2024年5月の記事一覧
致知出版社のメールマガジンで配信されました
5月12日(日)の致知出版社メールマガジン(読者約2万人)に 『中学生が選書した「読書フェア」』を開催 について配信されました。
致知BOOKメルマガ
~人間力を高める書籍ガイド~
中学生が選書した「読書フェア」を開催
全国で少子高齢化が進む中、この10年で0~4歳の子どもが3,000人以上増加、人口増加率6年連続日本一を記録している千葉県流山市。
そんな市の中心にあるのが、流山市立おおぐろの森中学校です。
「自律」教育と「人間力の向上」を理念に掲げ、読書を推進する同中学と、紀伊國屋書店流山おおたかの森店(流山おおたかの森S・C二階)がコラボし、「読書フェア」を5月1日より開催。
書棚には、同校の生徒が厳選した書籍50点が並びます。
50点の中には、
『心に響く小さな5つの物語』(藤尾秀昭・文/片岡鶴太郎・画)、
『自分を育てるのは自分』(東井義雄・著)等、弊社書籍も9点ラインアップ。
図書委員の生徒が作成した手作りポップが華を添えます。
「学力の基本は国語力」と語るのは、本誌の愛読者で、同校の前川秀幸校長。子どもたちと書籍の素敵な出合いの場となることを願っています。
期間は5月30日(木)までの約1か月間。お子様、お孫様とぜひお立ち寄りください。
東京新聞など他メディアでも紹介され、注目を集めています。
ICTの活用(ムーブノート国語編)
本校では、様々な場面でICTを積極的に活用しています。
一人一台端末が当たり前になった今、
ただ「使う」だけではもったいない!!
多くの可能性が秘められたこの端末・・・
どんな使い方ができるのだろうか、どんな使い方をしたら学習効果が上がるのだろうか・・・
職員も日々、挑戦を続けています。
今回はその挑戦の一場面(2年生国語)を紹介したいと思います。
2年生の国語では、重松清著「タオル」の学習を行っています。
祖父を急に亡くした少年。突然の死に悲しい実感がない少年が、
祖父の遺物や話に触れることによって死を実感していく、というお話です。
授業では、場面が進むにつれて、少年が祖父の死を実感していく様子をつかむために、
3つの場面を取りあげ、
「この場面で少年の悲しみ度合(パーセント)はどれくらいか?」を、
少年の言動などを根拠に、個人で数字をつけてもらいました。
ここでICTチャンス
生徒それぞれが、どれくらいの数値をつけたかを共有する場面でICTの出番です!
ベネッセが提供しているミライシード内にある、「ムーブノート」を使用します。
ムーブノートとは、
個人の意見を瞬時にクラス全体で共有することができ、他者の意見を取り入れながら自分の意見を見直し、
考えをさらに深めて新しい気づき・発見を生み出すことができる・・・というツールです。
今回の授業では、「悲しみパーセント表」というシートを配り、
3つのそれぞれの場面で、少年の悲しみ度合はどれくらいだと思ったかを、
自分が思ったパーセントを数直線上にピンを刺して提出してもらいます。
個人でピンを打ったシートが続々と「広場」と呼ばれる場所に提出されてきます。
そして、全員が提出し終えたらいよいよ集計です!
集計をすると、クラス全員分のピンが1枚のシートになって見ることができます。
こうやって見てみると、集中している箇所がわかります。
そして、エリアを指定することで、だれがそのエリアにピンを刺したかもわかるようになっています。
低い数値にピンを打った生徒に、なぜその数値にしたのかを聞いてみたり、
今度は高めの数値にピンを打った生徒の意見を聞いてみたりなど、
他の生徒の考えに触れることで、自分の考えを深めることができます。
そして、3つの場面を並べてみると・・・
第1場面
↓
第2場面
↓
第3場面
悲しみを徐々に実感していった、と感じた生徒が多かったことが一目でわかります。
今回は、このように数直線上にピンを打つ形で使いましたが、
ピンを打つだけでなく、コメントを集約したりすることもできます。
意見は持っているけれど、なかなか手を挙げて発表することができない・・・
そんな生徒もいるでしょう。
今までは発言できる生徒だけで進んでいるように見えた授業も、
このようにICTをうまく授業に組み込むことで、
それぞれの意見や考えを瞬時に共有することができます。
ICTを活用することで、全員で参加し、全員で創り上げる授業にすることができます。
使い方によって、可能性は無限大です。
今後も、今年度のテーマの一つでもある「楽しく学ぶ」を意識し、
ICTを活用して楽しい授業を目指し、
職員一同、取り組んでいきたいと思います。
東京新聞に掲載されました(私たちの推し本!50冊を開催)
紀伊国屋書店 流山おおたかの森店(流山おおたかの森S・C 2階)で、5月30日まで開催中の「流山市立おおぐろの森中学校の生徒が選ぶ 心を動かされた本50選の準備の様子などが本日(5月11日)の東京新聞に掲載されましたので紹介いたします
令和6年5月11日(東京新聞提供)
東京新聞web https://www.tokyo-np.co.jp/article/326481
ぐるっと流山 https://www.city.nagareyama.chiba.jp/1000009/1046092.html
広島に思いを寄せて 修学旅行事前学習~広島編~
もし明日、世界が滅びるとしたら—————
あなたが最後まで大切にしたいことはなんですか?
本日6校時に修学旅行の事前学習を体育館で行いました。
今回は広島編の第2回目として、広島の原爆被害について学びました。
まず生徒たちに投げかけられたのは、
「もし明日、世界が滅びるとしたら————— あなたが最後まで大切にしたいことはなんですか?」
という問いでした。
最後までやっていたいこと、手元に持っていたいもの、手放したくないもの、一緒にいたい人などなど・・・
一人一人が考え、タブレットに打ち込んでいきます。
生徒からは、「感謝と謝罪」「家族と友達」「友達との思い出」「飼い犬」「お気に入りのぬいぐるみ」など様々なものが挙げられました。また、理由として、「最後こそ今までの感謝をしたいから。」「辛いときも一緒にいてくれた大事な存在だから。」「大切な存在だから。」という意見がありました。
1945年8月6日 8時15分 広島に原爆が投下され、12月までに、35万の方が被爆し、約14万人の人々が命を落としました。また、そこに疎開、動員された約8000人の中学生のうち約6000人の中学生が犠牲となりました。
当たり前の日常、大切な人、大切なものが目の前で、一瞬でなくなってしまう——その様な被害の実相を知り、授業の始めに思い浮かべた「大切なもの」が、頭によぎります。
戦争・被爆経験者は徐々に少なくなってきています。これからの世代に戦争の悲惨さをつないでいけるよう、広島でしっかりと学んできたいと思います。
いきいきと学ぶ 作業の時間
けやき学級では『作業』という時間があります。
将来の職業生活や社会自立に必要な事柄を総合的に学ぶものです。
それって、どんなことをしているの?今日は少しだけご紹介したいと思います。
まずは教室をのぞいてみましょう・・・1年生がエコクラフトの説明を真剣に聞いています。
まずは基本のコースターから。まだまだお手本のようにはいかないけれど、手順を聞いて1つ1つ編み込んで作品を作ります。
基本のコースターが作れるようになったら2・3年生はこんな作品も作れるようになります。凄いですね。
また、3年生は布製品でコースターを製作中。手縫いとミシンを使い分け、丁寧なアイロン掛けも行います。
とっても器用な作業に先生は驚きました!!さすが3年生です。
けやき祭で販売できることを目標に、頑張っています!!
さて、次に外に出てみましょう!小さいスペースですが、畑があります。皆さん、ご存知ですか?
以前植えた、さやいんげんが収穫最終期。美味しそう!!
次に、雑草を抜き、今日は大根の種をまきました。
こちらはゴーヤの種です。ポットに種をまき、芽が出るのを待ちます。
学校に来校された方がお花で癒されますように・・・正門付近にひまわりの種もまきます。
この夏、お花やグリーンで一杯になるかな?
最後に道具をキレイに洗って乾かします。道具は大切に扱います。そして作業日誌を記入。
振り返りや今回の反省を活かし、次回の目標を立てて終了です。
生徒たちは、毎時間、キラキラした目で授業に取り組んでいます。
大好きな作業の時間です。
この充実した授業の裏には『作業の時間を実りある物にするために』と、介添えの先生方が様々な用意をしてくださっています。いつもありがとうございます。
本校の教育目標は「自律」です。
この様々な体験を通して、自ら自信を持って社会生活に参加してほしいと思います!