ほごログ
武里西小学校第3学年が郷土資料館を見学しました
令和5年10月31日(火)に武里西小学校第3学年が郷土資料館を見学しました。
今日は楽しい社会科見学のようです♪
最初に羽子板屋さんを見学してから、徒歩で資料館に来てくれました。
企画展示室では、まだ電気が普及しきっていなかった時代の家庭の道具や、農具、勉強道具について職員から解説を受けました。
また、千歯扱き(せんばこき)を使った、脱穀体験もしてもらいました。
脱穀の時、手にプツプツとした感触が伝わり、「楽しかった」「気持ちよかった」という感想が聞かれました。
常設展示室では竪穴式住居の中をのぞき、職員の質問に答えながら、縄文時代の生活を学びました。
自由見学の時間にはおもちゃコーナーがやはり人気です!
また、今年資料館で寄贈を受けた3人用そろばんなども、その珍しさから人だかりができていました!
そんな中、昔の学校給食で使われていた資料や、、、
桐たんすに興味を持つこだわり派も!
入館前からワクワクが隠し切れない様子だった武里西小の児童たち♪もっと時間がほしそうだった子もチラホラ。
郷土資料館は土日も開館しているので、ぜひまた遊びに来てください!
「くらしのうつりかわり-なつかしのくらしの道具展-」は、令和6年2月25日(日)まで開催しています。
お子様からご年配の方まで楽しんでいただける展示になっていますので、皆さまぜひご来館ください!
郷土資料館体験ワークショップを開催しました
令和5年10月22日(日)、郷土資料館体験ワークショップ「紙でっぽうと糸でんわを作ろう」を開催しました。
体験ワークショップは予約不要、飛び込み参加歓迎のイベントです!お気軽にどうぞ♪
まずは蓄音機の上演からです。
ークショップで使用している蓄音機はゼンマイ式のもので、電気を使用しません。
子どもからも「電気いらないの?」という声も聞こえ、不思議な箱に思えたようです。
紙芝居は「飯沼の椀貸し伝説」です。
お願いをすると、沼から食器が浮き上がってきて、借りることができるという不思議な伝説。しかしあるとき、悪意のある人が、借りた食器を返さなかったことから、二度と食器は借りられなくなってしまったそう。
借りたものはしっかり返しましょう!
そしておもちゃ作りです。
この日は紙でっぽうと糸でんわを作りました♪
紙でっぽうはしっかりと折り目をつけながら作成し、きれいに仕上がっていました!いい音を響かせていましたね♪
糸でんわは、約5メートルほどある糸を使って作りました。普段、会話をするにはかなり遠い距離ですが、糸を通してしっかり話ができます。
耳に振動が伝わるので、くすぐったいみたいです(笑)
最後に恒例の缶バッジづくりをして終了です!
本日もご参加ありがとうございました!
そして来月の体験ワークショップですが、
なんと2日間開催です!
11月14日(火)県民の日、11月19日(日)のそれぞれ10:30と14:00からになります!
新作おもちゃも登場予定!詳しくは広報誌等をご覧ください。
ご参加お待ちしております♪
幸松小出張授業のお手紙届きました!
10月6日、昨年度に引き続き、幸松小学校で出前授業を行いました。4年生の皆さんは総合的な学習で、地域の地形や災害について学習されているそうで、出張授業(でばりぃ資料館)では、幸松地区の水害の歴史について、お話しさせていただきました。 #かすかべプラスワン
後日、幸松小4年生の皆さんからお礼のお手紙(感想文)をいただきました。総勢80数名もの 感想文をいただいてとてもうれしいです。全部は紹介できませんが、そのなかでも、とても素敵な感想がありましたので、これも昨年度に引き続き、紹介させていただきます。
まずはじめの方は、次のように書いてくれました。
授業では、幸松地区の水害のなかのうち、昭和22年のキャサリン(カスリン)台風の水害について、少し詳しくお話ししました。幸松地区(当時は幸松村)には、水があふれた、濁流が押し寄せた地図(記録)が残されており、身近な地域が水災に遭ったことが克明にわかります。利根川から決壊した濁流が押し寄せたのは、およそ一日後のことで、それ以前に幸松のさまざまな水路で水があふれたことや、死者や避難者の数も伝えました。身近な地域が水害にあっていたこと、「びっくり」して、少し怖かったかもしれませんが、そうした話をいろいろな学校で話してほしいと、感想をくれました。その土地その土地には、固有の歴史があることを何となくわかってくれたのかもしれません。そうした機会ができること、個人的にも望んでいますので、他の学校さんからのオファーもお待ちしています。
次の方は、このように書いてくれました。
昨今、首都圏外郭放水路は防災施設として再注目されています。外郭放水路ができたことで、市内の湛水の機会は大幅に減ったようです。しかし、この子のいうように、災害はいつ起きるのかわかりません。「油だん」は禁物ですね。出張授業が、防災意識を高める機会にもなったのならば、とてもうれしいです。
最後に紹介するのはこちら。
授業では、めがね橋がただの橋ではなく、古利根川からの逆流を防ぐ、レンガ樋門であることを紹介しました。授業の前に校外学習でめがね橋を見学していたので、印象に残る人が多かったようです。全国津々浦々の小学校4年生で「樋門」の意味を理解しているのは、幸松小学校の皆さんだけかもしれませんね。
重要なのは、後半の文章。「親にもあまり教えてもらえなくて、だから私が親たちに教えたいと思います」
地域で語り継がれ、受け継がれてきた歴史・伝統を、子どもたちが学び、そして伝えていくこと。郷土資料館として、こんなに嬉しいことはありません。ぜひ、親御さんにめがね橋のスゴさを話してください。
幸松小4年生の皆さんは、これから地域の地形を学んだり、災害のときにどのように行動すればよいのかを考えたりする学習をするそうです。私が授業で伝えた、水害の怖ろしさ、そして地域の先人がそれを克服してきたことも、改めて考えていただき、ぜひ、地域の防災について学びを深めてください。
実は、幸松小4年生の皆さんには昨年度のでばりぃ資料館でも会っていましたが、憶えている子は少なかったようです。今回の出張授業では、話を聞いてくれたお礼に名刺を渡しました。郷土資料館のこと、もう忘れないでね。それよりも、名刺をたよりに、郷土資料館に遊びに来てくれるとうれしいです。待ってます。
《受講者求ム》世界で一つだけの桐の貯金箱をつくりませんか?
春日部市郷土資料館では、体験講座「桐のオリジナル貯金箱をつくろう」を11月12日(日)に開催します。講座では、まちの伝統産業の #桐箱 づくりのスペシャリストたちに指導していただきます。 #かすかべプラスワン
桐といったら春日部。春日部といったら桐。古くから春日部は桐細工産業のまちとして栄え、今日にいたっています。郷土資料館の体験講座「桐のオリジナル貯金箱をつくろう」では、伝統的な技術を伝える桐箱製造の業者さん、職人さんたちの指導のもと、桐の貯金箱づくりを体験してもらいます。
「伝統的ってなんだか作るのがむずかしそう」と思った方へ。
職人さんたちがやさしく丁寧に指導していただけます。幼稚園のお子さんでも、おつくりいただけますのでご安心を。
「オリジナルってどんなの?」と思った方へ。
貯金箱の背板を当日、職人さんたちが切りぬいてくださいますので、背板は好きな絵や図柄になります。ここがオリジナル。後日色付けをしていただければ、世界で一つだけの桐の貯金箱になるのです。
郷土資料館の「桐の貯金箱づくり」は、もう恒例の講座で今年で3回目になります。昨年の様子はここからご覧いただけます。皆さん、自分の貯金箱ができてうれしそう。
ただいま、受講者絶賛募集中!お子さんだけでなく、大人の方でも歓迎です。電子申請でもお申込みいただけますので、ぜひ。
日時:令和5年11月12日(日)午後2時~4時
場所:春日部市教育センター2階 視聴覚ホール
費用:一人900円(当日徴収)
定員:20名
申込:郷土資料館まで電話(048-763-2455)、もしくは直接、または電子申請。
民俗芸能ー神楽・獅子舞ーが市内各所の秋季例祭で公開されました
早歩きで急な季節の移り変わりが感じられた10月15日(日曜日)には、秋の収穫に感謝をささげる例祭が市内各所で催され、市で指定している無形民俗文化財が公開されました。
富多神社では江戸川小中学校の4年生が、総合的な学習の時間で通年、榎囃子神楽連のみなさんから指導を受けている神楽が公開されました。地域を知る学習の機会として毎年恒例となっています。この日は、祭り囃子の太鼓の演奏と、「オカメヒョットコ」「大黒天」の2曲の神楽を演じました。約半年間の練習成果を地域のみなさん、そして保護者の前で堂々と披露してくれました。大変寒く、激しい降雨の中、応援いただきありがとうございました。
午後には、銚子口香取神社では銚子口の獅子舞が公開されました。三匹獅子の威風堂々とした迫力満点の舞が神社拝殿で披露されました。この日は出端の舞と幣かがりの2曲でしたが、1月新春にはより多くの演目の披露に向けて準備されています。
また、赤沼神社で奉納される赤沼の獅子舞は雨天のため、集会所での公開となりました。小学生低学年の子供獅子に加え、秋の収穫の感謝を機に公開される稲刈りなどの神楽の余興、そしてリズミカルで勇壮な三匹獅子が披露されました。今季は中獅子に女性の舞手が加わり、大柄で堅牢な太夫獅子、勇壮な小獅子に混じり、軽やかで柔和な舞には会場から拍手喝采でした。
年明け2月4日(日曜日)には4年ぶりとなる「春日部市民俗芸能公開事業」の開催に向けて準備を進めておりますので、郷土春日部の伝統の舞を間近でご堪能してみてはいかがでしょうか。