視聴覚センターブログ
市民映像セミナー ビデオ作品づくり体験講座
10月8日(土)、9日(日)の2日間、春日部市視聴覚センターにて市民映像セミナー「ビデオ作品づくり体験講座」を開催しました。今回の講座を開催するにあたり、日頃より映像セミナーでお世話になっているビデオ特派員の方のご協力もいただきました。
1日目は、ビデオ撮影の基礎に関する講義、ビデオ撮影演習をメディア研修室で行い、その後、粕壁宿の風景や建造物の撮影をしました。
作品の素材を撮影する時には、ビデオ操作や三脚の使い方、カメラアングルなど、丁寧な説明を加えながらご指導くださいました。受講者の皆様同士で撮影したものを確認するなど、とても良い雰囲気でした。講座の最後には、撮影した動画をパソコンに取り込み、1日目を終えました。
2日目は、撮影した動画の編集、ビデオ作品の発表会を行いました。
始めにビデオ編集の基礎をお伝えした後、ビデオ編集ソフト(PowerDirector)を利用して、ビデオ編集の体験をしていただきました。次に視聴覚センターで用意した素材を使って、編集の練習をしました。講座の後半には、ご自身の撮影した動画素材をもとに、ビデオ編集を行いました。
動画の配置やテロップの挿入、トランジションの追加など、魅力ある作品に仕上げるために、編集を進めていきました。ここでも、ビデオ特派員の方が親身になって一人一人の疑問に答え、効果的な編集方法についても細かなところまでアドバイスしてくださいました。
2日目の最後には受講者の方に作品を発表していただきました。限られた時間での撮影・編集でしたが、どの作品も春日部宿の魅力が伝わる作品に仕上がっていきました。
ビデオ撮影やビデオ編集経験の有無にかかわらず、どの受講者の方も今回の講座でつくられたご自身の作品の出来栄えに満足した様子でした。受講者の方に「撮影の勉強ができてよかった」「他の皆様の作成動画が非常に参考になりました」「先生方が親切で助かりました」と言っていただき、大変うれしく感じております。これもビデオ特派員の皆様のおかげです。
今回の講座開催にあたり、様々なサポートをしていただきましたビデオ特派員の皆様、2日間、大変お世話になりました。ありがとうございました。
聴覚障がい者対象PC入門講座
9月24日(土)に「聴覚障がい者対象PC入門講座」を実施しました。
春日部市社会福祉協議会より手話通訳の方にもご協力いただき、エクセルを使った表計算の基礎から生活に役立つ応用まで学んでいただきました。
講座の前半では、エクセルの構造や画面の見方、基本操作について学びました。
後半では、会計簿の練習となるよう、計算式の入力方法などを学んでいただきました。
春日部市社会福祉協議会の皆様の手話通訳やジェスチャーを通して、どの受講者の方も熱心に取り組まれていました。
今回実施したエクセルの講座内容は、参加される方からのニーズに応じて取り入れたものです。
自分で入力した計算式から思い通りの答えが出たことに、表情を輝かせる受講者の方の姿を見られて、とてもうれしく思いました。また、疑問に思ったことを質問して解決されていました。視聴覚センターとして、参加される方のニーズや疑問に少しでも応えられるような講座内容にしていきたいと考えております。
講座終了後には、「学習の進め具合が良く分かりやすかった」「来年も引き続きエクセルの続きを学びたいと思います。」と、ありがたいお言葉をいただきました。
受講された方々、そして手話通訳をしてくださった春日部市社会福祉協議会の皆様、ありがとうございました。
市民パソコンセミナー 親子で楽しむプログラミング入門
9月10日(土)9:30、および13:30から視聴覚センター内のメディア研修室において、市民パソコンセミナー『親子で楽しむプログラミング入門講座』を開催しました。
市民講師の吉田理子さんをお招きし、親子で楽しくプログラミングを学べる講座を実施していただきました。
はじめに、コンピュータを使わないプログラミングを親子で体験しました。
お題は、「ロボットに見立てたお家の方に命令を出し、机の端に置かれたマスコットを反対の端まで運ぶ」です。
人間であれば、「マスコットを〇〇まで運んで!」と言えば、やってくれそうな動作ですが、ロボットは思い通りに動いてくれません。「つかむ」「腕を45度上げる」「3歩進む」など、細かな指示を出してあげないときちんと動いてくれないのです。子どもたちは、自分でマスコットを掴んだり運んだりする動作を細かく確認し、与えられた命令カードを順番に並べていきました。活動していくうちに、足りない命令があったり、命令を与える順番が違っていたりすると、思い通りに動いてくれないことに気づいていきました。マスコットを無事に運ばせることができたところで、考えたプログラムの発表を行いました。面白いことに、お題は同じはずなのに、答えが皆違っていたことです。ここで、子どもたちは、他の考えに触れ、自分のプログラムと比べながら、「このやり方のほうが簡単だ!」、「こっちの方が正確にマスコットをつかめるかも!」などと考えを膨らませることができたように感じます。
コンピュータを使わないプログラミングの活動を通して、プログラミングの考え方を学んだところで、今度は、「Blockly Games」と「Scratch」というプログラミングツールを使って、ブロック型プログラミングを体験しました。
「Blockly Games」では、命令ブロックを組み合わせて、スタートからゴールまで辿り着くためのプログラムを作りながらプログラミングを学ぶことができます。ゲーム感覚で、順次、繰り返し、条件分岐といった、プログラムの基本の型を学んでいきました。
「Scratch」では、「キャラクターに面白い動きをさせよう!」というテーマでプログラムをつくっていきました。「瞬間移動する」、「色が変化しながら動く」、「壁にぶつかったら跳ね返る」といったプログラムを考えていました。親子で話し合いながら、納得のいく動作になるまで何度もプログラムを修正する姿が見られました。
講師の吉田さんには、小学校で学ぶプログラミング教育の目的や、家庭でもできるプログラミングなどのお話もいただき、とても充実したプログラミング講座になりました。ありがとうございました。
夏休み自由研究応援プログラム 「走らせよう!プログラミングミニカー講座」
8月20日(土)、春日部市視聴覚センターのメディア研修室において、小学校4年生~6年生を対象に「走らせよう!プログラミングミニカー講座」を実施しました。
先日の小学校1年生~3年生を対象とした講座内容よりも難易度を高め、パソコンを使ってのプログラミングに挑戦しました。本講座では、「オゾブロックリー」という、命令が記されたブロックの組み合わせで記述するプログラムを扱い、ミニカーを自分の思い通りに動かす課題に取り組みました。
前半では、プログラミングとは何か、身の回りにはプログラムが使われているものがたくさんあるということを知ってもらいました。
後半では、与えられた課題をクリアするために、「真っすぐ進む」「右、左に曲がる」「点滅する」等の命令を順につなぎ合わせ、プログラムを作っていきました。
思い通りに動かないこともありましたが、トライ&エラーを何度も繰り返して、ゴールを目指して粘り強く取り組んでいました。
アンケートでは、「プログラミングが出来て楽しかった」「またチャレンジしたい」という感想もいただきました。自分がつくったプログラムによって、ミニカーが意図する動きをしてくれることを体験し、プログラミングの楽しさを味わっていただけたのではないかと感じています。
9月には、Scratchを使った「親子で体験プログラミング入門講座」を開催します。興味がある方はぜひ参加してみてください。
親子で楽しむ映画会②
8月6日(土)10時より、視聴覚センターの視聴覚ホールにおいて親子で楽しむ映画会が開催されました。このイベントは、小学校で採用される教科書にも登場する物語作品などを、昔懐かしい16ミリフィルムの映像で楽しんでいただこうと、毎年、春日部市立中央図書館と春日部市視聴覚センターが主催している大変人気のある映画会です。
今回は、光村図書小学6年国語の教科書に登場する宮沢賢治「やまなし」をはじめ、全3作品の上映を行いました。16ミリ映写機から映し出される映像は、アニメーションの所々にノイズが入ったりして鮮明ではありませんが、味わい深いものがあります。DVDやBlu-rayの映像に慣れ親しんでいる子どもたちにとっては新鮮であったのか、映像に見入る姿がありました。
映画会では、映像作品の上映のほか、市立図書館の職員による映像作品に関連する書籍の紹介やストーリーテリング(素話)、おりがみ工作も行われました。
たくさんの親子にご参加いただいた映画会ですが、子どもたちのたくさんの笑顔、また、親子のふれあいをたくさん見ることができ、盛況のうちに終了することができました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。