校長室

校長室から発信

2学期スタート!!

 2学期がスタートしました。若干の欠席者はいたものの、42日間の夏休み中、一件の事故や大きな問題等もなく、始業式で生徒たちの元気な顔を見られたことをうれしく思っています。

 始業式では、例年話していることですが、2学期最初に全校で取り組む体育祭について「努力は足し算・協力は掛け算」という言葉を引用し、仲間同士が協力し合って演技を完成させると個々で努力する何倍もの成果が出ること、逆に一人でも手を抜くと全員の結果がゼロになってしまうこと、2学期の各学年への願いなどを話しました。生徒たちは、その後に実施した避難訓練と併せ、夏空の下、長期休業明けとは思えないしっかりした姿勢・態度で聴くことができました。

 避難訓練は、今回は学級がバラバラになっている清掃中に発生した地震を想定して実施しましたが、教師の指示もなく、どう行動したらいいか判断できずにとまどっている生徒も多くいて、防災教育をしっかり行う必要性を改めて実感しました。全体への話では、担当職員から訓練の重要性、私からは東日本大震災にまつわる話(陸前高田市のハナミズキの咲く避難路)を紹介しながら被災地の人たちの思いや願いを、そして命を守るために日頃から考えなくてはならないこと等について指導しました。

 9日()は第71回体育祭です。わずか一週間の練習期間で、どこまで完成させることができるか一抹の不安もありますが、「みんなの一生懸命な姿を見てもらって、地域や家族の人を笑顔にし、元気をプレゼントしよう。それが中学生が2学期最初にできる地域貢献だ」ということも話してあります。体育祭期間中、音楽やマイクを通した大声など、迷惑をおかけする場面も多々あるかと思いますが、生徒たちは自らの成長はもちろん、仲間のため、地域のため、家族のために精一杯頑張りますので、温かいご支援・ご協力をよろしくお願い致します。また、当日はぜひ中学校に足をお運びいだき、布佐の未来を切り拓く生徒たちに声援を送っていただけると、より一層の励みになると考えています。

   

学校と保護者の協働・PTA主催除草作業

 8/26日()、PTA主催の除草作業に全部で30名前後の保護者の方にご参加いただきました。いつも体育祭を目前にして雑草伸び放題のグラウンドや校舎周りを前に、途方にくれている学校ですので本当に助かっています。もちろん、この時間だけで終わるはずもなく、残りは我々教職員で作業する予定になっていますが、何よりも学校と保護者が手を携え、子ども達の体育祭の成功に向けて協 働したことに意義があると思っています。参加・ご協力いただいた保護者のみなさん、本当にありがとうございました。
  また、本校の生徒たちも今日の除草作業だけではなく、日頃からあちこちに散乱しているゴミや木の枝、折れた竹の後始末や清掃等に各部活動で自主的に奉仕活動をしています。学校を愛し、学校に貢献してくれている生徒たちにも感謝・感謝です。

    

    

15年ぶりの快挙!全国大会出場&駅伝合宿

既にホームページでお知らせをしていましたが、駅伝部・3年生の西海風さんが女子共通800mで見事に全国標準記録を突破、8月20日()から熊本市で開かれた全国中学校陸上競技大会に、布佐中生としては実に15年ぶりの出場を果たしました。35℃を超える炎天下のスタジアムでたくさんの人たちが観戦している中、予選突破こそなりませんでしたが、全国の猛者たちと肩を並べて全力で走り切りました。この大舞台での貴重な経験を糧として、さらなる成長が期待できる予感を感じさせてくれました。

また、その駅伝部は8月21日()から25日()まで福島県那須甲子で行われた市内中学校の合同合宿に参加しました。選手によっては5日間で150㎞以上を走り抜く厳しい練習に、生徒たちは学校関係なく、励まし合い競い合いながら歯を食いしばって頑張り抜きました。全国大会から帰ったばかりの西海さんも途中から参加しましたが、この苦しい練習を乗り切った選手たちが自分に自信をもち、秋の東葛駅伝大会を始めとした各種大会でベストの走りをして活躍してくれることを期待したいと思います。

   
   
   
   
   
   
   

充実した学びの3日間!「小中合同夏休みの学習会」

 8月3日()~5日()、布佐中学校区小中3校で学校支援地域本部主催の学習会、通称「宿題お助け隊+補習」を実施しました。地域のみなさんの力を借り、今年は大学生や高校生からも多数の協力を得て、トップページにも書きましたが、布佐中会場(布佐中生徒と布佐小児童)だけで延べ100人を超える参加者、ボランティアも70人を超えるみなさんに支援していただきました。これからの子ども達の学力向上と夏休みの有効な過ごし方に少しでも役立つことができれば…と考えています。

 今年で4回目の実施ですが、年々参加者が増加し、とても有意義な時間を過ごすことができています。中学生は午前中に部活動を行い、午後、短い時間でも宿題や学習に集中という生徒もたくさん見られました。小学生もほぼマンツーマンの状態で勉強を進めていましたので、ちょっとした家庭教師がついているような感じで一生懸命に教わっている姿が印象的でした。

 このような活動がさらに次へとつながり、現在でも中学校では定期テスト前の学習会を行ったり、2学期は受験対策の補習も実施する予定ですが、これに加えて地域の方々の教育力を活かした放課後の補習を小学校にも拡充して学習習慣の定着を図ったり、土日の自主的な学習へと発展していくような軌跡が描ければ…と思っています。

 子ども達のために、連日ご協力いただいたボランティアのみなさんに改めて心より感謝いたします。ありがとうございました。

 

※布佐中会場での「宿題お助け隊+補習」の
 様子です。
    
     
            
           
      

平和を学ぶ!広島平和記念式典に生徒派遣

 8月5日()午前6時40分、第71回広島平和記念式典に参加する市内中学校の代表生徒12名が我孫子駅を出発しました。本校からは2年生の服部君(全体の総団長)を先頭に同じく2年生の柵木さん(全体の副団長)が自らの意思で立候補して参加しました。

 参加に当たっては、それぞれに今回の広島派遣に対する強い思いや学んできたいことについて担当者に話しがあったと聞いています。例年、参加希望の立候補者が多数いるのですが、見事に面接等の壁を乗り越え、選抜されて出発の日を迎えることができたということです。

 終戦から71年、記念式典に参加する他にも、戦争について語ってくれる地元の方たちと触れ合いながら平和への思いをしっかりと実感し、12月の報告会はもちろん、帰校後の学校生活や地域での諸活動に活かしていってくれれば…と願っています。

 また、生徒たちは12日()に手賀沼公園で行われる我孫子市平和記念式典にも参加する予定ですので、その様子も後日アップさせていただきたいと思います。

 

※広島平和記念式典参加・出発時の様子
   

  


    12日(土)に行われた我孫子市平和記念式典にも立派な態度で参加しました。団長として服部君は広島平和記念式典参加報告を、副団長として柵木さんは参加者を代表して我孫子市平和都市宣言を読み上げました。

※我孫子市平和記念式典参加の様子
   
   

「いじめ問題」を語る!中学生と教育委員の懇談会

 8月3日()、今年度初めての試みである教育委員さんと市内中学生代表との懇談会が本校を会場として行われました。市内6中学校の代表12名(本校は2年生の服部君と中島君)と前職を含めた教育委員さん6名(含教育長)で熱の入った意見交換が約2時間にわたって繰り広げられました。

 教育長のファシリテートによって話し合いが進行しましたが、大きなテーマとして「いじめ問題」が取り上げられました。始めに、いじめを根絶するために各学校で取り組んでいることを紹介し合いました。いくつかの学校で共通して取り組んでいる事例もありましたが、自分の学校では行っていない他校の取り組みにうなずきながら耳を傾けている生徒の姿が印象的でした。また、どの学校でも行っている「いじめアンケート」について、現状のままのやり方では正しい回答が得られるか疑問があるという生徒たちの意見があり、その改善策についても意見が出されました。

 時間があっという間に経ってしまい、「いじめ問題」だけで終了予定時刻が過ぎてしまいましたが、最後に本校生徒からは小規模校の部活動運営に配慮してほしいという要望が出され、他の学校からも行政へのお願い事等が発言されました。教育委員のみなさんからは、なかなか聴く機会のない生徒の本音を耳にすることができたこと、これを教育行政に活かしていかなくてはいけないこと、もっとこういった機会をもちたいことなどの感想や意見をいただきました。6中学校生徒たちからの貴重な意見に、布佐中としても学ぶべきことが多かったと私自身も感じた次第です。


                                  

       

たくさんの成果をあげて!1学期終了

 7月20日()をもって平成29年度1学期の授業はすべて終了しました。1学期を振り返ってみると、校外学習を始めとした各学年の取り組み、生徒総会や歌声交歓会といった生徒会・学校行事の数々、学習を中心とした日常の活動、そして部活動と生徒たちは本当によく頑張り、大きな成果をあげることができました。これらの活動を通して生徒一人ひとりが得た感動的体験や成就感によって、彼らはまた一回り大きく成長できたのではないかと思います。そして、そんな生徒たちの頑張りによって、地域の中核である布佐中学校も大きく飛躍し、地域・保護者のみなさんの信頼と協力を得ることができました。生徒たちにも感謝しなくてはいけないと思っています。

 終業式ではそんな生徒たちの頑張りを讃えるとともに、イソップの「うさぎと亀」の童話を題材として「亀はなぜ負けても当然で何の得もない勝負をしたのか」ということを考えさせることを通して「他と競争することも必要だけど、それだけに捉われずに、目標を見据えて着実に努力していくその過程を大切にしてほしい」ということを話しました。葛南大会での生徒たちの頑張っている様子から思いついた内容ですが、部活動に限らず、2学期、いや夏休みから生徒たちが自分の目標に向かって、あきらめることなく着実に一歩一歩進んでいく姿に期待したいと思います。

今学期も子ども達は、班・学級・部活動の仲間、先生方、そして、無償でボランティアとして様々な教育活動を支援してくださっている地域の方々。学校だよりやホームページでも何回となく紹介させていただきましたが、こういった方々の協力によって大きく成長し、今の素晴らしい布佐中学校が成り立っているといっても過言ではありません。生徒たちには心からの感謝の気持ちをもって1学期を終え、2学期も同じ気持ちでスタートしてほしいと願っていますが、私たち職員も全く同じ気持ちです。まだ夏休みにもボランティアのみなさんによる宿題お助け隊&補習が予定されていますが、2学期もどうぞよろしくお願い致します。

長いようであっという間に終わってしまった1学期。私たち職員もじっくり振り返るとともに、2学期以降の布佐中学校のますますの躍進に向けてじっくりと構想を練りながら準備を進める夏季休業にしたいと思います。そして、これからもいじめなど一切ない、本校のめざす学校像の一つである「先生も生徒も通うことが楽しく、日々を充実した気持ちで過ごせる学校(希望の登校・満足の下校)」、そして「みんなで創る地域の小中一貫・ふさ学園」の実現のために、職員一同力を尽くしていきますので、引き続き学校へのご支援とご協力をよろしくお願い致します。

 

※終業式とそれに先立って行われた表彰伝達の様子です。今までにないたくさんの表彰者、多くの賞状・メダルがあり、式の時間が足りなくなってしまうほどのうれしい悲鳴でした。生徒たちの活躍に拍手です。

  
  
  

葛南大会スタート!

 9日()のサッカー部、12日()の陸上部を皮切りに、平成29年度葛南総合体育大会が始まりました。3年生にとっては中学校生活部活動の最後を飾る集大成となる大会です。

 サッカー部の葛南大会は灼熱の鎌ケ谷五中グラウンドで予選リーグが行われました。本校生徒は湖北台中学校との合同チームとして出場。最初の試合はホームである鎌ケ谷五中との対戦でしたが、チームワークよく見事に3対0で勝利しました。2戦目は優勝候補筆頭の我孫子中が相手でしたが、なんと主導権を握って終始優勢に試合を進めましたが、(シュートがゴールポストにはね返されるなどの不運もあり)アト一歩のところで0対1という惜敗でした。決勝トーナメントで再び対戦することができれば…と思いました。

 陸上部の葛南大会は炎天下の白井陸上競技場で行われました。暑さに加え、風が強かったこともあり、記録を出すには厳しい条件でしたが、本校の生徒は全力を出し切り、既に出場を決めている者も含め、何人もの生徒が27日()・28日()に行われる県総体への切符を手にしました。そして、何よりもうれしかったのは、本校のように小規模(葛南地区で最も生徒数が少ない)で全種目へのエントリーが叶わないような学校が、特に陸上では圧倒的に有利な大規模校にひけをとらず、堂々と戦い切ったことです。まさに、一人ひとりの生徒の努力の結晶だと思います。

 どちらの部も見事な結果だったと思います。他の部活動もこれに続いてほしいと願ってはいますが、結果はどうあれ、生徒たちがここまで練習で培ってきた力・技能を遺憾なく発揮し、達成感をもって最後を締めくくり、また次の目標にステップアップすることができればと思っています。保護者・地域のみなさんには、引き続き応援をよろしくお願いします。

 

※サッカー部・陸上部の葛南大会の様子は「生徒の活動」
 のページにアップします。また、
他の部活の葛南大会に
 ついても順次、その続きにアップしていきます。

学級の合唱づくりは仲間関係づくり!1学期交歓会

 4日()、体育館で1学期の歌声交歓会を実施しました。後に保護者会が控えている関係もあり、多くの保護者のみなさんにも聴いていただくことができました。

 1年生から3年生の全8クラスが、学年ごとではなくランダムに入り混じって発表をしたのですが、発表はもちろん、選曲にもそれぞれの学級・学年に独自のカラーがあり、お互いに学ぶべきものも多かったようです。

 そして、どの学級も一生懸命に練習してきたことに自信をもち、仲間を信頼して素晴らしい演奏ができたと思います。さらに、そんなお互いの学級のよさを認め合ってか、他学級の発表を聴く姿勢や態度も立派でした。交換会がスタートする直前、曲と曲の合間に若干の私語等があったのは残念ですが、一流の音楽祭には一流の演奏家はもちろん、一流の聴衆がいることが条件という話をしながら、秋の合唱祭での課題としました。最後に特設合唱団が今年度初のステージ演奏を披露しましたが、その歌声には全員がさらに真剣な面持ちで聴き入るほどの素晴らしさであったと思います。学級合唱は、まさに学級の今ある状況・人間関係が如実にあらわれるものであり、誤魔化しは一切ききません。保護者のみなさんには、各学級の歌声から今の布佐中の状況や落ち着いている様子を感じ取っていただけたのではないかと思っています。

 生徒たちには、現状に満足することなく他学級の演奏から学んだことを糧に、11月の合唱祭に向けて、学級の絆をもっと深めながら、さらに高いレベルでの合唱を創り上げてほしいと願っています。

 

※発表の様子は「生徒の活動」のページをご覧ください。

生徒も地域も笑顔!家庭科授業支援

 21日()から7月上旬にかけて2年生が家庭科の被服実習でクッションとネームバンドの制作をしています。昨年度も実施しましたが、今年もたくさんの地域ボランティアのみなさんにお手伝いをいただき、全部で2クラス18時間に延べだと80人前後の方たちにご協力いただく予定です。

 このスタイルで授業を展開すると、担当教師も含めてミシン1台、グループ1班に指導者が1人ずつ配置できますので、きめの細かい指導が行き届き、短い時間の中、ほとんどの生徒が作品を完成させることが可能となります。また、地域のみなさんも経験を積んで生徒への指導がとてもスムーズですので、家庭科の苦手な生徒など、せっかく購入した教材を終わらせることができなくて捨ててしまうという話を、本校生徒からは聞いたことがなく、また、安全面でも大変なメリットがあります。

そのような状況ですので、本来、学校からお礼を申し上げるべきところを、逆に温かくうれしい言葉をたくさん頂戴しています。「子ども達と接して、楽しい時間を過ごせて本当にうれしいです」「子ども達からいっぱい元気をもらいました」「顔を覚えてくれた子ども達が、で行き会うと挨拶をしてくれます」等々。地域の教育力低下が叫ばれて久しくなりますが、布佐地区はそんなことはないと改めて感じるとともに、お互いが顔の見える関係を築くことが学校の大切な役割であると、この取り組みを通して強く思います。「みんなで創る地域の小中一貫・ふさ学園」に向けて今後ともよろしくお願い致します。