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市民大学「宿泊体験(林業体験)」

 6月15日(金)、16日(土)は、当市民大学の目玉講座の一つである林業体験の宿泊講座でした。林業体験は、森林の役割を知り、保護のための間伐(不要な樹木の伐採)を行う講座です。参加者は学生14名(男9名、女5名)と運営委員・OB・OGの方9名の23名。過去に森で樹木を伐採した経験のある学生は僅か2名、ほとんどが初めての体験です。小雨の中、正風館を貸切バスで出発し、秩父市大滝の「大滝げんきプラザ」へ向かいました。

 秩父は小雨と濃霧に包まれていたため、山林での樹木の伐採は中止になり、既に伐採された丸太(直径30センチ以上、長さ2メートル程度)を手引き鋸と大小2種類の斧で細断し、バーベキュー用の薪を作る作業を行いました。

 丸太は最初に鋸で6分割しますが(長さ30センチ程度に切りそろえる)、1本切るのに5分では無理で、10分近くかかります。さらにそれを燃えやすい太さに斧で細分するという大仕事です。男子学生、女子学生がお互いに協力しながら作業を進めました。

 2時間程の作業で出来上がった薪の束を積み上げるとご覧のとおり。一仕事終えて、みんなニッコリ、満足の表情です。

 翌日は、これまたほとんどの参加者が初体験の七宝焼きでのキーホルダー作り。やり方がわからず、講師の説明を不安げな表情で聞いていた参加者たちも、色とりどり、透明・不透明の釉薬を塗って焼き上げると、ご覧のとおりの見事な出来栄えに大満足でした。これらの作品の中から参加者の投票で選ばれたベスト3が右側の写真です(左端が第1位、他の2点は同点2位)。

  

  宿泊講座の2日間。薪割りは体力的にキツイ面もありましたが、「運動不足解消になった」、「ストレス解消になった」、「ちょっとしたコツでうまくできることを実感できた」、「初めての経験で楽しかった」との感想が多くありました。また七宝焼きでは、今迄自分で気づかなかった“芸術的才能”を発見した参加者も多かったようです。

 新たな経験が出来た宿泊講座は、新鮮で刺激的な2日間となりました。