ほごログ
緑小学校第3学年が、郷土資料館を見学しました
少し昔に使われていた道具を実際に手に取ったり、千歯こきを使い脱穀を体験したり、懐かしい道具を触ったりしました。
郷土資料館では、3月22日(日)まで「くらしのうつりかわり―懐かしの暮らしと道具展」を開催しており、昔の懐かしい道具や写真を展示しています。小さなお子様からご年配の方まで、一緒に楽しめる展示となっております。ぜひ遊びにいらしてください。
【お知らせ】10月12日の古文書講座中止します
初回は11月9日(土)に繰り越しとなります。時間・会場は同じです。
なお、補講の予定は未定です。
受講者の皆様にはお電話にてお知らせしておりますが、念のためお知らせいたします。
豊野小学校第3学年が、郷土資料館を見学しました
時代とともに変わっていった春日部を学芸員から説明を聞いたり、少し昔である昭和期の生活について、説明を聞くだけでなく、当時使っていた物を触ったりして体験しました。
郷土資料館では、10月1日(火)から3月22日(日)まで「くらしのうつりかわり―懐かしの暮らしと道具展」を開催します。
昔の懐かしい道具や写真を展示し、小さなお子様からご年配の方まで、一緒に楽しめる展示となっております。ぜひ遊びにいらしてください。
↑ 白黒映像が興味津々な児童たち♪
第9回民俗芸能公開事業の開催にむけて
第9回目を迎える今年度は、県の指定文化財である”西金野井の獅子舞”と市の指定文化財”銚子口の獅子舞”に出演いただきます。両団体は市内でも長き伝統を誇る獅子舞で、また、西金野井の獅子舞は地元の南桜井小学校で伝統芸能クラブをとおした後継者の育成を、銚子口の獅子舞でも地元の子供たちへの継承に力点を置いて取り組んでいただいていることから、『地域で育まれた獅子』と題したテーマを設けています。
▲舞台袖で当日の運営方法を両団体で協議・調整しました
●開催日時:令和元年12月15日(日)午後1時~4時
●会 場:庄和地区公民館(正風館)大ホール
▲舞台上で一連の流れを確認
詳細は広報かすかべ11月号や市公式ホーム、当ページでもお知らせしてまいります。
事前の申し込み等は不要ですので、是非、この機会に両団体の勇壮、かつ伝統の舞と地域の子供たちの練習成果をご覧になってみてはいかがでしょうか!おまちしております。
11月の歴史文化講演会のお知らせ
●11月10日「古地図で読み解く明治期の粕壁」※募集は〆切ました
日時:令和元年11月10日(土)10時~12時
場所:春日部市教育センター
講師:大川明弘氏(元春日部市史調査員、近現代歴史研究者)
定員:45名(先着順)
費用:無料
郷土資料館へお電話(048-763-2455)、または直接ご来館の上、お申し込みください。
●11月16日、30日(全2回)「万葉の世界」
日時:(全2回)令和元年11月16日(土)、30日(土)14時~16時
場所:春日部市教育センター
講師:堀越令子氏(文学研究家)
定員:100名(先着順)
費用:無料
郷土資料館へお電話(048-763-2455)、または直接ご来館の上、お申し込みください。
古文書勉強会の成果(その13)
今回は、寛政7年2月「御鹿かりニ付御廻状写」を講読しました。
この史料は前に講読した「御鹿狩ニ付御触書之写」にも含まれる記事でしたが、若干記述が異なり、復習もかねて、史料の解釈を深めることができました。釈文は以下の通りです。
●神間村文書№353
(表紙)
「
御鹿かりニ付御廻状写
」
追而東西葛西領・渕江領・小金領村々より出人足ハ勢
子相済候上、御獲松戸河岸迄持送相勤事ニ付、
御狩相済候ハヽ一纏ニ集り残可申、尤御扶持方ハ
弐人分被下之候
当卯三月五日小金原 御鹿狩勢子人足割
村限出人足書面之通候条、別紙書付之趣
相心得、村毎宰領付添、三月二日朝四時迄別紙帳
面ニ記置候揃所江罷出、勢子差引役人之差図を
請、猪鹿追立ハ勿論立切とも可勤、右之外
村限有人別不残罷出、村内追立可申、老人子
供病人等差出候歟、又ハ遅参不参於致
は急度相咎条、得其意触書村下ニ令請
印飛脚之ものへ可相渡もの也
三河口太忠
竹垣三右衛門
卯二月三日 役所印
右村々
名主
年寄
百姓代
下総国葛飾郡中ノ台村地内字浅間下詰人足
下総国葛飾郡
一六人 花嶌村
一六人 細野村
一弐十三人 槙野地村
寺領共
一拾弐人 下木津内村
一拾三人 上木津内村
一六人 目沼村
一十弐人 屏風[ ]
一廿三人 宮前[ ]
一三十五人 鷲巣村
一廿五人 西宝珠花村
一拾四人 木ノ川村
一五拾三人 深輪村
一七拾三人 榎村
一四拾八人 芦橋村
一三拾三人 木崎村
一弐拾六人 西宝珠花村
一五拾壱人 上吉妻村
一三拾八人 下吉妻村
一九拾弐人 神間村
人足出方心得書付
一壱村限人足何拾何人何村と認候幟壱本
才料之もの持出人数右幟江引合可申候事
但シ才料之もの高張烑灯壱張宛持出可申候
一村限出人足ニ応し弁当并呑水等用意
可有事
但雨天御延引日送り被仰出候節之
ため二日分余慶ニ可持出事
一猪鹿追立用い候長七八尺之竹棒之内
壱人ニ付壱本宛并長三尺位之縄壱筋ツヽ
竹貝・細(ママ)貝之内壱ツ宛持出可申候事
但ㇱ本文之外鳴物勝手次第持出可申候
一右幟右挑灯弁当持人足は高割人数之外可出候事
右之通り心得無差支様可致候、以上
卯二月
次回の日程は、10月20日(日)14時~、次々回は11月2日(土)14時~を予定しています。
モダンな双六(新収蔵品)を展示しています
この双六は、昭和初めに印刷されたもので、双六のマスが粕壁町の商店の広告になっているものです。以前にご寄贈いただいた「粕壁町商売繁栄双六」とは別のタイプのもので、描かれている商店も異なります。双六については、お子さん向けの講座などで遊んだり、大いに活用させていただいています。まだまだ別系統の異本がある可能性もあります。
今回展示した双六に記載されている商店名は、以下の通りです。
油宗呉服店、島村忠太郎商店、伊勢三箪笥店、木崎六之助商店、大竹青松堂、丸清、泉屋商店、中村屋(洋品)、山幸商店、魚六、中野屋(食堂?)、幸松屋時計店、外島医院、岡田(そば屋)、後藤書店、永井商店、橋本薬局、正木洋品店、鍋屋(新聞?)、吉田屋(学用品)、文化堂、越沼自動車、興文堂、春日屋支店、正木洋服店、入舟、オータヤ靴店、丸八酒店、中井洋品店、中屋、岡村時計店、千歳、美ツ和食堂、産婆関根、松本洋服洋品店、鳥松商店、永島茶舗、アヅマ写真館
今回の展示では、これらの商店と以前いただいた双六の商店を、昭和48年(1973)の住宅地図(春日部市内では最古です)で所在地を示してみました。
昭和48年にの地図では見つからないお店、現在も続く老舗のお店など、粕壁の町並みの移り変わりがよくわかります。
いろいろ調べても、所在地や詳しい業種がわからない商店もありました。ぜひごらんいただき、わかることがあれば教えていただければ幸いです。
くらしのうつりかわり(小学校地域学習展)を開催します
小学校3年生の社会科で学ぶ「地域学習」に即し、主に明治から昭和時代に実際に使われた、日常的な道具や農作業用具を展示します。
小学生だけではなく、ご高齢の方や若い方も、懐かしい道具をご覧になって楽しめる内容となっております。
この機会にぜひ、ご家族お誘いあわせの上、ご来館ください。
<第36回 春日部市郷土資料館小学校地域学習展「くらしのうつりかわり」>
会期:令和元年10月1日(火)~令和2年3月22日(日)
会場:郷土資料館 企画展示室(春日部市粕壁東3-2-15 教育センター1階)
観覧料:無料
地域学習展ポスター(PDF:460KB)
春日部市郷土資料館9月の休館日のお知らせ
<9月の今後の休館日>
16日(月・祝)・17日(火)
21日(土)・22日(日)・23日(月)・24日(火)
30日(月)
9月21日(土)~24日(火)は、館内燻蒸作業を行うため臨時休館いたします。
ご迷惑をおかけいたします。
出張展示 庄和図書館 三上於菟吉と春日部展
これに先立ちまして、春日部市郷土資料館では、庄和図書館にて、ミニ展示「三上於菟吉と春日部 ~時代物・現代物・翻訳・随筆 多彩な作品たち~」展を9月12日(木)から開催中です。
三上於菟吉は、明治24年(1891)庄和地区木崎に生まれ、昭和19年(1944)に幸松地区八丁目で亡くなりました。代表作『雪之丞変化』をはじめ、映画化された作品多数のベストセラー作家でした。直木賞の初代選考委員を務めたほどです。庄和図書館での出張展示も3回目となります。
会場では、三上於菟吉の処女作『春光の下に』や宝珠花付近が舞台の『百萬両秘聞』、その他初期の翻訳本『獣人』、現代物の『白鬼』、唯一の随筆集『随筆 わが漂泊』、妻長谷川時雨の『近世美人傳』などの貴重書を展示しております。
また、今回はお手に取って、皆さまに触れていただける本を増やしました。処女作の複写本や翻訳『三銃士』、ご当地の時代小説『百萬両秘聞』、代表作『雪之丞変化』ほかの諸書をご覧になれます。
会期は9月30日(月)までとなっております。
郷土ゆかりの作家である三上於菟吉の世界に、ぜひ触れてみてください。