校長室

校長室から

10月の全校集会「読書の秋」

10月1日(金)には,台風16号の影響から,子どもたちの安全を第一に考え,給食終了後の早帰りとさせていただきました。急な変更であったにもかかわらず,保護者の皆様の御理解と御協力のもと,児童全員を無事下校させることができ,ありがとうございました。

災害時の緊急対応につきましては,今回様々な課題が見つかりましたので,職員から「課題と改善策」をあげてもらい,次の対応に生かせるよう,情報を整理しているところです。

子どもたちの安全を守れるよう,校内体制を整えてまいります。

 

さて,10月4日(月)に,10月の全校集会を放送にて実施しました。

校長からの話は,「読書の秋」にちなみ,絵本の読み聞かせを行いました。

本の題名は「コブタの気持ちもわかってよ」作者は「小泉吉宏」さんです。

この絵本と出会ったのは,私の息子が小学校低学年のころで,主人公の「コブタ」のつぶやきが,まさに息子の心の叫びのように思えて,大人は,子どもの気持ちがわかっていないんだなとつくづく反省させられた本です。

この本の帯には「泣きたいときは 泣いてもいいのにね。」と書かれています。

子どもたちの喜びや悲しみを,しっかりと受け止めて,一緒に喜んだり悲しんだりできる親であり,教師でありたいなと思わせてくれた素敵な絵本です。

 絵本は,決して子どもたちだけのものではなく,読んだ時の年齢,立ち場,心の状態によって,伝わってくるメッセージがかわる,素敵な本だなと個人的には考えています。

この絵本も,子どもたちにとっては,コブタのつぶやきに「そうそう」「あるある」「大人はわかってないんだよね」などと共感を覚え,大人にとっては,忘れてしまった子供心を思い出して懐かしく感じたり,子育てに悩んでいるときには,「ああそうか。そうだよね。」と納得するものであったりする絵本です。

この絵本は,しばらく校長室に置いておきますので,興味のある方はお声掛けください。

 

「読書の秋」

子どものころに読んだ絵本を再び開いて,新たな感動を覚えるのも素敵かもしれませんね。

                高野山小学校 校長 中野 直美

                   

 

 

2学期始業式「新しいことにチャレンジ!」

42日間という長い夏休みを終え,学校には元気いっぱいの子どもたちが戻ってきました。

夏休中に取り組んだ作品や,防災頭巾,お道具箱,上履きなどたくさんの荷物をもちながらも,笑顔で元気に「おはようございます!」とあいさつする子どもたちの姿に,たくましさを感じました。

新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言発令中の2学期開始に,不安を感じている保護者の方や子どもたちも多いことと思います。

学校では,ご家庭での健康観察に加え,登校時の体温測定,手洗いの励行,ソーシャルディスタンスを意識した活動等,感染症対策に取り組みながら,教育活動を進めてまいります。

何か,不安なこと等ありましたら,遠慮なく担任にご相談ください。

 

2学期の始業式は,今回も放送で行いました。

私からは,校長の2学期の目標ということで「新しいことにチャレンジ」という話をしました。

新型コロナウイルス感染症の影響で,学校では,今まで通りの学習や行事ができなくなっていますが,「あれもできない」「これもできない」と考えるのではなく,「あれならできる,これならできる!」と今できる新しいことをどんどん見つけてチャレンジしていきたいと伝えました。

「新しいことへのチャレンジ」の一つとして,学校では2学期から本格的にタブレット型PCを活用した学習に取り組んでいきます。

学校での学習で活用することはもちろんのこと,様々な理由で自宅で学習することになった際にも,クラスの仲間や先生方とオンラインでつながりながら学習できる環境を目指して進めてまいります。

高学年は,早速今日からオンライン学習に取り組み始めました。

ネット環境が安定せず,なかなか思うようにつながらず悪戦苦闘する場面もありましたが,今後,我孫子市教育委員会と相談しながら,より良い学習環境をととのえられるよう努めてまいります。

 

本日は,朝早くから子どもたちの登校時の安全を守るために,多くの保護者の皆様や地域の皆様による見守り活動を行っていただきありがとうございました。 

また,下校時には,昨日連絡メールにてお伝えしたNEC社宅工事に伴い歩行に注意が必要な危険個所に,地域の方が子どもたちの安全のために見守りに立ってくださっていました。ありがとうございました。

今後とも,子どもたちの安全・安心を守るために,保護者の皆様,地域の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

            高野山小学校 校長 中野 直美 

                

                          

 

1学期終業式

日頃より,本校の教育活動にご理解とご協力を頂きありがとうございます。

おかげさまで,高野山小学校では,大きな事件・事故もなく1学期を終えることができました。

PTA本部の皆様をはじめ,保護者の皆様,地域の皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。

コロナ禍における学校教育活動ということで,子どもたちの活動には様々な制約がかかってしまいましたが,この1学期は少しでも日常を取り戻そうと,どの学年も「新しい生活様式」の中でできる学習活動を工夫して行ってきました。

活動中の子どもたちの笑顔を見るたびに,一日も早くマスクを外して思いっきり学校生活を楽しめる日が来ることを願う毎日です。

明日から,42日間の長い夏休みが始まります。

子どもたちは夏休みを迎えるにあたり,それぞれ夏休みのめあてを立て,計画を立て,規則正しい生活を目指しています。

ご家庭でも,その内容をご確認いただき,子どもたちが有意義な夏休みを過ごせるよう,ご支援ください。

外で遊ぶ際や出かける際には,交通ルールを守り安全に留意するよう指導しています。

また,公園など公共の場の利用の仕方についても指導をしています。

長い夏休み。子どもたちの気持ちが緩んでしまう部分もあるかと思いますので,気になる点がありましたら,保護者の皆様,地域の皆様から子どもたちに声をかけ,注意をしていただければ幸いです。

学校では,2学期に子どもたちがのびのびと学習できるよう,学習内容や学校行事の取り組み方などについて検討を進めております。

9月1日に,子どもたちの笑顔とともに実り多き2学期がスタートできるよう,職員一同力を合わせて準備して参りますので,今後ともご理解とご支援のほどよろしくお願いいたします。

                       高野山小学校 校長 中野 直美 

              

                            

 

 

 

6月の全校集会「四葉のクローバー」

本日,放送にて6月の全校集会を行いました。

そこで,次のようなお話をしました。

 

 みなさんは,保健室の前に四葉のクローバーの掲示物があるのを知っていますか?

 「クローバーの3つの葉は「希望」「信仰」「愛情」を,そして4つ目の葉は「幸運」のシンボルとされているとか…。この中に四葉のクローバーがあるかもしれません。見つけられたらラッキー」と書かれているのを見て,一生懸命探したのですが,残念ながら校長先生には見つけられませんでした。

 この「幸運のシンボル」とされている四葉のクローバーですが,4つ目の葉は,実は,誰かに踏まれたりして傷ついたことによってできたものなのだと知っていましたか。

 クローバーの葉は,小さい赤ちゃんの葉がだんだん大きくなってできるのですが,小さい赤ちゃんの葉のうちに踏まれたり,傷つけられたりすると2つに分かれてしまうことがあるそうです。そうすると,クローバーはその傷を治そうとして,たくさんの栄養を出して,2つに分かれてしまった赤ちゃんの葉は,それぞれ大きな葉に育ち,四葉のクローバーになるのだそうです。

 幸運のシンボルと言われる四葉のクローバーは,傷ついた葉っぱが,その傷を治そうとする力で生まれたものなのです。

 生き物のもつ力ってすごいですね。そんな風に生まれた四葉のクローバーだから,運よく見付けられると,そのすごい力のおすそ分けがもらえて幸せになれるのかもしれないですね。

 毎日の生活の中で,うまくいかないことがあって落ち込んでしまったり,元気をなくしてしまったり,悩んだりして,心がちょっと痛くなることがあります。そんな時は,これを乗り越えることができた時には,きっとクローバーの4つ目の葉のように,新しい何かが生まれると信じて,校長先生は頑張るようにしています。

 みなさんも,何か辛いことがあったときには,クローバーの4つ目の葉のことを思い出してちょっと勇気を出してみてください。一人で乗り越えることは難しいかもしれませんが,そんな時には,周りのお友達や先生,おうちの人たちの力を借りて乗り越えて,一枚葉っぱを増やすように成長してほしいなと思います。

 また,周りにいるお友達や家族が,なんか元気がないな,辛そうだなと気づいたときには,そのお友達や家族が新しい葉っぱを手に入れられるように,力を貸してあげてください。

 楽しいことも,つらいことも,たくさん経験して,みなさんが素敵に成長していくことを楽しみにしています。

保健室の前の掲示物です。

追伸: この日,保健室前の廊下を掃除していた5年生が,「校長先生,四葉のクローバーを見つけたよ」

と言って,その場所を教えてくれました!

 四葉のクローバーを見つけられずに困っていた私に,早速,力を貸してくれたのです!

 とっても,幸せな気持ちになりました。

                      高野山小学校 校長 中野 直美 

 

5月の全校集会 「3匹のカエル」

5月6日(木)に,5月の全校集会を放送にて行いました。

そこで,イソップ寓話の「3匹のカエル」のお話をしました。

 

ある日、ミルク壺の中に

三匹のカエルが落ちてしまいました。

 

1匹目のカエルは後ろ向きな性格で

もがいても壺の中から出られないだろう…

と、すぐに諦らめてしまい

沈んでいってしまいました。

 

2匹目のカエルは楽観的な性格で

そのうち助かるだろう…

と何もせずにしていたら

沈んでいってしまいました。

 

3匹目のカエルは

どうにか助かろう!

と、諦めることなく一生懸命もがき続けました。

すると、もがいているうちに

ミルクがバターになりはじめたのです。

3匹目のカエルはバターを足場に

外へ飛び出すことができました。

 

というお話です。

 

困難な状況になったときに、どのように行動するのか、またはしないのかというお話です。

皆さんは、どのカエルになりたいですか?

 

今、世界中の人たちが、新型コロナウイルスという、目には見えないウイルスと戦っています。次々と変異を続けるウイルスに対して、

1匹目のカエルのように、後ろ向きに仕方がないとあきらめてしまうのか、

2匹目のカエルのように、楽観的にそのうち何とかなるでしょうと、感染症対策もせずにのんきに過ごして病気になってしまうのか、

3匹目のカエルのように、今できる精一杯のことをして、この困難な時代を乗り越えていくのか?

 

校長先生は、3匹目のカエルのように、この先、どうなるかはわからないけれども、今できる精一杯のことをやって、道を切り開いていきたいと思います。

 

私たちに、今できる精一杯のこととは、形を変えて、さらにパワーアップしている目に見えないウイルスを、「絶対に自分の体の中に入れない!」という強い思いで生活することです。

そのためには、マスクをきちんとつける、友達との距離をしっかりとる、友達には触らない、大きな声で話さない、石鹸を使って手洗いをしっかりする。マスクを外した時には、絶対にしゃべらない、ということを、今まで以上に、しっかりと守ってください。

 

今日から、運動会練習が始まります。今年は、どの学年も表現運動に挑戦します。友達との距離をしっかりとって練習をしますが、心は離れずに一つにつながって、素晴らしい演技を成功させられるよう頑張ってください。

 

コロナウイルスもパワーアップしていますが、高野山小学校のチームワークも、ウイルス以上にパワーアップさせて、昨年よりも一歩進んだ運動会を成功させられるよう、6年生を中心に、頑張っていきましょう。

6年生の皆さん、最高学年としての素晴らしいリーダーシップを発揮して、活躍することを期待しています。

                           高野山小学校 校長 中野 直美

                                                                     

 

祝 入学

 

青空のもと,81名の新1年生が元気いっぱいに登校し,本日,無事,高野山小学校の入学式を迎えることができました。

 

本日は,ご入学おめでとうございます。

 

体育館に入場した子どもたちは,ちょっぴり緊張してはいましたが,担任の先生から一人一人名前を呼ばれると,しっかり手を挙げて返事をすることができました。

81名の新1年生は,全員,最後まで立派に式に参加することができ,素晴らしかったです。

入学式の中で,高野山小学校の合言葉「なかよく 進んで 元気よく」に合わせて,子どもたちに3つのお話をしました。

1つ目は,「お友達となかよく」

2つ目は,「進んであいさつ」

3つ目は,「元気に学校に来る」 です。

 

来週から,「早寝,早起き,朝ごはん」と「交通安全」に気を付けて,元気に登校し,自分から進んであいさつをして,たくさんお友達を作って,みんなで仲良く,楽しく学校生活を送っていきましょう。

 

                       高野山小学校 校長   中野 直美

 

 

令和3年度 第1学期 スタート

 昨日の,冷たい雨とは打って変わって,今朝の,令和3年度第1学期始業式の始まりには,あたたかな日差しに恵まれ,子どもたちの進級をお祝いしてくれたようです。

 日頃は,我孫子市立高野山小学校の教育活動に対しまして,ご理解,ご協力を賜り,心より感謝申し上げます。

 さて,この度の人事異動にて,千葉県教育庁教育振興部学校安全保健課より,高野山小学校の校長として着任いたしました中野直美と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 昨年度は,コロナ禍において子どもたちの教育活動を保障していくために,保護者の皆様,地域の皆様には新型コロナウイルス感染症拡大防止に向け,様々な予防対策に対し,ご理解とご協力をいただきありがとうございました。  

 3月末に緊急事態宣言は解除されましたが,まだまだ感染拡大が懸念される中,今年度も昨年度同様,感染症対策をしっかりと行い,新しい生活様式の中,昨年度以上に充実した教育活動が行えるよう,教職員一同知恵を出し合い,力を合わせて頑張ってまいります。

 「笑顔がいっぱい輝く高野山小」をキャッチフレーズに信頼と誇りを持てる学校づくりを目指し,教職員一同全力で教育活動に取り組んでまいります。

 保護者の皆様,地域の皆様におかれましては,これまで以上に本校の教育活動に対しまして,ご理解・ご協力・ご支援をいただきますよう,どうぞよろしくお願いいたします。

                               高野山小学校   校長 中野 直美