校長室から発信
うれしかった2つの話
4日(金)、地域の公園などでボランティア清掃をしていただいている平和台悠悠クラブの山口様と倉橋様が学校にお見えになり、生徒たちに使用してほしいということで、クラブで作ったぞうきんをたくさん寄贈してくださいました。この後の大掃除や環境整備に大いに役立たせていただきたいと思います。ありがとうございました。
また、現在、本校に用務員さんがいない状況となっているため、体育祭前だというのにグラウンドの雑草や花壇の手入れがままならない状態です。予定されていたPTAの除草作業も雨で中止となってしまいました。どうしようかと頭を抱えていた今日、地域から2人の方が自発的にボランティアで花壇の整備をしてくださいました。まだまだ整備しなくてはいけない場所がたくさんですが、学校としては本当にうれしいことでした。こちらにも感謝申し上げます。ありがとうございました。 (寄贈されたぞうきん)
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2学期始業式にあたり…
2学期がスタートしました。若干の欠席者はいたものの、45日間の夏休み中、一件の事故や問題等もなく、始業式で生徒たちの元気な顔を見られたことをうれしく思っています。
始業式の中では、頭の中の切替スイッチをOFFからONにして、2学期最初に全校で取り組む体育祭に臨むこと、「努力は足し算・協力は掛け算」という言葉から、仲間同士が協力し合って体育祭練習に取り組めば一人ひとりの何倍もの成果が出ること、逆に一人でも手を抜くと全員の結果がゼロになってしまうこと、2学期の各学年への願いなどを話しました。生徒たちは、その後に実施した避難訓練と併せて、長期休業明けとは思えないしっかりした姿勢で参加することができました。
避難訓練は、今回は学級がバラバラになっている清掃中に発生した地震を想定して実施しましたが、どう行動したらいいかを判断できずにとまどっている生徒も多くいて、防災教育をしっかり行う必要性を改めて実感しました。全体への話では、担当職員から訓練の重要性、また、今回ご多忙な中、ゲストティーチャーとして講話をお願いした本校地域コーディネーターの村田様より、自分の身を守るために必要な力・準備、いざという時に中学校として期待したいこと、地震以外でも起こりうる災害の恐さ等についてご指導いただきました。
12日(土)は第69回体育祭です。来週、わずか一週間の練習期間で、どこまで完成させることができるか一抹の不安もありますが、「みんなの一生懸命な姿を見てもらって、地域や家族の人を笑顔にし、元気をプレゼントしよう。それが中学生が2学期最初にできる地域貢献だ」ということも話してあります。体育祭期間中、音楽やマイクを通した大声など、迷惑をおかけする場面も多々あるかと思いますが、生徒たちは自らの成長はもちろん、仲間のため、地域のため、家族のために精一杯頑張りますので、温かいご支援・ご協力をよろしくお願い致します。
小中一貫教育の基本方針と施策
昨年度に引き続き4月から布佐中、布佐小、布佐南小で話し合いを重ねている小中一貫教育ですが、8月21日(金)に3校の全教職員で合同研修会を行い、今後の基本方針を改めて確認し合いました。国の施策としても小中一貫教育の制度化が為されましたが、布佐中学校区の小中一貫教育は、分離型の学校として以下の方針で運営されていきます。
1、布佐中学校区小中一貫教育の目標と共通ミッション
『自ら学び、心豊かに支え合い、よりよい未来
を切り拓く児童生徒の育成』
・小中学校での9年間、歴史と文化の溢れる布佐の地で、布佐に生きていることに対する誇りを身につけながら自己実現を図ることによって、将来にわたり布佐の新しい時代を切り拓く、地元に貢献できる人材を育成していく
2、布佐中学校区小中一貫教育がめざす理想の生徒像(15歳の姿)
Ⅰ.主体的によりよい生活・学習のあり方を求め、思考し、的確に判断しながら行動(表現)できる生徒
Ⅱ.互いの価値観を認め、仲間と学び合い支え合いながら、(自分ではない)誰かのために貢献できる生徒
3、目標を達成し理想の生徒像を実現するために
①9年間を一貫させた(見通した)教育課程やカリキュラムの開発を進めていきます。
②共通のゴール(理想の生徒像)をめざし、9年間を見通した系統性のある学習指導と授業を創造します。
③地域・保護者と一体となって(協働して)子ども達を育みます。
4、具体的な施策として
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家庭の理解と協力、学校と家庭との協働が鍵を握ります
②学力を向上させ、理想の生徒像に近づくための授業を小中学校の教職員が学び合いながら創造し、発達段階に応じて一貫して実践していきます。
③主体的な活動を生み出すための話し合い活動に、発達段階に応じて小学校から系統的に取り組んでいきます。
④これまで同様、小小・小中の連携活動に取り組み、子ども同士が学び合う場を設定し、実践していきます。
⑤発達段階に応じた学習規律や約束事の見直しと共通理解を進め、学力向上を図るための環境整備を行います。
⑥地域ルームを活用したコミュニティーを構築し、学校・保護者・地域が当事者意識をもって協働する学校創り、まち創りに取り組む布佐型コミュニティー・スクールをめざします(学校支援地域本部の教育支援を小学校にも広げていきます)。
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広島平和記念式典・代表生徒出発
8月5日(水)午前6時30分、第70回広島平和記念式典に参加する市内中学校の代表生徒24名が我孫子駅を出発しました。本校からは3年生の竹内さん(全体の総団長)を先頭に2年生の伊藤さん、藤井君、大河原君が自らの意思で参加しています。
前日の4日には、4名の生徒が私のところへ出発の挨拶に訪れ、それぞれに今回の広島派遣に対する思いや学んできたいことについてしっかりと話してくれました。参加したいという立候補者が多数いたのですが、さすが面接等の壁を乗り越えて今日の日を迎えた生徒たちです。
終戦から70年という節目の年、記念式典に参加する他にも、戦争について語ってくれる地元の方たちと触れ合いながら平和への思いをしっかりと実感し、12月の報告会はもちろん、帰校後の学校生活や地域での諸活動に活かしていってくれれば…と願っています。
我孫子への帰着は7日(金)18時40分前後の予定です。
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(出発時の生徒)
夏休み宿題お助け隊+補習・大成功
8月4日(火)~6日(木)、布佐中学校区小中3校で学校支援地域本部主催の学習会、通称「宿題お助け隊+補習」を行っています。地域のみなさんの力を借り、大学生にも協力してもらい、子ども達の学力向上と夏休みの有効な過ごし方に資することができれば…と考えています。
昨年度に続いての実施ですが、昨年度はPRの不足等もあって子ども達の参加が大変に少なく、教える側の地域の大人の方が多いという状況でしたが、今年度は布佐中職員による数学の補習とも連携し、多くの参加者を集めることができ、大変に有意義な時間を過ごすことができています。
こんな地道な活動が次へとつながり、例えば、地域の方々の教育力を活かした放課後の補習や土日の自主的な学習へと発展するような軌跡が描ければ…とも思っています。下記と「学校支援地域本部」のページに学習の様子を掲載しますのでご覧ください。
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小中高・地域が協働するマップ作り
8月3日(月)、今年で3回目となる布佐my♡プロジェクト2015「マップ作り」が実施されました。これは地域の小中高校生(布佐小・布佐南小・布佐中・我孫子東高)と職員、そして地域の方々が協働して布佐のまちについて調査し、調べたことをマップ作りを通して学び合う活動です。この営みによって、私たちは①子ども達に布佐に対する誇りと愛着をもたせ、将来にわたって布佐の地に貢献できる人材を育成する、②小中高の連携・交流をいっそう深める、③地域の方との触れ合いを通してコミュニケーション能力を育成し、社会性を身につけさせる、といったことをねらっています。そして、一昨年、第1回目は防犯、2回目は防災、そして今年度は地域の歴史と文化についてがテーマでした。
早朝、市長・教育長・警察署長を始め、多くの来賓のみなさんをお迎えして開会行事を行った後、炎天下の中、8グループに分かれた小中高校生と地域の方でフィールドワークに出かけました。そして、それぞれのグループが立ち寄る史跡等では、地域史に精通しておられる専門家や古くから布佐にお住いの方から詳しい説明をしていただきながら勉強しました。グループ内では、小中高校生が各自の役割分担にそって活動し、地域の方にサポートしていただきながら見事なチームワークで午前中の行程を走破しました。
午後からは、グループごとに調べたことをマップにまとめて発表し合うのですが、ここにも午前中に史跡等の説明でお世話になったみなさんにお越しいただき、さらに詳しいレポートの作成まで行うことができました。完成した地図はもちろん、子ども達の発表はどれも素晴らしい堂々としたものでした。
わずか1日の活動ではありますが、この1日で子ども達が学んだこと、身につけたことはとてつもなく大きかったと考えます。この貴重な体験を今後の学校生活に活かすことを願うとともに、ここに至るまでに多くの関係者のみなさんのご尽力とご支援があったことに改めて深く感謝申し上げたいと思っています。
※活動の様子を下記にアップしますが、「生徒の活動」のページにもアップしてありますので、クリックしてご覧ください。
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大盛況の図書ボランティア講習会
29日(水)、学力向上のための読書活動推進と授業等における積極的な図書活用を目的として、図書室の整備と生徒たちにとっての有効利用を進めるために導入する図書ボランティアの方々を対象にした講習会を開催しました。これは本校に寄せられる学校評価の中で厳しいご指摘をいただいている項目の改善を図るものでもあります。
講習会には、図書ボランティアの力による学校図書の活用で県内でも先進校として知られている(私自身も3回視察に訪れています)野田市立福田中学校より学校支援コーディネーター4名を講師としてお招きしました。
講習の中では、福田中の活気なかった図書室がみるみる蘇っていく様子をスライド等を使ってお話しされ、それに至るまでの数々の方策や仕掛け、ボランティアとしての役割、また実際に図書室の本を手に取って生徒が興味をもつようにする工夫などを教えていただきました。
全部で何と50名前後の地域の方々にご参加いただき、たくさんの学びと今後の布佐中学校に導入していきたい取り組みが満載の講習会であったと思っています。これを始めの一歩として、2学期からゆっくり、できることを着実に進めていきたいと思っていますので、今回、講習会に参加できなかった方も含めて積極的にご協力をお願いできれば幸いです。
※講習会の様子は以下をクリックしてご覧ください
(学校支援地域本部のページにも掲載します)
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充実と躍進の1学期を終えて
本日、7月17日(金)をもって平成27年度1学期の授業はすべて終了しました。1学期を振り返ってみると、校外学習を始めとした各学年の取り組み、生徒総会や歌声交歓会といった生徒会・学校行事の数々、学習を中心とした日常の活動、そして部活動と生徒たちは本当によく頑張り、大きな成果をあげることができました。これらの活動を通して生徒一人ひとりが得た感動的体験や成就感によって、彼らはまた一回り大きく成長できたのではないかと思います。そして、そんな生徒たちの頑張りによって、地域の中核である布佐中学校も大きく飛躍し、地域・保護者のみなさんの信頼と協力を得ることができました。生徒たちにも感謝しなくてはいけないと思っています。
終業式ではそんな生徒たちの頑張りを讃えるとともに、岩手県で発生した中学生の自殺事件にも触れ、いじめ根絶に向けての話もしました。先に生徒からとったいじめアンケート集計の結果、本校でも残念ながら「周囲から嫌なことを言われて悩んでいる」といった回答が5人からありました。担任の教育相談や早期発見によって、いずれも解決しているということで取りあえずは安心をしていますが、その後のケアにも細心の注意を払っていきたいと思います。心に負わされた傷は他人には見えないし血も流れません。だからこそ私たち大人が、学校が常にアンテナを高くして生徒たちの人間関係を耕し、敏感になっていなくてはならないと考えます。
長いようであっという間に終わってしまった1学期。私たち職員もじっくり振り返るとともに、2学期以降の布佐中学校のますますの躍進に向けてじっくりと構想を練りながら準備を進める夏季休業にしたいと思います。そして、これからもいじめなど一切ない、本校のめざす学校像の一つである「先生も生徒も通うことが楽しく、日々を充実した気持ちで過ごせる学校(希望の登校・満足の下校)」の実現のために、職員一同力を尽くしていきますので、引き続き学校へのご支援とご協力をよろしくお願い致します。
※終業式から(クリックしてご覧ください)
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3年生・最後の熱い夏スタート!
8日(水)に壮行会が行われ、いよいよ9日(木)の陸上部を皮切りに葛南大会の幕が切って落とされました。3年生にとってはいよいよ2年半の集大成となる暑い夏です。
陸上部の葛南大会は降りしきる雨と季節外れの肌寒さを感じる梅雨空の中、白井市の運動公園競技場で行われました。選手たち、特に3年生はここまでの厳しい日々の練習や冬季トレーニング、仲間と支え合った毎日を思い出して全力で競技しました。結果、県総合体育大会へは2人が出場、女子走り高跳で3位(あと1㎝で県大会でした)、男子共通リレーでの3位入賞を始め数々の入賞を果たしました。また、入賞こそ逃したものの、全力を出し切った選手たちは見事に布佐中学校の先陣としての役割を務め上げてくれたと思っています。18日(土)から始まる他の部の葛南大会がいっそう楽しみになってきました。
葛南陸上大会の様子と他の部活動で布佐中学校が出場する試合(初戦)の予定一覧を下記にアップします。クリックしてご覧いただくとともに、時間の許す範囲で会場での応援をよろしくお願い致します。
☆陸上大会の様子
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☆各部葛南大会初戦の予定
平成27年度 葛南大会予定.pdf
学級活動の成果!1学期歌声交歓会
7日(火)、体育館にて1学期歌声交歓会を実施しました。後に保護者会が控えている関係で、多くの保護者のみなさんにも聴いていただくことができました。
1年生から3年生の全10クラスが、学年ごとではなくランダムに入り混じって発表をしたのですが、それぞれの学級・学年に独自のカラーがあり、お互いに学ぶべきものも多かったようです。
そして、どの学級も一生懸命に練習してきたことに自信をもち、仲間を信頼して素晴らしい演奏ができたと思います。さらに、そんなお互いの学級のよさを認め合ってか、他学級の発表を聴く姿勢や態度も立派でした。最後には特設合唱団が今年度初めての発表を披露しましたが、その歌声には全員が真剣な面持ちで聴き入っていました。学級合唱は、まさに学級の今ある状況・人間関係が如実にあらわれるものであり、誤魔化しはいっさいききません。そういった意味からも、保護者のみなさんには、交歓会の歌声から今の布佐中の状況や落ち着いている姿を感じ取っていただけたのではないかと思っています。
生徒たちには、現状に満足することなく他学級の演奏から学んだことを糧に、11月の合唱祭に向けて、学級の絆をもっと深めながら、さらに高いレベルでの合唱を創り上げてほしいと願っています。
※発表の様子(写真)は「生徒の活動」のページをご覧ください。