校長室

校長室から

新しい年を迎えて

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 いよいよ明日は,3学期始業式です。平成26年度も残すところ3か月となりました。新しい年を迎えて,気持ちを切り替え,残りの日々を大切にしていきたいと思います。
  2学期末は,例年になくインフルエンザで欠席する児童が多くなって,終業式も体育館でできない状況となってしまいました。明日の始業式は,全員が元気な顔を見せてくれることを期待しています。
 新年を迎えると,不思議と気持ちが引き締まります。大晦日と一晩違うだけなのに,これほど違った気持ちになるのは,本当に不思議なことですね。良いことも,悪いことも,ひと区切りをつけ,新たなスタートができるのも新年の良さだと思います。
 3学期は,とても短い学期ですが,学年のまとめをする大切な期間です。悔いが残らないように,精一杯頑張ってほいいと思っています。私達教職員も,一致団結して,卒業式や修了式が迎えられるように取り組んでいきたいと思います。ご協力よろしくお願いいたします。

2学期を振り返って(その2)

 本日,2学期の終業式を行いました。インフルエンザや風邪の影響で,体育館には集らず,放送で行いました。児童を代表して,2年生と4年生が,頑張ったことを発表しました。持久走で力いっぱい走ったことや人を気づ付けない「ふわふわ言葉」を使うように心がけたことなど,立派な発表でした。

 2学期は,学校だよりやホームページで,できるだけ学校の様子を伝えるようにしました。保護者や地域の方の学校への関心が高く,11月のアクセスは6583回,12月は22日現在で,すでに6290回となりました。今後も,できるだけタイムリーな情報を提供できるようにしていきたいと思います。

 また,校内の危険な個所をできるだけなくすように,教育委員会に働きかけ,可能な修繕を行ってもらいました。予算の厳しい中,子ども達の安全を第一に,学童への通路や「ジャブジャブ池」の前の段差をなくす工事を行ってもらいました。まだまだ,十分とはいえない状況ですが,できるだけ努力していきたいと考えています。

 平成26年度も残すところ3か月。大きな行事は,卒業式だけとなりました。6年生が,立派に卒業できるように,全職員で支援していきたいと思います。また,その他の学年の児童も,充実した1年間だったと思えるように,全力で教育活動を行っていきたいと考えています。
 
 皆様のご理解とご協力に心から感謝しております。新しい年,平成27年もよろしくお願いいたします。
 ご多幸と健康をお祈りいたします。よいお年をお迎えください。

                                校長  小椿 清隆

2学期を振り返って(その1)

 2学期も残すところ22日終業式1日となりました。今学期も大きな事故やけがもなく,終了できそうです。これも,保護者や地域の皆様のご理解とご協力の賜物と感謝いたしております。
 とはいえ,例年になく,インフルエンザの流行が早く,早帰りや学級閉鎖の対応をせざる状況になり,ご迷惑をおかけいたしました。今日現在も,欠席者が多く,2学期の終業式は,体育館で行わず,校内放送を利用して行うことにしました。子ども達一人一人の顔を見ながら話ができなく,非常に残念な思いです。3学期の始業式では,全校児童の元気な笑顔が集うことを期待しています。
 2学期を振り返って,印象に残ったことのひとつに,給食の残菜が減ったことです。今まで,20%を超える残菜量のメニューがほとんどなくなりました。依然,20%を超えるのは,「野菜のお浸し」です。どんなに,味付けを工夫しても,野菜の多いメニューは子ども達の食べ残しが多いようです。私は,毎日,子ども達が食べる前に,検食(事前の味見)をします。給食で出されるお浸しは,家庭で作るものより(我が家)も,茹で野菜の歯触りや味付けも工夫されていて,とても美味しく(私の主観では)できています。それが,たくさん残り,処分されるのは,本当に残念で仕方ありません。今年度から,学期に1度,各学年の先生と栄養士,調理員の代表で,「給食委員会」を開き,給食の改善を行っています。その成果が,メニューの改善や残菜量の減少につながったと考えています。今後も,検討と改善を重ね,安全で楽しい給食を目指していきたいと思います。
 
 

保護者からのお手紙

 本日,1人の保護者からお手紙をいただきました。
 学校便りを11月からリニューアルしたことや校長からの一言についてのご意見でした。

 日々の教育活動は,学年便りや学級だより,ホームページ等で,できるだけお伝えできるようにしています。毎日の出来事はその都度更新するようにしています。お陰さまで,アクセス数が年度当初よりも大きく増え,平日は1日で300回以上,11月の1ヶ月で6583回もの閲覧をいただきました。皆様の関心の高さを知ることができました。

 学校便りについては,単なるお知らせだけではなく,高野山小学校の学校経営や教育活動を,一層ご理解いただけるように,メッセージ性のある内容にしたいと考え,新聞形式に改めました。少し内容が多くなり,読みにくさはあるかとは思いますが,校長としての思いをお伝えできるように工夫いたしました。

 お手紙は,その内容に共感していただい旨を,美しい手書きの文字で綴ってありました。読ませていただいた瞬間,嬉しさがこみ上げてきました。本当に嬉しくて,何度も何度も読み返しました。私の思いを,受け取って下さった方がいたことの喜びを実感しました。

 今は,メールや電話で要件を済ませることが多い中,このようなお手紙でのご意見は,本当に貴重です。学校に対するご意見やご要望がありましたら,頂戴できると嬉しく思います。
 実現可能なものと難しいものとはありますが,学校教育改善に役立てていきたいと思います。

iPad 20台の寄贈を受けました

 インフルエンザが流行の兆しを見せ始めました。6年生では,インフルエンザによる欠席が最大7人でた学級がありましたので,給食後の早帰りや校外学習・持久走納め会の延期など,感染拡大を防ぐ対応を取らせていただき,保護者の皆様にはご心配をおかけいたしました。お陰さまで,欠席者も減少し,通常の教育活動ができるようになりました。
 これからが,流行の時期となりますので,全校をあげて予防に取り組んでいきたいと思いますので,ご協力をお願いいたします。

 12月3日(水)に,我孫子市教育委員会は,科学雑誌「ニュートン」を発行しているニュートンプレス社から,40台のiPadの寄贈を受けました。そのうちの20台を高野山小学校に頂けることになりました。このタブレット端末には,現在,6年生理科の教材がインストールされています。将来的には,4年生以上の教材がインストールされる予定です。
 この端末は,インターネットには接続されていませんが,写真や動画を撮影する機能や各教室の大型テレビに簡単に接続でき,活用が可能です。どのように使えば,楽しく分かりやすい学習ができるのか,研修を行いながら効果的な活用の仕方を工夫したいと考えています。
 ご期待下さい。


寄贈された20台のiPad

大型テレビと接続し,
教材(ろうそくの仕組み)を提示

寄贈を受ける倉部教育長
・・・私も贈呈式に参加しました。

師走を迎えて

 平成26年も残すところ,1ヶ月となりました。4月に着任以来,子ども達の大きな事故や怪我もなく,安全に過ごすことができたことを本当に嬉しく思います。その背景には,保護者や地域の方のご理解・ご協力があったからこそと,感謝しております。

 「師走」という言葉通り,2学期のまとめに慌ただしく過ごしている毎日ですが,子ども達から目を離さず,充実した学校生活ができるように,頑張って参ります。


 惑星探査機「はやぶさ」の打ち上げがちょっとした気象条件により,何度も延期されています。その打ち上げ時刻が秒単位まで設定されている理由として,目標とする惑星に到達するには,何億分の1というわずかな打ち上げ角度が,目標達成に左右すると言うことを知りました。子ども達のよりよい成長を見守る我々も,子ども達の将来を見据えて,細心の注意を払い成長の方向性を見極めていかなければいけないという点では,共通しているのではないでしょうか。
 しかし,修正の効かないロケットの軌道とは異なり,「修正の積み重ね」が成長につながるとも言えます。失敗を認め,改善を繰り返すことを大切にした教育活動に励んでいきたいと考えます。

卒業式・入学式に向けて

 今年も残すところ1ヶ月あまりとなりました。高野山小を彩っていた花壇の草花は,その役目を終え,今は,春花壇の準備をしています。

 ヒマワリやコスモスが咲いていた正門脇の畑は,菜の花を播くための準備をしています。菜の花は,切り花にして卒業式に飾る予定です。
 また,卒業式に飾る「サイネリア」という花を種から播き,苗を育てています。この苗をもっと大きくして,見栄えのする大株に育てるために,さらに大きな植木鉢に植え替えなければいけません。直径が20センチメートルくらいの白いプラスチック鉢がたくさん必要です。もし,家に不要なプラスチック鉢がありましたら,お譲りいただけると大変助かります。

大きく育った「サイネリア」の苗。これを,プラスチック鉢に植え替えます。

たくさん必要な「白いプラスチック鉢」

 花壇やプランターには,「サクラソウ」や「パンジー」「ビオラ」などを植えて,卒業式や入学式に彩りを添える予定です。たくさんの苗が順調に育っています。花壇やプランターへの移植は,用務員さんが中心に行っていきますが,とても,時間と手間がかかるので,時間のある時は私も手伝います。もし,興味のある方は,ご一緒に作業をしませんか。

たくさんの「パンジー」「ビオラ」の苗。この苗を,花壇やプランターに移植します。

「白いプラスチック鉢の提供」と「移植作業のボランティア」
お待ちしています。

地区別(天王台地区)合同防犯懇談会に参加して

 一段と朝晩の冷え込みが増してきた今日この頃です。登校する子ども達も,手袋姿が増えてきました。寒くなってきても,「おはようございます」と元気にあいさつしてくれ,さわやかな一日の始まりを迎えられることを,本当に嬉しく感じます。
 11月10日の月曜日,「こもれび」で天王台地区の防犯懇談会が開催されました。我孫子市防犯協会や我孫子警察,学校,PTA,自治会,少年指導員等,30名以上の方々が出席されました。
 各団体から活動の状況や課題が出され,それぞれの立場から意見を出し合って,有意義な意見交換ができました。話題は,最近多発している振り込め詐欺,街灯のLED化,子ども達の安全についてが中心でした。
 高野山小学校の子ども達の安全については,PTAや地域の方々のご協力により,今年度大きな事件や事故もなかったものの,「ひやり・ハッと」した場面がみられたことが意見として出されました。
 ①自転車の乗り方や飛び出しが危険。
 ②公道で,「ローラーボード」に乗っている児童を見かける。
 ③午後4時を過ぎても公園で遊ぶ小学生の姿がある。
 ④1人で下校する低学年が心配。 等々
 地域の方々は,子ども達の事を本当によく見て,心配して下さっていることを痛感しました。
 早速,11日朝の教職員の打ち合わせで,このことを話し,もう一度,各学級で指導するように伝えました。日頃から児童の安全については,いろいろな方法で指導を重ねています。
「1年生の防犯教室」「道路歩行や自転車の乗り方などの交通安全教室」「職員による登下校指導」に加え,毎日必ず注意事項を話してから下校をさせています。
 しかし,子ども達は,1日が終わった解放感から,おしゃべりに夢中になって,注意がおろそかになってしまうごとが多いようです。下校時や帰宅後,子ども達の危険な行動を見かけましたら,一声かけていただくと,嬉しく思います。注意しずらい時には,学校にご一報いただいても結構です。
 学校でも指導を徹底いたしますが,学校と地域が一体となって,子ども達の指導に関わっていくことが,事件・事故の防止につながると考えています。よろしく,ご協力ください。

全校朝礼で

 平成26年度も半年以上が過ぎ,残すところ5か月となりました。久々に全校朝礼を行うことができたので,最近の子ども達の様子も含め,後半に向け,頑張って欲しいことを話しました。子ども達は,私の顔をちゃんと見て,しっかりと話を聞くことができていました。

 まず最初に,「半年を振り返って,どうですか? ひとつでも頑張ったことのある人は?」の問いかけに,半数の子ども達が手をあげました。「校長先生は,みんなが朝元気よく挨拶をしてくれるのが,とっても嬉しいよ。それに,合唱部や吹奏楽部,陸上部,とってもよく頑張ったね。」と半年の頑張りを褒めると,とてもうれしそうな笑顔を見せてくれました。新しくできた「奉仕活動部」の話もしました。「火曜日から木曜日の朝,落ち葉掃きをしています。今は,10人での活動ですが,みんなのために頑張っています。見かけたら,元気よく挨拶をしてあげて下さいね。」

 次に,先日4年2組で行った「人権尊重の授業」について話しました。その中で出た「チクチク言葉」「フワフワ言葉」について話すと,ほとんどの子ども達が,その言葉を聞いたことがあり,1年生でもその意味を知っている様子でした。「自分では気がつかなくても,友達が傷ついてしまう言葉や行動があるから,相手の気持ちになって仲良くしようね。」

 次に,「妖怪ウオッチを持っている人は?」と聞くと,驚くことに低学年の多くの子ども達が持っていると答えました。「校長先生は,持っていないからうらやましいな。欲しいな。」と言うと,「あげるよ」と優しく反応してくれる子どももいました。「でも,どんなにうらやましくても,大切なものだから,勝手にさわったり,使ってはダメだよ。鉛筆や消しゴムなども同じだよ。心のブレーキをかけてね。」・・・「心のブレーキ」の話は,1学期もしたので,覚えている子がたくさんいました。

 さらに,「困った時には,相談しよう」と呼びかけました。学校には,毎週,火曜日と水曜日に「何でも相談できる先生(心の相談員)」が来ていて,気軽に相談できることを話しました。「でも,一番みんなのことを知っていて,相談にのってくれるのは・・・」と問いかけると,「担任の先生」と何人もの子ども達が答えてくれました。「誰に相談してもいいけど,担任の先生が一番。どうしても話せない時は,校長先生のところに来て話してもいいからね。」

 最後に,「高野山小学校には,素敵な合言葉があるね。」と尋ねると,全員が「なかよく 進んで 元気よく」と答えることができました。「この合言葉のように,過ごせるように頑張りましょう。」「はい!」 気持ちのよい元気な返事で,全校朝礼の話を終えました。
 

友達を思いやり,仲良くしよう

 高野山小学校の周りでも,あちらこちらで紅葉し始め,すっかり秋が深まってきました。子ども達は,合唱祭に向けて,きれいな歌声を響かせて,練習に取り組んでいます。本番の発表が,本当に楽しみです。

 先日,4年2組で,我孫子市の人権擁護委員会の方が,「友達への思いやり」をテーマに,道徳の授業を行ってくださいました。誕生日のプレゼントをめぐり,いじめられてしまう友達を助け,お互いの気持ちを理解することで,問題を解決していくお話をもとに,「思いやり」の大切さを学習することができました。

 高野山小学校の子ども達は,登校する時,元気よく「おはようございます」と挨拶できる子ども達がたくさんいます。休み時間には,誘い合って,外で仲良く遊ぶ子ども達もたくさんいます。本当に,明るく,仲良く,元気に過ごしていることを嬉しく思います。

 その一方で,友達の持ち物を勝手に使ったり,相手を傷つけてしまう言葉を使ってしまったりして,お互いいやな思いをしてしまうことも起きています。話をよく聞くと,少し「心のブレーキ」が効かなかったり,相手への「思いやり」が足りなかったりしているようです。

 11月の全校朝礼では,もっと仲良よく,楽しい学校生活が送れるように「友達を思いやり,仲良くしよう」をテーマに,話をしたいと思います。また,困った時には,「お家の人や先生に相談し,解決していこう」と呼びかけたいと考えています。

 さらに,4年2組で勉強したことを,他の学年や学級でも行い,学校全体で「思いやり」の大切さに気づかせ,もっともっと楽しい学校にしていきたいと思います。

 
                                               

高野山小漢字検定実施します

 気持ちの良い、秋晴れが続いています。木々の葉も、少しずつ紅葉し始めました。ふれあい祭り、わんぱく祭と楽しい行事も終了し、落ち着いた学校生活ができる時期になりました。

 今学期の目標として、「高野山小漢字検定の実施」をかかげました。落ち着いて学習に取り組めるこの時期に、実施することにしました。
 先日、6年生だけに、試作問題をやってみました。間違いやすい読みや四文字熟語など20問。かなり難しかったようで、各学級の平均が40点前後でした。しかし、中には、80点以上の児童も数人いました。6年生の担任に結果を伝えると、高得点の児童には、読書好きが多い傾向が分かりました。また、テスト終了後、友達同士で、答えの確認をするなど、漢字への興味は高まったようです。

 試作問題は、以下の20問、ぜひ、挑戦してみて下さい。
①発足 ②数寄屋 ③異口同音 ④潮騒 ⑤秋刀魚 ⑥一日千秋 ⑦乙女 ⑧茶飯事 ⑨一期一会 ⑩砂利 
⑪発起人 ⑫十人十色 ⑬若干 ⑭最寄り ⑮前代未聞 ⑯山車 ⑰宮内庁 ⑱老若男女 ⑲喧嘩両成敗 
⑳本来無一物

 「潮騒」は、NHKのドラマの影響か、正解率が高く、「山車」は、馴染みがないのか、「オフロードカー」なんて、ユニークな読みをする児童もいました。

 試作問題は、かなり難しかったようなので、実際の検定は、クイズ的な問題にして、3年生以上で実施します。漢字の読み書きが向上するようにというより、漢字への興味を高めることを目的に実施しますので、ご家庭でも一緒に楽しんでみて下さい。

読書をしよう

 今週も台風襲来で、心配な週明けとなりました。幸いにも、高野山小学校では被害もなく、1時間遅れで授業を開始しました。今日いっぱい、まだ強い風が残るようですが、台風一過の晴天で、子ども達は元気に過ごしています。
 先週の「皆既月食」、どうでしたか?月が欠け始めた時は、とてもきれいに見えていましたが、肝心の皆既の時には、雲に隠れてしまい、終了間際に、姿を現したそうですが、残念ながら私は見ることができませんでした。3年後に再び見るチャンスがあるそうですので、リベンジしたいと思います。
 
 前々回に「読書」の事を書きましたが、今回は、私が小学校の時に好きだった、2冊の本を紹介します。
 1冊目は「十五少年漂流記」です。

 この物語は、あることから船で漂流してしまった十五人の少年達が無人島にたどりつき、協力して数々の困難に立ち向かう話です。私は、小学生のころ、あまり物語が好きな子どもではありませんでした。しかし、この本は、時間を忘れ、一気に読んでしまうほど、面白い内容でした。ハラハラ、ドキドキ・・・次は、どうなるのだろうと、途中で、本を閉じることができなくなってしまいました。読み終わった時には、自分も十五人の一人になったような気分で、喜びと勇気が湧いてきました。
 
 もう1冊は「ファーブル昆虫記」です。

  私は、小学校の時、理科は好きでしたが、どちらかというと、虫は苦手でした。しかし、この本は、シリーズでいろいろな虫のことを詳しく、知ることのできる興味深い内容でした。特に、自分の糞を丸めて運ぶ「タマコロガシ」の話は、すごく面白くて、大好きでした。理科の観察が好きになったのも、この本の影響かも知れません。
 
 読書は、言葉の理解や巾を広げ、心を豊かにします。1冊の本との出会いが、その後の生き方に影響することもあります。好きなジャンルの本を読むだけではなく、時には、違ったジャンルの本にも挑戦してみてはどうでしょうか。
 

皆既月食を観察しよう

 台風18号が通過し、秋の気配も一層深まってきました。台風一過は、空気が澄み、空の色もきれいに見えます。この時期、特有の雲を見ることもできます。夜空を眺めるにもいい季節です。

 10月8日(水)の夜は、満月が地球の影にすっぽり入り、赤黒い「赤銅色」となる皆既月食が起こります。気象条件もよさそうなので、家族で、この珍しい天体ショーを見てみませんか。月が欠け始めてから満月に戻るまで3時間あまり、完全に地球の影に覆われるのが午後7~8時台となるので、夕食後、東南の空を見上げてごらんなさい。双眼鏡や天体望遠鏡を使うと、皆既食となった月のそばに、普段は探すのが難しい「天王星」を見ることができるチャンスも重なります。日本で広く観察できる皆既月食は2011年12月以来のことだそうです。【2014.10.4千葉日報より】
 
  皆既月食は、下の図のような仕組みで起こります。【国立天文台 天文情報センター資料より】


 もっと詳しく知りたい人は、インターネットで検索してみるといいですね。ちなみに、下のアドレスにアクセスすると、月のことだけではなく、宇宙のことがいろいろと分かります。

宇宙科学研究所キッズサイト「宇宙ワクワク大図鑑」
http://www.kids.isas.jaxa.jp/zukan/index.html

実りの秋・読書の秋・食欲の秋

 10月に入り、朝晩は少し肌寒さを感じるものの、湿度の低いさわやかな今日この頃です。この季節は、カキやクリ、サツマイモなど、おいしいものがたくさん収穫できます。私は、炊きたての新米に、サンマの塩焼き、それに○○○があれば、最高の幸せです。

 1日の市内陸上大会では、練習の成果を発揮し、総合5位という立派な成績でした。肌寒い中、緊張した面持ちで出番を待ち、一人一人が、真剣に競技に取り組む姿に感心しました。また、6年生全員で応援に行きましたが、参観の態度もよく、一生懸命応援する様子は、正面の校長席で見ていた私の眼には、市内の学校の中で一番よかったように映りました。9月の修学旅行も含め、高野山小学校の6年生は、とても誇らしい最高学年として成長しています。残り半年を、さらに実り多いものとして過ごし、卒業の日を迎えられることを期待しています。

 高野山小学校には、陸上部や吹奏楽部・合唱部の特設クラブがありますが、10月から
「奉仕活動部」を新設しました。この特設クラブの設立については、1学期から児童会を通して子ども達に「母校高野山を少しでもきれいな学校にするために活動する仲間を募ろう」と呼びかけ、活動内容や名称を検討してきました。活動できるのは、他の部活動同様、4年生以上です。しばらくの間は、落ち葉掃きや教頭先生の手伝いをしますが、部員で相談して、主体的な活動ができる、実りあるクラブに成長させていきたいと考えています。保護者や地域の方のご協力も大歓迎です。

 毎週、金曜日の8:20から8:40は「読書タイム」を設定しています。「読書タイム」の時間は、学校全体で静かに読書をしています。ボランティアの方に読み聞かせをしてもらうこともあります。子ども達は、本が大好きです。家庭でも時間を決めて、家族みんなで読書なんて、素敵な過ごし方をしてみませんか。

 私は、以前、学校を離れて、教育委員会や博物館、科学技術振興機構と言うところで仕事をしていました。その時は、ほとんど外食でした。好きなものを食べられる良さはありますが、毎日となると案外飽きてしまうものです。しかし、給食は、毎日食べても飽きることはありません。いつもご馳走というわけではないのに不思議です。メニューが豊富、手作り、温かいうちに食べられる・・・。しかも、カロリーや栄養のバランスが専門的に考えられています。私は、子ども達が食べる前に、確認をする「検食」を毎日行います。「異臭はないか」「加熱は十分か」・・・等、何項目かのチェックをし、安全性を確かめてから、子ども達に給食を提供しています。よく考えられたメニューに感心することもしばしば、栄養士さんに作り方を教えてもらうこともあります。毎日の給食は、学校のホームページに掲載しています。時々、給食だよりでもレシピをお知らせしています。旬の食材を使ったメニューが多いので、参考にしてはいかがでしょうか。

  「教育振興基金」をご存じですか? 我孫子市では、平成25年4月1日に条例を制定し、寄付金を募っています。この基金を積み立て、子ども達が使う楽器や運動用具の購入・教育環境の整備に役立てます。子ども達の教育活動がさらに充実し、実りあるものになるように、ご協力いただければ嬉しく思います。

2学期をむかえて

 長い夏休みを終え、無事2学期を迎えることができました。
 私の実家のある広島市では、豪雨による土砂崩れで、多くの犠牲者が出てしまいました。そこでは、2学期の始まりを楽しみにしていた小学生も尊い命を失い、その地区にある梅林小学校は、避難所として多くの被災者を収容しています。いつものように始業式を行うことができた高野山小学校の子ども達は、本当に幸せだと痛感しています。
 
 さて、私が始業式で子どもたちに話したことは、

 一つに、「進んで挨拶をしよう」ということです。高野山小学校の児童は、とても明るく元気です。挨拶もよくしていますが、誰に対しても進んで元気な挨拶ができることを期待しています。

 二つ目に、「新しいことにも挑戦していこう」ということです。これは、私自身もぜひ挑戦してみたいことでもあります。しかし、私一人ではできないので、全校で取り組んで行きたいと思っています。まず最初に、「高野山漢字検定」の実施です。漢字が得意な児童もいれば、そうでない児童もいるとは思いますが、私が作る検定問題に、学年に関係なく挑戦してほしいと考えています。始業式の後で、「校長先生、計算検定はやらないの」と言ってくる児童もいました。いずれは、「計算検定」もしていきたいと思いますが、まずは「漢字検定」を実施して、児童の様子をみたいと考えています。期待通りの「高野山検定」になるようご協力ください。

 三つ目は、来年中学校へ進学する6年生に「教科担任制」を行うことを話しました。中学校では、教科ごとに教わる先生が違います。少しでも、そのシステムに馴染むように、6年生の担任が一部の教科を交代して教えることにしました。どの先生に教わっても、一生懸命取り組めることを願っています。そのためには、先生方も教え方を工夫していきますので、ご期待下さい。

 最後に話したのは、「あびっ子」設置のことです。「あびっ子」とは、放課後、子ども達が安全にすごせる場所のことで、一小をはじめ、多くの学校に設置されています。高野山小学校でも設置を希望する声が多く、1日でも早い実現が待たれています。やっと設置のめどがついて、来年9月開設を目指して準備が進められていることを、我孫子市長から直接伺いました。先日、子ども支援課や教育委員会の担当者とも打ち合わせを行いました。

 このように、高野山小学校は、日々進化しています。「なかよく 進んで 元気よく」の合言葉のように、高野山小学校の良さをさらに伸ばし、魅力のある高野山小学校になるように、努力していきたいと思います。