校長室から発信
ようこそ1年生!歓迎集会
13日(金)、新入生歓迎集会が実施されました。今年度最初の生徒会行事ですが、時間の限られた中で、生徒会も2・3年生もしっかりと準備をし、1年生への歓迎の気持ちを込めた工夫を凝らした、かつ心温まる発表(委員会活動紹介、部活動紹介、全体合唱)が行われました。見ていた1年生たちも笑いあり、驚きあり、感心ありと、それぞれの発表を食い入るように、集中して見ていました。
1年生の方からも、2・3年生へのお礼の気持ちを込めた合唱の発表がありました。まだまだボーイズソプラノのかわいらしい声での合唱ですが、「入学式の後、たった2日間でどうやって練習したの?」と思わせるようなしっかりとした合唱であったと思います。
私からは1年生に向けて、「自分で考えて決めることの大切さ」という話をしました。中学校に入学して最初の大切な選択・決定がこの委員会活動と部活動です。「自分の意志で自分が輝ける活動をしっかりと選び、自分で決めたことには責任をもって中学校生活を頑張る」中学生として、そんな意識をもったスタートを切ってくれればと願っています。
※新入生歓迎集会の様子は、後ほど「生徒の活動」にアップします。
希望を胸に!第72回入学式
例年にない早い春の訪れで、残念ながら桜の花は散ってしまいましたが、暖かい晴天に恵まれた10日(火)、本校第72回入学式が挙行されました。多くのご来賓・地域のみなさんにご臨席いただき、祝福された新入生の心にも強く残ったのではないかとも思います。
1時間をやや超える時間の式でしたか、71名の新入生たちは、緊張感の中で終始立派な姿勢と態度で式に参加することができました。背筋を伸ばして堂々と歩く入場の姿、担任の呼名に応えるしっかりとした返事に、これからの布佐中のさらなる発展を予感することができました。
在校生もわずか2時間に満たない入学式練習でしたが、先輩として新入生の見本となる素晴らしい姿と迫力のある歌声で彼らの度肝を抜き、かつ温かい心が伝わる歓迎の言葉で新入生を迎え入れることができました。
11日(水)からは、本当の意味で平成30年度、全生徒がそろっての新生布佐中学校がスタートします。新入生には、初心を忘れることなく、新しい環境で、新しい先生・新しい仲間とともに充実した学校生活を送れるよう前向きな気持ちで頑張ってほしいと願っています。
保護者のみなさまにも、これから布佐中PTAの一人として学校と手を携え、お子様の成長のために「共育」(学校と共に育てる)、そして「協育」(学校と協力して育てる)をよろしくお願い致します。
※入学式の様子につきましては、後日、「生徒の活動」のページにアップします。
大盛況!春のコンサート
1日(日)、本校吹奏楽部・第9回春のコンサートが盛大に開催されました。大変にお忙しい中、市長・副市長・教育長にもご来校いただき、約3時間にわたるステージを熱心にご覧いただきました。
そして会場内の熱気、いつも保護者・地域の方を始めとしたお客さんの多さに驚いているのですが、開場前の体育館に列ができるなど、今年もかなり余裕をもって用意したはずの座席がほぼいっぱいになるという状況でした。本当に、応援していただける方が、今でも増えていることに感謝申し上げる次第です。
今回のステージも、卒業生を含めた吹奏楽部の生徒たち、卒業生合唱団アンサンブル・ルミエール、本校OB、団友、そして布佐小学校と布佐南小学校が加わり、毎年協力をお願いしている、ソプラノ歌手の吉田真澄氏にも出演していただきました。地域の方もよくご存知の布佐中バンドのスタンダード曲やクラッシックに加え、プチオペラの上演など、時間が経つのをすっかり忘れてしまう楽しい3時間を過ごすことができました。たくさんのお客さんの前で、精一杯自分たちの力を出し切った生徒たちの満足そうな爽やかな笑顔と最後の演奏を終えて涙する卒業生の姿がとても印象的でした。
平成30年度も、きっと地域に出て地域のみなさまに笑顔を届ける活動を本校吹奏楽部はめざしていくと思います。引き続き、多くのみなさまの応援をよろしくお願い致します。
※春のコンサートの様子は、「生徒の活動」のページにアップしましたので、そちらをご覧ください
旧井上家住宅にて!
17日(土)、相島新田の旧井上家住宅の茶室で、本校布佐タイム茶道講座でご指導いただいている先生方が中心となって運営する茶会が開催されました。
旧井上家住宅は、手賀沼干拓の歴史と江戸時代の名主邸の面影を残すなど、我孫子の歴史を語るうえでも非常に貴重な建造物であり、普段は家屋の中には立ち入ることができない文化財です。1ヶ月ほど前にはBS朝日の名家100選という番組でも1時間ほどの特集が放映されていました。
そんな貴重な文化財を利用して、我孫子東高校の茶道部の体験実習を兼ねて開催された茶会に、本校の茶道講座の生徒たちも招かれて参加したわけです。午前中2回、午後2回のお点前でしたが、午前中は市長、午後は教育長も忙しいスケジュールの合間をぬって参加されました。生徒たちは大勢のお客様を前に緊張した面持ちこそ見られたものの、講座で学んだ作法をしっかりと思い出し、(本校卒業生を含む)東高校の生徒たちと協力してお客様をもてなしたり、自らもお茶をいただいていました。
学校外での本格的な茶道体験をさせていただいた先生方に改めて感謝するとともに、来年度の布佐タイムがとても楽しみになった1日でした。
第71回卒業証書授与式
13日(火)、第71回卒業証書授与式が、教育委員さんを始めとした何と51名もの来賓のみなさんにご臨席いただき、保護者や多くの地域の方々が見守る中、盛大に挙行することができました。
2時間を超える長い時間でしたが、卒業生・在校生ともに生徒たちの式に臨む姿勢や態度は大変にすばらしく、終わって退場後、来賓のみなさまからも「今年もまた感動しました」など、口々にお褒めの言葉をいただきました。
106名の卒業生は、証書授与のときの返事・巣立ちの言葉・歌(仰げば尊し・さくら)と3年間の精一杯の思いと感謝を込めて表現し、その一生懸命な姿・成長した姿に思わず目頭が熱くなってしまいました。私が赴任して2年目に入学した生徒たちであり、3年間をともに過ごした思い出が甦り、こみ上げてくるものもあったのだと思います。
1・2年生も同様に素晴らしい送別の言葉と歌(ジュピター)で、卒業生への感謝の思いと別れの気持ちを表現しました。その見事な姿に、両学年ともにこの1年間の成長と進級に値する力がついたことを確信しました。
卒業生はこの後、それぞれの進路先へ巣立っていきますが、ここに至るまで本当に多くの地域のみなさんに愛され、支えられたからこそ、今の成長した姿があります。式の中でも御礼の言葉を述べさせていただきましたが、改めて学校、そして卒業生一人ひとりになり代わって御礼申し上げます。「本当にありがとうございました」
「鎮魂竹宵の集い」から
東日本大震災の被災者の霊を悼み、復興への思いを多くの人々で共有する「鎮魂竹宵の集い」が、10日(土)・11日(日)とショッピングセンター・エスパの駐車場で行われ、本校吹奏楽部が招かれて演奏をしました。
毎年お招きいただいているのですが、特に今年は3.11という震災に襲われた日の、14:46という地震発生時刻の少し前に演奏が終わって、そのまま参加者全員で黙とうをするという、大変に光栄なプログラムの順番での演奏でした。
演奏前に挨拶をされた市長さんからも、「震災のときに被災地に力をくれた布佐中の吹奏楽部は私の宝です」といううれしい言葉をいただきました。また、演奏の途中にはプロの声楽家お二人とコラボさせていただき、大勢のお客様に喜んでもらえたのではないかと思います。
布佐の地域を離れても市民のみなさんに愛され、このような大切なイベントで演奏させていただける本校の生徒たちは本当に幸せであり、このような貴重な経験を通して一人ひとりが確かに成長していることを強く思います。この後、トップページにアップした「春のコンサート」も開催しますので、どうぞ、たくさんのみなさんのご来場をお待ちしています。
語り部さんに学ぶ!「ふさカリキュラム」の集大成
本校総合学習の要である「ふさカリキュラム」のまとめとして、語り部さんへの訪問を今年も6日(火)に実施しました。ふるさと布佐の歴史と文化を学び、布佐に対する愛着と誇りを身につけ、布佐の地に貢献できる人材を育てるための大切な取り組みです。また「ふさカリキュラム」は、小中学校で推進している小中一貫教育の柱として開発された布佐中学校区自慢のカリキュラムでもあります。
当日は、それまでの事前学習で調べたそれぞれのテーマごとに、各自が自分自身の課題をもって、語り部さんの話をただ聴くだけの受け身な学習ではなく、課題解決に向けた能動的な学習となるように準備して出かけていきました。
私が訪問させていただいたときの様子を見ても、後から職員や何人かの語り部さんに話を伺っても、語り部のみなさんの大変に熱の入ったお話に、生徒たちが真剣な表情で耳を傾けると同時に、調べてきたことを基にした積極的な質問が飛び交い、大変に有意義な時間が過ごせたということです。こんなに素晴らしい学習の時間が卒業前にとれる3年生の生徒たちは本当に幸せだと思います。ご協力いただいた語り部のみなさんには改めて御礼申し上げます。
この学習をもとに、3年生たちは地域の未来への提言を一人ひとりが考えて「布佐カリキュラム」を閉じますが、どんな前向きな意見や考えが出てくるのか今から楽しみにしています。
感謝を込めて!3年生を送る会
5日(月)、3年生を送る会が行われました。寒さが一段落した参観にはもってこいの体育館で、笑顔と感動に溢れる温かい時間があっという間に過ぎ去っていきました。ご来校いただいた地域・保護者のみなさまには、ご多忙の中、本当にありがとうございました。
1年生の発表は、オリジナルの脚本で1年生らしくかわいらしい笑いあり、工夫ありの発表でした。3年間の授業や日常生活を描いた場面では、3年生は自分たちの3年間を振り返りながら、楽しげな表情で劇に集中していました。コマーシャルをもじった映像を創作してみんなを喜ばせるなど、手の込んだ場面もふんだんにありました。
2年生の発表は、昨年同様にミュージカルの要素を採り入れた素晴らしい発表でした。耳の不自由な伴奏者を加えた合唱団の葛藤とそれが原因の仲間割れ、幾多の試練を乗り越えて全員の心が一つになるまでを描いた「夢を信じて」という劇を見事に演じました。重いテーマの中に笑いを採り入れたり、合唱の中で苦労して覚えた手話を交えるなど、見ている者の目を釘付けにしました。
何よりも、両学年ともに大道具・小道具・背景など、裏方も含めて学年生徒全員で取り組んだ様子が感じられ、1年間を通して本当によく成長したものだと改めて思いました。それぞれの学年の合唱も最高の出来であったと思います。この3年生を送る会の成功をステップとして新しい学年に進級する、その証を全校の前で堂々と宣言したように感じさせる半日だったと思います。
最後に、3年生からの素晴らしい発表もありました。入試の真っ最中、ほとんど練習する時間が取れなかった中での発表でしたが、先生方への感謝の手紙、学年合唱での真剣な表情からは、この送る会へのお礼だけでなく、今までお世話になった多くの人たちへ心を込めた感謝の発表であったと感じ取れました。
そして、これらの発表を支えた生徒会の幕間、「よくぞここまで」と思わせるほど手の込んだ、そしてよく考え工夫された創作映像は、会場で見ている人全員を笑いと驚きの渦に巻き込んでいきました。放課後遅くまで残り、手間暇かけて作った幕間の発表に加え、ここまでの企画・運営、入念な準備をしてきた生徒会役員のメンバーに敬意を払うとともに、改めてお礼を言いたいと思っています。
※3年生を送る会の様子(写真)については、別途「生徒の活動」のページ
にアップします。
職員玄関にお雛様!
昨年に続き、3月の雛祭りを前に玄関に立派なお雛様が飾られました。これは数年前に寄贈していただいたものですが、職員だけでは飾りつけができずに時間もとれないことから、一時は倉庫にしまったままで宝の持ち腐れとなっていたのもを、地域の方のご協力によって復活させることができたものです。
まだまだ寒い日が続き、春遠からじという感じがする日々ですが、朝、出勤してお雛様が迎えてくれると、何だか心温まる思いで1日のスタートが順調に切れそうにも感じます。生徒たちもこれを見て春の訪れを感じると同時に、日本の伝統文化にも心を馳せてくれればと願っています。
本物の世界に触れる大切さ!音楽特別授業
昨年に続いて3年生の特別授業・音楽鑑賞教室を19日(月)に実施しました。今年も邦楽分野の第一人者で、薩摩琵琶のプロ奏者であり、地元の出身(布佐中出身でもあります)でもある久保田晶子様をお招きし、生徒の前で生の演奏を披露していただきました。
私も毎年拝見させていただいていますが、3年生の授業で1クラスずつ3時間、音楽室で、生徒たちの目の前で開かれたミニコンサートは本当に圧巻でした。時間の経過を忘れる素晴らしさで、私もその圧倒的な迫力に昨年以上に言葉を失いました。生徒たちも音の美しさや朗読の迫力を肌で感じとることができたのか、集中して1時間、真剣な表情で聴き入っていました。また、演奏の途中で薩摩琵琶の紹介、授業の終わりには自分が琵琶の世界に足を踏み入れたきっかけ、何事にも熱意をもって取り組むことの大切さ等々の話をしてくださいました。生徒の記憶にも強く残ったのではないかと思います。また、杜子春の朗読では、クラス2名ずつの代表が琵琶の演奏とコラボするという貴重な場面も用意していただき、本当にあっという間に時が過ぎったように感じます。
まさに本物に触れ、本物を感じて、生徒たちの心も澄み渡ったのではないかと思います。音楽に限らず、このような有意義な取り組みをもっともっと学校教育に取り入れていけたら…と思った1日でした。