやや高めで、我々にとっては応援しやすい状況でしたが、選手にとってはもう少し気温が低い方がコンディションとしてはよかったかもしれません。
会場には県内各支部を勝ち抜いてきた80チームもの選手が集まり、朝から入念にアップを繰り返していました。本校は既にお知らせしているとおり、女子チームがこの晴れの舞台への出場です。9:00からの開会式の後、10:15分に女子の部がスタートし、5区間の選手たちは全力で襷をつないで走り抜きました。
 結果、80チーム中12位という成績を収めました。80チーム、それも県内各支部の予選を勝ち抜いてきた学校ばかりの中での12位とは、実は素晴らしい成績で十分に胸を張っていい結果なのですが、自分たちの設定した目標、タイム、そして先輩たちの業績に及ばなかった選手たちは悔しさいっぱいの表情で目に涙を浮かべていました。
私からは、県の12位は堂々と胸を張ってよい結果であること、今日が全然だめだったと思ったら、これを次に活かせれば、それは失敗ではなく次に繋がる経験となること、そして残された道は前を向くことしかなく、総体で持っている力を出し切れれば、十分に関東大会出場をねらえることなどを話して激励しました。
この大会で選手たちが味わった悔しさが、彼女らをまた次のステップに向けて大きく成長させてくれると信じています。また、駅伝部に限らず、冬季トレーニングで膨らませたそれぞれの部活動の蕾が、令和2年度の各大会で大きな花を咲かせることを期待したいと思います。今後とも応援、よろしくお願いします。

中学校進学を前に!小中連携活動の半日

 小学校6年生が中学校への入学を前に、その不安や緊張を少しでも和らげ、スムーズな中学校生活のスタートを切れるように小中連携活動の日を設けています。6年生が中学校に登校して授業や部活動を体験する半日を29日(水)に実施しました。給食等の関係もあり、当面は半日単位でしか実施できませんが、小中一貫教育の1つとして、少しずつ回数を増やし、将来は月に1日、毎月第○○曜日は6年生は中学校へ登校する日というようになる構想も描いています。
 口で言うのは簡単ですが、これを実現するとなるとやはり大変な準備と労力が必要です。それにも関わらず、ぜひ実現したいと願っているのは…
 ①湖北小と新木小の児童の交流の場を増やして仲良くなって中学校に入学してほしい
 ②中学生との交流や施設・設備に慣れることで中学校生活への不安を少しでも解消して小か

  ら中への接続を滑らかにしたい
という目的とともに、数年後には次のような効果が得られることを期待しているからです。
 ①6年生が中学校に登校して専門性をもった中学校教員の授業を受けることで学力の向上に

  資するとともに、新学習指導要領の英語の教科化にも対応できる。
 ②英語に限らず、いろいろな教科で小中の教職員の協働ができ、6年生での教科担任制も実

  現できる。
 ③教職員の専門性を活かしたり小中教職員が協働することによって、児童生徒のためはもち

  ろん、教職員にも大きなメリットがある。
 軌道に乗せるまでは苦労も多く問題点もたくさん出てくると思いますが、既に同様の取
り組みを行っている学校での6年生の感想やインタビューでは、「楽しかった」「他の小学校
の子と初めて話せてよかった」「また中学校に来たい」といった答えがほぼ全員の児童から
聞かれる、もしくは感想用紙に記入されているということです。
 将来、これを2回、3回…と継続し、さらに終日できるようにするためには、朝、登校してくる小学校の児童、特に距離が長くなる新木小の児童の安全確保のための地域の見守りをお願いしたり、前述した給食の問題を解決したり、部活動まで参加する場合の帰宅時間等々、しっかりと考えて解決していかなくてはならないことが山積みです。
 しかしながら、「学校・保護者・地域が協働し、総ぐるみで子どもを育てることを目指す湖北中学校区」では、これらの課題を解決して子ども達の健やかな成長に向けて協力して取り組んでいくことができると信じています。
 保護者・地域のみなさまには6年生の中学校登校という、この取り組みへのご理解とご協力、今後のご支援をよろしくお願い致します。

力作の宝庫!「花と太陽と希望の作品展」

 25日(土)から29日(水)にかけて柏・我孫子地区特別支援学級合同作品展「第39回花と太陽と希望の作品展」が、昨年から会場が変更となりましたが、あびこショッピングプラザ内我孫子市民プラザにて開催されています。ちなみに、子ども達が大変に熱心に取り組み、出展作品数が多くて会場が手狭になったため、柏地区と我孫子地区が別々の開催となったという経緯があるようです。
 本当に、会場いっぱいを埋め尽くす絵画、工芸工作、習字の展示、すべての作品が本当に素晴らしく、完成度の良し悪しは様々ですが、それぞれの作品の裏側には、子ども達が心を込めて一生懸命に制作に取り組んだ様子が垣間見えます。私も本校生徒はもちろん、前任校で関わってきた子ども達、2・3年生については知っているのですが、その子たちが自分なりに頑張って作品を仕上げたことを想像すると感慨深いものがあります。
 本校の生徒たちも、様々な学校行事等で忙しい合間をぬって、頑張って作品を仕上げて展示しました。たくさん褒めてあげたいと思います。また来年、1年間年齢を重ねた子ども達が、1年分成長して作った作品を見に行くのがとても楽しみです。
  
※作品の写真を掲載したいところですが、SNS等への投稿を禁止する旨のお知らせが掲示さ 

 れていましたので、残念ですが割愛いたします。ぜひ、会場に行ってご覧いただければ幸い

 です。

全力疾走!葛南新人駅伝・女子の部準優勝で県大会へ

 23日(木)、冷たい風吹きすさぶ雨の中、葛南新人駅伝大会が柏の葉周回コースで実施されました。12(日)の銚子駅伝大会を経験した本校の生徒たちは、新チームとして自分たちが設定した目標の達成をめざしてこの日を迎えました。
 駅伝大会は陸上・駅伝部だけではなく、学校をあげて学校の代表として選手たちは走るということもありますが、特に男子は短距離専門の選手を始め、サッカー部やバスケ部など、他部活の生徒たちの応援を得てチームを編成しているという状況で、本当にぎりぎりのメンバーで戦いました。
 最初のロードレースでは女子の部で1・2年生が1人ずつ入賞と結果を出し、続いて女子選手権と男子1年生の部がスタート、最後に男子選手権の部がスタートしました。私も一生懸命に疾走する生徒たちの姿に自然と応援に熱が入り、寒さもいつの間にか吹き飛んでいました。結果は男子Aチームが8位、Bチームは16位、1年生の部はエントリーしておらず、女子の部は2位という成績を収めました。男子は残念ながら県大会出場を果たせませんでしたが、出場した全員が最後まであきらめることなく、今できる自分の力を出し切ることができたレースだったと思っています。女子は途中までトップを維持しており、走った5人中3人が区間賞までアト数秒ということで、見事に県大会への出場権は得ましたが、ちょっぴり悔しさの残る準優勝であったかもしれません。
 閉会式後のミーティングで、私からは、銚子駅伝も含めてここからがスタート、9月の葛南総体、11月の県総体、その先の関東で自分たちがどんな姿になっていたいかを思い描き、今後の練習、大会で一歩ずつ階段を上がっていきながら、最終的に右肩上がりのチームにして目標を達成していこうという話をし、顧問の励ましとともに今後の努力と躍進を確認し合いました。
 生徒たちの表情からは、「まだまだできる」「満足していない」という気持ちが心のどこかにあることが感じられました。男女ともにこれまでのチームに負けない成長を期待したい、期待できると思っています。厳しい練習に耐えて頑張っている生徒たちをこれからも応援していくとともに、生徒たちを伸ばしてくれている先生方に改めて感謝しています。