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校長室から発信

激走!銚子駅伝大会第5位

 14日()、銚子半島一周駅伝大会が行われました。昨年からコースの変更があり、8区間が6区間に短縮されたこともあって参加校が減りましたが、それでも県内各地から強豪44校が参加し、一般道に通行規制を行って実施する大きな駅伝大会です。当日は学校外で参加しているクラブの試合がある生徒がいるなど、チーム全員での参加とはいきませんでしたが、参加できた選手たちは前日より現地に入り、コースの下見・練習・打ち合せと万全の準備をして本番に臨みました。

 午前11時30分、銚子漁港のシンボルロードをスタートし、1区は3.8㎞という長丁場、2・3区は箱根駅伝さながらの山登りと山下り、他にも海沿いの風の強いコースなど、東葛駅伝とはまた一味違った6区間のコースを選手は走りぬき、付き添いの部員たちも選手をよくサポートして助けました。

 結果、44チーム中・5位と、3年生も走っている他の強豪校を相手に布佐中の過去の最高成績を上回る結果(我孫子市内では白山中に続いて2位)でした。全選手が全力疾走で襷をつなぎ、当初の目標であった10位入賞を立派にクリアする疾走だったと思います。

私は1区で選手の引率をしていましたが、身が凍るような寒さの中、選手は自分の立てた計画に沿ってしっかりと準備をし、ストレッチやアップ走など、完璧にこなしている姿に感心しました。選手がスタートした後は、ライブのネット中継に釘付けとなっていましたが、とにかく、すべての区間の選手が自分の役割を自覚し、それぞれのベストに近い走りを見せてくれました。4区では一時、トップに立つかという場面もあり、見ている私の方が緊張して興奮してしまったほどです。 

 「チーム布佐中駅伝」は、この新年最初の大きな大会を、チームワークよく見事に結果にも結びつけました。しかし、彼らがこの結果に満足しきっていないことは一人ひとりの表情や会話からも強く感じられます。この後、今月24日()には葛南新人駅伝大会という大切な大会が控えています。「チーム布佐」の健闘とさらなる躍進を信じて、できる限りの支援をしていきたいと思います。保護者・地域のみなさまにも、引き続きの応援をよろしくお願い致します。

 

P.S

 銚子駅伝と日程が重なってしまい応援に行けませんでしたが、バスケットボール部男子は1年生大会で優勝、バレーボール部も近隣大会で第3位と、昨年の野球部・テニス部の県大会出場に続いて大健闘をしています。

※銚子駅伝大会の様子については「生徒の活動」のページにもアップ
 しています。
 
        

1年の計は3学期始業式にあり&避難訓練

 保護者・地域のみなさん、明けましておめでとうございます。「校長室から」の更新が遅くなってしまい申しわけありませんでした。今年もこのページに限らず、布佐中学校ホームページは、随時最新のものに更新していきますので、ご愛読よろしくお願いします。

 さて、9日()は3学期の始業式でしたが、私からは平成30年を迎えるに当たって、身近にある例をあげながら、自分の「志」について考えてほしいこと。自分を変えるために、自分の未来の可能性や好ましい未来像を頭に描き、それに向かって具体的な行動目標を立て、一歩ずつ成功体験を積み重ねていってほしいこと。「意識が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人間そのものも変わっていく」ということについて話しました。そして、話の終わりには全校を代表して生徒会長に「今年初詣に行って神様の前で宣言した具体的行動目標」について聞いてみましたが、見事に自分の決意を述べることができ、体育館いっぱいの拍手が起こりました。その後、各学年代表の生徒から「3学期の決意」が発表されましたが、どの生徒も意欲に溢れ、特にさすが3年生、式が終わった後に思わず駆け寄って「先生の代わりの始業式式辞でも大丈夫、素晴らしい発表だったね」と生徒を褒めました。入試のため出席できなかった生徒、体調を崩して欠席した生徒もいましたが、2週間ぶりに全校生徒のしっかりした様子を見て、平成30年も布佐中学校は安泰でたくさんの教育活動に全力で邁進できることを強く確信しました。

 始業式終了後、避難訓練が予定されており、今回は訓練終了後に本校コーディネーターであり、東日本大震災当時に「ふさの風まちづくり協議会会長」を務め、震災避難・復興の陣頭指揮をとられた村田正敏さんにお話をもらいました。村田さんからは、震災当時の映像を交えながら、地震に限らず自然災害から自分の命を守るために日頃から備えておかなくてはいけない心構え、いざ自然災害が発生したときに地域が中学生に期待している役割等について、生徒のインタビューに答える形で教えていただきました。いつもの避難訓練とはちょっと違った雰囲気の中、生徒たちは村田さんの話から多くを学んで心に留めことができたようです。村田さん、ありがとうございました。

   


   

小中高連携・地域連携書初大会

 23日()、布佐中学校武徳館(武道場)にて小中高連携・地域連携書き初め大会を実施しました。祝日にも関わらず、当日は早朝より地域にお願いした講師の先生・地域ボランティア(地域ルーム)のお手伝いの方々・小中三校の先生方、そして我孫子東高校の先生・生徒とたくさんの方々に応援いただき、大変にスムーズな運営ができ、参加した子ども達も満足感いっぱいに過ごすことができていました。

 子ども達の感想の中には、「先生方が丁寧に教えてくれて上手な字が書け、宿題も終わってよかった」とか「小中学生が一緒で最初は緊張したけど、交流もできたし、中学生の上手な字が見られて参考になった」「たくさんの人に教わり、家でやるより集中してはかどった」等々の意見がありました。また、高校生からは「普段は教えてもらう方なのに、アドバイスをする立場になって勉強になった」との感想がありました。

 この後、子ども達からの意見を基にして、来年度の方向性を決めていくことになりますが、「来年も参加したい」という多くの子ども達の声に応え、より意義のある書き初め大会にしていきたいと思います。また、新年1月11日から16日()(土日を除く)は布佐中学校B棟2階に参加者全員の作品を展示し、地域・保護者のみなさんや小学生にも開放します。たくさんの方々のご来校をお待ちしていますので、よろしくお願いします。

 終わりになりますが、ご協力いただいた地域のみなさん、我孫子東高校のみなさん、小中学校の先生方、特に小中三校の中心となって企画・運営に携わってくれた実行委員のみなさんに改めて御礼申し上げます。


     
       

「後ろ姿で教える!」大掃除での地域の教育力

 21日()、学期末の大掃除では毎回になりましたが、地域の方にお手伝いしてもらい、生徒ともにトイレ掃除に汗を流していただきました。

 清掃が大好きできれい好きの方が黙々便器を磨いていたり、ご高齢の方が、トイレの床に膝をついて一生懸命に拭いている姿を見て、生徒たちは自然と無言になり、全力で清掃に取り組むようになったのが印象的でした。きっと自分たちのために、地域の方が無心で働く姿に心を動かされたのだと思います。

 私たち教職員も、清掃に限らず日頃から率先垂範を意識して活動していますが、なかなか生徒の心を動かして行動化させるところまでには至りません。まさにこれが「地域の教育力」なんだろうなということを実感しました。

 この例に漏れず、これからも学校・家庭・地域が連携した「みんなで創る地域の学校」で、よりパワーアツプした教育力をもって生徒を育てていきたいと考えます。今回、お手伝いいただいた方へのお礼とともに、今後のさらなるご支援とご協力をお願いする次第です。

「布佐タイム」29年の歴史の集大成!文化活動発表会

 12月2日()、平成29年度文化活動発表会が保護者・地域の方々にご参観いただき盛大に開催されました。この発表会は、本校の特色ある教育活動の一つ「布佐タイム」の講座で3年間学んだ成果を発表するものです。

 午前中は琴講座を皮切りに、ハーモニカ講座、三味線講座と見事にそろったきれいな音色の演奏、そして郷土芸能、なぎなたと見る者を釘付けにするような演舞や演武、最後に吹奏楽部の会場を魅了する演奏。午後は書道、華道、絵画、美術部の作品展示、大空・太陽学級の菓子販売。名人顔負けの作品が並んでいました。さらに、柔道の演武、気象学の発表、茶道のお茶体験、グローバルピースの発表など、見る者・参加した者を惹きつける工夫や努力の跡が感じられて本当に楽しく有意義な1日でした。

 フィナーレでも、広島平和記念式典参加報告と英語スピーチコンテスト代表生徒発表があり、しっかりと充実した1日を締めくくりました。私からは、生徒たちの頑張りを讃えるとともに、改めて「布佐タイム」の素晴らしさについて「こんな発表会は日本中どこの学校に行ってもやってない。専門の先生や地域の方が30名以上、しかも年間に10回前後も、29年にもわたってご指導いただいているというのは奇跡的。」「3年間継続して同じテーマを学習することで、初めて布佐タイムで目標としている力(探究心、表現力、異文化理解、日本の伝統・文化理解、地域との関わり方・つながり方を学ぶ等々)が身につく。1年間の学習ではとてもこんな発表会はできない。」ということ、そして「今後、中学校を卒業してからも継続して学んでいける生涯学習のきっかけとなるものをつかんだ人が少しでも増えてほしいと願っている。」という話をしました。

 今年度はこの発表会をもって「布佐タイム」の幕を閉じますが、来年度以降もこれをさらに継続・発展させ、子ども達にとってさらに有意義なものにしていきたいと強く思っています。今年度もお忙しい中、講師を引き受けていただいた諸先生方に感謝し、再度御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 

※文化活動発表会の様子につきましては、後日「生徒の活動」のページにアップしますので、ご覧いただければと思います。

認知症を学ぶ!地域のために

 29日()、一昨年、昨年に引き続き、我孫子市消費者の会のみなさんによる出前授業「認知症講座」を3年生対象に実施しました。パワーポイントを使用したり、ロールプレイングを交えながら大変にわかりやすく丁寧に授業をしていただき、生徒たちも真剣な表情で参加し、ワークシートにも質問に対する答えや自分の考え・感想をしっかりと記入していました。

 我孫子市、特に布佐を含む東部地域は高齢化率が非常に高くなっています。そのような地域に暮らす生徒たちに認知症について学ばせることはとても大切なことだと思っています。また、この学習を通して、例えば祖父母と一緒に暮らしている生徒たちが当事者意識をもったり、地域を歩いているときに認知症の疑いがある方と出会ったときにどんな対応をしたらよいかを考えることは、生徒たちに社会参画意識を育てるうえでもとても重要であると思います。また、このこと自体が地域貢献に結びつくとも考えています。

 「みんなで創る地域の学校」を掲げる布佐中学校です。また来年度以降もこの学習を継続させ、この地域で生きる、布佐の明日を担う大切な生徒たちの「生きる力」を育てていきたいと思います。

 消費者の会のみなさん、ありがとうございました。

      
     

大盛況!70周年記念誌発刊の集い

 昨年度、創立70周年を迎えた本校は、3月に記念式典、及び記念行事を実施することができました。そしてこの度、本校関係者並びに地域の方々のお力添えにより記念誌が完成し、そのお披露目を兼ねて 集いの会をもたせていただきました。

  当日は市長・副市長・教育長にもご臨席いただき、本校OBや関係者、たくさんの地域のみなさんなど、総勢150名近い方々にご参会いただき、吹奏楽部のアンサンブル演奏もあって、短い時間ながらも大変に内容の濃い盛大な会となりました。

 また、布佐の会ボランティアのみなさんを始めとした有志の方々が準備に、後始末にと本当によくお手伝いしてくださり、会の成功に向けて力を貸していただけました。改めて感謝申し上げます。

 これに限らず、この70周年に関わる一連の事業には、地域ルーム関係を中心とした地域のみなさんの献身的な働きが大であり、学校だけでは到底、実施することは不可能であったとつくづく思います。昨年からここまでの長期間にわたるご苦労には、感謝してもしきれない思いです。本当にありがとうございました。

  今年度は創立71年目ということで、また新たな布佐中学校の歴史を刻むべく、職員生徒共々頑張っているところですが、次の節目に向けて保護者・地域のみなさまの一層のご支援とご協力を改めてお願い申し上げる次第です。


      

    

響け感動の歌声!平成29年度合唱祭

11月17日()、印西市文化ホールにて平成29年度合唱祭がたくさんの地域・保護者のみなさんにご来場いただき、また、布佐小・布佐南小の6年生も3年生の演奏を聴きに会場を訪れ、盛大に開催されました。

それぞれの学年・学級で、それぞれの特色を出した素晴らしい合唱の発表でした。本当に1日があっという間に過ぎていったという思いです。生徒たちの素晴らしい歌声がホールいっぱいに響き渡り、それに聴き入っていたら時間がとても短く感じました。

開会式で1・2年生には1学期の歌声交歓会よりも大きく成長した姿を、3年生には中学校生活最後の合唱祭に懸ける思い、2年間を共に過ごし、数ヶ月後には一緒に卒業していく学級の仲間への思いが溢れる演奏を期待しているという話をしましたが、各学級の演奏と生徒たちの一生懸命に歌う表情から見事にそれが伝わってきました。どの学級にも歌声活動が嫌いとか苦手な生徒が何人かいるはずですが、誰1人としてそれを感じさせないステージで、賞をとった、とれなかったはありましたが、見ていて学級による差などほとんど感じさせない発表であったと思います。学級全員が心を一つにして、合唱祭に懸ける思いを全力で表現していたからであり、そのメッセージが伝わったからこそ、歌の完成度云々に関わらず、聴く側の人たちが真剣な眼差しでステージ上の全ての学級の発表に魅せられていたのだと思います。

  2人の講師の先生からも、それぞれの学級のよさや布佐中全体が年々レベルアップしていること。合唱曲では、その詩のもつ意味をしっかりと理解し、聴く側にどう伝えていくかが大切であり、多くの学級でそういったことを意識した取り組みがされていたというお話をいただきました。

次は3学期、学級を越えて3年生を送る会や卒業式での歌声、つまり学年や全校でのまとまりが問われることとなります。最優秀賞も優秀賞もない日々の歌声活動にどう取り組めるかで布佐中生の真価が問われます。みんなのために心を合わせて人とつながることの大切さを学んだ合唱祭の経験を活かし、さらに聴く人の心に感動を与える歌声を自分たちの手でつくりあげていってほしいと願っています。

  会場を訪れて、生徒たちに温かい応援と拍手を送っていただいた全てのみなさんに改めて感謝いたします。ありがとうございました。

 

※合唱祭の様子については、後日、「生徒の活動」のペー
ジにアップしますのでご覧いただければと思います。

あびとくフェスタ(我孫子特別支援学校文化祭)での交流

 11日()、我孫子特別支援学校であびとくフェスタ(文化祭)が開催され、本校からも吹奏楽部が招かれて演奏を行いました。我孫子特別支援学校には小学部と中学部の子ども達が在籍していますが、それ以外にも来賓の方や地域のみなさんなど多くの方々に見守られて大変に盛大で、発表に、展示にと子ども達の頑張った様子が伝わってくる文化祭でした。

 本校の吹奏楽部は午後からの演奏でしたが、プログラムが進むにつれて次第にお客さんが増え、いつのまにか体育館に溢れるほどの人が演奏を聴きにきてくれました。私は今年が4回目の参加でしたが、いつも感動するのは、子ども達が本当に純粋で、心から音楽を楽しみ、いつの間にか音楽に乗せて自然と身体を動かしている姿です。「やっぱり音楽は人の心を動かすんだ」ということを再認識する思いです。本校の生徒からも、「私たちの演奏を純粋に楽しんでくれている姿を見てうれしかった」という感想がありきした。

 インクルーシブ教育の推進という言葉をよく耳にします。本校でも居住地校交流等で特別支援学校との交流を行っていますが、まさにインクルーシブを実践し、両方の学校の子ども達にとって、とても意義深い時間になったということを強く感じました。

 

※あびとくフェスタでの吹奏楽部演奏の様子は、同日に行われていた上町文化祭に展示した美術部の作品とともに「生徒の活動」のページにアップします。

Win-Winの関係!学校&地域

 先日も「生徒の活動」のページに「布佐文化祭」に展示させていただいた美術部の作品や布佐タイム華道講座の作品をアップしましたが、先月半ばから今月にかけて行われている地域の祭りや催し物での布佐のみなさんの活気とエネルギーには本当に頭が下がります。まさに布佐地域の一体感は、地域の方々がお元気で活発に活動されている賜であり、布佐の地域色がとても強く感じられます。

 11月3日()の「平和台祭」にも本校から吹奏楽部と特設合唱団・布佐タイム郷土芸能講座が参加をさせていただき、演奏や演舞を披露してきました。そういった場所を訪れると、みなさんが口々に「中学校の御協力をいただきありがとうございます」という言葉をかけてくださいます。そんな一言からも、「生徒たちが地域の一員として、しっかりと地域貢献しているんだな」と思うわけですが、逆に、学校としても、生徒たちが日頃頑張っている活動の成果を発表する場をたくさん与えていただけることは大変にありがたく、生徒の成長にとっても大きなプラスになると感謝しています。

 学校と地域がWinWinの関係である今の状況が、今の布佐中の落ち着いた教育環境に結びついていることは間違いなく、これからもずっとこうありたいと思った11月のスタートでした。

 

※「平和台祭」での吹奏楽部・特設合唱団の演奏や郷土芸
能講座の演舞は、特設合唱団の南小音楽集会・布佐小音楽フェスタでの演奏の様子と一緒に「生徒の活動」のページにアップします。どうぞご覧ください。