校長室

認知症を学ぶ!地域のために

 29日()、一昨年、昨年に引き続き、我孫子市消費者の会のみなさんによる出前授業「認知症講座」を3年生対象に実施しました。パワーポイントを使用したり、ロールプレイングを交えながら大変にわかりやすく丁寧に授業をしていただき、生徒たちも真剣な表情で参加し、ワークシートにも質問に対する答えや自分の考え・感想をしっかりと記入していました。

 我孫子市、特に布佐を含む東部地域は高齢化率が非常に高くなっています。そのような地域に暮らす生徒たちに認知症について学ばせることはとても大切なことだと思っています。また、この学習を通して、例えば祖父母と一緒に暮らしている生徒たちが当事者意識をもったり、地域を歩いているときに認知症の疑いがある方と出会ったときにどんな対応をしたらよいかを考えることは、生徒たちに社会参画意識を育てるうえでもとても重要であると思います。また、このこと自体が地域貢献に結びつくとも考えています。

 「みんなで創る地域の学校」を掲げる布佐中学校です。また来年度以降もこの学習を継続させ、この地域で生きる、布佐の明日を担う大切な生徒たちの「生きる力」を育てていきたいと思います。

 消費者の会のみなさん、ありがとうございました。