広島に思いを寄せて 修学旅行事前学習~広島編~
もし明日、世界が滅びるとしたら—————
あなたが最後まで大切にしたいことはなんですか?
本日6校時に修学旅行の事前学習を体育館で行いました。
今回は広島編の第2回目として、広島の原爆被害について学びました。
まず生徒たちに投げかけられたのは、
「もし明日、世界が滅びるとしたら————— あなたが最後まで大切にしたいことはなんですか?」
という問いでした。
最後までやっていたいこと、手元に持っていたいもの、手放したくないもの、一緒にいたい人などなど・・・
一人一人が考え、タブレットに打ち込んでいきます。
生徒からは、「感謝と謝罪」「家族と友達」「友達との思い出」「飼い犬」「お気に入りのぬいぐるみ」など様々なものが挙げられました。また、理由として、「最後こそ今までの感謝をしたいから。」「辛いときも一緒にいてくれた大事な存在だから。」「大切な存在だから。」という意見がありました。
1945年8月6日 8時15分 広島に原爆が投下され、12月までに、35万の方が被爆し、約14万人の人々が命を落としました。また、そこに疎開、動員された約8000人の中学生のうち約6000人の中学生が犠牲となりました。
当たり前の日常、大切な人、大切なものが目の前で、一瞬でなくなってしまう——その様な被害の実相を知り、授業の始めに思い浮かべた「大切なもの」が、頭によぎります。
戦争・被爆経験者は徐々に少なくなってきています。これからの世代に戦争の悲惨さをつないでいけるよう、広島でしっかりと学んできたいと思います。